27.奥の深い、考えさせられる映画でした。表現方法は賛否両論ありますが、正常、異常とは何か?ほんとうの幸せとは何か?を観る人に痛烈に語りかけている映画だと思います。また、競争社会をマジメにがんばって生きている人には理解し難い感性の映画と映るかも知れませんが、本当はそういう人達にこそ観て貰いたいんでしょうね。主人公が死ぬ寸前に回想する日常の何気ない風景。泣かせます。 【lafish】さん 9点(2003-06-18 02:50:52) |
26.紅色の使いどころが効果的、タイトルだから当然か。 男性俳優陣の顔の表情が印象的だが、TVでもう一度観たらあの「アネットの足」に笑えなくなっていた、あれが心情。彼女の各所の歩き方さえ表情、キレ具合も巧い。父がオトコになるのを嫌う娘役の彼女もスゴイし。 「普通なふりした偽装」「頼りのなるの自分だけ」、あんなに極端に走らずとも、日常に思い当たる所多すぎて”ブルーな安心感”に浸ってしまった。 【かーすけ】さん 9点(2003-06-18 00:57:17) |
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24.ケビン・スペイシーはどうしてあの様な表情ができるのだろう。つくづく凄い人だと思う。映画全体の雰囲気、ストーリーも含めて実に面白い。 【ヤスピ】さん 9点(2003-06-05 01:29:31) |
23.観る前まではなぜかほんとに作品賞の価値があるのか?と疑っていたんだけど、観終わるとこれはオスカーの価値はあると妙に納得してしまった。普通の人間がごく普通の欲望に盲進していく様を絶妙に演じたケビン・スペイシーが素晴らしかった。このおかしな話を美しい舞台のように描き出したサム・メンデス監督の力量にもただならぬものを感じた。 【スマイル・ペコ】さん 9点(2003-05-29 17:15:18) |
【如月CUBE】さん 9点(2003-05-10 03:39:23) |
21.素直に観て良かったと思える映画。 平凡で型にはまった毎日が、ある出会いによって解放されていく。 自分を爆発させ、自分が生きていると実感できる毎日、そしてとうとう望んでいた通りに事は進んで。最後には一人の男から一人の父親へと戻っていく...。僕にとっては最後のシーンすらすがすがしく思えました。 【ペンギン5号】さん 9点(2003-05-02 07:10:52) |
20.いいですよーこの映画は、俺様は日常を描いた映画ってのはイマイチすきではないほうなんであるが、これは別格。。面白すぎるぜ。どこがいいって。なんといってもテンポのよさと笑いのタイミングが最高、けびんすぺいしークンの印象も他の映画とはうってかわってアホ全開。。情けない男の性(さが)よ永遠に! 【俺様映画通】さん 9点(2002-10-18 21:12:08) |
19.中年になるとこの映画が切実によく分かる。自分の中で失われていく生命エネルギー。若い娘に恋することで、少しは満たされる気もするのだ。中年の悪あがきなんだろうけど、このまま腐っていくのもイヤだし。そんな悲哀が分かってしまう年頃になってしまった。 【くぼごん】さん 9点(2002-03-30 23:33:14) |
18.これはシミるわぁ。まさに諸行無常を感じるわぁ。この映画にシミることができる年齢になってよかった。死ぬ直前の回想という語り口もいい。隣の男の子の映像センス(風に舞う枯れ葉と袋とか) もいい。 【ビタワン仮面】さん 9点(2002-03-26 22:58:42) |
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17.イイ意味で裏切られた。こんな映画だったとは!みんな自分を隠して、自分を演じているのね。 【ぺる】さん 9点(2002-01-08 15:53:49) |
16.みんな病んでておもしろかったです。アンジェラが魅力的でした。 【バカ王子】さん 9点(2001-12-08 17:17:23) |
15.「父性」が失われていくに連れ「男性」がどんどんのしてくる。家族の絆が薄まる事で、また守るべきやすらぎを探してしまう男の本能でしょう。改心しても、1度「父性」を経験し「男性」に戻ってしまったものに対しての罰からも逃れられない。気付いた時には後から・・・パン!なかなか堅気には簡単に返してもらえません。「父性」「男性」どちらをやっていくにもパワーがいる。世の中そんなに甘くない。 【チューン】さん 9点(2001-10-22 11:24:20) |
14.前半は、「鳴り物入りの割にはたいしたこと無い??」かと思ったが、どっこい最後の最後で大感動の作品だった。少女にセーターをやさしく肩にかけてあげる大人の男の優しさは、まさに父親としてのそれであり、何度見ても最高の場面だった。母親役の女優はちょっと奈美悦子ににてる?一見模範的ながら実は何か歯車がくるっている典型的なアメリカ家庭を描いた本作はアイスストームとか普通の人々などのホームドラマをおもいださせる。ロリータあり、サイコあり、ヒューマンドラマありでもりだくさんな作品でした。 【ちずぺ】さん 9点(2001-10-16 00:29:08) |
13.ケビン&アネットの両名は勿論の事、若い三名の才能が素晴らしい。現代社会の抱える病みを、様々な手法で巧みに表現している。 【MOVIER】さん 9点(2001-10-09 04:23:53) |
12.私はおもしろかった。アメリカの笑っちゃう典型をこれでもかっててんこ盛り!見栄や虚勢を張った働く母親、薄っぺらな友達関係とどこかそれに疑問を感じる高校生の女の子。うーん、どのキャラクターをとってもおかしいくらいアメリカらしい断片を見てるようだった。こういう映画に賞を与えるアメリカという国の強さにはいつもあこがれる。日本で日本社会を痛烈に批判したり、おもしろおかしく風刺した作品を作ると、認められなかったり、嫌がらせを受けたり、あまり大きく取り上げてもらえなかったり、まだまだ心が狭い。そういう作品は知らないうちに外国で高い評価を得たりして、慌てて日本でも評価しだしたりして、そしてその頃には作った人はとっくに死んでたりして。 【mayu】さん 9点(2001-09-25 00:49:50) |
11.どんな作品にも賛否両論はつきもの。俺は断固として賛成派。美意識って一体なんだろうね。「美」の定義なんて人それぞれ。だからきれいなもの(通常「美」とみなされるもの)も見る人によっては「美」じゃないもんねー。アカデミー会員ちょっと見直した。 【シュープ】さん 9点(2001-07-16 23:49:41) |
10.賛否両論あるようですが,私はとても好きです。日本にもあてはまる話だと思う。なんかねぇ,もっともらしい感じなんだけど,幸せってちょっと見方を変えればいいのになぁと思ったし,主人公が最後には幸せな気持ちで死んでいったのが幸いで,希望さえ持てる気がした。 【pacini】さん 9点(2001-07-09 17:34:31) |
9.この映画について評するのは、最低でも三十歳過ぎてからと思う。砂のように過ぎていく時間と、処世のための笑顔と、生活にくたびれた背中。そして、そうした惨めさと引き替えに得た、かけがえのない何か。そんなことを考えさせられた。 【せい】さん 9点(2001-07-07 01:19:47) |
8.オスカーをとった映画の中でいちばん「おもしろい」映画でした。ホラーマニアのぼくとしては「死霊のしたたり」が出てきてニヤリとしました。 【うどん】さん 9点(2001-05-04 03:34:17) |