ベンジャミン・バトン/数奇な人生のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ベンジャミン・バトン/数奇な人生

[ベンジャミンバトンスウキナジンセイ]
The Curious Case of Benjamin Button
2008年上映時間:159分
平均点:6.51 / 10(Review 183人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-02-07)
ドラマファンタジーミステリーロマンス小説の映画化
新規登録(2008-08-06)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-02-08)【イニシャルK】さん
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監督デヴィッド・フィンチャー
キャストブラッド・ピット(男優)ベンジャミン・バトン
ケイト・ブランシェット(女優)デイジー
ティルダ・スウィントン(女優)エリザベス・アボット
エル・ファニング(女優)7歳のデイジー
ジュリア・オーモンド(女優)キャロライン
イライアス・コティーズ(男優)ムッシュ・ガトー
ジェイソン・フレミング(男優)トーマス・バトン
タラジ・P・ヘンソン(女優)クィーニー
ジャレッド・ハリス(男優)マイク船長
リッチモンド・アークエット(男優)ジョン・グリム(皮肉屋の船乗り)
マハーシャラルハズバズ・アリ(男優)ティジー
ジョーアンナ・セイラー(女優)キャロライン・バトン
ドン・クリーチ(男優)プレンティス・メイズ(船乗り)
フォーン・A・チェンバーズ(女優)ドロシー・ベイカー
デヴィッド・ジェンセン〔男優・1952年生〕(男優)医者
テッド・マンソン(男優)ミスター,ドゥズ
トム・エヴェレット(男優)Benjamin 1935-37
フィリス・サマーヴィル(男優)フラー
ジョシュ・スチュワート(男優)プレザント・カーティス(無口な船乗り)
ジョシュア・デローシュ(男優)リック(船乗り)
イリア・ヴォロック(男優)Russian Interpreter
ジョエル・ビソネット(男優)デヴィッド
チャールズ・ヘンリー・ワイソン(男優)6歳のベンジャミン・バトン
山寺宏一ベンジャミン・バトン(日本語吹き替え版)
塩田朋子デイジー(日本語吹き替え版)
佐々木優子キャロライン(日本語吹き替え版)
高島雅羅エリザベス・アボット(日本語吹き替え版)
稲葉実(日本語吹き替え版)
大塚芳忠トーマス・バトン(日本語吹き替え版)
真山亜子フラー婦人(日本語吹き替え版)
諸星すみれ7歳のデイジー(日本語吹き替え版)
宮本侑芽9歳のデイジー(日本語吹き替え版)
原作F・スコット・フィッツジェラルド
ロビン・スウィコード(脚本原案)
エリック・ロス(脚本原案)
脚本エリック・ロス
音楽アレクサンドル・デスプラ
編曲コンラッド・ポープ
アレクサンドル・デスプラ
撮影クラウディオ・ミランダ
製作キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル
パラマウント・ピクチャーズ
ワーナー・ブラザース
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクグレッグ・キャノン
辻一弘
特撮アサイラムVFX(視覚効果)
デジタル・ドメイン社(視覚効果)
美術ドナルド・グレアム・バート(プロダクション・デザイン)
衣装ジャクリーン・ウェスト
編集アンガス・ウォール
カーク・バクスター
録音デヴィッド・パーカー[録音]
その他アレクサンドル・デスプラ(指揮)
あらすじ
第1次世界大戦終戦の夜、勝利に沸き返る街にひとりの男の子が産声をあげた。そして、その命と引き換えに母親は死を迎え入れた。父親は最愛の妻の死と、生まれて来た我が子の異形に我を失い、赤ん坊をとある施設の入り口に置き去る…。老い衰えた肉体で生まれた男が、次第に若さを身に付けながら一歩一歩人生を歩んでいく物語。ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットが、特殊メイクとCGで若々しい姿から老衰した姿まで演じきる。
