1.いい加減にしろ。一瞬、TVドラマの特番だと思った。猫をダシにしたよくあるお涙頂戴もので、映画でしか作れないものが見当たらない。人間を描きたいのか、猫を描きたいのかはっきりしないまま、悲劇の押し売りを並べているだけ。下手したら動物を扱う必要すらない。これを感動と履き違えているのだから尚更タチが悪い。一番不快なのは、動物の気持ちが分かっているかのような強引なナレーションが無意味に耳触りで騒がしい。この手のドラマではひたすら作為の塊、製作関係者の自己満足しか感じない。それなら動物中心のファンタジーに振り切るか、ナレーションなしの方がマシだった。ただただ傲慢で中途半端に人間が割り込むからこうなる。