143.オジは1954年生まれ、ゴジラとおない年です。ガキの頃、怪獣映画大好き少年で、あの頃の怪獣映画は全て観てたね。円谷監督は憧れの人で、オレは将来、怪獣映画を創るんだ、と本気で思っておった。そんな人間が、元祖「ゴジラ」を観た時の衝撃! 今まで観てた「ゴジラ」は何なの? という感じだったったね。今風にいうと、チョ~リアル~て感じ~。ドキュメントニュース映画を観てる様な感じだったね。テーマも良いし、戦後の金も物資もない状況でよく創ったと思うよ。それだけでも高評価! それはそうと昔は映画館でニュースをやってたんだぜ。それと地元商店のスライド広告。古いなワシも。 【すぎさ】さん 9点(2003-07-29 11:40:56) (良:1票) |
142.日本特撮映画史上の最高傑作! しかも、この映画ほどイマジネーションを働かせてくれる作品はそうはなく、傑作としての説得力は十分過ぎるぐらい持っている。“ゴジラ”という希有なキャラクターが日本のみならず世界中にその名を轟かすというのは、その存在がいかに激烈であるかの一言でしょう。とにかく想像上の生き物である怪獣“ゴジラ”を生み出したことが凄いし、素晴らしい。その山の様にとてつもなく巨大な生き物が白熱光線を吐き散らし、都市を破壊し尽くす様は想像しただけでも恐ろしい光景だ。個人的にはあまり理屈っぽく考えず、ただただ“ゴジラ”という巨大な生き物に恐れおののけば良いと思う。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-07-27 00:05:08) (良:1票) |
141.この作品はプライベート・ライアンより、ブラックホーク・ダウンより戦争というものをしっかり描いていると思う。暗闇の中を暴れ、子供連れの母親だろうが、アナウンサーだろうが何とか船の事故から助かった生存者だろうがゴジラは無差別に殺し続ける。この姿は戦争と空襲そのものだ。病院でガイガーカウンターの反応が何を意味しているか分からなかったり、母親の死に泣きじゃくる子供たち。すべて戦争の廃墟で見られた光景なのだろう。アメリカ版では、この放射能うんぬんが全てカットされている。自分たちの国を悪役にしようとしないその姿勢には気分が悪くなってしまう。アメリカ版もフランスのせいにしていた。どうしようもない。 【クラウン】さん 10点(2003-06-18 17:13:34) (良:1票) |
140.個人的に、このゴジラのテーマ曲は邦画史上最もキャッチーなテーマ曲の一つではないかかと思っております。これを見て初めて知りましたよ。今の怪獣映画と違って、この第一作目のゴジラにはちゃんとテーマ、メッセージがあるではありませんか。こんなにも悲しい話だったとは、、、、。 【あろえりーな】さん 7点(2003-05-31 21:46:58) (良:1票) |
139.「かっこいい」「強い」ゴジラはほかの作品で楽しめる。しかし、「怖い」ゴジラはこれだけだ!白黒の画面は総合的にはカラーに劣るかもしれないが、その代わり、ゴジラによる火災などの災禍を生々しく見せる。今は熱線を受けたものは爆発し、崩れるだけだが、この映画では金属が溶けていくシーンもあり、「原爆」を意識させる。しかし何よりゴジラの目線に注目してほしい!逃げ惑い、泣き叫ぶちっぽけな人間たちを見下ろしているのだ!おお、何という恐怖感か。まるで本当にゴジラに襲われているみたいだ。今のゴジラは、ただビルを破壊したがっているようにしか見えないというのに。 |
138. ハッキリ言って現在のCG等最新SFXをいくら駆使しようと絶対にコレを越えるのは無理だ。何故か?無から有へと文字通り創造(クリエイト)するための「センス・オブ・ワンダー」を持つ人材が今の特撮界には絶望的に存在しないからだ。どいつもこいつも本作品以降を幼少時に観て育った「おたく」ばかりだし。自分も含め、所謂マニア(おたく)では「第二の円谷英二」には到底なりえない。既存のモノを云々することからしか語れないのだから、至極当然ではあるのだが。偉大なる円谷英二特技監督に敬意の限りを込め…当然の如く10点満点を進呈! 【へちょちょ】さん 10点(2002-12-27 11:39:05) (良:1票) |
137.完全なフィクションの中に、リアリティがある。「こういう映像が観たかったんだ!」と言える数少ない映画作品。 【ようすけ】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2002-09-30 01:49:44) (良:1票) |
