硫黄島からの手紙のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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硫黄島からの手紙

[イオウジマカラノテガミ]
Letters from Iwo Jima
2006年上映時間:141分
平均点:6.89 / 10(Review 238人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-12-09)
ドラマ戦争ものシリーズもの歴史もの実話もの
新規登録(2006-03-24)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2023-03-15)【TOSHI】さん
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監督クリント・イーストウッド
演出バディ・ヴァン・ホーン(スタント・コーディネーター)
キャスト渡辺謙(男優)栗林忠道陸軍中将
二宮和也(男優)西郷昇陸軍一等兵
伊原剛志(男優)バロン西(西竹一陸軍中佐)
加瀬亮(男優)清水洋一陸軍上等兵
中村獅童(男優)伊藤海軍大尉
松崎悠希(男優)野崎陸軍一等兵
裕木奈江(女優)西郷の妻 花子
マーク・モーゼス(男優)アメリカ人将校
ロクサーヌ・ハート(女優)将校の妻
原作アイリス・ヤマシタ(脚本原案)
ポール・ハギス(脚本原案)
脚本アイリス・ヤマシタ
音楽カイル・イーストウッド
編曲レニー・ニーハウス
撮影トム・スターン〔撮影・照明〕
スティーヴン・S・カンパネリ(カメラ・オペレーター)
製作クリント・イーストウッド
スティーヴン・スピルバーグ
ロバート・ロレンツ
ワーナー・ブラザース
ドリームワークス
製作総指揮ポール・ハギス
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクヴィンセント・J・ガスティーニ
特撮デジタル・ドメイン社(視覚効果)
美術ヘンリー・バムステッド(プロダクション・デザイン)
ジェームズ・J・ムラカミ(プロダクション・デザイン)
衣装デボラ・ホッパー
編集ジョエル・コックス〔編集〕
ゲイリー・ローチ
録音ジョン・T・ライツ
グレッグ・ルドロフ
バブ・アズマン
アラン・ロバート・マレー
字幕翻訳戸田奈津子
その他レニー・ニーハウス(指揮)
あらすじ
戦況が悪化の一途をたどる1944年6月。アメリカ留学の経験を持ち、米軍との戦いの厳しさを誰よりも覚悟していた陸軍中将・栗林が硫黄島に降り立った。着任早々、栗林は本土防衛の最期の砦である硫黄島を死守すべく、島中にトンネルを張り巡らせ、地下要塞を築き上げる。そんな栗林の登場に、硫黄島での日々に絶望していた西郷ら兵士たちは希望を見出す。だが、一方で古参の将校たちの間で反発が高まり…。
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12
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32.二宮一等兵の地獄巡りの映画。硫黄島もいいけど、キスカ撤退戦も描いて欲しい。戦場の表現はわりと、公平になっていると思うので、違和感なく見れる。ただ、憲兵の犬の件が、腑に落ちない。本当にあったのだろうか。また、CGで見せる米軍の表現が圧巻。
にけさん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-26 18:22:29)
31.上品なんだけどどこか残念だった『父親たちの星条旗』からは一転して、姉妹編のこちらは目が覚めるような傑作として仕上がっています。憲兵の振る舞いなど多少の事実誤認はあるものの、そうした欠点以上に見どころの多い作品ではないでしょうか。
日本人が戦争映画を撮ると「戦争とは忌むべきものです」という紋切型の主張がまずあって、戦後視点の後付けの理屈であの時代を描こうとすることから決まってつまらない作品が出来上がってしまうのですが、外国人監督が撮りあげた本作にはそうしたノイズが入っていないことから非常に見やすい作品となっています。あの時代の日本兵たちがどんな状況にあったのかを切り取ることのみに専念しているため、歴史映画として極めて優秀なのです。「天皇陛下万歳!」という日本映画界では決して不可能な一言をすんなりと言わせてみせた辺りに、その真価が表れています。
また、本作を見ているとなぜ日本が敗戦したのかがよく分かります。アメリカとの間の圧倒的な物量差のみならず、現場のリーダーを育ててこなかったという組織論的な問題も大きく影響しているのです。臨機応変な意思決定を下すための訓練を受けてきていない管理職達は厳しい戦況に対応できず、精神論のみに解決策を見出してどんどん内向きな思考となり、いよいよ事態が自身の対応能力を超えると「玉砕させてくれ」と言い出す始末。こちらの計画通りに物事を進められる勝ち戦ならば強みを発揮するが、負け戦で相手に主導権をとられた途端にテンパっておかしな行動を連発し始めます。この辺りは現在の日本の組織にも引き継がれている弱みであり、日本人論としても興味深く鑑賞することができました。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-18 15:46:36)
30.8月くらいに毎年放映される反戦映画(半分洗脳に近い)映画とは違って思ったより良かった。中立的な視点で、プロパガンダ色が薄いけど戦争の悲惨さは伝えている貴重な映画だと思う。
のははすひさん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-04 22:20:15)
29.戦争経験者でもあるアメリカ人のイーストウッド監督が、両国それぞれの立場からひとつの戦争を描いた。
どういう境地に立てばこういう視線で歴史を振り返ることができるんだろう、と、観終わって考え込んでしまった。
アメリカ人である監督がここまで当時の日本人のメンタリティを理解して描こうとし、それが(完全ではないにせよ、一定のレベルで)成功していることを映画ファンとして称賛したい。
そして、硫黄島で散っていった兵士たちの壮絶な決心を後世の私たちに伝えてくれたことに、一人の日本人として心から感謝したい。
poppoさん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-13 22:05:15)(良:1票)
28.エンターテイメントとしての脚色も多分にあると思うが、アメリカ人がよくここまで調べて中立的な視点で作ったなと思える映画。日本人であれば知っておくべき歴史。
ぷろぐれめたるさん [映画館(字幕)] 8点(2010-12-26 17:35:30)
27.陳腐な表現になってしまうが、悲しい、悲しい話。

アメリカ人が見る当時のステレオタイプのクレイジーな日本人ではなく、あくまで同じ人間の立場として、悲しみをもって戦争の悲惨さを静かに伝えようとしているイーストウッドの演出にはとても共感出来た。多少中将やバロン西の描写が綺麗すぎる面は少し気になるものの、二宮を始め、キャストの演技はこれ以上ないほど素晴らしかった。

日本では、「父親たちの星条旗」は観ずにこの映画だけを観ている方が多いのは事実だろうが、「父親たち~」、「硫黄島~」の順で(クリントの意図の通り)観ることで、映画の見応えが大きく変わってくる。
是非2本セットで観る映画であると思った。
おーるさん [DVD(邦画)] 8点(2010-01-24 02:46:49)
26.あまりテレビでは映画は観ないのですけれど、ついつい惹き込まれてしまった作品。遅れ馳せながらの投稿です。既に皆さんのレビューで語り尽くされた感もあり、あっさりと一言。
受け取り方によって良作とも凡作ともなってしまいますね。それは皆さんのレビューで一目瞭然。日本人として余りに繊細な部分を米国人が描く。もうこれだけで斜に構えてしまう方もいるでしょう。それは否定しませんし、あくまでも母国に対しての感覚・感情の問題ですから。
私としては、当時の日本という国に、少なくとも批判ではなく愛情を込めた眼差しをもって見てくれている、そんな空気を感じたので、敢えてディテールへの不満は触れないことにします。良作ですね。
タコ太(ぺいぺい)さん [地上波(吹替)] 8点(2009-09-27 10:33:38)
25.面白かったです。この手の邦画多いけど、面白さの違いはクリントイーストウッドの力量なのかなあ。渡辺謙二宮君も良かった。獅童の役どころ少し可哀想かな。なにかこのキャラの獅童多く観るような気もするけど。ちゃんと見せるべきものをちゃんと見せるツボおさえた編集。ハリウッドにありがちな都合のいいエンターテイメントでなく観客楽しませるエンターテイメントであったところも良し。栗林中将かっこいい。良作です。
タッチッチさん [地上波(邦画)] 8点(2009-08-16 14:44:24)
24.最初からかなり引き込まれました。重い話で見ている間はずっと緊張感がありました。ただ物語の起伏があまり感じられないのと、終盤がアッサリしすぎているため鑑賞後の印象は残り難いように感じます。みている間は十分面白かったですけどね。それと渡辺謙の演技が素晴しいですね。彼の演技を見ているだけでも楽しめました。他の俳優の演技も概かなり良く、その辺がこの映画を楽しめた理由かなと思いました。
もんでんどんさん [地上波(邦画)] 8点(2009-08-15 23:45:09)
23.内容は非常に重いが、現実はもっと重かったのだろうと思う。この映画で、あまり知られていなかった硫黄島の戦いを表に出してくれた。細部は違えども、考えたり調べたりするきっかけを作ってくれたので、こう言った史実を基にした映画を今後も残していって欲しい。
Adさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-07-20 00:41:06)
22.結構厳しい批判が多いのに驚いた。(もっとも下記の理由で頷けるが)アメリカ人にとっては仇敵ともいうべき当時の日本軍を、アメリカのスタッフがここまで公正に描いたことを大いに評価しても良いのではないだろうか?もちろん本来アメリカの大衆向けのエンタテインメントなのだから多少は大目に見なければならない点もあるかも知れないが、国が違うだけで同じ人間が殺し合わなければならない戦争の悲惨さ、(前作と合わせて)日米の民族性や兵士の置かれていた状況の違い、当時の日本社会が何よりも日本人にとって一番辛いものだった、というポイントが押さえられていたと思う。それに昨今の、時代背景を無視して不自然なほどヒューマニズムを強調した、正真の日本の戦争映画よりも「日本映画」として違和感が少ないのは賞賛に値する。このような映画を巨費を投じて丹念に製作し、アカデミー賞にまでノミネートしてしまう、アメリカの懐の深さには感心するしかない。ただ、難を言えば、アメリカナイズされた「栗林中将」が最も有能で魅力的な人物だったのだという、いつもの「アメリカが一番」を言いたいが為の映画なのか?と考え出すと、鼻持ちならなく成って来てしまう。ここは、彼こそ現代的な西欧の合理主義的聡明さと武士道の美徳を合わせ持った人物と捉えておきたい。
lafishさん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-02 23:33:50)(良:1票)
21.2本の映画で1ひとつの戦争を描ききる試みは大成功だったと思います(興行的にはどうだったかはわかりませんが)。妬み・僻み・恐怖、さまざまな人間の弱さから崩壊していく様を淡々と描いており、単にアメリカの物量に負けただけではないことがよくわかります。何よりも、栗林中将の武士道が、拝金主義で欲ボケした日本人の頭にガツン!ときます。
爆裂ダンゴ虫さん [映画館(邦画)] 8点(2007-12-15 10:38:39)
20.とてもよくできていたけれど、不満な点が二つ。

第一に、硫黄島戦の史実に比べると、あまりにも描写が生ぬるいということ。少し知識のある人であれば、現実の戦いの方が遥かに悲惨であったことがわかるはず。何もドキュメンタリーにしろといっているわけではないし、残虐シーン目白押しにすべきだとは思わないけれど、ここまで省略されると「なかったことにされている」印象を受ける。

米兵が日本兵に何をしたのか、軽く説明するか、少なくとも暗示するくらいはしてもよかっただろう。ノンフィクションであっても主観的編集が過ぎればフィクションになるように、ここまで省略してしまうと、もはや史実を元にしたファンタジーといわれても仕方がない。それに米兵による大量虐殺は省略する割りに日本兵の自決はあからさまに描写する辺り、どうかなあと思う。

第二に、日本人を客観的に描いているように見えて、実はそうでもないということ。主要登場人物はみんな当時の政治的風潮とは距離を持った人ばかりで、一部にはまともな人間もいたけれど、大本営はあくまでも悪であり、狂信国家であったというふうに描写される。

栗林中将、西郷やバロン西というアメリカ人にとって理解しやすい人物ばかりを配置し、脇役の清水ですら犠牲者として語られるけれども、実際には当時の国策に同調した人々の方が多数派だったはずだ。天皇万歳を叫んで自決したような兵士を人間として描写するのが本筋ではないのか。これでは日本人が相対化されているとは言い切れない。

