7.《ネタバレ》 宇津井健ら捜査側からの視点は名作“ジャガー・ノート”高倉健ら犯人側からの視点はセルジオ・レオーネのこれまた超名作“夕日のギャングたち”といった趣の作品ですね。特に回想シーンでの音楽の使い方は“夕日の~”のパクりでしょう。しかし本作全体を覆う‘安~い’感じは当方の我慢の限度を超えていてまるでテレビ版“ワイルド7”でも観ているようだ。豪華キャストがみんなおそろしく大根に見えてしまうのは演出がいいかげんだからなのだろうか。変な客が色々乗り込んでいるのにちっともサスペンスを盛り上げることに貢献していないし、喫茶店が重要アイテムとともにタイミング良く焼けるのはご都合主義と言われても仕方あるまい。そのようなことを許容する世界観ならばそれこそワイルド7なみにぶっとんだクライマックスを期待してしまうじゃないですか。こんなチープなノリで「最後は渋めにまとめてみました」なんて許されると思っているのか!犯人側に移入できるように作ってある等、一部とはいえ政治的に正しいことが救いと言えるでしょうか。 【皮マン】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-05-20 14:08:00) (笑:1票) |
6.《ネタバレ》 先にここのレービューをざっと読んでいたので、爆弾解除の方法が記された書類が喫茶店の火事で紛失とか、爆破シーンの模型撮影がチープなこととか、そういうことは許せてしまいました。それより脱力してしまったのは、超特急の歌を唄いながらキレる乗客と、太鼓を鳴らし続ける宗教団体御一行様。もう勘弁してー。けれど、新幹線が停止してすぐに短いエピローグに入って終わりかと思いきや、結構そこからの展開が「お、見れるじゃん!」と思いました。ただし、TV報道でことの事態を知りながら悠長に金の仕分け作業を続ける高倉健が、空港に来てなぜ突然電話する気になったのか分かりませんでした。全体的な作りのことでいうと、人物のバックグラウンドの描き方が、必要になったその時点で「説明しよう」的に急に挟み込まれるのがなんだか安っぽく思いました。高倉健の奥さんとか唐突に登場するし。もっと全体に細かくちりばめて欲しかったです。で、ラストでとうとう申し訳ないけど笑ってしまいました。撃たれたのがおかしかったんじゃなく、あの角度で画面静止するそのセンスが僕的には笑えてしまったんです。最後の最後で笑ってしまって、もうメチャクチャ! 【だみお】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-02-06 00:10:55) |
5.《ネタバレ》 豪華キャストで固めていて設定も良いのに、たいして面白くなかった。むやみに長いので中だるみを感じてしまう。単調なので途中で飽きました。沖田率いる犯人達の動機が上手く伝わってこないので、哀愁を漂わせていても拍子抜けに感じる。緊迫感はあるんだけどねぇ。あと気になったのは、高倉健って名俳優なの?眉間に皺寄せた神妙な顔つきでぼそぼそしゃべってるだけで、何か感情が伝わってこないんだよな~。 【VNTS】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-07-10 17:16:51) |
4.《ネタバレ》 ○2016.02.23久しぶりの鑑賞。○新幹線、犯人、警察と主に3点から話が進む。犯人の過去は健さんだから見られたものの特になくていい。海外がここをばっさりカットしたのは頷ける。○新幹線内部は必要以上に騒ぐ乗客と、胎児が亡くなるところが余計かな。○国鉄内もなぜ全員が倉持側でないのか。仮に爆破させるにしてもそれは国の役割。○あと、警察は無能すぎる。犯人逃すは殺すは…もう少しいい脚本にならなかったのか。○なんだかんだで最後まで観られたが、惜しい作品だった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-04-18 23:28:05) |
3.《ネタバレ》 パニック映画ブームに乗って公開された当時の評判は今ひとつでした。それが年月を経て、うなぎ登りの高評価となりました。私的にはズーム多用のカメラワークや、場面にそぐわないBGM、気恥ずかしさを覚える群集の描写など、欠点が目立ちすぎて、辛めの点数です。運転手役の千葉真一がアセチレンバーナーを手にクライマックスで活躍します(笑)。このシーンはぜひやらせてくれ、とシナリオを書き換えさせたのではないかと推測していますがどうでしょうか? 【ジャッカルの目】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-01-24 22:12:42) |
2.「スピード」の元ネタらしいですけど、こちらは日本の映画らしく、人間の生き様を深く描こうとする感じの作り。期待過剰で観てしまったので、肩透かし感が強かったです。 【MARK25】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-06-24 17:26:55) |
1.喫茶店の意味不明な火事で一気にしらけたな。二人の健さんは好演でした。先入観なしでスピードの前に観ていたらどうだったろうか。 |