8.話自体はホントに救いようのない話。私自身、つらい話の映画は嫌い。けど、なぜかこの映画には惹かれるものがあって、見に行った。はじめは、ホントにつらくて「なんで見に来たのだろう」と後悔したけど、映画の中にドップリつかってしまっていたのは事実。最終的に見終わった後の気持ちは「穏やかな幸福感」と「どうしようもないやりきれなさ」が入り混じった感じ。凄く傷付いているのに、何故か幸せ。不謹慎かもしれないけれど、私はこの映画に暖かさとか日常の何気ない事の幸福感を感じてしまった。精一杯生きている彼らの強い目、笑顔、そこには悲しみだけじゃなくて強さみたいなのを感じたから。「誰も知らない」子供達だけの時間を少しだけ共有できたみたいな。私って、ひねくれてるのかなぁ。。。(^^; 【コウ】さん 9点(2004-08-26 02:15:19) |
7.YOUさんは、なんかハマってましたな。明役はじめ、子供たちの目がすごくよかったです。…が、ちょっと前半部分でなが~く感じてしまったのが…。 【海賊】さん 5点(2004-08-26 00:26:15) |
6.なんともやりきれなくなって泣けてくる映画でした。すすり泣く声が方々から聞こえてきました。子役の演技がぐっときます。実際の事件のことは深く考えずに、思いっきりはまって入り込んで観るのが一番いい見方なんじゃないかなぁと思います。 前半少し長く退屈に感じました。 【るいるい】さん 7点(2004-08-25 18:39:58) |
5.是枝監督の映画は全て見ているが、今回の作品が一番痛い。 子役の演技は素晴らしかったです。彼ら全員に賞を与えてもいいような…。 無責任な大人には絶対ならないぞ!と、心に誓った僕です。 【ふくちゃん】さん 8点(2004-08-24 23:45:26) |
4.子供達が中心の映画ですが「大人になるには自覚が要る。親になるには資格が要る。」と改めて強く思わせてくれた映画でした。 【海野やよい】さん 7点(2004-08-24 03:13:45) |
3.歌すごく効果的。静かに進むのに釘ずけになった。 【ヒロヒロ】さん 9点(2004-08-12 14:40:58) |
2.悲しいお話です。物語は淡々とすすんでいきます。ドラマチックな名台詞があるわけでもない。それでも深くじんわりと心に残るものがありました。ちょっとしたカメラワークや目線の行き先などで子供達の気持ちを見事に表していました。また、一生懸命、妹たちの世話をする優しいお兄ちゃんがイライラしたり、友達と遊べない様子は切なくて仕方ありませんでした。それにしても、子役達の演技が素晴らしい。 【うらわっこ】さん 7点(2004-08-11 21:59:14) |
1.学校へも行かず、そもそも戸籍上存在しているのかどうかもアヤシイ4人の兄弟姉妹。でも4人は確かにこの世に存在し生きている。逃げる父親、誰かすら判らない父親、幸せになる権利があると叫ぶ母親。そんな無責任な大人達に愛想を尽かしながらも、法にも守られない存在だとしても、法を守り最低限の社会性も保ち、社会の中に懸命に存在し続けるようとする子供達。都会の街の中で野生化して強く生きていく彼らは「助けてください」と叫ぶことも捨て、何より4人の家族の絆を選ぶ。こんなニュースを聞いたとて、無責任な親だの無関心な世知辛い世の中だのと思うだけだが、大人は、社会は、何よりもまず子供を守る義務を本当に果たしているのだろうか。子供を大人の都合にばかり合わせて生きさせてはいないだろうか。「長屋紳士録」的日本は死滅してしまったんでしょうか。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2004-08-10 17:48:28) |