アマデウスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アマデウス

[アマデウス]
Amadeus
1984年上映時間:160分
平均点:8.37 / 10(Review 380人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-02-02)
ドラマミステリー音楽もの伝記もの戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-04-17)【イニシャルK】さん
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監督ミロス・フォアマン
キャストF・マーレイ・エイブラハム(男優)アントニオ・サリエリ
トム・ハルス(男優)ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
エリザベス・ベリッジ(女優)コンスタンツェ・モーツァルト
ロイ・ドートリス(男優)レオポルド・モーツァルト
サイモン・キャロウ(男優)エマヌエル・シカネイダー
ジェフリー・ジョーンズ〔1946年生〕(男優)皇帝ヨーゼフ二世
ケニー・ベイカー〔1934年生〕(男優)
ブライアン・ペティファー(男優)
ヴィンセント・スキャベリ(男優)サリエリの召し使い
シンシア・ニクソン(女優)ロール
日下武史アントニオ・サリエリ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
三ツ矢雄二ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
宮崎美子コンスタンツェ・モーツァルト(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
金内吉男皇帝ヨーゼフ二世(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
羽佐間道夫オルシーニ=ローゼンベルク伯爵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
阪脩ファン・スヴィーテン男爵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生ボンノ宮廷楽長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小林修レオポルド・モーツァルト(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池田勝エマヌエル・シカネイダー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小宮和枝カテリナ・カヴァリエリ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
京田尚子ウェーバー夫人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
玉川紗己子ロール(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大木民夫コロレド大司教(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
嶋俊介フォン・ストラック伯爵(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
西村知道(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小関一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
北村弘一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小島敏彦(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田口昂(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ピーター・シェーファー
脚本ピーター・シェーファー
作曲ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
撮影ミロスラフ・オンドリチェク
製作ソウル・ゼインツ
配給松竹富士
特殊メイクディック・スミス(メーキャップ)
美術パトリツィア・フォン・ブランデンスタイン(プロダクション・デザイン)
衣装テオドール・ピステック
編集マイケル・チャンドラー[編集]
録音クリストファー・ニューマン〔録音〕
トッド・ボーケルハイド
デヴィッド・パーカー[録音]
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳額田やえ子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