総じて、これはやはり「アメリカ人のための映画」なんだと感じられた。映画自体の完成度は高く、こめられたメッセージが的外れだとは思わないから8点を付ける。しかしこれでは限りなく絵空事に近いフィクションでしかなく、硫黄島に材を取る必要はなかったと思う。これがイーストウッド監督が述べたように「邦画」であるとは思わない。ところどころで日本語の台詞が日本人にも聞き取りにくいのはささやかな欠点のようでいて、作品の本質を端的に表している。
no oneさん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-27 01:13:53)(良:4票)
19.やっぱ戦争映画って言ったら、アクションでしょ。この緊迫感がたまらなくいい。敵との臨場感がきっちり描かれているし、当時の日本の方針というか、心構えみたいなものも伝わってきた。ただ、気になるのは「少ない日にちで落とす筈が、~日間も耐えた」って言ってる割に、物語り上あまり時間が流れているように見えなかったってこと。
SAKURAさん [映画館(邦画)] 8点(2007-09-09 19:01:37)
18.この映画にケチをつけることはできないし、ダメなとこなんてないんだけど、あえて言えば心を揺さぶるような強烈なインパクトみたいなものがなかった気がする。まあでもディパーテッドよりはこっちだろうアカデミー賞。僕は星条旗の方が好きですね。
ばかぽんさん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-15 01:54:53)
17.映画館で2回見ました。DVDでは数知れず。でも、見るたびに涙腺がゆるんでしまいます。クリントイーストウッド監督には、良くぞこの作品を作ってくださったと、感謝の気持ちでいっぱいです。役者さんたちもすばらしい演技だった。「クリントイーストウッドの映画に出演できる」ということで、みんな超張り切り。この、みんなを駆り立てるカリスマパワーはこの監督ならでは。渡辺謙さんも、いい仕事をなさいました。人生の代表作(裏監督の労力も含めての評価です)になると思います。
実は、昨日も見て、涙しました。--さらに後日追記--何回も見ると、渡辺謙の無理やりな飄々とした演技がちょっと、鼻につくし、洞窟の広さや清潔さなど、残念な演出のような気が強くなってきたので、点数を少し下げました。

ひであきさん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-26 05:52:07)
16.ストーリー、音楽共に終始淡々と進むイーストウッドらしい作品ですね。特に音楽に関しては1つの音楽に徹するところなんてイーストウッドのこだわりが感じられますね。
ゆきむらさん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-05 17:18:57)
15.硫黄島に行ってた兵士さん全員主役ですね。日本のお国のためにここまでアメリカを相手に食いしばって抵抗していたのが、伝わってきました。
イーストウッド監督ってすごいやーー。
こゆさん [映画館(字幕)] 8点(2007-05-01 23:59:12)
14.本当に日本人じゃない監督が作った作品なのでしょうか?もちろん細部に日本人の観点から見ると違和感を感じる部分はありますが、全体的には非常に完成度が高く、素晴らしい映画だと感じました。渡辺謙はもちろん、日本人俳優が本当によく頑張っていたと思います。個人的には「父親達の星条旗」の方が映画の完成度としては寸差で高いと感じますが、よくぞここまで日本の事を研究して映画を作った事に驚嘆します。若干気になった点は皆様もご指摘の通り、日本軍のエキストラや俳優陣が少ないせいか数十人からせいぜい数百人程度で戦っている印象が強く、あの戦いで日本側だけでも2万人以上の方が亡くなられている事を思うと、少々こじんまりとした戦いに感じてしまいます。
はむじんさん [映画館(邦画)] 8点(2007-02-14 02:46:39)
13.「玉砕」とは、職場放棄のことと見つけたり。
amuraさん [映画館(邦画)] 8点(2007-01-13 18:02:29)
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【点数情報】

Review人数 238人
平均点数 6.89点
031.26%
100.00%
220.84%
341.68%
4177.14%
52811.76%
63313.87%
75221.85%
85221.85%
93113.03%
10166.72%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.36点 Review33人
2 ストーリー評価 6.64点 Review39人
3 鑑賞後の後味 6.35点 Review34人
4 音楽評価 6.94点 Review35人
5 感泣評価 5.58点 Review36人
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【アカデミー賞 情報】

2006年 79回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞クリント・イーストウッド候補(ノミネート) 
脚本賞アイリス・ヤマシタ候補(ノミネート) 
脚本賞ポール・ハギス候補(ノミネート) 
音響効果賞バブ・アズマン受賞 
音響効果賞アラン・ロバート・マレー受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2006年 64回
外国語映画賞 受賞 
監督賞クリント・イーストウッド候補(ノミネート) 

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