8.おそらく映画より小説のほうが理解しやすそうな話だけど、とにかく2時間でおぼろながら伝達された。不正で維持されている米国の暮らし。完全に第三者の視点からのドキュメント的ドラマなのではなく、どこか自己批判的な視線を入れておくと企画が通りやすいのだろうか。こういう硬派の映画が製作されていく過程のほうに興味がいってしまった。自己批判を絶やさない国情は本当に立派だと思うけれど、なんかそれが一つの型になってはいないか、という気もちょっとした。米国企業の介入でクビになった若者が、自爆テロリストとしてリクルートされていく脇筋もある。これなんか実感あった。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-10-29 09:11:50) (良:1票) |
7.わかりづらい映画は好きじゃない。ただの群像劇で観客をドラマまで導いてくれてない。相当集中して整理しながら見て、終わって思った事は相関の理解だけで、ドラマそっちのけ。ただ関係性はよく考えると面白いと思うからもう一度見てみたい。(疲れてない時に) 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-24 19:55:43) |
6.確かに分かりにくい。相関図がないと理解がし難い。ラストのラストってぼやけて見にくいけどクルーニーも生きてたの?結構緊張感があって私は好きですよ。確かにマットディモンは必要ないと思います。アメリカ人ってよっぽど中国のこと嫌いみたいね。この先、ますます中国バッシング映画増えそうですね。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-07-25 12:09:01) |
5.観る者の記憶力と、一つの映像から多くを理解する読解力と、ブツ切りにされたシーンのミッシング・リンクを埋める能力を試されるような映画でした。きわめて今日的かつ興味深いテーマだったのに、余計なところで神経を使わされた感じです。そこで思うのですが、果たしてM・デイモンのキャラは必要だったのでしょうか。主要3人の中ではいちばんわかりやすい役回りですが、話の本筋から見ればどうでもいいキャラだった気がします。仮に彼がいなければ、もう少しスリムで濃密でわかりやすい映画になっていたんじゃないかな。興業的にはマイナスでしょうが。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-13 10:25:01) |
4.名実共に石油版「トラフィック」。しかし物語的面白さや演出の斬新さは、とても「トラフィック」には及ばない。石油の利権を巡って巨大グローバル企業とCIAが暗躍するという「いかにも」なストーリーが、リアルな展開に反して、もの凄く陳腐に見えました。逆にこの映画の凄い所は、テロリストとなっていく青年と反米の王子に方を「善玉」として描いている点(これはブッシュ・ドクトリンとは正反対の設定)。家族思いで信心深い青年を追い込んでいくのが石油を取り巻く環境(つまりはアメリカが遠因)。そして、王位を継承することとなる親米の第二王子はボンクラ貴族で、反米を掲げる第一王子こそ国家と国民を第一に考える政治家。この時期にこういう作品を作れるというのが、アメリカの素晴らしいバランス感覚ですね、6点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-14 00:03:50) |
《改行表示》3.確かに予備知識なしでは、ほとんどわからない、ドキュメンタリー風にしたかったのか? しかし いかんせん私には内容が(この世界の常識?)わからなすぎる!もう3回位見ないと・・ 【月読】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-12 15:25:56) |
2.石油利権をめぐって繰り広げられる欲望剥き出しの熾烈な争い。コマとして動く人々の後ろには企業や国家の巨大な意志があって、そのもとでは、人ひとりの命など虫けら以下の価値しかない。世の中コインの裏表で、こういうドロドロした世界というのはおそらくあるんでしょうね。この映画、複数のエピソードが同時進行するうえにいまいち説明不足なので、事前に登場人物やプロットなどの情報を知ってから鑑賞したほうがよりよいと思います。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-07-17 16:18:08) |
【たま】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-02 16:14:21) |