ベンジャミン・バトン/数奇な人生のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。9ページ目

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ベンジャミン・バトン/数奇な人生

[ベンジャミンバトンスウキナジンセイ]
The Curious Case of Benjamin Button
2008年上映時間:159分
平均点:6.51 / 10(Review 184人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-02-07)
ドラマファンタジーミステリーロマンス小説の映画化
新規登録(2008-08-06)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-02-08)【イニシャルK】さん
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監督デヴィッド・フィンチャー
キャストブラッド・ピット(男優)ベンジャミン・バトン
ケイト・ブランシェット(女優)デイジー
ティルダ・スウィントン(女優)エリザベス・アボット
エル・ファニング(女優)7歳のデイジー
ジュリア・オーモンド(女優)キャロライン
イライアス・コティーズ(男優)ムッシュ・ガトー
ジェイソン・フレミング(男優)トーマス・バトン
タラジ・P・ヘンソン(女優)クィーニー
ジャレッド・ハリス(男優)マイク船長
リッチモンド・アークエット(男優)ジョン・グリム(皮肉屋の船乗り)
マハーシャラルハズバズ・アリ(男優)ティジー
ジョーアンナ・セイラー(女優)キャロライン・バトン
ドン・クリーチ(男優)プレンティス・メイズ(船乗り)
フォーン・A・チェンバーズ(女優)ドロシー・ベイカー
デヴィッド・ジェンセン〔男優・1952年生〕(男優)医者
テッド・マンソン(男優)ミスター,ドゥズ
トム・エヴェレット(男優)Benjamin 1935-37
フィリス・サマーヴィル(男優)フラー
ジョシュ・スチュワート(男優)プレザント・カーティス(無口な船乗り)
ジョシュア・デローシュ(男優)リック(船乗り)
イリア・ヴォロック(男優)Russian Interpreter
ジョエル・ビソネット(男優)デヴィッド
チャールズ・ヘンリー・ワイソン(男優)6歳のベンジャミン・バトン
山寺宏一ベンジャミン・バトン(日本語吹き替え版)
塩田朋子デイジー(日本語吹き替え版)
佐々木優子キャロライン(日本語吹き替え版)
高島雅羅エリザベス・アボット(日本語吹き替え版)
稲葉実(日本語吹き替え版)
大塚芳忠トーマス・バトン(日本語吹き替え版)
真山亜子フラー婦人(日本語吹き替え版)
諸星すみれ7歳のデイジー(日本語吹き替え版)
宮本侑芽9歳のデイジー(日本語吹き替え版)
原作F・スコット・フィッツジェラルド
ロビン・スウィコード(脚本原案)
エリック・ロス(脚本原案)
脚本エリック・ロス
音楽アレクサンドル・デスプラ
編曲コンラッド・ポープ
アレクサンドル・デスプラ
撮影クラウディオ・ミランダ
製作キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル
パラマウント・ピクチャーズ
ワーナー・ブラザース
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクグレッグ・キャノン
辻一弘
特撮アサイラムVFX(視覚効果)
デジタル・ドメイン社(視覚効果)
美術ドナルド・グレアム・バート(プロダクション・デザイン)
衣装ジャクリーン・ウェスト
編集アンガス・ウォール
カーク・バクスター
録音デヴィッド・パーカー[録音]
その他アレクサンドル・デスプラ(指揮)
あらすじ
第1次世界大戦終戦の夜、勝利に沸き返る街にひとりの男の子が産声をあげた。そして、その命と引き換えに母親は死を迎え入れた。父親は最愛の妻の死と、生まれて来た我が子の異形に我を失い、赤ん坊をとある施設の入り口に置き去る…。老い衰えた肉体で生まれた男が、次第に若さを身に付けながら一歩一歩人生を歩んでいく物語。ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットが、特殊メイクとCGで若々しい姿から老衰した姿まで演じきる。
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24.《ネタバレ》 個人的に贔屓のデイビッド・フィンチャー監督の最新作が大変評判だと耳にし鑑賞を決意致しました。予告編では落ち着き払った雰囲気を呈した本作もまさかラストには驚愕の結末が?とか考えながら観ていましたが,さすがにそれはありませんでしたね,そこは幾分ホッとしました。肝心の本編の方の感想ですが,同様のタッチで世界中を感動させた名作「フォレスト・ガンプ」には一歩か二歩及ばなかった感じでしょうか。。ただし,人生が出逢いと別れの繰り返しであること,ついさっきまでそばにいた人がある瞬間にふと立ち消えしたかのようにいなくなり,その後の人生に一度も現れなくなることがあるということ,どこで何をしている人でも生きていることが素晴らしいこと…あらゆるメッセージが過去の作品群でも散見されたようなありふれたものだったものの,「ベンジャミン・バトン」という特異な運命の下に生まれた男をフィルターにすることで,再び問い直す意味が出ているように思います。そういった観点から特殊メイクやCGの発達した現代に作られた意義というのは十二分にあったと思いますが,如何せん構成が弱いような気がしました。というのも,3時間近い大作だった割にはベンジャミンの人生が薄っぺらく見えます。逆回りの時計の話にしても,ハチドリの扱いにしても,エリザベスの件に関しても,もう少し重厚な作品ができたように思うので残念です。しかし,本当なら長い人生を連れ添えた運命の二人が,お互いの人生の交差点の数年間だけ愛し合う,なんていう哀しさに少しホロリときましたし,総じて丁寧に作られた作品だと思うので一見の価値はあると思います。
