怪談(1964)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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怪談(1964)

[カイダン]
Kwaidan
1964年上映時間:183分
平均点:7.60 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
公開開始日(1964-12-29)
ドラマホラーファンタジー時代劇オムニバス小説の映画化
新規登録(2003-05-25)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-01-03)【イニシャルK】さん
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監督小林正樹(1916年生まれ)
キャスト新珠三千代(女優)妻(第1話「黒髪」)
渡辺美佐子(女優)第二の妻(第1話「黒髪」)
三国連太郎(男優)武士(第1話「黒髪」)
石山健二郎(男優)父(第1話「黒髪」)
赤木蘭子(女優)母(第1話「黒髪」)
北原文枝(女優)乳母(第1話「黒髪」)
田中謙三(男優)従者(第1話「黒髪」)
松本克平(男優)世話人(第1話「黒髪」)
月宮於登女(女優)世話人の妻(第1話「黒髪」)
仲代達矢(男優)巳之吉(第2話「雪女」)
岸恵子(女優)雪女/お雪(第2話「雪女」)
浜村純(男優)茂作(第2話「雪女」)
望月優子(女優)巳之吉の母(第2話「雪女」)
浜田寅彦(男優)船頭(第2話「雪女」)
菅井きん(女優)村の女(第2話「雪女」)
千石規子(女優)村の女(第2話「雪女」)
野村昭子(女優)村の女(第2話「雪女」)
中村賀津雄(男優)耳無芳一(第3話「耳無し芳一の話」)
丹波哲郎(男優)甲冑の武士(第3話「耳無し芳一の話」)
志村喬(男優)住職(第3話「耳無し芳一の話」)
田中邦衛(男優)矢作(第3話「耳無し芳一の話」)
中谷一郎(男優)貴人(第3話「耳無し芳一の話」)
北村和夫(男優)平知盛(第3話「耳無し芳一の話」)
林与一(男優)源義経(第3話「耳無し芳一の話」)
中村敦夫(男優)平教経(第3話「耳無し芳一の話」)
龍岡晋(男優)平教盛(第3話「耳無し芳一の話」)
桑山正一(男優)猟師(第3話「耳無し芳一の話」)
谷晃(男優)猟師(第3話「耳無し芳一の話」)
夏川静江(女優)貮位お尼(第3話「耳無し芳一の話」)
村松英子(女優)建札門院(第3話「耳無し芳一の話」)
花澤徳衛(男優)松造(第3話「耳無し芳一の話」)
佐藤京一(男優)悪七兵衛景清(第3話「耳無し芳一の話」)
近藤洋介(男優)弁慶(第3話「耳無し芳一の話」)
宮部昭夫(男優)安芸の太郎(第3話「耳無し芳一の話」)
長山藍子(女優)女官(第3話「耳無し芳一の話」)
中村翫右衛門(男優)武士関内(第4話「茶碗の中」)
仲谷昇(男優)式部平内(第4話「茶碗の中」)
奈良岡朋子(女優)鈴江(第4話「茶碗の中」)
佐藤慶(男優)平内の家来(第4話「茶碗の中」)
玉川伊佐男(男優)平内の家来(第4話「茶碗の中」)
天本英世(男優)平内の家来(第4話「茶碗の中」)
神山繁(男優)関内の同僚(第4話「茶碗の中」)
田崎潤(男優)関内の同僚(第4話「茶碗の中」)
小林昭二(男優)関内の同僚(第4話「茶碗の中」)
青木義朗(男優)関内の同僚(第4話「茶碗の中」)
織本順吉(男優)関内の同僚(第4話「茶碗の中」)
宮口精二(男優)老爺(第4話「茶碗の中」
中村鴈治郎(二代目)(男優)出版元(第4話「茶碗の中」)
杉村春子(女優)おかみさん(第4話「茶碗の中」)
滝沢修〔男優〕(男優)作者およびその声(第4話「茶碗の中」)
原作小泉八雲「和解」/「雪女」/「耳無し芳一の話」/「茶碗の中」
脚本水木洋子
音楽武満徹(音楽音響)
撮影宮島義勇(撮影監督)
碧川道夫(色彩技術顧問)
製作若槻繁
文芸プロダクションにんじんくらぶ
配給東宝
美術戸田重昌
粟津潔(タイトルデザイン)
編集相良久
録音西崎英雄
その他吉岡康弘(スチール)
IMAGICA(現像)
