38.デ・ニーロのイカれた眼がいい。都会に蔓延る狂気と犯罪。退廃的雰囲気さえ漂うNYの街並みが彼を孤独にさせていく。トラヴィスが犯罪へ駆り立てられるのはもはや必然なのかもしれない。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-30 06:32:41) |
37.デ・ニーロがいいですよねえ。このころのスコセッシ作品ってどことなくジョン・カサヴェテスに重なるのは私だけかなあ。初見の時は海の向こうの国での事なんて感じだったけど、今はそんなこと言ってられないなあ。しかしあのラストにはぶっ飛びましたよ、なんでああなる??まったくもって皮肉です。トラヴィス自身も予想してなかったんじゃないか?そしてトラヴィスは満足したんだろうか?思い込みって凄いわね。 【envy】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-06-26 13:46:06) |
36.若い時に見て訳が分からないながらも印象に残った映画で久しぶりに見てみました。う~ん。よくわからないな。しかし何だろう、妙に説得力があるキャラクターが、現代の都会の底辺にしがみつきながら必死に生きつつも出口の見えない毎日にきっかけを探し続ける姿を自分にオーバーラップさせてしまうんだろうな。実際にはこんな人間ははた迷惑なんだけど…。きっかけを銃と暴力に結びつけるところがスコセッシって感じ。 【SWORD】さん 7点(2004-09-15 10:37:17) |
35.観ていてベッソンの「レオン」を連想した。大人と少女という登場人物や、物語の運びなどの共通点だけではなく、物語全体に散りばめられた美しい危うさがよく似ている。大統領候補を狙った凶弾は結局事を成さず、それは一人の少女を救う為の正義(?)の弾丸となるが、主人公にとってはどちらも善でも悪でもどうでも良かったに違いない。たまたま結果はハッピーエンドとなったが、仮に大統領の殺害に成功していたとしても、彼自身にとっては同じことだったのだろう。「俺に必要なのはきっかけだ」と狂気の中で人生の転機を探し求めていた主人公だが、あの凄絶な撃ち合いを経た後、自分の人生に何かの転機を求めることができたのだろうか。同じようにタクシードライバーとして、今までとなんら変わらない生活を送っていく彼の胸の中に在ったものが、事件によって人生を変えることが出来たという達成感と満足だったのか、それとも今までと変わらない人生を送っていく達観的な諦めと満足だったのか。私には後者のように感じられた。夜の街のネオンサインと音楽、それに全く古さを感じさせないファッションも印象に残った。 |
34.とにかく、デ・ニーロがカッコイイ。社会的なバックボーンとかを、日本人が完全に理解するのは無理だろうけど、退廃的な閉塞感は痛いほど伝わってくる。 【マックロウ】さん 7点(2004-06-14 10:16:08) |
33.この世界から自分を逸脱した存在と考え、夜の町を見据えて“ゴミ溜め”って云うのがもの凄く印象に残る。いつまで経っても周りに馴染めず、日に日に孤独感が募っていって、あるとき出会った一人の女の子のために凶行に走って行く主人公。しかしそれはただの狂気ではなく、周りを取り巻く狂気に我慢が出来なくなったから。ラストの銃撃戦は派手さはないが、殺伐とした音楽に暗い映像で、より一層狂気をかもし出しているし、段々と強行に走って行くデ・ニーロの姿は「わらの犬」のダスティン・ホフマンのように冷酷な存在だけど、それがまた物凄いはまり役である。最後は決して事態が改善されたわけではないが、それでも、どことなく晴れ晴れとした雰囲気を醸し出している。 |
32.都会の中にうずもれるトラヴィスの言い知れぬ燻り、憤り。そういった感情の鬱積、せめぎ合いが大統領候補の暗殺を失敗してポン引きを殺す結末に至る。最後の血が滴る手で銃を形作りバーンと呟く表情にシビレました。 【HIGEニズム】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-05-17 06:58:32) |
31.デニーロ演技してなさすぎ。っていうかこの役柄デニーロにはまりすぎ。生涯かけてもここまでのはまり役には出会えないんじゃない?普通の役者さんは。なんかこの作品に関しては、演技がどうこうってことじゃなくて、ただデニーロのためだけにある映画って感じですね。別に嫌いじゃない。はまり役過ぎるっしょ。 【横隔膜】さん 7点(2004-05-16 02:57:54) |
