《改行表示》25.桑畑三十郎から椿三十郎へ。 続編の位置づけではあるが別物と考えて良い。 三十郎の強さがクローズアップし、なんの義理があってそこまで若侍達を体を張って助けるのか。 抜身の刀である一方、頭のキレとお人よしを兼ね揃えるくたびれた侍に魅力あり。 モノクロであっても椿の美しさはこの映画を象徴するようだった。 |
24.9人の若侍や大目付一派の間抜けぶりが許せるくらい、椿の花の合図やラストの決闘シーンにインパクトがあった。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-07-01 20:30:44) |
《改行表示》23.『用心棒』と同じ映画をもう一本は作れない、ということなのかも知れませんが・・・「桑畑」の方が何を考えているのやら、愉快犯めいたところがあったのに比べ、「椿」はどうもやたらと何でもしゃべりたがる。そりゃま、持ち前の不愛想なそぶりは相変わらずだし、また今回も何らの見返りを求めてはいないのだけれど、これだけペラペラしゃべってしまうと、あまりにも大っぴらな「照れ隠し」で、およそ隠せるものも隠せない。というより、恩着せがましくすら見えてしまう。 とかいうことは、もうこの映画ではどうでもいいことなのかも知れませぬ。学級会のような9人の侍。およそ個性らしいものがなくって、2,3人で充分、いやそれこそ1人だって物語は成立するかのも知れないけれど、あえて9人も並べてみせる。一挙手一投足が9倍に誇張され、すっとぼけた味わいも9倍。確かにこれじゃ隠密行動も隠密に見えず、可笑しくもあれば、ハラハラさせられもします。そしてその対照として、三船敏郎の颯爽とした姿もまたひと際輝くというもの。 冒頭、迫りくる追手と、その中に飛び込んでいく主人公、このシーンからして、もうカッコよくてカッコよくて。 気迫みなぎる殺陣と、なんとも可笑しいのんびりしたユーモア。前作はやたら殺伐としておりましたが、ここではまた一味違う魅力を味わうことができます。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-05-20 16:23:11) |
22.用心棒の事実上の続編だがダシール・ハメットの影響もある独特な手法のギャング映画要素のあった用心棒と比較すると、もっと単純な昭和のヒーローモノの装いのあるチャンバラ活劇となっている。独自の男の美学こそ受け継がれているが、ストーリーも演出もちょっとポップすぎるかな。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-04-24 00:46:39) |
《改行表示》21.「七人の侍」より、さらに娯楽性の増したエンタメ作品。 その分ストーリーの甘さも目立つのだが、主人公の三船のキャラを始め、 全体的にコメディータッチなので気にはならない。無駄なシーンを極力カットし、 面白さのエッセンスだけを凝縮したような作りになっているので、 時代劇が苦手な人でも大丈夫かと。演出のほうも芸が細かい。椿の花のシーンもいいが、 ラストの見せ所ではいい意味で期待を裏切られた。万人向けの娯楽作品。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-27 19:40:54) |
20.用心棒と一緒にみてないようがちょっと混ざったような。。。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-07 10:46:03) |
19.面白いけど、物語が都合よく進むのでちょっとうんざりした。 【doctor T】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2010-11-10 23:24:47) |
18.「用心棒」にすごく感激したので、期待しすぎだったが、これはこれで良かった。でも世俗にもまれ、裏の裏まで知り尽くした野武士と、藩務めのお坊ちゃん侍の組み合わせが良かった。いつの間にか、全くの赤の他人の三十郎に意見を求めようとするところや、金魚のフンみたいにゾロゾロついてくるところなど笑ってしまう。あの奥方がなかなかの人物であるのも面白い。「用心棒」の桑畑三十郎をもう一回、映画に使いたかったのでしょう。内容的に「続・用心棒」ってわけには行かないから、こんなタイトルになったんじゃないでしょうか? 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-26 22:37:42) |