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12
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15.《ネタバレ》 小林正樹の映画と言うとモノクロというイメージが強いんですが、これが彼の初めてのカラー作品なんですね。黒澤明もそうでしたが、長くモノクロで撮ってきた映画作家はカラー作品に移行すると色の使い方には拘るもんですよね。とにかくこの映画は色彩設計と美術にはもう凝りまくってます。シンプルなんだけどとても斬新、邦画の映画美術の頂点に位置すると言っても決して過言ではないでしょう。『雪女』の眼玉が浮かんでいる様な空と鮮やかな夕陽、『耳なし芳一の話』の日本画の大家に実際に描かせた壇ノ浦合戦の絵、当時の邦画としては空前の製作費を美術費に惜しげもなくつぎ込んだというのは本当でしょう。 “怪談”と言っても決して今で言うホラーではなく、純日本的な「物のあわれ」や「諸行無常」を追求したエピソードが選択されているところも小林正樹らしさが出ています。それでもそれなりの出演者を揃えていますから、グッとくるところはキチンと押さえています。『茶碗の中』での中村翫右衛門が最後に狂ってゆく演技はさすが名優と感服いたしました。でもいちばんゾッとしましたのはやはり『耳なし芳一の話』でしょうね、なんせ芳一をお迎えに来る亡者があの丹波哲朗なんですから(笑)。
S&Sさん [DVD(邦画)] 8点(2014-07-29 22:19:52)
14.精巧な美術、豪華かつ芸術的なセット、不気味な音楽、センスあるカメラワークなど、あらゆる点で素晴らしく、日本的な美しさに溢れている。原作の3~4ページほどの話をここまで深いものに昇華させた脚本も見事。
eurekaさん [DVD(邦画)] 9点(2011-11-03 14:30:50)
13.「黒髪」7点、「雪女」7点、「耳無芳一の話」2点、「茶碗の中」4点、合計20点、4で割って5点。「耳無芳一の話」は長すぎる、こんなにダラダラやられては参る。「茶碗の中」は短く終わるのでそこだけ評価。「黒髪」はこの四話の中では唯一主人公が恨まれる理由を持っていて、話自体はこれが一番良かったかな。「雪女」は芸術性(背景等)の素晴らしさが一番目立つ。映画より舞台に近い印象かな、オチはシュールだったが。
リーム555さん [DVD(邦画)] 5点(2010-10-26 23:59:23)
12.小林正樹監督の作品としてはもちろんのこと、日本映画全体としても最も芸術的で美しい映画であるように思われる。武満徹の幽玄な音楽、日本絵画のように色鮮やかな映像、美しい衣装、そして静謐ながらも芯のある役者陣の演技、それらすべてがホントに素晴らしく、思わずため息が出てしまう。とても小泉八雲の怪談が原作とは思えないほどに芸術性のあるこの作品は、まさしく日本の宝である。
陽踊り小僧さん [ビデオ(邦画)] 10点(2010-08-13 11:29:11)
11.錚々たるメンバー・・・。

琵琶の音が頭から離れません。あんなに激しいものとは。
kagrikさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2009-12-24 22:55:08)
10.小泉八雲の怪談四篇。
■「黒髪」内容もさることながら屋敷の風貌が溝口健二『雨月物語』を彷彿させるが、『雨月物語』と比べられちゃうとちときつい。しかしクライマックスのダイナミズムは迫力満点。後悔と謝意、そしてそれらを上回る恐怖が男を襲う。
■「雪女」雪女メイクの岸恵子が怖い。空に浮かぶ目のような渦模様が幻想的。この一編に凝縮された世界観がとにかく素晴らしい。
■「耳なし芳一」冒頭の源平合戦のくだりが長く感じたが、赤子を抱えて入水する悲劇の直接的描写が、その後に見せられる平家の霊の強さに結びつく。芳一を演じた中村賀津雄がいい。
■「茶碗の中」怪談話とは言い難い一編。作風的にもこれだけが妙に軽い。

