15.人間は何歳になっても成長できる、という非常にシンプルかつポジティブなメッセージで観る人を暖かい気持ちにさせる。当時80歳、カクシャクとした未亡人を演じたジェシカ・タンディの遅咲きすぎる個性が一気に花開いた作品。人種差別問題を扱いながらも、暑苦しさを感じさせないストーリー運びは見事。それにしても当時50代に差し掛かったばかりのモーガン・フリーマンの老け役は目を見張るモノがある。こちらも大きく注目を浴びることのないままコツコツ芸を磨いて来た苦労人。二人の玄人の手堅く控えめな演技が、物語の放つメッセージに確かな裏づけを与えている。 【anemone】さん 8点(2003-11-29 22:54:33) |
14.R40かも R60かも R80かもしれない。 バブル期にこれが作られ、多くの人に認められたことがとてもいいと思う。ヘビーにならないように、いろんなテーマを伝えてくれる。ラストには涙涙、(いつも声優専門の吹き替えじゃないと文句たれる私が)ビデオの最後に【北村和夫 佐々木すみ江】さんの文字見てまた涙、ほんとあったかい吹き替えでした。 年とっても心はシャンとしていたいなー。 【かーすけ】さん 8点(2003-11-22 15:34:54) |
13.笑い話だが、ジェシカ・タンディをジェシカ・ラングと勘違いし、なんでこんな短い間におばあちゃんに???と思っていた(結構長い間)。 にしても、品が良くてちょっとプライドの高いおばあちゃんの役をやらせたら、ジェシカ・タンディを置いて他にないだろう。さすがオスカー女優の貫禄。 頑固なユダヤ系未亡人のミス・デイジーと長年勤める黒人運転手。南部アメリカの人種差別や老人問題を、二人の友情を描きながら、問題提起していく。 ドラマティックな展開はないが、観るうちに、この二人の老人のことが、大好きになる。そして、そんな二人が最後に・・・。 【よしの】さん 8点(2003-11-22 14:49:24) (笑:2票) |
12.モーガン・フリーマンとジェシカ・タンディをこの映画で知りました。たんたんとしている中に寂も錆びも効いています。とても好きな映画ですが、名画座でこれと一緒に上映されていたのが「田舎の日曜日」でした。あちらに9点をつけたので、こちらは比較して9点に近い8点です。 【omut】さん 8点(2003-09-02 01:09:02) |
11.見ていてほのぼのといい気分になった。最初の方のデイジーとホークのやりとりは最高!二人の演技のレベルがすごく高い。ただアカデミーというとこで言うと少々物足りない気もしたなぁ。 【小美】さん 8点(2003-05-14 22:01:21) |
10.じんわりいい映画。ラストでケーキを食べさせるシーンはうるうるしてしまった。 【椎名みかん】さん 8点(2003-02-28 05:49:38) |
9.いろんなテーマがぎっしり詰まった映画でしたね。特に、老いについて考えさせられました。モーガン・フリーマン演じる運転手とデイジーとの掛け合いが面白くて、このまま映画は終わるのかなと思いきや・・・。人間には必ず老いていくものというのを痛いほど見終わったあと感じました。 【はがっち】さん 8点(2003-02-04 00:04:04) |
|
8.いい映画です。デイジーおばあちゃんが朝わけのわからないこといいだした時にはなんだか胸のつまる思いがいたしました。そして「お前は友達だ」ってさ。いいシナリオだなぁ。みなさんいい演技してます。いろんなことを思い起こされ、考えさせる作品でした。 【あろえりーな】さん 8点(2003-01-30 11:48:09) |
7.なんか、ボーっと見ていたら引き込まれてしまいました。調べたらアカデミー賞取ってるんですね日本でも差別、区別は日常に存在している中で多人種国家のアメリカで、こうまで淡々と表現されると勇気がわいてきました。 【HM】さん 8点(2003-01-04 02:57:37) |