30.いままで見てきたものとは全く違った感じをうけました。それは主人公がタクシードライバーという自分たちには近い存在の職業についていることからだと思います。それなのに何故か退屈をしない。そんな作品です。 【TEZZ】さん 7点(2004-04-07 00:05:29) |
29.とくに最後の方が印象的でした。トラビスの髪型も印象に残りました。ああいう正義もあるんだなぁと教えられた作品でした。 【アンリ】さん 7点(2004-02-27 03:14:01) |
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28.むずかしかったです。主人公の心情の変化をがあまり理解できませんでした。もっと人生経験を積んで、また見てみようと思います。 【Satosy】さん 7点(2004-02-21 23:56:14) |
27.ジワジワ染みてくる映画だと思いませんか・・。もうちょっと短かったら・・・ 【ヒロヒロ】さん 7点(2004-02-20 14:50:13) |
26.薄暗い雰囲気の中でデニーロが光っている感じでした。 【マイアミバイス】さん 7点(2004-02-03 04:29:06) |
25.言わずと知れた名作..本作の持つ雰囲気が好きです... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-01-22 14:27:31) |
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23.ロバート・デ・ニーロは、誰もが認める大俳優で、それについて全く異論はない。 ただし、彼の主演映画の中で心から「大好きだ」と言える作品は、個人的に無い。 それが何故かというと、全てはデ・ニーロの俳優としてのパフォーマンスに、動揺され続けてしまうからだと思う。 数々の映画で、彼の存在そのものから発されるリアルすぎる「狂気」。次の瞬間に訪れる光景が全く読めない彼の表現に、いつも心が乱され、平穏に映画世界に浸ることが出来ない。 言うまでもないが、それは俳優に対する最大級の賛辞である。が、それと同時に、それは避けられない苦手意識だとも思う。 そのロバート・デ・ニーロの俳優としての存在性を確固たるものしたのが、この「タクシー・ドライバー」のトラヴィスだったのだろう。 前述に違わず、心から好きな映画とは程遠く、主人公の心理の“揺れ”にそのまま揺さぶられ、非常に居心地が悪かった。 しかし、その居心地の悪さこそが、スコセッシ監督が描き出したかった社会の異常性の姿だったのだろう。そして、そこに息づくタクシー・ドライバーの決して特別ではない異常さを体現したデ・ニーロは、やはり凄いとしか言いようがない。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2003-12-03 12:42:20) |
22.本当にデニーロが運転するタクシーなら、ワンメーター1万円くらいはするんだろうね。 【STYX21】さん 7点(2003-11-13 20:50:18) |
21.世の中に受け入れられなかったり、女性に冷たくされたり 日常誰しもが経験する事への対応が、少しのズレから結果大きなズレになっている感じ。でもトラビスの考えが「異常」には思えなかったんですよね。。行動には異常さがありましたが・・。 |
20.ジョディー・フォスターの売春婦、ハーベイ・カイテルのポン引き、ロバート・デ・ニーロのタクシードライバー、シビル・シェパードの選挙事務所に勤める女、そういう映画です。 彼女を映画に誘う映画館は、ポルノを上映してますが、高級な映画館です。彼なりに、相当、気合いを入れていると言う見方も出来ます。70年代までポルノも、一部の作品は、ちきんと一般映画といっしょに論じられていたと言う事実もあります。 【ノーコメント】さん 7点(2003-11-08 02:20:14) |
19.この映画を見ると自分も何か大きな事しなきゃ!って思う人多いんじゃないかな。男子一生の業としては足りないって。不条理で狂った世の中、毎日に不満、自分はもっと評価されてもいいんじゃないかとかって思ってる人は影響を受けそうだなと思いました。 【クロエ】さん 7点(2003-11-04 14:35:28) |