1.《ネタバレ》 この監督、本当にダメだと思う。設定が全然生かされておらず、妙な箇所がいっぱい。
順不同にざっと列挙していく。
1:喘息設定、途中で忘れてませんか?倒れた時も喘息症状まったくなし。
2:ふとっちょ豚の年齢っていくつ?突然大人顔負けの哲学的なこと言い出して違和感。
で、この豚女がカッターで脅したとか嘘ついたり、もう終わり!仲良くしよ!なんていいこといっときながら、
ウジウジと後で親に密告して泣きついたっていう最低のクズなんですよね。
なのになんでいい子設定になってるんだか。何様なの?って態度に終始不快感。
こういうやつが成長するとモンスターペアレンツになるのだろうか。
そもそもこいつ必要?
3:豚の親が怒鳴りこんできて、彼女が帰ったら、速攻で家に入ろうとする主人公の無神経さ。
普通は罪悪感で家に戻れなくって逃げようとするでしょ。
4:預けられた夫婦の太った奥さんのほう。「太っちょ豚って言ったのはよくないわね」
あれ??この奥さん、主人公には問いただしもしないで、豚の親の言うこと信じたんだ?カッターも信じたの?
だいたいこの夫婦も偽善者だなあ。気持ち悪いくらい主人公を怒らないのに、簡単にクレイマーのいうことは
信じてしまう。
5:十一、必要でしたか?
6:眼鏡っこ、必要でしたか?日記など見つけるのは主人公じゃないと。メガネっ子の兄貴の存在感のなさ。
7:マーニー、杏奈にもきれいな服を持ってくるのかと思ったら、ババアのショールを無理やりかぶせて
花売りに仕立て、金持ちたちの前に晒し者にする羞恥プレイを強制。
杏奈はかわいそうな乞食のような扱いを受けます。
しかも、自分は杏奈そっちのけで恋人と踊ってるという。
私はこの女を絶対好きにはならない(怒)
8:だいたい大金持ちがあんな不便なとこに家を建てるという不自然さ。
ファンタジーにしても無理やり過ぎます。
アリエッティに続き、後半やはり顔が崩れてるところがある。
宮崎は絶対こういうの許さない。
幼稚園児の動きがかなり鈍重。
一番困ったのはマーニーにまったく魅力がない。
この人、杏奈の救いなんでしょ?もっともっと強烈な個性を描かなくては。
宮崎ならもっともっとはじけまくる夢の様な少女を描いたでしょう。
この人にはもう期待しないな。私は宮崎吾朗監督に期待します。
コクリコでは才能の片鱗を見せつけてくれた。