浮雲(1955)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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浮雲(1955)

[ウキグモ]
UKIGUMO
1955年上映時間:124分
平均点:7.41 / 10(Review 54人) (点数分布表示)
公開開始日(1955-01-15)
ドラマラブストーリーモノクロ映画小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-12-12)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
助監督岡本喜八
キャスト高峰秀子(女優)幸田ゆき子
森雅之(男優)富岡兼吉
中北千枝子(女優)邦子
岡田茉莉子(女優)おせい
加東大介(男優)向井清吉
山形勲(男優)伊庭杉夫
村上冬樹(男優)仏印の試験所長
大川平八郎(男優)医者
千石規子(女優)屋久島の小母さん
金子信雄(男優)仏印の所員・加納
谷晃(男優)信者
堤康久(男優)
瀬良明(男優)太田金作
出雲八重子(女優)下宿のおばさん
三田照子(女優)伊豆長岡の旅館の女中
音羽久米子(女優)
木匠マユリ(女優)飲み屋の娘
馬野都留子(女優)
吉頂寺晃(男優)
恩田清二郎(男優)
今泉廉(男優)
原作林芙美子「浮雲」
脚本水木洋子(脚色)
音楽斎藤一郎
撮影玉井正夫
製作藤本真澄
東宝
配給東宝
特撮東宝技術部(特殊技術)
美術中古智
編集大井英史
録音下永尚(整音)
照明石井長四郎
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
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12
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19.冨岡に感情移入してしまう自分が、ものすごくものすごく嫌になる。
みんな嫌いさん [DVD(邦画)] 6点(2006-09-21 18:20:21)
18.場面と場面の間の、登場人物の移動を表すもの、そしてそれに伴う時間の経過を表すものが、省略されており、各場面が、断片として積み重ねられている、この落ち着かない感覚(その中で、ラスト近くの汽車&船のシーンが、明確に移動を表現していて、とても印象的で、かつヤな予感もするのだけど)。そう、この断片感覚はまるで、男女2人のショートコント集を観てるような----とか言っちゃうと身もフタもないので-----あるいは、主人公2人をメロディとした変奏曲が展開されているような。このナルセとか言う監督はどーも油断のならない監督で(映画観ながら油断するヤツが悪いってか?)、どーも観てて疲れる、挑戦しがいのある強敵だ。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-30 22:36:11)(良:1票)
17.モノクロの画がとても綺麗。今まで観たモノクロ作品は「これはカラーで観たかったなぁ」と思う映画ばかりだったのに、これはもう絶対モノクロが良い。モノクロだからこそ引き立つ墨色のバランスや光の明暗に惚れ惚れした。そして高峯秀子が凄い。美しくて嫌味で、皮膚に粘っこいものが浮き上がってくるようなあの感じ。時折パパパッと移っていく視線なども、女の情念が充ち満ちていた。ストーリーは、もうどうしようもない男と女の道行き。二人で酒を飲んでは管を巻き、そぞろ歩きしては反発しあう。それでもお互いの心にこびりつく想いをたどってまた会ってしまう。華々しくて爽やかなだけが恋愛ではない。泥の中を歩んでいくようなこんな二人の関係もまた愛なんだろうな。
のはらさん [DVD(邦画)] 8点(2006-07-29 13:22:25)(良:1票)