あらすじ
1823年、自殺を図ろうとしてウィーンの精神病院に収容された老人は楽聖モーツァルトのことをたんたんと語りはじめる。何を隠そうこの老人はサリエリという元宮廷音楽家でモーツァルトとつきあいがあり、彼を殺したのは自分だと言うのだ。サリエリはモーツアルトにまつわる様々な話をはじめる……。
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【クチコミ・感想】

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315.公開当時見た私は、まだ子供だったので、主役を演じているのが柳沢慎吾だとばっかり思っていました。先日DVDで久しぶりに見たら… 全然違うじゃん!
TINTINさん 7点(2004-02-21 18:39:59)(笑:2票)
314.サリエリとモーツアルトは表裏一体です。神の音楽を理解する者と、作り上げる者として、そのどちらかが欠けても珠玉の音楽はこの世に誕生し、生き続けることはできなかったのではないでしょうか。そんな天才たちのおかげで、一般人の私も芸術に触れることができるんだなぁ〜と、シミジミしてしまいました。モーツアルトはすばらしい。人間の精神に何かの影響を与えてくれる旋律。マイナスイオンじゃないけれど、癒し効果抜群だと思います。ある意味、神が人間にプレゼントしてくれた良薬なのかも。って言いながら、神の存在なんて私にはよくわかりませんが……。とにもかくにも、モーツアルトは天才でしょう。あんな少年期から作曲を行えるというのは、先天性の才能としかいいようがないですよね。対するサリエリは努力の人って感じがします。いえ、モーツアルトが努力してないわけではないのですよ。彼だって、相当の努力をしているだろうし、道化(っぽく描かれている)顔のウラには、自分自身がバランスをとるためにいろんな葛藤があると想うのです。でもきっと、サリエリの方が既存の音楽を研究し、発展させていくという地道な仕事をしていたと思うんです。そういったコツコツと積み上げていく力と、音楽を理解する耳を持っていたという点で、サリエリもまた凡人ではなかったと思います。無学な私はサリエリという人物が実際に存在したのかどうかはわかりません。実存したとしてもサリエリ作曲の音楽として、そのメロディを耳にすることはありません。でも、サリエリのような人がどの世界にも、どの世にもいたんだってことを認識することができる。こういうのってすばらしいじゃありませんか。ただ私はサリエリのような力はいりません。モーツアルトのような天才になりたいとも思いません。しんどそうだし(笑)。素晴らしい作品に嫉妬することなく、凡人として映画なり音楽なり本なり美術品なりを楽しんでいきたいと思います。う〜ん、ついつい、熱くなってしまいましたね(恥)。えっと、この映画で一番印象に残ったのは……なんといっても、モーツアルトの笑い声でした(笑)。
元みかんさん 7点(2004-02-12 13:26:53)(良:2票)
313.あ、この映画、重厚にして長尺なのにも関わらず、親しめてしまう理由が判りました。目の前に天才が現れて、その才能に打ちのめされつつ、やがてその大嫌いだった人格に魅了されてゆく、って、マンガによくあるパターン、意外にも慣れ親しんだ設定・・・って、すいません、こんな名作をそんな言葉でしか語れなくてごめんなさい。申し訳ないです。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 9点(2003-11-26 10:37:05)(良:2票)
312.すこし幻滅、オペラが多すぎてあくびがでました。
ふくさん 3点(2002-12-16 03:38:33)(良:1票)(笑:1票)
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311.モーツァルトと言う人がかなりの変人だということは、黛敏郎氏の「題名のない音楽会」で読んで知っていました。 これは同名のテレビ番組の書籍版なんですが、これに対応する回は見ていません。 ショーマンシップがあって偏向バリバリの黛氏なので、きっと面白い番組作りだったんだろうなと思い、見れなかったことを残念に思っています。 この番組は同じタイトルで司会進行を替えて未だに続いてますが、黛氏時代の過激さがどんどん姿をひそめていってただのオーケストラの出る番組というだけになってしまいました。 僕は進行役が武田鉄矢氏になったときにもう見るのをやめました。 一方で、モーツァルトは実は殺されたのだという話も昔から有名で、「モーツァルトの暗殺」なんて小説が出ていましたが、これ以前にもプーシキンの作品とかあるみたいです。 僕は高校生のころこれを組み合わせて、性格のせいで殺されてしまうモーツァルトなんていうお話を書こうかなと思っていた矢先に東京新聞の記事でピーター・シェイファーによる戯曲「アマデウス」が発表されたという記事を見て「ああしまった先を越されたか」と思ったものでした。 