6才のボクが、大人になるまで。のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ロ行
 > 6才のボクが、大人になるまで。の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

6才のボクが、大人になるまで。

[ロクサイノボクガオトナニナルマデ]
Boyhood
2014年上映時間:165分
平均点:7.02 / 10(Review 42人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-11-14)
ドラマ青春もの
新規登録(2014-10-14)【+】さん
タイトル情報更新(2023-02-16)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督リチャード・リンクレイター
キャストエラー・コルトレーン(男優)メイソン
パトリシア・アークエット(女優)メイソンの母
イーサン・ホーク(男優)メイソンの父
小林由美子メイソン(日本語吹き替え版)
畠中祐メイソン(日本語吹き替え版)
松本梨香メイソンの母(日本語吹き替え版)
宮本充メイソンの父(日本語吹き替え版)
須藤祐実メイソンの姉(日本語吹き替え版)
大塚芳忠ビル・ウェルブロック(日本語吹き替え版)
脚本リチャード・リンクレイター
撮影リー・ダニエル〔撮影〕
製作リチャード・リンクレイター
ジョナサン・セリング
ジョン・スロス
キャロライン・カプラン(製作補)
アン・ウォーカー=マクベイ(製作補)
配給東宝東和
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(7点検索)】[全部]

別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
8.《ネタバレ》 12年かけて撮られたそれはフィクションでありながら、一方で少年と姉の成長と周囲の人々の変化がリアルに刻まれ、観客は虚構とリアリスティックの狭間で不思議な感覚を抱きながら、一人の人間の生に寄り添ってゆきます。

 少年が大人になってゆくまでの道のりは波瀾万丈ですが、それは主に大人達の言動の影響によるもの。別れた父親に新しい父親、新しい兄弟、そしてまた離婚。そのたびに環境が変化し、少年と姉は波風にさらされます。
 子供はただ大人の都合によって翻弄される、それがとても痛く、創作なのに本気で心配しちゃったりして。特に2人目のダンナの連れ子が可哀想で。あそこまでで描写は終わってしまいますからね。

 大きくなるにつれて自分の意思から物事が動くようになって、それが自我が芽生える、大人になるという事、だけどそれが必ずしも上手くいくものではない、親という人間も、その失敗の理由も見えてくる、と。

 『ハリー・ポッター』やiPhoneといった時代を映す要素を盛り込んでその生を身近に感じさせてゆく、彼の人生のひとときに触れる映画でした。

 ただ、そりゃ12年もかければ当たり前に撮れるモノってのがあるわけで、それは映画のマジックとは別のものですから、映画ってモノの力を意外と信じてなかったりする側面があったりするのかなぁ?という気もしました。その有無を言わさない姿勢に天邪鬼な私としてはちとケチを付けたくなったり。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2015-02-12 22:36:07)(良:1票)
7.《ネタバレ》 これはあちら版の「北の国から」ですかね。どちらもロングタームでありふれた日常の喜怒哀楽を表現しています。
「北の国から」は、一つ一つのエピソードを丁寧に、個人の感情を深く掘り下げて描いていますが、この作品は、味付け薄くあっさり客観的に描いています。時間を贅沢に使えるTVドラマと映画の違いがあるのでしょうが、受ける印象は大きく異なりますね。どちらが好きかは好みの問題でしょうか、私はどちらも好きです。
la_spagnaさん [DVD(字幕)] 7点(2017-11-18 17:01:30)
6.見ていたときは、特に突っ込んだ描写のない、モザイクかジグソー・パズルのような作品で、手法の点を除けばあまり評価できないかな・・・と思っていたのです。ところが、見終わった瞬間から、急に不思議な重さが押し寄せてくる。毎日毎日のどうということもないちょっとした風景が、何よりも貴重で、尊いものであるということ。その視座とメッセージで12年間が貫かれているため、内容が手法負けすることなく、意義と価値を放っている。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-07-29 02:20:30)
5.《ネタバレ》 私としては、この作品はデキの悪い母親を持ってしまった全ての子供たちへ、
「大丈夫、親を必要とせず生きていける日は遠くないよ」と言っているように思えてならない。
しかし懲りないパトリシア母さん、死ぬまでになんかい結婚離婚を繰り返す気なのか?

