1.サニーマックレンドン以外にも教室にはハーフっぽい子がいましたね、こういう特に題材上必要でない場合でも多人種的なキャスティングはこれからどんどん増えていくでしょうしそうあるべきですね。学校の怪談の現代版…と思わせて作品の雰囲気が一番近いのは平成モスラかもしれませんねー。内容は子供向けなんですがその辺りに映画の原体験がある方はすごく楽しめるのではないでしょうか。山崎貴監督は昭和ノスタルジー作品はずっと作ってきたのですが、この頃の懐かしさを感じさせる作品も作れたんだなと感心しました。まあデビュー作がジュブナイルですからね、ようやく初心に帰れたとも言えます。山崎貴監督はこういう作品ばっかり作っていれば誰も不幸にならずに済んだのに、こういう作品ばかり作り続けられないのが不幸な時代ですね。確かに陳腐で新鮮味のない描写だなーと思うところもありますが、劇中に出てきたカレーや麦茶が美味しそうだったり、ところどころでクスリと笑えたり終盤盛り上がるところで盛り上がってちょっと切ない感じで終わる、映画ってのはそれで十分なんです。残念ながらこの映画はあまりヒットしなかったみたいですが、去年劇場で小さなお子さんがお母さんにこの映画のグッズを買ってもらう場面を見かけました。届くべき人に届いたならそれでいいんだと思います。