でも別に先を越されたも何もなくこの後も森雅裕氏の「モーツァルトは子守唄を歌わない」などの作品が出てきたのですから、まあ要するに本当に書く気なんかなかったわけですがね。 この「モーツァルトは子守唄を歌わない」はなんとベートーベンが探偵になってモーツァルトの死の謎を追っていくというミステリーで、ベートーベンがまるで安物のハードボイルドの探偵のような感じに描かれているという珍品です。 森雅裕氏はこの作品で江戸川乱歩賞を東野圭吾氏と同時受賞をするぐらいの大した作家さんなんですが、常習的に出版社の人と喧嘩をするために今ではどこの出版社からも作品を出してもらえないという豪傑らしいです。 モーツァルト絡みの人ってやっぱり変わり者が多いみたいですね。 この映画アマデウスの原作になったのは先述した舞台劇なんですが、こちらはほぼサリエリのモノローグで語られ、その合間に演者たちによるエピソードが演じられるという舞台です。 これを映画では、発狂して自傷を試みたサリエリに懺悔をうながすためにやってきた司祭にサリエリがことの一部始終を話すという形で物語が進められていきます。 ナレーションの多い映画は鬱陶しいのでこの変更は非常に良いです。 背景となるウィーンの宮廷がこれでもかというほど戯画化されていて面白いです。 特に皇帝のを演じたジェフリー・ジョーンズは最高です。 宮廷のお抱えの音楽家たちはサリエリを除いてみんな漫画からそのまま飛び出してきたような感じで楽しくなります。 でもこの人たちがそれぞれの思いでモーツァルトに意地悪するんですね。 嫌な奴らなんです。 サリエリのモーツァルト殺害の動機は、モーツァルトの才能への嫉妬と羨望。 才能は神からのギフトという考え方が根っこにあるから、まあ、日本人に想像できる範囲を超えています。 サリエリはどういう方法でモーツァルトを殺そうか思いつかないまま結局過労でモーツァルトを死に至らせてしまいます。 この過労死の直接の原因となるレクイエムの口述作曲がすごい! モーツァルトは何十段もあるようなスコアを口伝えでサリエリに頭に浮かぶと同時に伝えていくんです。これを書き留めるサリエリもただものではない! まあ実際にこんなことができただろうかというと難しかっただろうと思いますが、こりゃ過労死もするわと納得の情景でした。 映画の中でモーツァルトが「ここで一休みしよう」と言って作業を中断したところが実際に彼の絶筆である、とか、映画でこの口述筆記した部分は、レクイエムのほかの部分と違う五線紙が使われている(サリエリが持ち込んだ?)、とか音楽愛好家なら誰でも知っているようなモーツァルトにまつわるエピソードが全編に散りばめられていて、思わず「あー知ってる知ってる」という満足感で楽しめてしまいます。 モーツァルトの愛好家がどう思うかは知りませんが、格調高い一方、時には漫画的で面白いよくできた映画だと思います。
かずくんさん [レーザーディスク(字幕)] 8点(2024-03-05 22:55:27)(良:1票)
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310.史実に忠実かどうかはさておき、まさしく名作の冠にふさわしい作品だったと思います。ロードショーの翌年にはあちこちの小中学校で授業の一環として放映され、私の中学校でも大きな体育館でスクリーン上映されました。ただ正直なところ、子供には面白くない映画だったと思います。とにかく上映時間が長いため集中力が続かない子供達には辛過ぎたなという印象です。私は当時中学1年生ですでにかなりの映画ファンだったので食い入るように鑑賞しましたが、上映場所である体育館は終始ザワつき気味だったのをよく覚えています。  あらすじや感想をここに書くのは野暮だと思いますが、特筆すべきはウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(トム・ハルス)とその妻コンスタンツェ(エリザベス・ベリッジ)の、愚かしくも天才の振る舞いを柱の陰から見守るアントニオ・サリエリ(F・マーレイ・エイブラハム)の図式に尽きます。先ほども書きましたが史実に忠実かどうかはさておき、とにかくこの図式が魅力的でなおかつ判りやすすぎるのです。努力家で秀才以上の才能を持つサリエリの前に現れた、どうにも抗えない天才音楽家という図式。そしてその天才が作る音楽を最も理解し最も愛せるのもまた自分だけだという究極のジレンマが本当に素晴らしい。悪者として描かれているサリエリですが「嫉妬と憎悪」という意味ではこれは致し方ないというか、、非常に人間味あふれる愛すべきキャラクターとして判り易く完璧な形で描かれています。  これほどの映画にはなかなかお目にかかれません。いつになっても全く色褪せない、、まさに名作だとしか表現のしようがありません。何度も書きますが史実に忠実かどうかはさておき、モーツァルトの笑い声は本当に最高過ぎます。ほぼ完璧な芸術映画作品です。
アラジン2014さん [映画館(字幕)] 9点(2014-05-03 12:41:16)(良:1票)