136.小学校3年の時、クラスではこの映画の話題で持ちきりで父親にねだって連れて行ってもらいました。いまでもこの映画を見た衝撃は忘れられません。当時一生懸命科学図鑑を見て怪獣の名前を覚えたものです。ゴジラ映画でこれ以上のものはないでしょう、最近ビデオで見直しましたが今の映画と全く見劣りがしないのに愕きです。私の映画人生はこれから始まりました。出来ることなら11点。この映画たしか輸出用にアメリカ人記者が絡んだ場面を挿入して編集しなおした映画があった筈なのですが??。 【sokrates】さん 10点(2002-03-29 18:09:46) (良:1票) |
135.昨年公開のゴジラマイナスワンが良かったので、ついに初代ゴジラを見る事にしました。 リアルタイムで観た世代の少し下なんですが、さすがにこれは無理でした。 撮影技術が乏しくてショボイ映像なのは減点要素としないつもりですが・・ セリフや会話の演出のセンスが、もう最悪でして、聴いていて耳が痒くなってダメです。 昭和の映画が、無理に標準語で話そうとして不自然な会話になるものが多いのは 分かってますが、この映画はもはやコメディだ。 女芸人のネタかと思った。 コメディ映画ならスルー出来ても、このジャンルの映画としては致命傷でした。 で・・まだ海に居るゴジラから、地響きのような足音がするって、マジですか? 誰か監督に指摘できる人居なかったのかなあ・・ オカシ過ぎる。 時代的にハンデを認めたしても、あまりにも脚本がポンコツ過ぎて、苦笑しかありません。 カラーになったゴジラシリーズも体質的に無理でしたが、元祖ゴジラも無理でした。 鑑賞に値するゴジラは、今回のマイナスワンだけですね。痛感しました。 口直しに、映画館で6回目見てきますう・・ 【グルコサミンS】さん [DVD(邦画)] 4点(2024-03-02 01:07:57) |
134.《ネタバレ》 怪獣に翻弄される人間社会のドラマが、思いのほかリアルに描写されていて、当時としては驚くべき特撮技術と対等にせめぎ合い、融合し、熱を発しているのを感じます。高揚感を煽る音楽が素晴らしい。神々しいまでの咆哮など音響も素晴らしい。ゴジラが落っことしていった三葉虫を見て、子供の頃、生きた三葉虫を飼うのが夢だったことを思い出しました。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-05-29 18:41:11) |
|
133.私がはじめてみたゴジラは「ゴジラvsキングギドラ」だったと思います。 今もなおたくさんのゴジラシリーズがでていますが、1作目ゴジラをみていない!知らない!ということで鑑賞しました。 ゴジラってこんな話だったんですね。全く知りませんでした。 正直今見ると、全然ですが、ここの点数から当時公開されたときは衝撃的ですごかったんでしょうね。 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 4点(2021-03-14 19:08:37) |
132.流石に今見ると特撮技術の古さを感じざるを得ないが、終戦9年後に作られた事を考えれば当時は凄かったのだろうと想像は出来る。そこは置いておいても、反核のメッセージを怪獣もの映画に上手く落とし込めている。最後の山根博士の台詞などは特に印象的だ。 他には音を評価したい。初代ゴジラの咆哮には、恐れを感じるとともに生物の声である事も感じられる。良く作ったものだ。 【alian】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-01-23 14:25:42) |
131.《ネタバレ》 60年以上も前の邦画。頑張ってると思います。全長50メートルはデカすぎるような気もしますが。当時の東京の街並みが少しだけ窺えるのが興味深いですね。リポーターは当時は命燃え尽きるその瞬間までという姿勢だったのでしょうか。少し、ビックリしました。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-05-06 02:24:52) |
