22.この映画はまた再評価というか、再検討されるべき映画だと思う。一年というスパンでの撮影や、映画ともドキュメンタリーともつかない絶妙なバランスなど、映画そのものを捉え直す契機になりうる作品。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-06 14:21:22) |
21.《ネタバレ》 面白かったです。長い間、なんとなく敬遠していた作品だったのですが、今回思い切って見て、本当によかった!と思えました。「実話をもとにしている」とか、「母親がひどい!」とか、そういうことよりも、とにかく子供たちのリアルな描かれ方に心を奪われます。YOUの演じた母親もよかったです。絵の撮り方も、とても丁寧でした。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-09-14 16:53:59) |
20.これが実際の事件を題材にしていたことは後からネットで調べて分かった。話はとても悲しい内容である。自分も一人の息子を持つ親であるがあんなに小さい子供を置き去りにするということが考えられない。親にこれからなる人、あるいはすでに子供がいる人には一度見て欲しい。見ると子供には親が必要であり、自分には育てる責任があるということを感じることができると思う。 【MS】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-05-06 19:18:52) |
19.本当に脚本がないんだろうと思わされるような自然な空気感を作った子供等と監督が凄すぎます。多少長いんですが、目が離せなくなる力を持ってます。あれからどうなったのかが気になります。たぶんもう見ないけど。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-06-10 17:54:34) |
18.リアルです。明君の気持ち、痛い程わかります。いくらしっかりしてったて、子供だけで生きていくのは、厳しい社会なんだと痛感しました。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-14 23:03:23) |
17.純然たる生への渇望。 誰も知らなくても誰かが生きてる。 【魚】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-04-20 02:59:53) |
16.《ネタバレ》 2時間以上ありましたが、最後まで飽きること無く観ました。妹のゆきちゃんが死んで道に立ち尽くす明の回りを沢山の人が行き交うけれど誰も助けてはくれないし何が起っているかも知らない。ゆきちゃんを埋めた明と、お金と共に送られて来た「のほほんとした母親の手紙」。そういう落差に胸が苦しくなりました。 【にーな】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-01-22 00:37:26) |
15.面白い話ではない。だが、出演している子供たちの演技というか映像には驚嘆した。監督の労力に賞賛を惜しまない。うるさいくらい「芝居」を持ち込む三谷作品とは両極をなしているのではないだろうか。とにかく柳楽君を認めたカンヌも捨てたものじゃない。 |
14.思い出すだけでもつらいです。あの子供たちの顔が、また音楽がとても効果的でした。 【アンリ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-01 19:32:12) |
13.子供たちの演技がすばらしい。特に柳楽くんは、男の子が少年から大人になる一瞬のきらめきが画面から匂いたっている。カンヌで賞とれるのも納得。シャープな目つきは若いときの織田裕二にオーバーラップしました。 【kenz】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-16 16:10:51) |
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12.自分が子供時代の世界をつい思い出してしまった。けっしてここまで厳しかったわけではないが、成長した今では「見えない世界」を感じた。 【Aキト】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-08 17:13:25) |
11.う~ん..スゴイ説得力と切なさ.. どこまでの出来事が実話なのか良くは知らないが..とにかく観ていて圧倒された.. 現代の東京でこんなことが起きるのか..正直言って想像すらしていなかった.. 主演の柳楽優弥は良かったですね~ カンヌ男優賞を取ったのも納得..自然体の演技がとてもリアルでイイ..本作のようなスタイルで映画化、そして演出をした監督も、すばらしい... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-01 14:46:11) |
【たま】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-01 01:03:46) |