309.そうでしたか。
ダルコダヒルコさん [地上波(吹替)] 3点(2010-04-30 01:00:13)(良:1票)
308.書き出したらきりがなくなるような気がして中々書けなかったのだが、少なくとも今のところ、私の人生でNo.1の映画。学オケでクラシックをかじったことも影響しているだろうが、希代の天才モーツアルトのぶっ飛び方といい、正反対の性格を持つ音楽家の「嫉妬」を軸にその才能や人生を語らせる構成といい、ツボのど真ん中にはまった。これでもかと才能を見せまくる能天気小僧と、努力の禁欲男の対比は見事としか言いようがない。サリエリがその才能に対する嫉妬に手を震わせながら、モーツアルトの譜面を繰る場面なんか、本当に見せ方が上手い。モーツアルトは早世した割に作品が多いから選曲もし放題とはいえ、交響曲25番も実にばっちりはまっていた。映画は破滅に向け暗く壮絶になっていくのだが、ひきつける力を失わない。レクイエムの作曲シーンもこの映画の大きな見所で、取り付かれたように譜面に向い、衰弱していく様は胸に迫るものがある。欲を言えば、コンスタンツェの描き方かな、悪妻説には反対する立場のようだが、それならもうちょっと踏み込んで欲しかった気もする(見事なおっぱいはさておき)。が、まあ伝記映画は欲張っちゃダメだからね。なおドイツ語オペラであるフィガロの結婚などが英訳されていたが、ウィキの文を引用すると“モーツァルトが皇帝に対して「ドイツの心、それは愛です」と宣言してドイツ語オペラ制作を実現する民族主義的なくだりがあり(それまではオペラといえばイタリア語だった)、ここでオペラが突然ドイツ語で歌われると台詞が英語であることの矛盾が目立つため、いわばこの映画の中の世界では英語がドイツ語として扱われるという舞台劇風な割り切りであるとも言える”ということで、これには感心した。他言語で伝記物を作るなら、ここまでするのが本当だろう。要は吹替えと同じだから(実際、ラスト・エンペラーなどでは中国語が“混ざって”いるため、かえって英語映画であることを突っ込まれてしまってる)。ちなみに主役2人が両方アカデミーの主演男優賞にノミネートされ、フランク・マーレイ・エイブラハムに軍配が上がったようだが、どうせならトム・ハルスに助演で取らせて上げたかったなぁ~。映画タイトルからしても助演というわけにはいかなかったんだろうけど、あれも名演技だもん。とにかく観れば面白さが解る!!
あっかっかさん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-03-11 13:21:00)(良:1票)
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307.この映画に10点を付けなかったら仕方ない!というほど納得の10点です。 私の映画鑑賞史に残る素晴らしい映画でした。 もし映画館の大きなスクリーンで鑑賞できていたらもっと幸せだったのに。 最大級のスクリーンで最高の音響にて鑑賞できる機会を切に望みます。
ClocheRoseさん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-25 14:48:15)(良:1票)
306.サリエリの方に感情移入してしまう。伝記的映画で、人間ドラマがこれほど濃いのは初めて。これでは、モーツァルトは死後に有名になったみたい。自分の音楽が今でも愛されていることは知らずに逝ったのか。天才肌でなく努力家のサリエリ側で自分は見てたんだけど、最後には、モーツァルトがかわいそう、というかいとおしく見えていた。この映画、モーツァルト生誕250周年の年にみたので、余計に感傷的になった。しかし何百年たった今でも演奏され続け、心に響かせる音楽を作った彼ってほんとすごい。
Michael.Kさん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-17 23:50:50)(良:1票)
305.長いよ!長いよ!面白さもいまいち。変人最高!しかし、凡人で変人の自分はどうすれば・・・。
名無しDさん [DVD(字幕)] 5点(2006-12-21 19:31:02)(良:1票)
304.「自ら天才だとは自覚していない天才、である神=モーツァルト」「自ら天才ではないことを自覚している天才、である人間=サリエリ」、この図式が全編を支配しており、この両者の溝をきわやかに描くために、モーツァルトの甲高い笑い声やサリエリの神経質そうなしかめっ面が画面にのせられます。ながれるモーツァルトの天衣無縫な楽曲がその溝をさらに深め、サリエリのアンビバレントな感覚を浮かび上がられていきます。カメラは、壮美な美術、衣装、舞台セットの質感を損ねないように、でしゃばらないことに気をつかっているような印象を受けました。モーツァルトとサリエリの二人がデフォルメされ、少し分かりやすすぎるきらいを感じるのがどうもなー、といったところであります。
彦馬さん 7点(2004-09-17 11:28:11)(良:1票)
