21.湯川先生と子供との触れ合いが中心で、サスペンスや謎解きは抑えられている ガリレオとはやはり違う映画です 【takachi】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-02-22 20:08:02) |
20.《ネタバレ》 映像よし、演出よし、キャスト良しの丁寧な作品だった。 俺の敬愛する塩見さんがアッサリ殺されてしまったのが悲しすぎる。何か悪いことした? その上、子供まで巻き込みやがって。 お前ら全員勝手すぎじゃい!俺はこの家族を許せん!! そういう非道な家族を描いた作品というならばいいのだけど、感動の物語のように描かれるのが気持ち悪い。 「そんな想い、殺しの言い訳になんねえから!!」って思っちゃう。 とは言え、夏休みの宿題シーンが素晴らしい。福山さんの無邪気な仏頂面に心を奪われる。 この人、こんな素敵な役者だったっけ。 ミステリー作品としては全然好きになれないけど、『少年の一夏の成長物語』として観るとなかなか素敵な作品である。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-02-10 23:50:53) |
19.湯川博士の天才科学者ぶりは相変わらず凄い。ペットボトルロケットを筆頭に数々の科学的思考や発想はあっけにとられるほど、そして少年との関わりもなかなか良い。だが犯罪捜査となるとどこから仮説が生まれてくるのか皆目不明、突飛すぎておよそ論理的には思えない。そして極めつけは、柴咲コウから代わった女性刑事、美人で若すぎて現実離れしすぎている。愛する人を守るためというのはわからないでもないが、およそ動機不十分、なんでそれで人を殺すの?という疑問が残る。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-02-01 06:17:41) |
18.《ネタバレ》 切ない、ホント切ない話。それと、殺された元刑事は気の毒。湯川と少年のコンビが心地よくて良いなと思っていたのだが、最後はあんな感じで、なんだか~って感じ。少年が変に察しがいいもんだから、これから苦しみそうで心配になった。やはり、やましいことの隠し事や嘘はよくない、秘密を守るためには苦しみが長期にわたって続いてしまう。ただ、世の中には必要な嘘もあるのは事実であろうが・・・。余談だが、吉高の化粧はもう少しどうにかならなかったのかな(笑) 【スワローマン】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-01-29 11:31:09) |
17.家族愛とかは感じませんでした。ただ殺された人たちがなんかかわいそうな感じでした。 エンドロールでJ-POPがながれなかったのは良かったです。 【紫電】さん [ブルーレイ(邦画)] 2点(2014-01-27 21:05:08) |
16.《ネタバレ》 ドラマから映画化する意味があるのか疑問になる作品が多い中で、これは映画化に相応しい内容だったと思います。 サスペンスとして考えればもう一つ。 湯川がまるで最初からすべてお見通しであるかのような達観ぶりで、あまりにも完全無欠過ぎて面白みに欠けました。 それが湯川といえばそうなんですが、もう少し困難に陥ってもいいのではないでしょうか。 それから「すべてを知ったうえでの選択・・・」というのが終始キーワードになっていたのですが、これを今回の少年に当てはめるのはちょっと無理があるように思いました。 夏休みの少年の成長という雰囲気としては良かっただけに、最後がこじ付け臭かったのが少し残念です。 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-22 21:37:25) |
15.《ネタバレ》 原作未読なため、どの程度原作を再現しているのかわからない。十分内容は理解できたが、ちょっと駆け足過ぎたように思う。もう少し尺を延ばして家族の実態をわかりやすく描写してもよかったかなと思う。 【あるまーぬ】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-12-31 23:33:05) |
14.《ネタバレ》 ひと夏の経験。あの少年には一生かけて解かなければいけない宿題が課せられてしまったわけで、わが子可愛さに甥っ子を利用するとはあんまりだ。そもそもが娘が伸子を殺す動機も弱いし、犯人が刑事を殺すトリックもなんかしっくり来ない。自動車のエンジニアだと、死んだ場所が旅館て特定された時のために、あらかじめあんな筋書きを考えられるのですかね。煙を部屋に引き込んで、と言うのはわかるんだけど。でも、煙突の煙を吸い込んで死んだのなら肺の中に灰が残らないのかな。無駄に韻を踏んでしまった。 それと成実が伸子を刺すシーンでは、歩道橋に雪が残っていたように見えたけど、そうなると当然足跡は残るわけで、女子中学生のそれと自首してきたおっさんのそれじゃ明らかに違うと思うんだけど、鑑識はなにやってんの?そんなんだから、一介の大学教授が刑事を差し置いて取調室にいるわけですか?(原作は違うそうですね) でも皆さん言っているようにペットボトルロケットのシーンはすごくよかったです。これは子役がうまいせいもありますが、湯川と恭平君の会話の場面は見ていて楽しかったです。理科の嫌いな恭平君が、濡れたコースターを固形燃料で燃やそうとしますが結果的にこれで自分がしてしまったことに気づくって言うのは、なかなかデキる子だと思いますよ。私なら指摘されなきゃ気づかないもん。 【MILA】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-12-31 03:29:41) |