息子の旅立ちの日、「あっけない、もう何もない、終わってしまった」みたいなこと言ってたけど、なんか呆れてしまったんです。
普通ほっとするもんですよ、だってそれまで必死だし、子育てって自分のためにすることじゃないですよ。
一緒に生活してるのに「もう、あなたたちの洗濯はしないわ!」とどうでもいい宣言。
洗濯は洗濯機がするし、あっちは横に置いてある乾燥機に放り込むだけじゃん?だいたい個々に洗濯するのは
不経済ですーパトリシア母さんはどっちかというと子どもに対しても自分主体なんです。
頑張れ、サマンサとメイソン。
イーサン・ホークの弾き語りがどれも最高でしたし、だからってわけじゃないけど
私はイーサン父さんの味方です(笑)
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-02 19:00:05)
4.《ネタバレ》 リンクレーターはビフォアシリーズでも時間経過をテーマとしていましたが、そちらは劇中の登場人物や役者と共に観客までが年齢を重ねるものであり、試みとしては不完全でした。そこで今回は、12年もの時間経過を一本の映画として見せるという前代未聞の試みに出ており、こんな企画を思いつき、かつ、成功にまで持って行った監督の労力には頭が下がります。
あるプロジェクトの参加メンバーを長期間に渡って維持することには、ただでさえ困難が伴いますが、さらにややこしいのは、本作が子供の成長物語であるということ。大人の俳優ならばある程度のコントロールも可能でしょうが、子役となれば話は別です。途中で保護者の気が変わる、その子自身が演技に対する興味を失う、思春期に入って露出を敬遠するようになる等、出演が途切れるリスクは山ほどありました。しかも、子供の人権が絡む問題であるため契約を盾に継続を強要することも難しく、恐ろしく不安定な条件下にあるプロジェクトだったと言えます。そこで監督は、母親が再婚を重ねるという設定を入れることで何度も舞台チェンジし、全期間に渡って出演が必要なメンバーを4名にまで絞り込んでいます。仮に主人公が同じ場所に定住していれば、友達やクラスメイトを演じる子役までを拘束する必要があっただけに、これは見事な逃げだったと思います。さらには、主人公の姉を監督の娘に演じさせることで、子役がバックれるリスクを最小限に抑えており、まさにリスクコントロールが随所に行き渡ったプロジェクトだったと言えます。ひとつの作品としてよりも、ひとつの仕事として尊敬しました。
かくして完成した作品ですが、時間経過の無情さが容赦なく焼き付けられています。序盤には若々しかったイーサン・ホークがおっさん化していく、6歳の時点では美少年だった主人公の容姿が無残にも崩れていく、そしてパトリシア・アークエットにどんどん貫禄が出ていく。僕たちのアラバマがガタイのいい白人おばさんになっていく様には、壮絶なものがありました。
内容の方は、まぁ普通です。酒乱でDV癖のある最初の再婚相手との生活には緊張感があって面白かったのですが、それ以降は何ということもない展開が続きます。普通の少年の成長物語なので突飛な展開を入れればおかしくなるし、そもそも面白い・面白くないを超越した領域にいる作品なので、これはこれとして受け入れるのみなのでしょう。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2015-09-08 16:03:36)
3.《ネタバレ》 3時間近くの映画なのに、全然長さを感じなかった。長期間における同俳優による撮影だったので、より主人公の子に寄り添って観ることができた。贅沢な創りではあるが、よりリアルな映画体験だったことは間違いない。いっそ続編、続続編も創って、彼の一生まで映画を創ったら、映画史上に残るよね。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2015-08-30 18:50:12)
2.《ネタバレ》 普通なら「人工的」に年齢が顔なり体なりに加えられていくが、これは12年分の自然さがなんといっても売り。ちょっとこれはこの企画決定の時点で素晴らしいし、よくやったなぁと思う。内容的には、そんなに波乱万丈になるか?的あざとさがみえたりもするけど、アメリカ(テキサス)の現状ってもしかしてこうなの?とか考えたり。ちょっと長くて正直後半は飽き気味になったけど、せっかく撮った12年分の映像を使わないのはもったいないよね(そんなことないかな?w)。なかなかのものでゴザイマシタ
Kanameさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-08-24 08:29:55)
1.映画とは本来、他人の人生を疑似体験するものだが、我々の想像力を否定しない、この映画が持つフィクションとドキュメンタリーのバランスがいい。 何気ない日々の生活の積み重ねが、時間の重みとなって心にのしかかってくる。 これは「人生」という名の道を行く、ある意味究極のロードムービー。
チャップリ君さん [映画館(字幕)] 7点(2015-03-03 14:32:13)
別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 42人
平均点数 7.02点
000.00%
100.00%
200.00%
312.38%
449.52%
524.76%
6819.05%
7819.05%
81126.19%
9614.29%
1024.76%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review3人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
chart

【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞イーサン・ホーク候補(ノミネート) 
助演女優賞パトリシア・アークエット受賞 
監督賞リチャード・リンクレイター候補(ノミネート) 
脚本賞リチャード・リンクレイター候補(ノミネート) 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2014年 72回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
助演女優賞パトリシア・アークエット受賞 
助演男優賞イーサン・ホーク候補(ノミネート) 
監督賞リチャード・リンクレイター受賞 
脚本賞リチャード・リンクレイター候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS