9.とにかくヘンリー・フォンダが気に食わないし、とってつけたような民主主義礼賛も気に食わない。が、どんでんがえしを陪審員たちの討論でおこなうという発想とその展開はやっぱり素晴らしい。そのおもしろさは216さんのおっしゃるような「アクション活劇のおもしろさ」こそがそもそも法廷物のおもしろさなのだ、という確信が監督にもあったからかも知れない。ドラマとしてはリメイク版のほうが現代的な複雑さと繊細さを持っているので、オリジナルよりも好ましい。だが、それもオリジナルの極端なトレースの成果であるということは、残念ながら否定できない。 【h.】さん 7点(2004-03-24 05:13:27) (笑:1票) |
8.《ネタバレ》 月に1、2回この作品の陪審室のようなシチュエーションで会議をする機会があるのだが、議事によってはコレと同じように一人づつ意見を伺うことがある。熱くなればなるほどそれぞれの性格や概念というのが見てとれて十人十色だなあとつくづく思う。この作品はその十人十色改め十二人十二色が解かりやすく描かれており、また一人たりともお飾りにはせずに描ききっているところが素晴らしい。ひとつ難を言えば弱冠2名の無罪転換がどうも納得いかない。メガネの人は理論派なので有罪の確固たる証拠に疑念があれば当然無罪に、というのは解かるが一番最後まで有罪を主張していた人と、偏見に満ちた発言により皆から総スカンをくらった人は感情論で語っておりそういう人は例え間違いに気づいても1時間や2時間程度では主張を曲げることは無いと思う。もちろん陪審員たる者がそんなことではいけないのですが。ラストの屋外のシーンは十二人が特別な人ではなくどこにでもいる普通の人たちなんだと改めて思わせるのに的確な描写だと思う。 【R&A】さん 7点(2003-12-03 18:06:03) |
7.一人を中心にあまりにも都合良く運び過ぎるのが、当時はこそばゆかった。そこが少し気になって三谷氏もアレを作ったのでは。でも構成の上手さには脱帽。その後脱づら。 【チューン】さん 7点(2003-10-27 12:31:56) |
6.私は先に舞台で「12人の怒れる男」を見たことがあったので、この映画を見て衝撃を受けるというほどではなかった。 |
5.先に三谷作品の方を見ていたので、どういう内容かはおおよそ見当が付いていたが、十分楽しめた。H・フォンダをはじめ、役者陣の味のある演技を見るだけでも価値があると思う。特に進行役を務めていたM・バルサムが、ワキがビッショリしてて何となく好き。日本にかつてあった陪審員制度でも、こんな議論が繰り広げられていたのかもしれない…。 【プミポン】さん 7点(2003-04-01 01:26:56) |
4.文句なしの名作ですが、字幕でしか見ることの出来ない私には、よりキャラクターの持ち味が伝わってくる日本盤リメイクの方が面白く見ることができました。12人の陪審員の中に女性が1人もいないのが少し不自然であり、時代を感じさせます。 【クロマス】さん 7点(2003-02-16 22:53:49) |
3.地味だったけど、すごく分かる。多分映画にお金ほとんどかかってないと思う。それでこんな良い映画ができるとは・・・。 【I・I・59】さん 7点(2002-07-04 22:42:27) |
2.話としてはおもしろかったけど、いまいち終わり方が気になるところだった。できればもう少し話をすすめて欲しかったな。その後どうなったか知りたかったな。でも全員一致じゃないと決まらないってところが引き付けられますね。結局誰がお父さん殺したのかなああ・・・・ 【ばかうけ】さん 7点(2002-03-11 10:54:57) |
1.オリジナルより先にリメイク版を見てしまいました。残念!日本でもこの作品をパロディーにした映画がありましたね。 【しんえもん】さん 7点(2001-09-01 20:58:25) |