Thankyouさん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-16 00:48:58)(良:1票)
23.《ネタバレ》 昔々とても変わった青年がいました~という感じのおとぎ話であることを前提に見ないと、とてもあっさりした作りで、物足りないかもしれない。例えば数奇な運命で生まれてきたベンジャミンの感情(主に苦悩)をもっと描いてほしい気もするし、そもそもそんな人間いるわけない、医学的にもありえない、なんて頭から突っ込みどころ満載なのである。おとぎ話といえば、アンデルセンやグリム童話、日本の昔話なんて奇人変人、鬼や化け物のオンパレードなわけだが、彼らの感情部分が語られるようなことは無かった。人魚姫や親指姫が数奇な人生を終始嘆いてはいなかったし、白雪姫もブレーメンも不思議体験をサラリとやり過ごしている。桃太郎もかぐや姫も、かなり変わった生い立ちの主人公と、その存在を案外簡単に受け入れる爺さん婆さんの話である。本人の感情よりも、爺さん婆さんが別れを惜しむところが感情マックスである。と、本作とあまり関係ないことを書いてしまったが、おとぎ話目線で見るとその物足りなさは逆にありがたく、いちいちリアルに苦悩するベンジャミンなんて見たくないというもの。変わった青年が普通の人間と出会い別れ、お互いに影響を与えながら認め合い共存し、最期は皆死を迎えるという、人生の当たり前を語っているおとぎ話なのである。 ひとつ、デイジーは晩年にベンジャミンを看取るまで生活を共にしていたのに、娘のキャロラインがそれを全く知らなかったのはなぜ?と少し疑問。
ちゃかさん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-15 22:40:45)
22.老人の老いた肉体を持って生まれた男の人生をたどる物語です。陳腐なメイクや演出がストーリー展開を壊しているのではないか?という危惧があり、当初はこの点を気にして見るのを止めようかと思ったほどでしたが、それはまったく余計な心配でした。特殊メイクやCGの出来が良く、ブラピが違和感なく老人から青年へと若返ります。そしてその違和感のなさによって『若返りという無茶な設定を成立させる事』に成功しています。さて肝心の内容についてですが、ゆったりと流れる時間の中を若返って行く主演男優と老いて行く主演女優の人生に、いつしか自分自身の人生を重ね合わせてしまう方も多いのではないでしょうか?それは誰しもが老いて行く過程において経験する『在りし日の自分を顧みる事』にも似ており、心の奥底に眠っている遠い記憶に触れてしまったような少し切ない余韻が残ります。若さは罪ではありませんが、もし自分が人生経験の短い頃にこの映画を見ていたら平凡な伝記小説を読んだ程度の感想しか持たなかったかもしれません。この映画は、出会いと別れや喜びと悲しみを幾重にも重ねた『人生を振り返る余裕の出来た年齢の方』に是非お勧め致します。 それと追記として、作品の扱うテーマが繊細だという事と字数制限で仕方がなかったということを理解したうえであえてなのですが、もう少し字幕のニュアンスをがんばって欲しかったと思った事を付け加えさせて頂きます、おそらく観客に伝わっていない事が多いと思います。
はいぷさん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-15 10:17:17)(良:1票)
21.《ネタバレ》 自伝ですね。その意味では非常に面白くて、人生の意味、生き方といったものを考えさせてもらえる映画でした。しかし私自身がまだ20代前半であり、そういった事を考えるには早いというか、そういう人をターゲットにしていない映画だと思います。全体にメリハリ、大きな山を山として描かない作りはいいんですが、最後の若返っていってしまうシーンのバトン目線からの描写も欲しかった。そこが残念です。
コショリンさん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-15 03:54:57)
20.《ネタバレ》 これだけの上映時間の中でもっともっと掘り下げるべきポイントはたくさんあったと思う。特に中盤以降での観客の関心は「ベンジャミンとデイジーがどんな最期を迎えるのか」という点にあるはずなのに、ベンジャミンのラストはデイジーの語りだけで通り過ぎてしまったり、なんか肩透かし。ベンジャミンの若返りに対する恐怖をもっと描写してくれればクライマックスでの虚しさや哀しさはより一層増したと思うんだけどな。
フィンチャーはやっぱり負のベクトルで本領を発揮するというか、やっぱりもっとパワフルな作品を求めちゃいます。
HIRABAYASHIさん [映画館(字幕)] 5点(2009-02-15 01:20:34)
19.《ネタバレ》 作品の出来も発しているメッセージも悪くはないし、3時間弱もの長尺も全く飽きることはありません。
ブラピもケイトもその演技力、監督らの撮影、メイク技術と相まって画がとても映えます。しかし、この映画の予告編以上でも以下でもない、というのが正直な所。ベンジャミンの人生を80年分観た時と、3分弱の予告編を観た時とで考えたことや気持ちに大差がないのです。
この作品の最終的なメッセージは「数奇な体を持って生まれたベンジャミンの人生も素晴らしいものでした。だからどんな職業・生き方の人々の人生もやっぱり素晴らしいものです。」というようなことですが、この単純で、しかし描き方次第でいくらでも深くなるこのメッセージが意外と浅い。作品内で語られたこと以外に解釈することがほとんどなく、劇中で語り過ぎなのか、「だから?」という感がどうしても否めない。