13.《ネタバレ》 子役が光ってます。でも、可哀相。ずっと尾を引く感じです。「包み隠さず教えて欲しい」というきっと約束は守られるでしょう。「全てを知った上で自分の進むべき道を決める」というのは過酷。意味深。この映画のテーマですね。 【ursla】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-09-12 00:20:44) |
12.《ネタバレ》 子供嫌いの湯川が献身的になるところや深い家族愛ととても切ない物語にグッとくるものがありました。サスペンス部分は普通ですが人間ドラマとしてみて”実に面白い”作品。 【とむ】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-09-11 00:49:13) |
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11.純粋に楽しめた。何よりストーリー。吉高の演技がどんなに酷かろうと、風吹ジュンがどんなにやりすぎであろうと、ストーリーが面白ければ、引き込まれるものだ。決してスッキリとするエンディングではないし、やりきれない内容ではあるけれど、でもそれが人間なのだという説得力が、この話にはあると感じた。主役の福山ですら、ストーリーとそれを織り成す人間たちを前にして脇役にしてしまう、潔い演出が成功していると思う。 【ぽん太】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-08-14 20:24:37) |
10.《ネタバレ》 おもしろかったのですが、ガリレオ的な謎解き要素は皆無です。 言い方を変えれば、ただの人間ドラマだった、って感じです。 やっぱり、主人公の少年に背負わされた負担は想像以上のものでしょうし、その部分がひっかかりますねえ。 【ミスプロ】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-08-14 17:34:08) |
9.いいんじゃないですか。“湯川の仮説”という名の真相が明かされる際の湯川への丸投げっぷりなど気にはなるのだが、注目していた少年との関わりなど充分な満足感。チョイ役でも妙に豪華な配役で、個人的な出色は西田尚美。まあもともとご贔屓女優ではありますが(笑)。西田尚美とやっぱり前田吟に心の1点ずつを。 【まつもとしんや】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-08-06 14:08:18) |
8.《ネタバレ》 湯川の子供に対する意外な一面を垣間見た。わざとらしくはあるが、湯川はキャラクターとして完成されている。しかし普段のラジオ等の福山とのギャップがすごい、、、。 【lalala】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-07-29 19:38:41) |
7.《ネタバレ》 前作の『容疑者Xの献身』は二時間ドラマをそのまま映画館で流したような印象でしたが、本作はキチンと映画として完成されていたと思います。元々東野圭吾のガリレオシリーズの長編は短編に比べるとトリックも派手なモノは少なく、キャラクターの人間関係に絡み合う因縁に重きを置いた作品が多いだけに、本作の様に終始落ち着いた画作りは良かったと思います(前作は矢鱈に奇をてらった演出が多いのが終始不満だった)。それでいて東野圭吾自身が理系出身であることも影響しているであろう、少年に科学の面白さを伝えるペットボトルロケットの場面だけは非常にカタルシスを感じるように演出されており、他の場面との対比が素晴らしい。また物語のキーにもなる"美しい海"の映像を見せる意味でも機能している。 また邦画でありがちなロケ地の風景を是れ見よがしに見せつける様な映像が無かったことも良かった。海の風景は度々繰り返されますが、これは前述の通り物語の重要なファクターなので必然性のある画でした。 忘れてはいけないのが脚本・編集の上手さ。長編小説を、特にミステリーを映画化するときはどうしても説明的な場面が多くなり、間延びしがちですが、一つのシーンにいくつかの要素を入れ同時に説明している場面が多々あり、全体的にタイトに間延びせずに仕上がっていると思いました。 最も惜しいなと思ったのが、個人的な好みもあるかも知れませんが、種明かしが始まってからが長いことでしょうか。流石に愁嘆場を含めて30分はかけ過ぎかも。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-07-28 11:08:07) |
