11.《ネタバレ》 ちょいと序盤が退屈気味だけどとーっても面白い本作、ケチなコソ泥演じるダスティ・ホフマンの演技力が炸裂してますね。強気なTVキャスター役のジーナ・ディビス、心優しいホームレス役のアンディ・ガルシアとキャスティングもうまくバランスがとれていてナイス。なかなか皮肉さが効いたストーリーは、ドタバタコメディの体をしていながらも独特の人の温かみをうま~く表わしていますよね。これはこの監督さんの持ち味なのかな。しかしババーの祭られ方がすごいよね、ババー人形まで出来てたし(笑)。いまこの日本でも「嘘」がいろいろと取りざたされてますが、どの「嘘」を信じていくのか…ムズカシイところでありますなぁ。あまり知名度が高くないと思われる本作、カッコ悪い邦題wのおかげで見損なってる人多そうだなぁ~ぜひ一度ご覧になって下さい。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-03-21 09:41:26) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 全く期待せずに観たのに、いやー、面白かった。人間、イザと言うときは日頃の行いで判断されてしまうわけね。でも、真実を明かすことが最善とは限らないというひねりの効いた展開が面白かった。バーニーはかなり行動に矛盾があるキャラクターだけどやっぱり憎めなくて、それをダスティン・ホフマンが実に「らしく」演じてます。同じ父親役でも、一見模範的な改心を見せつつチラホラ偽善的なクレイマー・クレイマーのパパより、魔が差して人を救ってしまうこっちのダメ親父の方が私はだんぜん好き!!超ダメ親父でも、息子に対してだけは真のヒーローになれて良かったねぇとしみじみ思う。出来心の罪悪感に耐えられず自殺まで考えるやたら瞳の綺麗なホームレス、ってのをA.ガルシアが好演。おいしいよな~。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-08-12 01:25:41) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 嘘つきでコソ泥の主人公の身になって、胸を痛めている自分に驚きました。現実に彼と出会っていたら、たぶん軽蔑しているでしょう。でも感情移入してしまうのは、少なからず自身の中にもバーニーが居る証拠。言い訳ばかりで自分勝手。そんなダメ男が数多くの人命を救います。もっとも今までの悪行を考えたなら、これでチャラにしようなんて虫がいい話。彼が順当に富と名声を手にしていたらいい気はしません。しかし貧乏くじを引くのも可哀相に思える。結局はバランスの問題です。良くも悪くも報われたい。平等に。それがこの世の仕組みに対するささやかな願い。男の子の父親を助けようとしたバーニーの気持ちは純粋だった。この1点において、彼は報われて欲しい。一方、偽者ババーはどうか。後ろめたさ故の善行とはいえ、病床の少年を救ったのは事実。彼が責めを負うべきは、ヒーローに成りすました1点のみです。バーニーの命を救ったことで嘘を真に変えたババー。彼の心もまた救われました。皮肉たっぷりのひねた御伽噺。でも根っ子に在るのは、人間に対する信頼と優しさ。そして見事に調整された「因果応報」の原則でした。印象的なバーニーの台詞について。「この世はウソばかりだ。だから自分の好きなウソを信じればいい」。例えば三角錐を考えてみます。上から見たら円。横から見たら三角。どちらもウソではありません。それにもし(運よく)三角錐を認識できたとしても、それがどれほど価値を持つのか。色は?匂いは?味は?質感は?「真実」は限りなく多面的です。マスコミに至っては、意図的に情報を歪めることさえある。バーニーが息子に語る真実も、鼓笛隊に掻き消されます。手にした真実は何と危ういのか。ならば目の前にある都合の良いウソを信じておく方が幸せだろう。言いたい事は分ります。ただし、それが彼の本心とは思えません。じゃなきゃ、オフレコでも女性キャスターに真実を明かしたりしない。それに彼は言ってる事とやっている事がいつも違う皮肉屋ですし。幸か不幸か、バーニーにも嘘を真に変えるチャンスが与えられました。彼は本物のジャングルの王者から子供を救い出せるでしょうか。自分は、本作の神様なら「納得の結末」を用意してくれると信じています。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-06-26 18:42:19) |
《改行表示》8.思いっきり、フランク・キャプラ風(「群衆」が一番近いですかね・・・・)ですが、良く出来ていてとても面白い作品でした。やはり、ダスティン・ホフマンって本当に素晴らしい役者さんだなと改めて思いましたね。 しかしながら、マスコミの世界の描き方がフランク・キャプラの時代からほとんど変わっていないのに全く違和感を感じなかったというのも恐ろしい話ですね。 【TM】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-02-08 17:18:49) |
《改行表示》7.偶然つけたTVで始まったので見てみたら、良かったです^^ ダスティンホフマン、良いですね~ ストーリーも、今にしてみればありきたりに見えるかもしれないけども、見た瞬間は、すごく気に入りました^^ 【ほ~り~ぐれいる】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2006-12-09 20:51:16) |
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《改行表示》6.《ネタバレ》 うーん楽しい。思わず水野○○の口調を書きそうになった次第です。 好みなのか時代なのか、本作品のような映画を王道と感じてしまいますね。感情移入、苛立ちややるせなさ、自分との対話、そして爽快感。 気持ち良く抜けて行きます。 最後の方でダスティンホフマンの「You are welcome」のセリフが最高。おもわず嬉しくなりました。お勧めです。 【風太郎】さん 9点(2004-05-19 17:26:49) |
5.アンディ・ガルシアが善人だったのが良かった。結局みんな幸せになるという質の良いハッピーエンド。 【腸炎】さん 9点(2004-05-07 19:54:33) |
4.一応マスコミ批判の体裁をとっているのだが、設定がありきたりでなく楽しめる。このような誤解系ムービーはオチへの期待が高まって、見ていてグイグイ引き込まれていく。最後息子に語りかける「世の中ウソだらけだ。だから好きなウソを信じて生きていけ」はひとつの処世術なのでは?笑いもあるしラストのオチも好き。 |
3.なぜかレビュー数もかなり少なめですが、この作品はいい作品だと思います。昔はダスティン・ホフマンが演じてるなんて知らずに見てましたがかなりはまり役だった様な気がします。 |
2.《ネタバレ》 最初の方はやや退屈してしまった所もあったのですが、途中からグングン引き込まれました。そしてババー(なんて名前だ。。)も本当にいい人だったんだなと。そもそもバーニーの車が故障して困っているのを助けてくれたのも彼だし。良心の呵責に苦しむシーンは自分まで苦しくなっちゃった程、感情移入出来ました。それでバーニーはライオンの檻に落ちた女の子を救い出せたのでしょうか。とにかく良かったです。 【ジェイムズ】さん 9点(2003-09-01 18:42:07) |
1.あんまりヒットしなかったんだよね。ストーリーも設定も面白いと思うんだけど。ホフマンは最高やね。 |