原作は未読ですが、50ページにも満たない短編小説で原作者もさらっと書いたお話、言ってしまえばほとんど思いつきに近いネタだと思うので、これを膨らませるのであれば、もっと寓話的にして、いっそのこと群像劇にしてしまえば良かったのではないかと(でもそうすると主題がブレるかな・・・)。この作品もベンジャミンと関わる人々が多いので群像劇の要素は大いにあるのですが、もっと深く様々な職業、年齢、性格の人々を描けば「数奇な体のベンジャミンもそうでない人々も人生は素晴らしい」というメッセージは生きて、さらに感慨深い、感動できる作品になったはず。冒頭の時計職人のようなエピソードがもう少し欲しかったか。
デヴィッド・フィンチャーは大好きな監督ですけれど、このテーマを扱うにはまだ若かったな、と。 決して悪い映画ではない、というより非常に良心的ないい映画なんですが。
Sgt.Angelさん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-14 23:54:37)(良:1票)
18.「ブラピ」が存分に楽しめる。まさにそれだけという、「ジョー・ブラックをよろしく」と似たような作品。こんな長時間かけて紡ぐほどの物語ではなかったと思う。特に前フリが長すぎる。ただただ、若返っていくという設定だけがあって、他は何もないという感じ。次のシーンはどれくらい若返るのか、それだけを楽しみながら観ていた。ブラピ好きには間違いなくお勧めの一本。
えいざっくさん [映画館(字幕)] 3点(2009-02-14 15:21:45)(良:1票)
17.《ネタバレ》 人生について考えさせられる良い映画でした。デビッド・フィンチャー×ブラッド・ピット3回目の作品ということでどうなるのかなぁと思っていましたが、素晴らしい映画でした。若干フォレスト・ガンプと似てるかも!?肉体的な接点はわずかでしかないけど、精神的にお互いずっとつながっている。80代で生まれて0才で幕を閉じるという今までにない設定をブラッド・ピットが見事に演じていました。アカデミー賞最多13部門ノミネートは自然な流れだと思います。そして音楽も映画に合わせて素晴らしかった。ただ全体的に淡々としているので物足りない所もありましたが、長尺だということは気になりませんでした。 もう少し刺激が欲しかったかなぁ。
エムシューさん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-12 14:41:34)
16.ある意味、全然「数奇」じゃない普通の人生でした。そこが良かった。
よしふみさん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-12 08:22:20)
15.やっぱ人生って捨てたもんじゃねぇよなぁ。と思わされ、道行く人それぞれを愛おしく思いながら帰宅した道中の自分の顔は、ブラピと同じくらい輝いていたハズです。自分もあんな事あったなぁ。悲しかったなぁ。学生時代楽しかったなぁ。アイツ馬鹿だったなぁ。ちびっ子の時の事はあんま覚えてねぇなぁ。とベンジャミンの様に若返りながら「自分のフルネーム 数奇な人生」を脳内で完成させ、あらステキ☆と満足致しました。
たれたれさん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-11 15:54:26)
14.《ネタバレ》 男は永遠に子供であり、女は永遠に母である。
つむじ風さん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-11 02:12:45)
13.《ネタバレ》 題名を見る限りでは主役はベンジャミンバトンだが、僕にはデイジーが主役に見えてしかたなかった。デイジーの数奇な運命に感動した。
若返っていく男と、置いていく女の間に愛を発生させることにより、「永遠の愛」は存在するのかどうかを検証した実験と言える。その答えは、パリのホテルで熟女デイジーと若いベンジャミンがシトネをともにする夜のシーンに表わされているように思う。
また、人生とはなんぞやという究極命題に対しても一定の解を与えているようにも思う。ラストのラスト、数奇な人生の数々の登場人物を、名前ではなく「職業」で呼んでいく。これが人生である。デイジーを「ダンサー」と言った。
確かに若返っていくという設定は根本的におかしいが、こういう宿命の人間を通して見えてくる人生というのもあって、興味深い。
no_the_warさん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-11 01:55:24)
12.《ネタバレ》 前情報からフォレストガンプを意識して見てしまいましたが、さすがに世紀の大傑作と比較するのは酷ですね。
比較さえしなければ十分面白く良い作品なんですが・・・