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40.《ネタバレ》 「数奇な人生」とは逆説的な題名のつけ方で、実際にはとてもありふれた人生の悲喜を描いているように思う。より正確にいえば、特殊な人生だからこそ普遍的な人生の意味合いが象徴的に浮き上がって見える、といったところだろうか。  体が幼くなるとともに認知症が進行し、人の世話を受けなければ生きられなくなるのは、なにも赤ん坊の姿にならなくともありふれたことだ。老いるに従って身も心も子どもに近づいていくベンジャミンが「なにも思い出せない」と嘆くのを、デイジーは「それでいいのよ」と抱きしめる。人は死ぬと生まれた場所に帰っていく――と言葉にしてしまうと陳腐だけれども、“老い”というものを描くのにこんな手法があったのかと非常に感心させられた。  デイジーが事故に遭う直前の状況の推移を丁寧に追っていたのも良い。「あそこでああしていれば今頃は」という誰でも抱いたことがある後悔の念を、丹念に、繊細に拾い上げていく。ささいなことの積み重ねで人生は決定的に変わる。ときには知らないうちに選択がされていて、あとから取り返そうとしてもどうにもならない、大きな流れがある。もっとも映画全体を通して感じられるのは一瞬一瞬をいとおしむ穏やかな慈愛の気持ちであって、けっして負のトーンが強すぎるということはない。  ラストに登場人物をさらりと振り返って、なにか教訓めいたことをいうのかと思いきやそのままエンドロールに突入する、あの控えめさがまたいい。終始美しい映像だが、わざとらしい作り込みもなく、押し付けがましいドラマもない。いわゆる“泣ける映画”ではない分、切なさがいつまでも後を引く。
no oneさん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-22 14:14:11)(良:2票)
39.《ネタバレ》 老人として生まれ、歳を重ねるごとに若返えっていくというアブノーマルな生を受けた男とノーマルな女との恋愛と人生の物語です。実際にはありえない設定ですが、役者達の真摯でごく自然な演技と根気のいる映像処理とで、設定世界が破綻することなく表現されています。正攻法なのですが、正攻法がいかに難しいか。予算が潤沢なアメリカ映画ならではの作品だと思います。ありえない設定の中に、何気ない、いかにもごく自然に起りそうなシーンをうまく織り込んでいるのですよね。ブラッド・ピットが予告なくケイト・ブランシェットのバレエ公演の楽屋を訪ねるくだりは、2人のちょっとしたすれ違い、心の機微が繊細に表現されていて、特に印象に残っています。
camusonさん [DVD(字幕)] 7点(2023-07-28 18:42:47)(良:1票)
38.《ネタバレ》 クィーニーの言葉が印象的。「みんな行き先は同じ。ただ、違う道を通っているだけ」。ベンジャミンも、この世に生を受け、成長し、恋愛し、愛する人に抱きしめられて看取られ死んでいくワケです。ただ、そのプロセスが他の人と大分違っていただけ。だんだん若返っていく、という怪物といっていいベンジャミンなのですが、「少し変わった人」として周囲から受け入れます。その体質から、必ずとんでもないドタバタが始まるのだろうと思い、心配しながら見てましたが、それがない。淡々とした感じがとても良いです。いつかもう一度、いらぬ心配をすることなく、デイジーとベンジャミンの物語として観てみたいです。そのときは、必ず点数が上がるだろうと思っています。
なたねさん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-15 07:35:05)(良:1票)
37.《ネタバレ》 とても優しくあたたかい大人のお伽噺でした。2時間半を超える長い映画でしたが、無駄に時間が長い映画ではなく、ベンジャミンとデイジーの2人の数奇な人生を堪能しました。大笑いするシーンも大泣きするシーンも無く(ただ、ラストでベンジャミンの人生で出会った大切な人々がもう一度出てきますが、そこで思わず涙が零れてしまいました。)淡々と物語が進んでいくのですが、随所に心に残るシーンや台詞があり、特に2人の年齢が一番近づいた頃鏡の前で今の2人の姿を目に焼き付けておきたいと2人が寄り添うシーンがとても素敵でした。
とらやさん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-19 21:31:32)(良:1票)
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36.《ネタバレ》 初見では「感動した!」「凄い面白い!」と評価できるほどの単純な作品ではなかった。泣ける感動作でもなければ、“数奇な人生”に驚かされ圧倒されるわけではなく、評価は難しい。 しかし、『一人の男の人生』をコンパクトに過不足なく見事に描き切った監督の手腕は素晴らしいものだった。 あえてドラマティックには演出していない抑えた演出が光る。 映画を見ているというよりも、まるで詩のように叙情的に描かれている作品だ。 そもそも、ベンジャミン・バトンの人生が“数奇な人生”かどうかは疑わしい。 生まれて、恋をして、働いて、旅をして、様々な別れを経て、死ぬというのは、我々ともそれほど変わりがないように感じられる。 80歳で生まれて、徐々に若返っていく人生を送れる人は「幸せなのか」「不幸せなのか」という問いがあるとすれば、その答えが本作にあるのだろう。 人生において重要なことは“年齢”ではない、“気持ち”の問題なのではないか。 