1.《ネタバレ》 スティーヴン・キング作品で素晴らしい才能を見せ付けた、映画界の宝とも言っても過言ではない偉大なる3人・・・『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー×『ショーシャンクの空に』のモーガン・フリーマン×『シャイニング』のジャック・ニコルソン・・・出演陣を聞いただけで凄すぎて身震いしたし、『最高の人生の見つけ方』という邦題で《期待度MAX!》っとなったんですが・・・残念ながら期待ハズレとなってしまいました。凄く悪いというわけじゃないし、B級俳優が出てる作品ならまだしも・・・この3人でこの完成度ではマズイと思います。最初の病院⇒スカイダイビングのシーンが超唐突でついてけない!凄くいきなりなので、観てて「ええ~~~!」と思いました。そりゃないでしょ!モーガンのキレまくりの奥さんがすぐ納得するとは思えないので、もう少し葛藤するシーンが欲しかったですね。それとレーシングカーのシーンもモーガンとニコルソンの爺さん2人が乗ってると、どうも違和感がありました。誠に失礼ですが、2人とも余命半年どころか・・・即死するんじゃないかとヒヤヒヤ・・おっと、変な事を考えてしまいました。すいません。あとジャック・ニコルソンは何をしてもジャック・ニコルソンな所(『カッコー』の主人公のままか?)。そこが良い点とも言う人もいるかと思いますが、正直、演技の幅が狭い気がします。個人的には苦手です。逆にモーガンの演技は良いですが・・・。そして一番の大事な所である、感動できるシーンが少ないのが痛い(というかこの手の映画にして雰囲気が軽すぎないか?もう少し重い方が良いと思う)。映画の冒頭からモーガンの『ショーシャンク~』のレッドを彷彿とさせるナレーション、バケット・リストの『世界一の美女にキスをする』(孫の女の子が可愛らしい)と『知らない人に親切にする』(ラストで「なるほど!」と思う)の3箇所は良いものの、それ以外はあまり印象に残るシーンは無かったです。 コメディ的な笑えるシーンもイマイチでした。笑えないし、感動も出来無いのかと思うと、とても残念でした。未見の方は過度な“感動”と“笑い”は期待しない方がいいかもしれません。点数は胸が痛いですが4点+ジョン・メイヤーの主題歌1点で5点。嗚呼・・・悲しすぎるので『ショーシャンク』と『スタンド・バイ・ミー』でも見て気分を変えることにします(涙)。