ただ、例え数年でも父親で居て欲しいと願う、デイジーを置いて逃げていくベンジャミンの心境は、ちょっと共感できませんでした。
特異な体質を持った彼にしか分からない悩み?いやいやそうは思いません。
あと何年元気に歩けるんだろうとか、ボケて嫁さんに迷惑かけるんじゃないかとか、そんな不安は誰にでもあるんです。
老いて死ぬのも、若返って死ぬのも何も変わらないんですよね。
結局のところ、ベンジャミンの人生って割と普通だなぁと思ってしまいました。
一方で、彼を取り巻く人々は非常に魅力的に描かれていますね。特に、粗暴だが心優しく信念に燃えるマイク船長がお気に入りです。
目黒のさんまさん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-10 20:31:30)
11.《ネタバレ》 ブラピにケイトを使って興行収入を稼いじまおうって映画だろうと、1歩距離を置いて
遠巻きに観賞し始めましたがこれがどうしてどうして!!

映画の世界にこんなに深く引き込まれるとは思いもしなかった。
老いて生まれて老いながら若返って行く。。。こんなアリエナイ設定なのに疑う事よりストーリーへの求心力の方が勝ってて、設定なんかどうでもいいようにまで思えた。

まったりと流れるストーリー展開もじっくりと考えながら観賞出来たし、やや疲れそうになった頃のケイトの交通事故。
ここのアップテンポでの流し方なんか実に素晴らしいタイミングだったと思う。
でも、考えようによってはコートを忘れたりドライバーが休憩してたから命まで奪われず足の骨折だけで済んでいたのかもしれないとも云えよう。

やっと結ばれて新しい命も芽生えて幸せ絶頂に思えていても、やがて訪れるであろう
老化という若返り。だからといって姿を消す事はなかっただろうにとも思えたが
ベンジャミンの決断はやはり正しく、消えた事が家族への思いやりだったと気付かされる。
何も意味を持ってないように思えた7回も雷に打たれて生きている男の存在。
雷に当たった時の映像の見せ方がとても滑稽で場を和ませると同時に、スゥーッと深呼吸
を客に促してるかの様な中継ぎになってたと思う。