6.たんたんとした映画です。始めは今一盛り上がりがなくこんな物かなと言う感じでした。でももう一度見ると、ほのぼのとした思いが伝わってきてなにか温かい気持ちになります。暗くなりがちな老いやぼけというテーマを明るくユーモアに包んで提供した秀作です。アメリカ映画というと良くも悪くも「激しい」「スリル、サスペンス」「感動」とかのイメージがありますがこんな映画があり、しかもアカデミー賞も取ったというのは素晴らしいですね。 【野ばら】さん 8点(2002-09-26 17:24:34) |
5.”おいおい、こいつ誰だよっ”と驚きの気持ちでM・フリーマンという役者をみつけた映画でした。J・タンディもとてもいい。年をとるという万人が避け得ない事実も見事に表現されてるし(祖母と同居していたせいか、年をとるというテーマには敏感なんです)。ラストの方は重くなりがちなのに、にもかかわらずなんとなく見た後ほのぼの感が残る映画でした。音楽もいいのかもしれない。老人と暮らしたことのない人にも見て欲しいな。まあ、そんな理屈は抜きにしてもいい映画です。 【Qtaro】さん 8点(2002-05-28 02:10:16) |
4.素直に感動できる。文盲であることとかキング牧師の話とか結構深い。ジェシカ ダンディもモーガン フリーマンもいい味出してる。 【アミバ】さん 8点(2002-03-16 03:44:03) |
3.みんなが年取っていくのがリアルでおもしろかったです。なんかやさしい映画です。 【バカ王子】さん 8点(2001-12-17 20:47:37) |
2.‘89年アカデミー賞受賞式を前に、映画評論家たちが集まり予想会を行っていた。凡そは本作を挙げる中で、水野晴郎氏だけが「7月4日に生まれて」を候補にしていた。理由は“体制がそうなっているから”だそうだ。あまり頭の良い評論家では無いが、珍しくこの時だけは水野氏に賛同した。自分も「7月4日~」が取るはずは無いと思っていた(?)。賛同すると言うのは、「ドライビング~」が他の作品、「フィールド・オブ・ドリームズ」「いまを生きる」「マイ・レフトフット」「7月4日に生まれて」そしてノミネートされなかった「ドュ・ザ・ライト・シング」と比較して、そんなに優れた作品とは思えなかったからだ。老い(痴呆症)と人種問題をテーマにしているが、障害と言う点なら「マイ・レフトフット」には敵わないし、人種問題なら「ドュ・ザ・ライト~」には遠く及ばない。この作品が好きだと言う女性を良く聞くが、個人的には上映時間も100分を切り、ノミネートされた5作品の中では一番相応しくないと思っていたが・・・アカデミー賞としては、主演したジャシカ・タンディが史上最高齢の受賞(80歳)で話題になったが、同時に黒澤明監督が特別賞を受賞し、“老人デー”であったことも事実。もう一つ話題になったのは、ブルース・ベレスフォードが、監督賞にノミネートすらされずに作品賞を獲得したこと。この不名誉な記録と共に本作は名を残すこととなった。例年になくレベルの高い“オスカー取り”をしていただけに残念である。 【☆】さん 8点(2001-02-08 00:35:53) (良:1票) |
1.アメリカ南部のインテリで裕福なユダヤ老婦人と、文盲だが生活の知恵に長けた黒人運転手との25年間の交流を綴る。映画はドラマチックな事件や声高なメッセージもなく、日々のうつろいとそこに築かれていく絆を、さまざまなエピソードを交えて淡々としかし誠実に描かれていく。異文化といってもいい程、まるで違う二人の人間がやがて同志のようになっていくことが感動的で、とりわけクリスマスに“書き方”の本をプレゼントするというエピソードは、彼女がかつて教師をしていて、文盲を見過ごしにできないという気質が上手く表現されている。 【ドラえもん】さん 8点(2000-12-17 18:21:02) |