130.《ネタバレ》 古い映画は、今見ると面白くないことが多いが、これは別。特に伊福部氏の曲が最高。シン・ゴジラでも使われていたが、古びていない。そして、ゴジラの登場。最初、中々出てこないが、出てからは、全ての場面をさらっていく。第三の男のオーソンウエルズのように。この後のゴジラは、良い者になっていくが、これは完全なる悪役。ダークヒーロー。こころが震える。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-12-25 21:27:37) |
129.制作側にゴジラを完全に抹殺する気がないなら オキシジェン・デストロイヤーは非力な人間がゴジラを完全に葬り去ることの出来る唯一無二の、それこそ最終手段として この作品限りの登場にして欲しかった。 【TAKI】さん [DVD(吹替)] 8点(2017-06-23 01:42:19) |
128.《ネタバレ》 突如あらわれた大怪獣が日本に上陸する。 水爆でも死なない生物に、通常兵器は全く役に立たない。 そこに芹沢博士の超兵器が発動! 博士は海中で自殺する。二人の幸せを祈りながら。自分の罪を悔いながら。 60年以上前に作られた初代ゴジラ。 二人の男に泣いた(山根博士と芹沢博士)。 怪獣映画といえばゴジラ。本多監督がこの映画に込めた何か。それが良かった。 芹沢がどんな思いで生きながらえてきたか。 それが分からないと、この映画は何なのか全く分からないだろう。 余談だが、ゴジラに縁のない人生で、ガメラばかり観ていた。 また、日本語音声&日本語字幕で観た。字幕があると、セリフを聞き間違うことがないので良い。 【激辛カレーライス】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-04-17 13:15:55) |
127.小学生の頃に観た「ゴジラ対へドラ」以来、数作品を映画やテレビで鑑賞してきましたが、名作と言われる第一作目をまともに観た記憶がなく、今さらながらネットで鑑賞。しかし思ったいた以上に、戦後の世相が反映され、「怪獣映画」と言うよりも「反核反戦映画」として観る方が正しいですね。もちろん、まだ戦後10年も経っていないとは思えない、特撮技術も素晴らしいです。 【毒林檎】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-08-27 23:39:54) |
126.《ネタバレ》 ようやく初見。当時これを初めて観られた人はぶったまげたんだろうなぁ。幼い頃にカラー版ゴジラやウルトラマンを観て、平成ゴジラ、かつ最近のCG映画に慣れてしまった私には、やはり今更感はあった。しかし今作がなければ怪獣文化も世界でここまで発展しなかったと思うと、感慨深い。だから高めの点にしました。ラストはびっくりする方法で退治されてしまいましたが、まだ見ぬ『仲間』がいるテイで物語が終わったので納得。宝田明さんが超ハンサム。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-07-27 20:00:12) |
125.この作品があったればこそ、50年も続いた 訳で。私ゃ最近のCGに頼ったSFXなんぞ全然感動しませんが、50年前のこの作品の迫力の方が遙かに上だと思います。 <2020年3月6日追記> CSで視聴。 今見ても全然ちゃちく見えないところが凄い。 不戦、不核のテーマが明確で、この時代だからこそ表現出来たのだと思う。 ゴジラの出現を通して、芹沢博士の生き様を描いた物語でもある。 【ahiru3】さん [映画館(邦画)] 10点(2016-03-28 21:16:17) |
124.戦後九年目に撮られた戦災再現映画。 この戦災は、対ゴジラ戦における圧倒的敗北によるものであるが、当時の観客にとっては十年前に実際に体験した戦災であり、十年後に体験するかもしれない核兵器戦争の戦災でもあった。 戦後九年目であるから、俳優は主役から端役に至るまで戦争体験者である。ゴジラに次々と虐殺されていく市民も、逃げまどう群集も、その演技にはただならぬ「気」がこもっている。それに加えて当時最前衛の特撮技術である。この技術にも「気」がこもっている。だから面白くなかろうはずがない。当たり前の真ん中の大傑作である。 この映画を観て考えたこと、二つ。 (1)戦争の恐怖を実感しない世代は、むしろ不幸な世代かも知れない。 (2)二十一世紀にゴジラが出現するとしたら、それは電網界の深海からである。 【火蛾】さん [DVD(邦画)] 10点(2016-03-20 00:08:17) |