37.封切り当時、小学校入りたてだった私にはなんか不気味な映画だというイメージ。その後の八つ墓村はバッチリトラウマになりました。改めてちゃんと見ると実にゴージャス。八つ墓村の泥臭さと違い、何か洗練された感じ。しかし、事件の全貌において、何か無理なところがあり、残念。真犯人は、何かおかしいぞとは思わなかったのかな? 【代書屋】さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-01-05 18:54:59) |
36.推理小説も読まないし生まれる前の作品なので石坂以外役者もほとんどわかりませんが 40年たった今も語り継がれる日本の古き良き映画なのは間違いなし。 言うまでなく佐清の不気味なマスクのインパクト、それを取り巻く松子、竹子、梅子。圧倒的な美貌の珠世、ボディガードの猿蔵。 そして金田一の鋭い推理力と不潔さ。どれも個性に溢れる。 池から飛び出る二本足なんて素晴らしい美術そのもの。 犯人は中盤で予測できてしまったものの完成度は高すぎる。 ロケは違うかもしれないけど夏の那須に行きたくなってきたよ。 |
35.雰囲気押しの一本ですね。 横溝正史大ファンなんですけど冷静に考えると筋に結構無理がある。 そこを音楽、俳優、演出で綺麗にまとめてる。 それはないやろ~と思ってもなんだか何度も見てしまう不思議な作品。 小さいころから、多くの人が湖に突き刺さってるマネをしている中「俺が青沼静馬だ!」のマネを持ちネタにしてきたなんとなく自分の方向性を決定した一本でもあります。 【CBパークビュー】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-01-14 00:53:23) |
34.推理小説の映画化は、どうしても言葉に頼る部分が多くなり成功しづらいのだが、崑さんはそれを逆手にとって会話の場面で面白がらせる。前作『吾輩は猫である』がそうだった。いわばサロンの仲間うちの会話で成り立っているような原作から、会話のリズムと画面を顔で埋める映像で楽しめる映画にしてしまった。その延長にこの金田一シリーズが出来たのだろう。解決篇の部分が推理ものにとっては鬼門で、どうしても説明になってしまう。そこが本シリーズでは面白い。事件のフラッシュバックを挿入する勘どころ、言い募りあう人物を時間を少しずつずらして短いカットでつないでいく緊迫、顔の部分アップを折り込んだり、コラージュを楽しんで作っている。そして崑の終生のモチーフである女のドラマにもなっていた。本シリーズは『男はつらいよ』とは別のスタイルで、当時の大女優名鑑になった。シリーズを通しての脇役チームとなる俳優たちの顔を見るのも楽しく(本シリーズの坂口良子は忘れがたい)、それにしてもつい最近の映画と思っていたのにずいぶん多くの役者が故人になってしまっているものだ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-11-17 09:34:15) |
33.この怪しい、不気味な雰囲気は現代ではもう出せないのかな。観る者を惹きつけるパワーが凄い。 【noji】さん [地上波(邦画)] 8点(2013-05-04 09:19:11) |
32.いやー、たまらん。スケキヨの存在でもう勝負ありという感じ。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-11-27 11:30:03) |
31.なんとなく観だしたらどんどん引き込まれていった。余計な脚色もなく、ストレートに展開が進むから時間を忘れて観賞できる。この時代を代表するといってよい大野の音楽も十分に盛り上げる。トリックネタも満足納得できるものであった。演者陣もベテラン組は各々の個性を発揮して大変好ましい。島田陽子坂口良子の美しさ愛らしさが作品に一層の華を添える。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-17 17:53:59) |
30.市川監督の耽美主義・実験精神とエンターテイメントの幸福な結婚ともいうべき作品。 【ashigara】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-08 19:13:16) |
29.個人的には金田一シリーズの中で一番好きな作品。殺人の方法にインパクトがあり、それに登場人物の個性、ドロドロとした人間関係が怖く、作品に魅力を与えてくれています。テーマ音楽も映画にぴったりマッチ。でも石坂金田一はちょっと知的すぎるかも? 【カロ】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-05-29 13:03:07) |