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303.モーツアルトは<神の子>である。神の子として、その天賦の才をもってしても人間である限りにおいて生きるという現実は単純ではなく、彼が苦悩と怖れを抱えて人生を生き、死んだことはよく知られている。モーツアルトを一人の人間として捉えるドラマというのもひとつの観点として興味深いものであるが、実際、その試みはイエス・キリストを主人公とするのと同じように難しいだろう。とはいえ、この映画を天才モーツアルトに対峙する凡庸の人サリエリの物語と考えるのはちょっと違う。サリエリがモーツアルトの音楽についての真の理解者であり、この映画をサリエリという自意識の鏡を通したひとつのモーツアルト像として捉えるのがやはり一番しっくりくるのである。やはり、主役はモーツアルトであり、モーツアルトの神性、人間性をサリエリという自意識を通して語ることによって、僕らは僕らの中の無限のかけがえのなさを語りえるのではないか、というのが僕の<文学的な>捉え方である。 モーツアルトの音楽を語る時、アポロン的な伝統音楽の高度な模倣の上にディオニュソス的な情熱、官能のエッセンスを見出すことが重要である。さらに生と死を行き交う精霊の如く、まさにデモーニッシュな一面により生み落された名作「レクイエム」に至っては、彼が神の子の苦悩を人間的な深みによって表現し得たことを示している。それをモーツアルトのモノローグによって語ることは不可能である。この映画では、サリエリという媒介を通じて、僕らはモーツアルトの心性を知るのである。 サリエリのモーツアルトに対する歓喜、恍惚、忘我、嫉妬、憎悪、愛情を僕らは理解する。芸術とは、神の言葉、御業かもしれないが、それはあくまで人間によって生み落されるものだ。人間という理性の森を通してしか、それは具現化されない。それがモーツアルトの作品であり、サリエリという自意識を通した時、それは僕らに人間的なドラマ<現代的な神話>を提供するのである。
onomichiさん 10点(2004-08-15 23:15:59)(良:1票)
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302.モーツアルト役のトムハルスの、あのニヤついた表情と笑い方 見てるこっちまでワラケたね^^ でも、いるんだよなぁ、ああ いうヘラヘラしているにも関わらず凡人には到底はかり知ること のできない異常な才能をはっきする人間ってwwまだ彼のような 人間は許せるよ、だって本当に実力のある天才なんだもん。(一番 許せないのは、中途半端な実力で後は、世渡りのうまさだけで 上手いこと上り詰めて行く奴ねwww もちろん世渡りのうまさも 才能の一つだと言ってしまえばそれまでだけど、俺的にはそういうの 好きくない(・A・) )  でも、モーツアルトが公衆の面前(パーティー会場)で、 サリエリを小馬鹿にしていたシーンは、かなりムカつきました。 ああいう人間は一番嫌いだwww そりゃサリエリが 殺してやり たいと思ったのもムリないよ。。。  サリエリの嫉妬・憎悪・根暗さ 分からなくないです。普通の人間 である以上、誰もがこういった思いにかられるんじゃないかな。 程度の差こそあれ、けっしてサリエリを非難することはできそうに ないです。。 ところで、思ったんですが、サリエリの心の中は モーツアルトに対する嫉妬・憎悪だけだったんでしょうか?俺には 彼の行動そして眼差しが、モーツアルトと本当は仲良くしたい、 対等の人物であると自分のことを認めて欲しい、一緒に色んな作業 していきたい、そう語っているように見えました。 それにしても、 実際のモーツアルトっていう人物はどんな人間だった んでしょうね?? これはあくまでフィクションだったんでしょうか? それとも実際にこういう・・・・ 今はそっちの方に興味が沸いてます^^
アキトさん 7点(2004-07-28 04:05:50)
301.天才を描くとき、その天才の内面に凡人が寄り添うことは難しい。この作品は、視点を我々に近い「他者」に置いたことで、一人の天才を描き出すことに成功している。その圧倒的な才能を最も理解し愛しているからこそ、人間モーツァルトに果てしない嫉妬と憎悪を抱いてしまう心理は、悲しいことに、私という凡人は痛みと共感を持って理解できるのだ。モーツァルトが取り憑かれたようにレクイエムを楽譜に書き付けるシーンは、やはり天才のもとにはミューズが降りて来るのだと、私は鳥肌が立つような思いで見た。私を含め、すべての「向こう側へ行けなかった」人々に、この作品は残酷な痛みを感じさせるにも関わらず、私たちはそれを愛してやまない。
一児の母さん 10点(2004-06-16 10:37:18)(良:1票)