9.《ネタバレ》 一言で表現するなら、「実写版『火垂るの墓』」。 観終わったあとの後味は最悪ですが、あとあとまで印象に残る作品でした。どんどん崩壊していく、純粋で閉塞した、ちいさなコミュニティー。淡淡と映されていくその姿に、目は釘付けになってしまうものの、心は「もう止めてよ…」と訴えていました。 そして迎える、クライマックスのストーリー展開は(実際の事件に基づいたせいもあるのかもしれませんが)、個人的には『反則』で好きにはなれません。「あんなに小さくて可愛い子を、そんな残酷な目に合わせちゃダメだよ……」という気持ちもありますが、何よりも、風呂敷を畳まずに千切って投げられたような感じがしました。崩れゆく子供達の物語に、『救い』を差し伸べて欲しいとまでは言わないけど、何か、ひとつの区切りが欲しかった。だって、これじゃ結局、何も変わっていないじゃないですか。そういうラストで、観客の心に尾を引かせることが狙いなのかもしれませんが、それにしても、止めてほしかった。 あ、あと、実際の事件に基づいてはいますが、「4人の子供達が育児放棄されて自活した」という大筋以外は、ほとんど一致点は無いので、比較するほど意識しなくていいと思います。「(監督が)実際の事件に『触発』されて、こういうストーリーの映画を創ろうと思った」程度の理解で十分でしょう。 【IKEKO】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-02 21:33:26) |
8.まいりました。 子供は天才だなぁと思いました。そしてこの監督も。岩井俊二の「打ち上げ花火・・・」もすごかったけど、これもまた子供の天才を映像に残すことに成功した希有な作品ではないでしょうか。 切なくてもう一度見るのはシンドイけど、子供たちはみんなすばらしい演技でした。 【レンジ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-01 12:03:47) |
7.子供達が健気で逞しくて無邪気だから余計に胸が締め付けられる。 【NIN】さん 8点(2005-03-26 15:33:16) |
6.淡々と流れていく日常の中で、登場人物が誰1人悪意を持って子供達に接していないところが自分にはとても辛かった。あまり辛すぎて、何度も途中で止めようかと思った。でも、絶対に泣いてはいけないと思った。泣く事ではなく忘れないということがこの映画を尊重する事だと思う。この映画は事実より作られているが、実際の事件とは全然違う話なので、ドキュメンタリーではなくて一つの『映画』として見るべきかな? 【さら】さん 8点(2005-03-22 10:54:26) |
5.《ネタバレ》 あまりに自然体な子役達の演技に驚愕。救いの無い物語の中に垣間見れる彼らの楽しそうな笑顔が、観ている者に強烈な印象を残す。その反面、女子中学生の存在は本当に必要だったのかどうか疑問に感じた。同級生から虐めを受けているのかと思えば、何の躊躇いも無く援助交際なんかもしている。彼女の家の様子から見ると、別にお金に困っているわけでもないだろうに。もう少しキャラ造形をはっきりさせてほしかったかな。しかし、ラストシーンに一家と揃って行動する彼女を登場させ、ただ悲しい結末だけでは無い、様々な可能性を想像させる終わり方にしたのは個人的に良かった。ただの悲劇で終わらせないところに好感が持てる。 【終末婚】さん 8点(2005-03-11 23:53:24) |
4.《ネタバレ》 「目は口ほどにものをいう」という言葉があるが、この作品に出てくる子供たちはまさにその言葉の意味を訴えているようだった。さびしそうで、何か言いたい事でもあるような目。でもある種の「諦念」さえ抱いてしまっているような視線。よく虐待された子供や学校でいじめられている子供たちの顔写真がメディアに露出することがあるが、彼らの目と、『誰も知らない』に出てくる子達の目はよく似ている。演技で、あそこまで出来るのか…と観ていて鳥肌が立ってしまった。明が放った「相談所に行くと、いっしょに暮らせなくなるから」の一言。本来ならば涙を誘うであろうこの一言も、彼の「目」が恐ろしいほどに残酷なものだったから、泣けなかった。 直視したくなくなるようなシーンも多々見られるけれど、それらはストーリーの進み方や音楽の綺麗さに緩和されている。 残酷なのに、後味は悪くない。 素晴らしい作品だった。 【kokayu】さん 8点(2004-12-07 16:41:52) |
3.まだ12歳なのにしっかりしているなと思いきや、途中から不協和音が聞こえだし、母親の身勝手さを散々見てきたのに、それと同じようなことをしてしまうというそのギャップが印象的です。 柳楽君の演技はカンヌで賞を取るほどのものでしたが、僕はこの四兄弟の中の長女役の子がもすごいと思いました。兄を見るときの眼差しがすごかったです。 これが実際の事件を基にしていると言うから驚きです。母親の無責任さを憎むものでもなく、子ども達に同情するでもない、どういう感想を持ったらいいのか分からないけれど訴えかけてくるものがある不思議な映画でした。 【暇人】さん 8点(2004-09-28 10:21:36) |