28.市川崑監督作品を観るのはこれが初めてだったんですが、演出や映像のセンスが素晴らしい。 とても三十年以上前の作品とは思えなかった。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-03-20 00:42:22) |
|
【フッと猿死体】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-02-23 08:10:18) |
26.日本映画独特の“湿気”がたまりません。晴天のシーンでも、ジットリした空気が漂っています。それでいて大野雄二のドライな音楽とピタリと合っているから不思議です。しかも、おどろおどろしい話のはずなのにユーモラス。とりわけスケキヨには、あらためて心を奪われてしまいました。薄気味悪いのに笑えるという、奇妙な感覚を経験できます。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-04-30 19:48:13) |
25.今になってみると、映像技術に荒さが見られますが、脚本・映画の作りなどはすばらしいと素直に思いました。俳優の演技はかなりワザとらしさが見られるのは、少し嫌いでした。 映像7点、脚本9点、監督9点、演技力5点→、総合7点。ただし、1976年ということを考えると+1点ぐらいして、8点ぐらいでしょうか? 【ぱんこ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-04-15 22:56:59) |
24.いやぁ、良く出来た推理映画だった。石坂浩二の金田一耕助はとてもハマっていると思う。ストーリーも面白いし、テンポも良好。さらにラストのどんでん返しもなかなか驚かせてくれる。そして何より登場人物が個性的で良い。個人的には橘警部(そういえばこの作品では等々力ではないんだね)役の加藤武がイイ味出してると感じた。ただ、有名な湖畔から足が出ているシーンはいまひとつインパクトがなかった気はする。まぁ、なんだかんだ言って面白かったから別に宜しい。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-03-15 23:03:49) |
23.久しぶりに観直しました。全く古さを感じなかったことに驚きました。もちろん石坂浩二を初め、キャストはみんな若々しいです。時の経過は否応も無く感じてしまいます。でも作品から伝わる“鮮烈さ”は、色褪せてはいませんでした。凄いことだと思います。程よい緩み(笑い)を交えることで、作品への集中力を切らせることを防止し、同時に暗く濃く生々しい世界観を際立たせていました。演出の巧みさ、画の美しさは文句なしだと思います。キャストも非常に豪華。結末を知っていても問題なく楽しめます。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-01-08 17:06:13) |
【魚】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-08-18 12:01:59) |
21.ゴムマスク、菊人形のクビとか、湖の逆立ち死体とか、横溝作品の中では、映像化に向いた作品だったので、インパクトあった。ゴムの匂いが本当にした。 【シン】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-09-05 01:12:30) |
20.原作未読でしたが、十分に楽しめました。陰惨な犬神家の人間関係と、随所に織り込まれる小さな笑い。2時間半の長丁場を飽きさせず、さらに意表をも突いてくる展開。そして純日本的な匂い漂う、いまやノスタルジーの対象となった感のある風景・舞台設定等々。映像的な古さがあるとはいえ、十二分に鑑賞に堪えます。それにしても、映画の良さの脚本に負うところ大なるをあらためて認識させられました。 メインテーマも雰囲気によくあっています。 【虚学図書之介】さん 8点(2004-04-06 15:05:22) |
19.日本映画を再確認するきっかけとなった作品。日本の風土、因習、伝統をこれだけ出して、ひとつの推理サスペンスのジャンルを作り上げた横溝・市川のセンスに敬服。角川映画は良きも悪しきもいろいろありますが、開拓精神を持ちエポックメイキングな映画ビジネスを作っくたのは大きな評価をしています。私もプールで足だし助清ごっこ(静馬だけど)、静馬の声マネ、金田一のフケやりました。 【チューン】さん 8点(2004-02-10 14:12:45) |
【k】さん 8点(2004-01-30 11:01:52) |