2.《ネタバレ》 劇中でもツッコまれていたが、やっぱり渡部陽一さんのしゃべりは、違和感ありまくりでした。刑事の顔も本人を意識したデザインだったが、その前に顔を思い浮かべてしまう。アニメーションとしてはどうなのか。ここまでして、キャスティングする必要はないと思う。さて、最初の「スペクタル」には、凄いというより、んなバカな、という印象。あれだけ無茶して反対車線を逆走すると、絶対事故おこしてる奴もいるだろうに。
それは置いといて。
基本的なミステリの部分に、全く興味がわかない。冒頭あまりにも派手なのとのギャップなのか。毎回毎回、非現実なほどの派手なシチュエーションに慣れてしまっているのか。でも特に雪原で死んだ人が何故あそこにいるのか、という不思議さが、全く分からない。車走ってた道を使ったほうが良い説明を、セリフじゃなく(アニメーションなんだから)視覚で説得するべきだ。それにしてもこのアニメーションは、「たったそれだけのことで」あんまりにもやることが残虐な犯人が多すぎるよな。前作は仏像盗むために、ウイルスパニックを起こして、町からすべての人を非難させたし、今回は潜って探しゃいいだけなのに、地下鉄脱線させ、高速道路破壊し、ダムを決壊させて、村一つを水で押し流そうとするって。
また、コナンもコナンで小学生のくせに(いや、高校生だとしても、だ)、いくら洪水を止める為とはいえ、勝手に雪崩を起こして、二次被害が出てたらどうするんだよ?
そのあまりにメチャクチャなスペクタルと、事件と謎のつまらなさが、名探偵コナンをもう別作品のようにしてしまっていると思う。
少し、地に足の着いた、というか地道に推理ものとしての、原点回帰が必要なのではないかな?