ティルダ・スウィントン演じる人物が、若いころには達成できなかった海峡水泳を、年齢を経てから達成できたということもヒントのように思える。 たとえ人生に『もし』があったとしても、たとえ自分の人生をもう一度やり直せるとしても、自分が変わらなければ、何もできないだろう。 バトンの人生を見て“数奇な人生”と思う人もいるだろうが、彼の人生はそれほど“数奇な人生”ではなくて、少しだけ変わった“ありふれた人生”を送ったような気がする。 一人の“数奇な人生”ではなく、誰にでもあり得る“ありふれた人生”だったからこそ、色々と“人生”について考えさせられる点が多い深い映画となったように思われる。 本作は現在の人生をより充実して生きて欲しいと願うフィンチャーなりの応援歌ではなかったか。 また、本作において一貫として描かれていることは「永遠なるもの」の存在だろうか。 年齢や容姿が変わろうとも、決して変わらないものがある。 それが“愛”であると伝えようとしていると強く感じられた。 年老いて贅肉が付き、背中が染みだらけになったケイト・ブランシェットを見つめる若いブラッド・ピットの眼が印象的だ。 自分が若く、相手が老いたとしても、“愛”だけは決して変わらない。 そして、晩年のケイト・ブランシェットと若くなりすぎたブラッド・ピットとの接し方はやはり愛情以外の何物でもない。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-08 23:56:23)(良:1票)
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35.《ネタバレ》  1918年、ニューオーリンズ。生まれながらに老人のように醜く生まれ捨てられた赤ん坊。運良く老人施設に拾われるが、なんと成長していくごとに若くなっていくという特異体質の持ち主だった・・という話。   赤ん坊時以外のベンジャミンを演ずるのは全てブラピだそうですが、特殊メイクとCGを組み合わせて使えば何でもできちゃうんですねぇ。見た目18歳位になったブラピはまさに在りし日の美少年ですしw  導入部は「タイタニック」みたいに、おばあちゃんデイジーが昔を語るシーンから。ケイト・ブランシェットがオファーされたのは、多分バレエができたからかな?と思ってるんですが、どうも「エリザベス」のイメージが自分の中では強すぎて、恋愛ヒロインに向いてないような気が^^;   設定とはいえ、薬でもタイムマシンでもなく、なぜだか若くなっていくという理由・原因は最後まで誰も触れず言及されず。しかも、赤ん坊で生まれて大きくなっていった身体が再び赤ん坊サイズに小さくなってしまうとか、80歳で生まれてって誰がその年齢と分かるの?とか、0歳で死んだのなら看取ったデイジーはちょっと若くなかった?とか・・突っ込みどころは多数あります。あまりサイエンス的発想で見てはいけないんですねw   アカデミー13部門ものノミネートは、若くなっていく奇妙さよりも、波乱万丈の一生を送った人間の生き様、そして特殊メイク・CG、美術がお見事だったということじゃないでしょうか。  それにしても、盗作の疑いで訴えられたという話も出てきて、ブラピ初主演男優賞?を含むアカデミーともども行方が気になるところですw 
尻軽娘♪さん [試写会(字幕)] 7点(2009-02-04 23:48:23)(良:1票)
34.《ネタバレ》 老人から若返っていくファンタジー。ケイト・ブランシェットとの対比が切ない。
ゆっきーさん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-07 13:19:17)
33.《ネタバレ》 画に対するこだわりが随所に感じられるも、言わなければデヴィット・フィンチャーの映画だとはほとんど気付けないだろう。アメリカの現代史とリンクする点では『フォレスト・ガンプ』に近いが、ベンジャミンは表舞台に立つことはない。逆行していく男の人生をあたかも普通の人たちと同じように淡々と綴っていくだけだ。特に時間という概念が強調される。少しの誤差でデイジーには違った人生があったかもしれないし、互いの適齢期が交差したときに生じるささやかな日々ですら愛おしく感じる。だからこそ終盤、歳を取るごとに若者になっていくベンジャミンと老けていくデイジーの対比が孤独感を増していくようで切なかった。彼はいろんな人々に出会い、その人たちもどこかで影響を受けて、それぞれの人生を生きていく。時が経つに連れ、余韻という水が喪失感を埋めるように少しずつ心を満たしていく。そんな作品。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 7点(2018-03-31 20:57:04)
