95.どうしてこんなに高い点数がついているのか全く理解できない。映像にセンスがあるのかもしれないが、主人公に共感できないし、表現の仕方がいやみで最後まで見たことを後悔してしまった。 【HK】さん [DVD(邦画)] 3点(2006-12-08 22:56:36) (良:1票) |
94.昔8点でつけていたレビューだが、変更することにした。10満点に。 この映画を見たときはまあ毒がありつつもギャグは楽しく演出はテンポ良く、音楽はセンス良く、かなりの秀作だな、程度の感想だった。しかし1年ほど時間を置いて思い出されるシーンは川原で笙に笑いかける切ない表情の松子だったり、孤独に疲れた悲痛な目をした松子だったり。濃い味付けの映像の奔流の中で特に目立たなかったはずのシーンの数々が、私の胸の奥深くに楔のごとく突き刺さったまま消えないで残っている。とにかく松子という人の生き様が忘れられない。傑作としか言い様がない。 次回作『パコと魔法の絵本』は絶対映画館に観に行かねば。 |
93.観ていくたびに不快になってしまいます。しかし、なぜか惹き込まれてしまいます。女の人をグーで殴ってはいけないのに、と思いつつ、グーで殴られた女の気持ちって、そういうもんなのか…、と妙に納得したり。松子自身は一生懸命、愛されるために頑張っているだけ。だけど空回り、というか、自分が幸せを願おうとすればするほど、誰かを傷つけてしまう。これって、とても哀しいことだと思う。自分から嫌われようとするのではなく、偏見や誤解から、わけもなく嫌われる。しかしそれでも時間は流れ、人生を生きていく。裏切られても殴られても自殺に逃げなかった松子は、不幸だけどとても強い人間だと思った。コメディ映画かなと思って観てみただけに、強烈な衝撃と妙な感動を覚えました。日本石油のCM『レーサーひゃっくう』から、よくぞここまで演技力のある女優になったなぁ、と思ったので、中谷美紀さんに9点献上。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-11-19 23:42:13) (良:1票) |
92.『一生懸命生きて何が悪い!』 格好良く生きようとしなくていいのだ、我武者羅に生きる事が人生なんだ! 容赦なく生きた松子の直球人生にラオウの『我が生涯に一片の悔いなし』を重ね合わせ涙した男たちが日本に8人はいるはず・・・。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-07-02 18:20:00) (良:1票) |
91.監督が中谷美紀を美人女優の位置を保つように撮ったと云っていたわけがわかります。 美しかったですもん。顔が写っていない後ろ姿ですら奇麗。 品がありました。原節子とか、昔の女優さんのように品がありました。 褒め過ぎかな?? 彼女、ずいぶん辛い思いをしたみたいだけど、途中であきらめてしまわなくて良かった。 あきらめなかったことに感謝したいくらい良かったから。 |
90.音楽がいい!映像がいい!役者がいい!脚本がいい!演出がいい!日本映画でも、あんなおもしろい映画作れるんですネ。見る価値ありデスョ。 【小星】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-06-11 21:01:44) (良:1票) |
89.まぁ~げて~伸ばして~(この歌も好き) 不幸が不幸を呼ぶ不幸スパイラルの松ちゃんの人生が 華麗なエンターテイメント映画になりました。 原作もあっという間に読んでしまうくらい面白かったので どう映像化されるのかな~と楽しみでした。 お見事です。下妻物語も好きだったし、。この映画も私好み。 中谷美紀ももちろんイイし キャスティング、音楽、映像 全て好きです。 Jガーランドの「オズの魔法使い」を ちょいと思い出しました。 【しろっぷ】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-06-03 20:36:32) (良:1票) |
88.素晴らしい映画でした。あまりに純粋で不器用で、極彩色の地獄の底でも決して汚れることの無い、松子という人に出会えて良かった。 【凛】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-01 22:07:00) (良:1票) |
87.とにかくクリエイティブ。 今まで見たこともなかったハイセンスな映像と音楽がシャワーのように 途切れることなく降り注いできます。 そこらのハリウッド映画なんて目じゃありません。 それも、ただ勢いがあるだけではなく、心に訴えることも忘れない。 何度も鳥肌が立ち、泣きそうになってしまいました。 時間軸がテクニカルすぎて映画のリズムを崩してしまったのと、 「不幸な人生なのに、彼女にとってはすっごくハッピー!」 という宣伝のわりには松子がハッピーに見えなかったのが 難点ですが、そんなことはどうでもよいと思わせるほどの 圧倒的なパワーがこの映画にはあります。 中島哲也監督にはこれからも日本映画界を引っ張っていって欲しいですね。 【Ruby】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-05-27 16:49:45) (良:1票) |