16.親から聞かされていた“お人形さんのように可愛いでこちゃん”のあの汚れっぷり。あの時代にあの美貌、あのスタイル。コケティッシュで美しすぎるのにねっとりとまとわりついてくるような湿度感、悲壮感。重い、重すぎる。富岡の気持ちもよく分かる。しかし富岡という男もひどい、ひどすぎる。ゆき子のあのみすぼらしいバラックで彼女の気持ちと今の生活を知っていながら「幸せそうだなぁ」(うろ覚えですが)「女はのん気でいいなぁ」と平気で言う。びっくりだ。そういうシーンが何度もある。ラストでは「女なんてどこにでもいるからな」なんて病床のゆき子に向かって言う。なんていう男だ。そんな風にあしらわれてもゆき子は心の底から怒っているように思えない。本当にびっくりした。ワタシはゆき子のような恋愛はしないなと確実に思う反面、二人がそういう成り行きになってしまう気持ちが痛いようにわかってしまう自分に、またびっくりした。これが成瀬巳喜男の技なのか?あまりの退廃的なムードに鑑賞後「・・・・・・」という気持ちになりながら“カルマ=業・・・行為は必ずその結果をもたらし、また現在の事態は必ずそれを生む行為を過去に持っている”という言葉を思い出す。誰のせいでもなく、そういう時代だったからというだけでなく、なるべくしてこうなった、と。そうか、これがどうすることもできない「やるせなさ」なのか。すごいな、成瀬巳喜男。
宝月さん [映画館(字幕)] 9点(2005-11-24 17:10:47)(良:1票)
15.普通これだけ暗い気分にさせられる映画は先のことなど見たくもないのだけど、この作品は違った。いかにも昔の日本人を描いた名作で、もはやこんな暗くて不幸な日本人は少数派に近いのではないか。今の10代を中心とした若い人がみたら、どんな気持ちになるのだろう。そんなことが気になった。成瀬監督の作品は初めて見たが、女の嫉妬、涙、懇願、怨みが上手く描かれていると思った。
mhiroさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-04 20:20:03)
14.世界的に評価されるのも納得。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-21 12:51:58)
13.あの戦争の敗戦によって、ほとんどの日本人が人生をリセットされたんでしょうね。上手く切り替えた人や逆に水を得た魚になった人だけじゃなかったのもわかります。ただ、それは一つのきっかけであって、原因とは言えないんだろうな。どんな時代にも自分の明日を描けない人はいますからね。とは言え、時代背景としては戦後の混乱期は設定にはぴったりですね。登場人物たちの表情が皆暗く、敗戦の負の部分を象徴するような映像が続くのが辛いですね。お互いを必要としているのに、一緒にいても満たされない辛さが伝わってくるなあ。その後、彼はどうしたんだろう。
パセリセージさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-20 12:58:27)
12.最初二十歳前後に観たときには、暗いばかりで、なんとも思えなかった。ところが、三十越えてふたたび観たときには、うちのめされるように感動して、どうしようもなかった。うちのめされるという言葉が、まさにふさわしかった。みなさんも三十、四十越えてから、もう一度観てみてください。
goroさん [映画館(字幕)] 10点(2005-09-19 03:28:44)
11.名作と言われるのはわかるけど・・・自分はあんまり好きじゃないです。これ見せてオレにどうしろというんじゃ!(^^;
ゆうろうさん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-22 08:58:23)
10.暗い、暗すぎる…。高峰秀子と森雅之、この二人が一緒にいるだけでどんな部屋でも陰湿なムードになってしまう。こんな映画が人気だったなんて当時の日本はよっぽど落ち込んでいたのでしょうかね。もっとポジティブなものを想像していましたが、まさかここまでネガティブだとは思いませんでした。ヤルセナキオってこういうことか…。
かんたーたさん 7点(2005-03-28 16:07:54)
9.高峰秀子と森雅之が一緒に歩くシーンが何度も出てくるんですけど、その際、高峰秀子が言う「私たち何処にも行くところがないのよね。」ってのが2人の関係を象徴しているように思いました。2人一緒の未来ってのをお互い想像できないんですよね。終戦と同時に終わってしまったと、2人共分かっているのに新たな人生のビジョンを描けない。恋愛だけでなく敗戦で人生全てに於いて抜け殻になってしまった2人と言うのを感じました。↓【大河内伝次郎ノ介】様ご指摘のように森こそが人生の目的と思い定めてしまっている高峰が哀れで・・。今なら女が一人で生きて行く、或いはシングルマザーと言う選択肢も十分アリなのになぁって。なんで子供堕胎するよー?私なら大喜びで絶対産む。そんで男なんか捨てる!一方で私もこれくらい一途に全身を投げ出すべきだったのか?とか自らを反省してみたり。まぁとにかく映画に凄く引き込まれちゃって、2人と一緒にこっちも悩だりで、その濃密さに映画が終わっても暫くはボーゼンでした。ホント、スゴイ映画です。
