1.《ネタバレ》 顔はBJ、されど制服と声はデスラー。と言うことで見ていて手塚アニメと言うことは理解できるんだけども、ファンのひとりとしていただけない。まぁ30年も前の作品だから仕方がないけどヒロイン(人間の方)のデザインがひど過ぎるんじゃ?
ヤマト篇、鳳凰篇と比べるとどうしようもなく見劣りする一本ですね。公開当時アニメージュかなんかで大々的に特集を組んでた覚えがあるけど、子供心に危険な匂いを感じ取って観に行かなかったんですよね。こんなに時間が経って観たけど、やはり魅力がない。子供の頃見たら感動したかと言えば、やっぱりしなかったんじゃないかな。テーマである「火の鳥」の存在が曖昧過ぎるからか?いかにも手塚アニメと言う動物(?)のコミカルなシーンとシリアスなストーリーがうまく融合できていないからか?銀河鉄道999の劇場版も同じ頃だったんだろうけど、テーマ(永遠の命)や少年の成長物語などリンクする部分はあるも軍配は999かな。考えればこの時代って「ヤマト」がバカ当たりしてアニメの「劇場版」と言うやつが雨後の筍のごとく作られ始めた時代じゃなかろうか。粗製濫造と言う言葉が浮かんでしまう残念な映画。点数は正統派を演じていた若き日の塩沢兼人さんに捧げます。