86.最初の方では「なんじゃこの映画、見ちゃおれん」と思ったけど、あまりの展開にぐいぐい引き込まれた何とも味の濃い映画だった。一見コメディ風、ファンタジー風、エロティック風、そしてサスペンスにも見え、ヤクザ映画にも見えた。不運というか不幸というか、それでも暗いところがない不思議な映画でもあった。そしてまた中谷美紀の演技力、監督からは怒られっぱなしだったそうだがここまでの映画を作る側も相当な者。好き嫌いは別に凄い映画だったと手放しに賞賛。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-02-21 22:46:21) |
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85.救いようのない話なのに暗くならずに最後まで観てしまいますね。「なんでっ?」 【東京ロッキー】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-09-09 19:33:25) |
84.この映像を好きになるか嫌いになるかははっきり分かれそうだけど 好きになれば心地いい映画 |
83.ミュージカル調は苦手だが、この作品は結構よかった。松子に共感できるところはあるが、男のセンスにはついていけない。松子が死んでからすぐおわったらよかったんだけど、回想シーンは長くて退屈した。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-05-05 08:37:05) |
82.これぞエンターテイメント。「下妻物語」に続くぶっ飛び映像。思わず口ずさむ♪曲げて~伸ばして~。 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-02-05 10:18:27) |
81.中谷の演技は凄みがあるし、インパクトは強い。でも後を引く感じではない。 【noji】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-07-14 09:43:46) |
80.なんか制作者のパワーをもの凄く強く感じる作品だった。救われない話だけど、間違いなく名作。 【Fukky】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-06-30 02:08:12) |
79.ドラマも面白かったけど、こっちの方が面白いかな。切ない。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-04 02:51:06) |
78.ある歌の一節が頭の中で鳴り出して止まらずに困ってしまうことがあります。 劇中で繰り返される「曲げてーー伸ばしてーー」の歌が頭にこびりついてはたまらんと思い,必死に違うことを考えて耐えておりました。 本当に申し訳ないのですが,私,主演の中谷さんとは以前から折り合いが悪く,楽しめないまま映画が終わってしまいました。 【まきげん】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-08-19 13:51:30) |
77.一人の女の波瀾万丈な人生を描いた作品。 自ら不幸を背負ってしまう何だか訳のわからないヒロインだけど、 こういう女性って実際に存在するし、コメディー・タッチのストーリーなので、 あまり気にはならない。CGを多用しているのが特徴で、内容とは正反対に映像は華やか。 一応バランスは取れているんだろうけど、エピソードと演出に出来不出来があって、 やっぱり新感覚の映画といった印象が強かった。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 4点(2011-08-05 07:09:07) |
76.傑作。これがゼロ年代の鬼才。このストーリーでここまでのポップさとフラッシュバックのようにシーンを繰り返すなどの手法の斬新さ、そして映画らしさを失わない映像感覚、天才だと思う。一人の女性の一代記というある意味単純なストーリーだが、絶妙に時間軸をクロスさせ、最後まであきさせない。脚本のうまさが光る。時間軸だけではなく、伏線がしっかり張ってあるところも見所。中谷美紀の熱演は勿論最高だった。ただ最後の太った松子だが、中谷美紀の顔は太っていないのでどうしても違和感が残った。エンターテイメントに徹しているかと思えばラストのグライダー滑空のようなカメラワーク(どうやって撮ったのだろう)で川や土手を映し、家、階段まで持っていくあの美しさ、芸術性も見逃してはいけない。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-05-10 01:18:06) |