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ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

[ヘルボーイゴールデンアーミー]
Hellboy II: The Golden Army
2008年上映時間:119分
平均点:7.06 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-01-09)
アクションSFアドベンチャーファンタジーシリーズもの漫画の映画化
新規登録(2009-01-21)【Sgt.Angel】さん
タイトル情報更新(2017-11-04)【イニシャルK】さん
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監督ギレルモ・デル・トロ
キャストロン・パールマン(男優)ヘルボーイ
セルマ・ブレア(女優)リズ・シャーマン
ダグ・ジョーンズ〔男優〕(男優)エイブ・サピエン/侍従/死の天使
ルーク・ゴス(男優)ヌアダ王子
ジェフリー・タンバー(男優)トム・マニング
ジョン・ハート(男優)トレヴァー・“ブルーム”・ブルッテンホルム教授
ブライアン・スティール(男優)ウィンク
ロイ・ドートリス(男優)バロル王
アンナ・ウォルトン(女優)ヌアラ王女
セス・マクファーレンヨハン・クラウス
谷口節ヘルボーイ(日本語吹き替え版)
本田貴子リズ・シャーマン(日本語吹き替え版)
佐々木睦エイブ・サピエン/侍従/死の天使(日本語吹き替え版)
家中宏ヌアダ王子(日本語吹き替え版)
岩崎ひろしトム・マニング(日本語吹き替え版)
江原正士ヨハン・クラウス(日本語吹き替え版)
山野史人トレヴァー・“ブルーム”・ブルッテンホルム教授(日本語吹き替え版)
佐古真弓ヌアラ王女(日本語吹き替え版)
原作マイク・ミニョーラ「Hellboy」(ダークホース・コミック刊)
ギレルモ・デル・トロ(ストーリー原案)
脚本ギレルモ・デル・トロ
音楽ダニー・エルフマン
編曲マーク・マッケンジー
ジェフ・アトマジアン
スティーヴ・バーテック
撮影ギレルモ・ナヴァロ
製作ローレンス・ゴードン
ロイド・レヴィン
マイク・リチャードソン
ジョー・ロス
ユニバーサル・ピクチャーズ
配給東宝東和
特殊メイクマイク・エリザルド(メイクアップ・デザイナー)
ノーマン・カブレラ
バート・ミクソン
アンディ・ガーナー
クリフ・ウォーレス(特殊効果メイクアップデザイナー)
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
シネサイト社(視覚効果)
美術ピーター・フランシス[美術](美術スーパーバイザー)
衣装サミー・シェルドン
字幕翻訳林完治
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2.《ネタバレ》 マッハで終了した劇場公開を見逃してしまったためイギリス版のブルーレイで鑑賞しましたが、これは映画館で観とけばよかったと大後悔の傑作。弾け切れてないと不評の「1」も私は好きなのですが、これは「1」の良さをそっくり受け継ぎつつ、超特盛りのパワーアップをした素晴らしい第二作。「1」からおなじみのヘルボーイとエイブの名コンビぶり、FBIとの掛け合い、リズとの恋愛と、悪魔の子なのに正義の味方で、人類を滅ぼす存在なのに人間臭く、いかついルックスなのに愛嬌があるという、いかにもマンガなキャラクター達のドラマの面白さはそのままに、前作では「よく出来てるね」止まりだった見せ場が超ハイテンション化。無数の妖精の襲撃から、豆から生まれた大怪獣の大暴れまでモンスターは大小揃える充実ぶり。ミスターウィンクvsヘルボーイのプロレスのようなガチンコ対決に、ヌアダ王子の殺陣に、ゴールデンアーミー再起動にと見せ場の嵐です。しかも、そこいらのハムナプトラのようなただ撮ってるだけの代物とは訳が違い、監督の美的センスがすべての場面で炸裂。アドレナリン大放出の娯楽作でありながら、芸術品のような映像美が全編を貫いています。滅びゆくものの悲しさと、人間とは別次元の荘厳さ・美しさを併せ持ったエルフ界や死の天使の場面は特に注目。彼らの姿を見せるだけで、重ねてきた歴史やこれからの運命を示唆する監督の手腕は、もはやギリアムやジャクソンをも超えているのではと思います。また監督自身が書いた脚本もよく練られており、コミカルな描写と緊張感を煽るべきパートのバランスが絶妙。遊びを入れつつ、締めるべきところはきちんと締まっています。足を引っ張るキャラが思わぬ大活躍というマンガでお馴染みの展開もきれいに決まった大娯楽ぶりの一方で、大怪獣に留めを刺すシーンの悲しさ、異形の者の孤独などもよく描かれており、ただの娯楽作に終わっていない見事な脚本になっています。愛する者の命と世界の運命の選択を迫られる展開もこの手の作品ではありがちですが、本作ではヘルボーイとリズ、エイブとヌアラ王女の双方に選択を迫り、それぞれ別の結論を出したのも面白いところ。この選択で次回えらいことになるかもよという伏線も期待を煽ります。ダークナイトに押されてアメリカでもいまひとつ影が薄かったようですが、純粋なアメコミの実写化としては史上最高の作品ではないでしょうか。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2009-02-24 22:14:00)(良:1票)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 これはスゴイ。2009年まだまだ年初めながら傑作と言っても過言ではないでしょう。『パンズラビリンス』を作って一皮剥けた様子のギレルモ・デル・トロ。前作では大いにやり残したことがあったように思うのですが、今作では彼のビジュアル・センスは遺憾なく発揮されています。すでにキャラ紹介が済んでいるおかげで、ヘルボーイ、エイブ、リズらの人物の掘下げに集中できているうえ、インパクト不足だった前作に比べ、冒頭の木偶人形での語り、ヌアラ王子の殺陣、“歯の妖精”襲撃シーンでデル・トロのファンタジックながらもどこか生々しい圧倒的な世界観に引きずり込まれる。 物語はストレートなものながら、その核を担っているのはヘルボーイ、エイブの人並みに純粋な恋という点が他とはひと味違う所。 身内の者を除いて人間には例外なく嫌われ、自身もその容姿に悩んでいる。しかし中身はもの凄く人間的で恋人の悩みを相談し(愚痴り?)合い、酒を飲んでカラオケを歌いまくる。この笑ってしまう場面でヘルボーイらの人間味が大いに感じられる。 前作では人間側を代表してマイヤースがいたものの、今回はほぼ完全に人間側の視点を排して、いくら忌み嫌われ世界が滅びようとも、最愛の人がそばにいればそれで構わない、といったヘルボーイたちの愛情がブレずに見事に描けているように思う。 アクションシーンも大満足。ヘルボーイvsウィンクのガチンコ対決や“森の神”エレメンタルの大怪獣シーン、ラストのゴールデン・アーミー、ヌアダ王子との決戦。どれも文句なしに素晴らしい。 それに今作は死の天使やゴールデン・アーミーの造形などのサブキャラクター達にもデル・トロらしいこだわりが見られて良かった。堅物のようで意外と武闘派のヨハン・クラウスが実にいいキャラ! クリーチャーの造形・描き方としては一つの完成形とも言える大傑作。 映画館で観られて本当に良かった。
Sgt.Angelさん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-22 01:07:06)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 7.06点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5619.35%
613.23%
71341.94%
8825.81%
926.45%
1013.23%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.66点 Review3人
2 ストーリー評価 4.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 3.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
特殊メイクアップ賞マイク・エリザルド候補(ノミネート) 

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