ひとつだけ残念に思えたのは、キャロラインの語りからベンジャミンの語りへオーバーラップする繋ぎ方。
ここがどうしても重なる長さが短くて急に女声から男声への転換が急過ぎて違和感を感じた。
Pea Shanさん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-09 16:37:43)
10.《ネタバレ》 久々に良い映画にめぐり合いました。これが、私の第一印象でした。冒頭に出てくる映画会社のイニシャル(ワーナー、コロンビア)が何かがパラパラと落ちてモザイクのように出来上がっていく。それが何かは見て発見してください。この、始まりから何か他とは違うぞ!と感じさせられました。バトンが生れ落ち、息をひきとるまで他の人と違っていたのは年老いて生まれ赤ん坊で死んでいったということだけでした。愛され、恋をして、子をもうけ、そして愛する人の腕の中で息をひきとる。なんら普通の人と変わらない人生でした。そして愛は残された子に引き継がれまた繰り返される。死んでいったバトンの実の母も、そんな思いを最愛の生れ落ちたバトンに託したのでしょう。淡々と進む展開になぜかぐいぐい引き込まれずにはいられないそんな作品でした。ちょうどフォレストガンプを見たときと同じ感覚をもちました。最後のシーンには、はち鳥が飛び立ち、ガンプの羽を思い起こさせますね。何かを得、何かを失い。失意のどん底に落ちようとも前を向いてひたむきに生きる。それが重要であると言っているのでしょう。若返ったバトンがピアノ教室の入り口に立ち、明かりが彼の顔を照らすと、なんとあの若かりしころの惚れ惚れするほどの2枚目ブラッドピットが現われます。それだけでもファンには必見かと。
人を愛する気持ち。大切なものをきずかい守る気持ち。それは永遠にもっていなければいけない。また受け継がれていかなければいけない。なんの変哲もない日々だとしても心に自分で言い聞かせました。
ところで冒頭のパラパラ落ちてたのは何かって ボタンですよ...Button Button
としべいさん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-09 08:28:09)
9.《ネタバレ》 一人の男性の人生が淡々と語られるだけ。それだけなのに、こんなにも豊かな感情を与えてくれる映画とは。人生が交差していくさまが切なくも面白い。ブラピとケイトの若返りは見事。そして、このシーンを見せるための3時間なのかと思うくらい、ベンジャミンの最期が劇中で一番強烈。人間に老いや死があるからこそ、人生における価値を見出せる。「どう死ぬのか」は「どう生きるか」であることをベンジャミンが教えてくれます。
さん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-09 02:01:28)(良:1票)
8.《ネタバレ》 これねえ、きっと若い人にはわからない映画だと思う。
例えばベンジャミンが、子どもと妻の元を離れたのにもう一回帰ってくる場面。
なぜだかわからないひとがいっぱいじゃないでしょうか。気まぐれ?みたいな。
でも違うんですよねえ・・・うわ~!今思い出しても悲しすぎる。
私は、強烈にわかりすぎて、残酷だなあ・・・と思ってしまいました。
自分の老いとか寿命とかね、頭じゃなくて、今・・徐々に「体感」しつつある人。
そのような人がみるとものすごい映画だと思うでしょう。私も含めてなんだけど。
今この年で見られて幸せというかなんというか。。。今より10年、いや5年若くてもこの映画の良さは
わからなかっただろうなとしみじみ。でもわかってよかったのか?微妙。
それはやはり自分が老いを感じてるからなんです。頭じゃなく、身体で。
私はあと何年生きて、なにができるだろう。もう恋をすることも誰からも恋
されることもないかな・・・。
ふとこんなことを思ったことがあるひとは見てください。万人には勧めません。