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32.《ネタバレ》 類を見ない独特の物語。 「感動」とも「面白い」とも違う、コクが深い作品と例えるのが近い鑑賞感。 年を取るごとに若返っていくというのは、もちろん非現実的な設定ではある。しかし、その設定に付随していた物語はとても現実的で人間臭さが出ていた。一人の人の人生が深く掘り下げられ、素直に次の展開が気になったし、ベンジャミンの生き方にドラマを見いだせた。 語り方はフィンチャー監督らしい静かで丁寧。上映時間2時間46分に無駄なコマがないと感じれるほどの仕上がりだった。同一人物でも、別人のように若く(老いて)見せる美術の質の高さにも驚かされた。
カジノ愛さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-03-07 07:27:12)
31.ただ1人若返っていくっていうのは寂しいもんなんだなー。
へまちさん [DVD(邦画)] 7点(2017-12-04 16:20:44)
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30.フィンチャーがメガホンをとった割にはずいぶんと優しいドラマな話じゃないか。やはり魅せ方は凝っていて飽きない。 リアルさに欠けるがそれはファンタジーとして許容範囲内。 一般的な人間と真逆の時を生きていく話。つまり年寄で生まれて若返ってく。 赤ちゃんとして死ぬのか、ひょっとしたら不死なのか。と最後まで気になる展開。 この映画の見所は若さや老いの演出からやはり美術か。特に現ブラピからの若返り演出は凄かった。 エンドロールはなんとなく切ない気持ちで観賞に浸れる。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-12 00:42:09)
29.《ネタバレ》 逆さまの人生を生きた男の人生か・・。出会う人たちがほぼ善人だし、“愛する人を送る悲しみ”を人より多く経験したにせよ、ベンジャミンは幸せな人生だったと言えるのじゃないかしら。人生の端っこで、ベンジャミン・バトンと交わった人たちのそれぞれの人生も重量をもって展開していて、しみじみ感じ入ります。みんな逝ったんだ・・ベンジャミンも、デイジーも。何故かしら精一杯生きよう、と思いました。
tottokoさん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-01 01:03:29)
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28.すごく考えられているストーリーだと思った。初めはちょっと設定にびっくりしとまどいました。 色々と考えさせられました
makisimuさん [地上波(邦画)] 7点(2012-06-13 01:38:35)
27.《ネタバレ》 ひとりひとりみんなの人生は映画みたいに面白いってことですね。この話はもちろん映画だから味付けとして『歳をとるごとに若返る』って設定がありましたけど、そんなのなくったって十分楽しめる内容だったと思います。ラブストーリーとして観るにはちょっぴりしんどいかもしれませんね。
ろにまささん [地上波(吹替)] 7点(2012-01-23 00:41:30)
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26.2012.01/08 鑑賞。奇想天外な設定にただビックリ!! あまり違和感なく見れたのには驚き。最後はなんとも切なくなる。アイディアに+1点。 
ご自由さんさん [地上波(字幕)] 7点(2012-01-08 22:39:27)
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25.《ネタバレ》 人生を全く別のユニークな視点で見つめなおすかのような感動作でした。 ハンディを持って生まれ、人とは違った人生を歩んだベンジャミンですが、非常に人生は輝いていました。 苦悩が大きかった分だけ、喜びが少し遅れてくるかのようです。 人生は老いるのではない、という逆の発想が希望を与えます。 この映画では人生が大きくなってゆくみたいです。 人生とは考え方次第であると教えられます。 そして数奇な人生ほど充実した素晴らしいものになるかもしれません。 人とは違うということを恐れてはならないのでしょう。 この映画を見ると元気をもらって何かをしなければならないという衝動に駆られます。 この映画の中にある死とは自分の人生を考え運命を見つめるためのものなのだと思います。 フォレストガンプやビッグフィッシュのような不思議な感動です。 非常にユニークで魅力的な作品でした。  しっかし青い目の少女が可愛いです。
ゴシックヘッドさん [地上波(吹替)] 7点(2012-01-07 00:13:46)