17.用心棒ともによく出来ている。練られた脚本にカメラワーク、ディテールどれをとっても素晴しい。用心棒のほうが泥臭い感じがして好きなので、こちらは用心棒-1点とする。 【円軌道の幅】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-26 17:34:06) |
【マー君】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-24 14:28:28) |
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【なますて】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-28 16:45:05) |
《改行表示》14.用心棒よりは面白かった。単純なんだけれども、軽快で展開が楽しく飽きずに見れた。どこか間の抜けた登場人物たちがよかった。 【思込百遍】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-28 22:24:41) |
13.最後はすごかった。おもわず「えっ!」って叫んでしまった。 【十人】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-05-04 05:52:28) |
12.どこか出来すぎかなと思うけど、それほど気にならずに見れました。それもこれも椿三十郎のキャラクターのおかげでしょう。自分のことを悪者だと言ってのける室戸にある種共感し、評価さえしているあたりが三十郎の魅力ですねー。ここが「遠山の金さん」や「水戸黄門」との差でしょう。単なる善人ではなく、自分のやりたいことをやりたいようにやる、それがたまたま良い行いになっただけで、ひょっとすれば悪に加担する室戸のようになってしまうかもしれない。そんな野性味を持った三十郎は魅力的だけど、そのままでは社会には適応できないし、無理に適応させれば室戸のようになってしまうのかも…それを解っているから自ら去っていく三十郎、かっこいい~~。しびれました!そんな三十郎を演じきった三船はさすが世界の三船です。お見事! 【ペリエ】さん 7点(2004-08-15 21:53:20) |
11.おとぼけキャラたちがそれぞれ個性あって、面白かったですねぇ。最後の一騎討ちはシビレました。ただ、三船がとっ捕まって、中代が殺さないで慌てて出て行ってしまうくだり。あそこは“そりゃないだろ、殺してからいけよ!”と、ご都合主義を感じてしまった。カメラワーク、カット割、そのへんをもっと、日本の監督たちは見習うべきです。 【ダブルエイチ】さん 7点(2004-06-28 21:16:05) |
10.プロット構成はお見事の一言ですね。アイデアと見せ方が上手くマッチしています。ただ、姉妹作の『用心棒』同様、ストーリーはするするとひっかかりなく流れていくようで、ちょっと浅い感じがします。ただ、娯楽として見るにはテンポ良く進むので飽きないのではないでしょうか。 【虚学図書之介】さん 7点(2004-05-23 12:03:49) |
9.この作品でクロサワを観たは2本目です(最初は「用心棒」)。僕の様な若輩者には古い日本映画にはなかなか入り辛かったです(台詞がよく聞こえなかったり、前半の設定部分が理解し辛かったり、等)。でも、後半からは(解りやすさも相俟って)凄く楽しめました。 【こじろう】さん 7点(2004-05-07 00:27:00) |
8.用心棒の三船が好きだなぁ…。確かに押入れの男や奥方さんが緩急である緩なんだろうけど、ノーランライアンのストレートの後に元ヤクルトスワローズの安田投手のカーブが来るように感じて、私の中のバランスが崩されてしまった。でも、良作である事には間違いない映画! 【クルイベル】さん 7点(2004-04-30 11:58:46) |
7.相変わらずの三十郎の痛快な活躍は見ていてスカッとするが「用心棒」よりは若干落ちるか。冒頭から三十郎が事件に絡んでいく所がちょっと強引だったような気がする。加山雄三らの演技も硬い。 【ロイ・ニアリー】さん 7点(2004-02-14 03:12:13) |
6.起承転結でいう、起の部分が分かり難い。途中途中に笑いのポイントがあり、飽きさせないように構成されているのが上手い。白黒だけど、美術の良さが伝わってくる。カメラワークも実に綺麗。若き日の田中邦衛はクドカンそっくりで気になって仕方なかった。ラストの迫力は圧巻。トータル時間は短めで、さっぱりした印象だ。 【VNTS】さん 7点(2004-02-08 21:55:07) |