1.《ネタバレ》 iTunesにてレンタル視聴。
今回の敵は過去の鬼が時間の流れの影響で、劇場版限定ライダーになってしまったものです。ゴルドラとシルバラの強さが説得力あって、好印象でした。また、篠井英介さんと柳沢慎吾さんの演技も、「理由のある悪」をしっかり表現できていると感じました。
確かに、話の内容自体は子供向けのチープなもので、見ているこちらの背中がかゆくなってきます。佐藤健くんではない良太郎にも慣れませんし、New電王はかっこわるいです。コハナはかわいいですが、演技が学芸会レベルです。
そんなダメな点は、ゴルドラとシルバラの存在感が吹き飛ばしてくれています。
しかし、それら全てを台無しにするのが、このお話の主人公にあたるユウくんです。
ユウくん自体は、子供向け映画によくある「大人の階段を一歩上る少年」です。
なのになぜ、女の子である沢木ルカちゃんがユウくんを演じてるんだよ!?
私は沢木ルカちゃんが女の子であることを知っていたので、いつ「私、実は女の子なの」と言い出すのか、気になって仕方ありませんでした。
アッキーナが母親に似ているのも、むりくりなんだよなぁ。年齢的に無理あるでしょうが。
また、思い出の中の母親の目にボカシが入っていて、ちょっとサイコな雰囲気なのも変です。ボカシいれたんだったら、「目のボカシがとれてアッキーナのお母さんになる」のシーンもいると思います。明らかに年齢が若すぎるけど。
第一、あの鬼たち、戦艦が時間を超えることを知ってたけど、どうして知ってたんでしょうか。自分たちの時代にあったなら、そっちを探せよ。未来に建造されることを知ることはできないだろ。
ディケイドにいたっては、なんで過去にいるのか、わけわからないです。イマジンに似た客演ライダーはおもしろかったけど、海東は敵なの、味方なの?ちょこっとだけ戦って、満足してどこか行っちゃうし。
単純に、強い鬼と戦う電王チームの話なら8点でしたが、プロデューサーのひどいブッキングに-2点です。