6.《ネタバレ》 私には難しいお話でした。謎解きが難解なのでは無く、あの家族の中での秘密が良く分からなかったからです。例えば、15年前の殺人の真犯人は家族内で共有していると思っていました。事件後に一家で田舎に引っ越していますから。でも、湯川と父の会話をマジックミラー越しに聞き、涙&鼻水を流す娘を見て、そうでは無かった事が分かった次第です。娘の実の父が誰なのかも共有情報だと思っていました。全員が知っているのにコンセンサスは取っていなかった訳ですが、この辺りの描写は不明瞭だと思います。そこに乗り遅れるとストーリーにシンクロした感慨が湧いて来ません。家族同士が知らない前提で培ってきた関係性が変わるところに本作の醍醐味があったはずなので、とても残念でした。 今回の湯川の役割は「選択する」ために必要な事実を全て並べることでした。それは科学者が実験データを集めて真実にアプローチする姿勢に似ています。シリーズのように科学知識だけで事件を解決する訳ではないところに映画版としての重みがあったと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-07-12 23:12:19) |
5.《ネタバレ》 面白かったです!この映画のハイライトはロケットを飛ばすところだと思っていますが、子供の頃にこんな経験をしていたら絶対一生の思い出ですよね。お父さん、息子の尊敬をかっさらわれてややかわいそうです。 トリックや謎解きは二の次でとにもかくにも人間ドラマだったところにはやや物足りなさを感じましたが、推理もゼロではなかったのでいいことにしました。 湯川先生がかっこよくて、子役がうまくて、なかなか泣けるいいお話でした。 【メリーさん】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-07-08 18:03:35) |
4.しっかりと泣かされました。「東野作品」の映像化は全般的に上手くいった作品が多いなと感じます。この作品もその一つかと。白竜の演技に心持ってかれました。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-07-07 22:13:19) |
3.《ネタバレ》 原作では海辺が舞台となる謎解きシーンは、映画では取調べ室に置き換えられる。 本来なら、その後に続く杏と風吹ジュンの面会シーンのようなセットとしたほうが いかにも現実的で「ツッコまれ」ないだろうが、映画はあの部屋を要請する。 劇中で幾度も変奏されてきた反射装置の極め付けと云うべきミラーガラスが そこにあるからに他ならない。 この1枚の仕切りを介した視線の劇が、 『パリ、テキサス』とはまた別種の形容し難い情感を生む。 母娘の正対する面会シーンもまた、仕切りを介して現在と過去を交錯させる。 息せき切って走る、フラッシュバックの中の娘。 揺れる水面上で、マジックミラーの背後で、喘ぐように嗚咽する現在の娘。 女優の呼吸が、ヒロインのキャラクターに文字通り生を吹き込んでいる。 そして疑似父子としての福山雅治と山崎光が 幾度もロケット実験を繰り返すシーンの清々しさは、その放物線の美しさと共に 『父ありき』の川釣りのシーンにこじつけたくもなる。 二人が横並びで座る駅舎のベンチシーン。 福山の誠実な語りの響きがいい。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-07-02 23:17:58) |
2.《ネタバレ》 それまで反復されてきたセリフが最後に映画を支配するメッセージとして結実した瞬間に「ああ、なるほど!」と納得しました。 開発の問題も、それぞれが抱え込んだ問題も、そしてこの物語が受け手に向って投げかけたものも、全てはそこに集約されてゆくのだと。 であるならば、当然、そこに明快な判りやすいオチなどが存在する訳もなく。 犯罪とそれにまつわる人々のあり様は基本的に前作『容疑者Xの献身』と似たような話に思えます。ですが、今作では海洋資源開発の是非が早々に語られる事で、パーソナルではない、もう少し広い何かを語ろうとしているのが垣間見えます。そして、それは湯川の言うように決して0か100かではない、選択の問題。 数値化できない人の心に対する湯川なりの解答。 美しく捉えられた海の映像に対比されるように描かれる閉ざされたそれぞれの心。 杏の日焼けした健康美と内に秘めた秘密。 幾つにも渡って描かれる対比構造が、この映画のキーとなり、そのメッセージを織り成してゆきます。 登場した人々に対して道を示した湯川は伝道者のような存在であったのかもしれません。 『ガリレオ』自体には興味が無い状態ゆえ、前作では『ガリレオ』的部分が余計に思えたのですが、今回はそれを全く感じさせず、一本の独立した映画として冒頭から終わりまで一切ダレる事なく楽しませて貰えました。 杏と比較してしまうと可哀想なくらいに魅力を消されまくっているつまんない吉高由里子はどうかと思いはしましたが。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-07-01 23:50:50) |