■<総評>総じて話がきっちりとまとまっていて丁寧。丁寧に紡いでいるからこそ少々アバンギャルドなセットにしても古典的なるものが現れているのだろう。豪華な演者と型にはまらない演技も素晴らしく、なによりも短編それぞれを1本の映画のように妥協無く作っただろうことがひしひしと伝わってくるのがいい。
R&Aさん [映画館(邦画)] 7点(2009-10-20 18:47:32)
9.色彩が言葉に表し難い素晴らしさであり、容赦ない厳しさと幻想が混ざり合った光景が、触感にまで迫ってきます。そして、登場するそれぞれが抱く無念の計り知れない深さも胸に押し寄せてきました。スタッフが作り上げた極上の舞台で豪華役者陣が入魂の演技を見せる。相乗効果が傑作を生み出しており、映画という文化の良さを実感させられる作品です。肩透かしを受けた四話目が割愛されていれば満点でした。
The Grey Heronさん [映画館(邦画)] 8点(2009-09-15 00:12:48)
8.第一話が一番良かった。
後は全体的に冗長気味。
特に『耳無し芳一』は退屈であった。
しかしながら色彩美と空前のスケールで造られたセットは見事だった。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 5点(2007-10-26 00:05:15)
7.この映画、タイトルこそ「怪談」とホラー映画のようなタイトルですが、中身はホラーてよりも日本文学的な美を追求した完全なる時代劇です。例えるなら溝口健二監督の「雨月物語」のような雰囲気のある美しくもあり、又どことなく怪しげな雰囲気の作品というのが観ての感想です。何年か前に一度だけビデオで観たものの、今は近所のレンタル屋さんどこを探しても置いてなく、頼むからどこでもいいからビデオ屋さんに置いてくれ!出来ることならこの美しい映像をもう一度、DVDで拝見したい。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-13 10:14:33)
6.《ネタバレ》 小林正樹監督が小泉八雲の作品の中から4つのエピソードを映画化したオムニバス時代劇で、小林監督にとっては初のカラー作品となる映画でもある。ジャンルとしてはホラーに分類されるのかもしれないが、それよりも文学的な香りを感じさせる作品で、一般的なホラーとは違った趣があり、これぞ日本映画というような品性が感じられるのがいいし、小林監督が初カラーでこだわったという各話の色の使い方や武満徹の音楽も良い。3時間の長尺だが、これもオムニバス(短編3話と長編1話。)という構成のためか、案外すんなりと見ることができた。(昔見た時は1話ずつ分けて見た記憶があるけど。)ここからは各話について。第1話「黒髪」は、ややナレーション(滝沢修)による状況説明が多いと感じるものの、どことなく「雨月物語」を思わせるような話で、妻(新珠三千代)を捨てた男(三國連太郎)の身勝手さや、捨てられた妻の悲しみがよく描かれているが、やはりドラマとして見ごたえのあるものになっていて、同じ小林監督の「人間の条件」もそうだったが、やっぱり新珠三千代はこういう女の悲しみを演じると上手いなあと感じる。第2話「雪女」はおなじみの話ではあるが、全編をとおして映像的にはこの話の赤い夕焼けがもっとも印象的だった。雪女を演じる岸恵子もハマり役。第3話である「耳無し芳一の話」もよく知られている話であるが、オムニバスの本作の中では1時間超えの長編となっていて、昔見たときにはちょっと長いなと思ったのをよく覚えているが、この話がいちばん引き込まれ、長さも感じなかった。本作ではほとんどのシーンをセットで撮影しているが、冒頭の源平合戦のシーンはセットとは思えないほど力が入っていて迫力があるし、芳一(中村賀津雄)が奏でる琵琶の音色が美しく、芳一が亡霊たちの前で演奏するシーンをはじめ、全体的に芸術性も高く、この話だけでも本作を見る価値はじゅうぶんにあると思う。寺男ふたりが良い味を出しているのも良かった。第4話「茶碗の中」は、冒頭に断りが入るとおり結末が描かれないのがやはり少しもやっとするが、この話を最後に持ってくることで、締まりが良くうまく全体をまとめている。それに終わってみればこの4つの話の分け方もよく考えられたバランスの良い構成になっていて、これも上手かったと思う。(2024年1月3日更新)