10点つけたいとこなんだけど、あえていうと音楽が弱い。
これだけが不満。
うさぎさん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-09 00:31:54)(良:3票)
7.《ネタバレ》 初見では「感動した!」「凄い面白い!」と評価できるほどの単純な作品ではなかった。泣ける感動作でもなければ、“数奇な人生”に驚かされ圧倒されるわけではなく、評価は難しい。
しかし、『一人の男の人生』をコンパクトに過不足なく見事に描き切った監督の手腕は素晴らしいものだった。
あえてドラマティックには演出していない抑えた演出が光る。
映画を見ているというよりも、まるで詩のように叙情的に描かれている作品だ。
そもそも、ベンジャミン・バトンの人生が“数奇な人生”かどうかは疑わしい。
生まれて、恋をして、働いて、旅をして、様々な別れを経て、死ぬというのは、我々ともそれほど変わりがないように感じられる。
80歳で生まれて、徐々に若返っていく人生を送れる人は「幸せなのか」「不幸せなのか」という問いがあるとすれば、その答えが本作にあるのだろう。
人生において重要なことは“年齢”ではない、“気持ち”の問題なのではないか。
ティルダ・スウィントン演じる人物が、若いころには達成できなかった海峡水泳を、年齢を経てから達成できたということもヒントのように思える。
たとえ人生に『もし』があったとしても、たとえ自分の人生をもう一度やり直せるとしても、自分が変わらなければ、何もできないだろう。
バトンの人生を見て“数奇な人生”と思う人もいるだろうが、彼の人生はそれほど“数奇な人生”ではなくて、少しだけ変わった“ありふれた人生”を送ったような気がする。
一人の“数奇な人生”ではなく、誰にでもあり得る“ありふれた人生”だったからこそ、色々と“人生”について考えさせられる点が多い深い映画となったように思われる。
本作は現在の人生をより充実して生きて欲しいと願うフィンチャーなりの応援歌ではなかったか。
また、本作において一貫として描かれていることは「永遠なるもの」の存在だろうか。
年齢や容姿が変わろうとも、決して変わらないものがある。
それが“愛”であると伝えようとしていると強く感じられた。
年老いて贅肉が付き、背中が染みだらけになったケイト・ブランシェットを見つめる若いブラッド・ピットの眼が印象的だ。
自分が若く、相手が老いたとしても、“愛”だけは決して変わらない。
そして、晩年のケイト・ブランシェットと若くなりすぎたブラッド・ピットとの接し方はやはり愛情以外の何物でもない。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-08 23:56:23)(良:1票)
6.長い映画ですけど、まったく退屈じゃなかった。普通、人は年老いていくってのがあたり前だけど、もし、逆に生きる人がいたとして、その人の視点から人生とゆうものを観れば、人の一生は、生や死というものは、愛や永遠や孤独というものは、その人の目にはどんなふうにうつるのだろう。ってのを様々な人たちの交流を軸に丁寧に描かれていました。なんだか、観終わった後には、人生や死とゆうものを前向きに色々考えてしまいます。どんな人生だろうと、人はむかえが来たら、かならず行かなくてはいけない。あたりまえだけど、ただ、年老いてい終わりを迎える事がそんなに嫌じゃなく思えてきて、そう考えると、これは人生讃歌映画なのかもしれません。もちろん、若いブラピは完璧。これを映像化できるのもすごいです。なるほどと思わせる台詞なんかもあったりして、人生を色々考えたいって人にはおススメかも。
なにわ君さん [映画館(字幕)] 10点(2009-02-08 22:31:07)(良:1票)
5.《ネタバレ》 実は熱い作品なんですね。「数奇な人生」とはベンジャミンばかりでなく、登場人物全てに言えることで、むしろ、ベンジャミン自身は若返ることくらいで、たいした起伏のない人生で終えている。「こころざし」有る人生のすばらしさを再認識させてくれる傑作。
Keicyさん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-08 22:16:00)
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【点数情報】

Review人数 184人
平均点数 6.51点
000.00%
100.00%
210.54%
384.35%
4105.43%
52815.22%
64524.46%
74021.74%
83116.85%
9179.24%
1042.17%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.61点 Review18人
2 ストーリー評価 7.10点 Review28人
3 鑑賞後の後味 7.08点 Review25人
4 音楽評価 6.50点 Review22人
5 感泣評価 6.26点 Review23人
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【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ブラッド・ピット候補(ノミネート) 
助演女優賞タラジ・P・ヘンソン候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・フィンチャー候補(ノミネート) 
撮影賞クラウディオ・ミランダ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 
視覚効果賞 受賞 
音響賞デヴィッド・パーカー[録音]候補(ノミネート) 
美術賞ドナルド・グレアム・バート受賞 
衣装デザイン賞ジャクリーン・ウェスト候補(ノミネート) 
脚色賞エリック・ロス候補(ノミネート) 
脚色賞ロビン・スウィコード候補(ノミネート) 
編集賞アンガス・ウォール候補(ノミネート) 
編集賞カーク・バクスター候補(ノミネート) 
特殊メイクアップ賞グレッグ・キャノン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2008年 66回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ブラッド・ピット候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・フィンチャー候補(ノミネート) 
脚本賞エリック・ロス候補(ノミネート) 
脚本賞ロビン・スウィコード候補(ノミネート) 
作曲賞アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 

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