300.トム・ハルス演じる世渡りは下手だけれども子供っぽくて純真そのもののモーツアルト、そしてエイブラハムが演じる俗物根性丸出しでモーツアルトの才能に嫉妬する憎らしいおっさんのサリエリ、この二人の対比をネビル・マリナー指揮のモーツアルトの音楽をバックにたっぷりエンジョイしました。他のみなさんのコメントを拝見するとモーツアルトの肩を持つ人、サリエリを支持する人、中立派などに分けられるようです。この作品に限って、見た人それぞれがどの派閥に属するかを人気投票形式で調査してみると面白いでしょうね。私は完全にモーツアルト派で、作中で私に一番近い登場人物はサリエリの音楽のレッスンを受けながら「モーツアルトさんの自作で監督と指揮も自分でやるオペラのオーディションを受けたいんですけれど、どうしたらいいのでしょう?」なんて意味のことを口走り、サリエリの心中が煮えたぎっているのを知っていても知らなくても「だってモーツアルトさんは音楽は素敵だしハンサムだし・・・。(これは私が作ったセリフ)」なんて言ってきゃあきゃあ騒ぐミーハー歌手のカテリーナです。この映画を見てモーツアルトを本当に(そしてミーハー的に)好きになりました。 アカデミー賞主演男優賞に一作品で二人(モーツアルト役とサリエリ役)が揃ってノミネートされるなんて異例だと思うし、サリエリ役の受賞がちょっと皮肉(といおうかあの世にいるサリエリに対するほんの少しばかりの慰め)ですね。
かわまりさん 10点(2004-02-23 05:51:09)(良:1票)
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299.これを観てからというもの天才と凡人の差を考えてしまう。 たまに奇行して天才気分を味わうことがある凡人です。(テレビ)
zero828さん 10点(2004-02-21 14:08:02)(笑:1票)
298.サリエリも十分天才だろ。凡人だと凄いと理解できないよ。
guijiuさん 7点(2003-12-26 19:49:06)(良:1票)
《改行表示》
297.自分は、モーツァルトが好きでこの映画を見ました。 でも、この映画はモーツァルトが描かれてると言うよりも天才と凡人が描かれていて、自分は凡人であるサリエリにどんどんと引き込まれていった。 友達に、見せたらモーツァルトの笑い方がむかつくと言ってたが。。 僕は、あそこまでの笑い方をしなければ僕の中でのモーツァルトのイメージ破壊されなかったし、あの笑い声はサリエリの心が聴き取ったモーツァルトの声だと思う。 最後のシーンの言葉が印象深く。とても考えさせられます。
NAYUさん 10点(2003-12-25 20:05:08)(良:1票)
《改行表示》
296.長い映画でしたが最後まで楽しめるないようだと思います。人格は良く無いけど才能だけは人が認めてしまう、というか打ちのめされてしまう様子がすごい。オペラのシーンはすごいです。あまり興味のないものだったけど此れを観て好きなりました。 でもアマデウスのあの笑い声は耳に焼き付くなあ。
boby_stさん 8点(2003-12-15 00:37:33)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 380人
平均点数 8.37点
010.26%
110.26%
220.53%
361.58%
430.79%
571.84%
6266.84%
74511.84%
87920.79%
99224.21%
1011831.05%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review21人
2 ストーリー評価 8.38点 Review39人
3 鑑賞後の後味 7.79点 Review34人
4 音楽評価 9.19点 Review42人
5 感泣評価 6.62点 Review16人
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【アカデミー賞 情報】

1984年 57回
作品賞 受賞 
主演男優賞フランク・マーレイ・エイブラハム受賞 
主演男優賞トム・ハルス候補(ノミネート) 
監督賞ミロス・フォアマン受賞 
撮影賞ミロスラフ・オンドリチェク候補(ノミネート) 
音響賞トッド・ボーケルハイド受賞 
音響賞クリストファー・ニューマン〔録音〕受賞 
美術賞パトリツィア・フォン・ブランデンスタイン受賞 
衣装デザイン賞テオドール・ピステック受賞 
脚色賞ピーター・シェーファー受賞 
編集賞マイケル・チャンドラー[編集]候補(ノミネート) 
特殊メイクアップ賞ディック・スミス受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1984年 42回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)F・マーレイ・エイブラハム受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)トム・ハルス候補(ノミネート) 
助演男優賞ジェフリー・ジョーンズ〔1946年生〕候補(ノミネート) 
監督賞ミロス・フォアマン受賞 
脚本賞ピーター・シェーファー受賞 

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