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2005-08-16 18:09:51)
5.どれもこれも美術、映像に目を惹かれます。メインとも云うべき耳無し芳一は圧巻、文学では伝わらない部分を映像で十二分に伝えてくれます。茶碗の中の不条理ワールドもかなり気に入りました。
亜流派 十五郎さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-16 18:30:43)
4.今となっては見る影も無い大手スタジオの、40年前の底力を感じずにはいられない。「茶碗の中」以外は全てが巨大なスタジオ・セットの中だけで撮影されている。シネマスコープが映し出すその広大さと遠近感の豪華さ。構図やカメラの移動、そして照明効果等も贅沢に計算されている。今日の大手にも奮起を促したい。映画の方は基本的に「耳無し芳一の話」がメインで(これだけで単独の作品として公開できる規模)、その他の話は前座と後座といった感じでしょうか。ラストのオチ等は「トワイライト・ゾーン」にも通じます。ただ、古いだけあって所々退屈してしまいました、6点献上。
sayzinさん 6点(2004-07-22 17:34:49)
3.怪談なんだけど怖いと言うより悲しい話だった。肉体は滅びても尚、あまりに強い情念から地上にとどまり続ける魂は崇高でさえある。この映画を見ていると日本と言う国が作品中に出てくる古い時代の延長上にあることをすんなり感じる事ができる。時代劇であってもハリウッド風の今の日本映画とは全然違う。制作年の65年と言えば私が生まれた年で東京オリンピックの翌年なんだけどこの頃の日本人の感性はまだ日本らしかったのかなぁ、我々は何かとっても大事なモノを経済発展と引き替えに失ったんじゃないかなぁなんて思いながら見た。ところで「耳なし芳一」だけど、耳、お経書いてないのメチャ目立ってるじゃん。誰か気付けよ!と思わず突っ込んだが、良く考えれば「こんなでっかい誤植!どーして印刷しちゃうまで誰も気づかないのさ?」って事があるんだなぁ私の仕事でも。うんうん、分かるよなんて変なとこに同情したりして・・。
黒猫クロマティさん 8点(2004-06-16 13:52:26)
2.ハーンの著作が好きなら必見でしょう。原作に真摯に向き合いつつ、美術、音響に斬新な試みをみせているし、演技陣も豪華そのもの。ここまでの力作には中々お目にかかれるものではありません。
shakuninさん 9点(2003-11-18 19:07:21)
1.《ネタバレ》 学校に行っているときに夏休みかで見たことがありますが、数年前にテレビでも放映されていました。岸恵子が里帰りして演じた雪女の若々しい美しさが(当時の三十過ぎ所女優とは全く違って)印象的だったのと、耳なし芳一の背景のカラーが奇麗だったのは記憶に残っています。にんじんくらぶでしたっけ、これが当らずに以後立ち消えになってしまったのが惜しまれます。
たいほうさん 9点(2003-08-08 12:11:23)
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【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 7.60点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5514.29%
638.57%
7822.86%
8925.71%
9514.29%
10514.29%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review3人
4 音楽評価 9.33点 Review3人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

1965年 38回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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