黒猫クロマティさん 9点(2005-03-08 12:14:03)(良:2票)
8.去年、池袋の文芸座でやっと観ました。もちろん感銘は受けたけど、予備知識を色々入れた後で観てしまったので、教科書をおさらいしているような感じでした。改めて映画っていうのはまっさらな白紙の状態で観るのがいいと思った次第です。高峰秀子はこういう投げやりで物憂げな台詞が巧いですよね。森雅之のダメダメ男も魅力有り。
放浪紳士チャーリーさん 8点(2004-04-11 15:27:37)
7.高峰秀子の熱演は見事ですが、全体的に長過ぎです。屋久島まで何でいきなりついていったのかも、よく分かりません。
Oliasさん 5点(2004-03-08 01:26:51)
6.高峰秀子は本当につらそうに泣く。同情をかうためやストレス発散、感情失禁といった涙ではなく、また悲しいからでもなく、つらさのあまり崩れるようにして泣く。
駆けてゆく雲さん 10点(2003-12-27 23:19:45)
5.夢のような過去と退廃した現在の対比が素晴らしいです。どうしようもない富岡を愛してしまったゆき子の運命って悲しすぎる。富岡を愛すことに自分の生きる意味を見出していたのかと思うとつらい。そんな二人を森雅之と高峰秀子がとてつもない演技でみせています。 特に森雅之には独特の官能性があり、現代の俳優には決して見出せないものではないでしょうか。私の最も好きな俳優の一人なのです。 やるせなさを描かせたら右に出るものはいない成瀬巳喜男の伝説の作品といえます。ほんとにつらい、つらすぎる話です。 屋久島のイメージが変わってしまいます。あのぼろい家がなんとも印象的です。
たましろさん 10点(2003-11-26 23:23:18)(良:1票)
4.どういうわけか“女が大泣きする芝居”が好きで、「飢餓海峡」が好きなのも左幸子が大泣きするシーンがあるからだし、「サンダカン八番娼館」を何度も観てるのも田中絹代の泣きの演技が見たいがため。「浮雲」が好きなのも同じ理由で、高峰秀子の泣きっぷりがあまりに見事だから。またあの悪声でしょう、とにかくリアリティがあるんですよ。“洗練”って決して美徳じゃないよな。昔の日本映画を観ているとしばしばそんなことを考えさせられます。
じゅんのすけさん 10点(2003-07-05 15:21:54)
3.ダメ男と分かっていても、腐れ縁でズルズルと関係を続けていった挙句に遠く屋久島くんだりまで行って死んでしまう女の悲しさ。そんなどうしようもなくやるせない男女の関係。高峰秀子が人生をだんだん落ちていく女だがその表情が印象的だった。
キリコさん 8点(2003-02-08 15:38:18)
2.林芙美子の原作を成瀬が巧みに描いて見せた、森雅之のニヒリズムが堪能できる傑作。夢のような生活から一転、混乱期の日本社会に対応できず、男は自堕落になり、女は過去の生活と恋を追い求める。これはただの空しい恋物語とはいえない。高峰秀子扮するゆき子と、森が扮する富岡の妻、おせいという人妻の三人は、男・富岡のエゴイズムの犠牲者なのだ。
ノブさん 9点(2003-02-02 16:15:36)
1.『アデルの恋の物語』でも書きましたが、ダメな男をひたすら愛し続ける女の悲劇を描いた傑作がここにもありました!灼熱の太陽がふり注ぐインドシナから始まって、冷たい雨の降り注ぐ屋久島までの道程を「やるせなさ」の名匠・成瀬巳喜男があの小津安二郎もため息をつくほど見事な演出で描いています。
なるせたろうさん 10点(2003-01-11 14:44:54)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 7.41点
000.00%
111.85%
200.00%
300.00%
423.70%
559.26%
659.26%
71222.22%
81629.63%
9611.11%
10712.96%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review3人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 8.00点 Review2人
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