24.《ネタバレ》 ファンタジーなのに寓話性が少ないし、ちっとも“数奇な人生”じゃないと感じさせちゃうところが本作の弱いところかな。これなら、「俺の方がよっぽど数奇な人生を送ってきたぞ」と言いたくもなります(もちろん若返ってはいませんけど)。デヴィッド・フィンチャーとファンタジーではいかにも相性が悪そうでもある。でもこれだけ“老い”と“死”をじっくり美しい映像で見せられると、たぶんもう人生の半分は終わってしまった自分たちの世代には考えさせられることも多いのは確か。東洋思想には「死は生であり、生は死である」という輪廻の死生観があるけど、この映画では「人生は一度きりで後戻りはできない」と訴えるいわば“一期一会”的な語り口で一貫しています。「秒針が逆に進む時計」はそういう意味では象徴的だと思います。そう言えば、不思議と宗教色がほとんど感じられないところがあって面白いと言えます。ブラピとケイト・ブランシェットの特殊メイクは見ものですが、こういう特殊技術が自己主張し過ぎていないところは好感が持てます。
S&Sさん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-20 23:35:02)
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23.老人から始まるのでテンポが少々遅く序盤は少々退屈に感じたが、中盤あたりから徐々に面白くなってきた。 さて次はどのくらい若くなってくれるんだろう?という期待感から、思ったほど長い作品に感じなかった。 外見と内面の年齢差や、彼に関わる人々とのストーリーが上手に描けていたと思う。 私は、特殊メイクに全く気付かず、中年~青年でようやくブラッドピットだと気付いた(笑)
ひまわりさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-13 19:38:11)
22.綺麗な映画でした。人と違う数奇な運命を弱音ははかずにその人生を受け入れたベンジャミンは偉い。
トメ吉さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-31 17:29:19)
21.あり得ない設定の人間ドラマに少々戸惑ったが、意外と飽きのこない作りで楽しめた。
朴モグタンさん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-14 10:58:02)
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【点数情報】

Review人数 183人
平均点数 6.51点
000.00%
100.00%
210.55%
384.37%
4105.46%
52815.30%
64424.04%
74021.86%
83116.94%
9179.29%
1042.19%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.61点 Review18人
2 ストーリー評価 7.10点 Review28人
3 鑑賞後の後味 7.08点 Review25人
4 音楽評価 6.50点 Review22人
5 感泣評価 6.26点 Review23人
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【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ブラッド・ピット候補(ノミネート) 
助演女優賞タラジ・P・ヘンソン候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・フィンチャー候補(ノミネート) 
撮影賞クラウディオ・ミランダ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 
視覚効果賞 受賞 
音響賞デヴィッド・パーカー[録音]候補(ノミネート) 
美術賞ドナルド・グレアム・バート受賞 
衣装デザイン賞ジャクリーン・ウェスト候補(ノミネート) 
脚色賞エリック・ロス候補(ノミネート) 
脚色賞ロビン・スウィコード候補(ノミネート) 
編集賞アンガス・ウォール候補(ノミネート) 
編集賞カーク・バクスター候補(ノミネート) 
特殊メイクアップ賞グレッグ・キャノン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2008年 66回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ブラッド・ピット候補(ノミネート) 
監督賞デヴィッド・フィンチャー候補(ノミネート) 
脚本賞エリック・ロス候補(ノミネート) 
脚本賞ロビン・スウィコード候補(ノミネート) 
作曲賞アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 

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