カールじいさんの空飛ぶ家のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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カールじいさんの空飛ぶ家

[カールジイサンノソラトブイエ]
Up
2009年上映時間:103分
平均点:6.23 / 10(Review 126人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-12-05)
アクションコメディアドベンチャーファンタジーシリーズものファミリーCGアニメ3D映画
新規登録(2009-06-14)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-10-15)【イニシャルK】さん
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監督ピート・ドクター
ボブ・ピーターソン〔声〕
演出木村絵理子(日本語吹き替え版)
エドワード・アズナーカール・フレデリクセン
クリストファー・プラマーチャールズ・マンツ
ボブ・ピーターソン〔声〕ダグ/アルファ
ジョン・ラッツェンバーガートム
デルロイ・リンドーベータ
飯塚昭三カール・フレデリクセン(日本語吹き替え版)
大木民夫チャールズ・マンツ(日本語吹き替え版)
松元環季少女時代のエリー(日本語吹き替え版)
大塚芳忠アルファ(日本語吹き替え版)
松本保典ダグ(日本語吹き替え版)
三宅健太(日本語吹き替え版)
高木渉ガンマ(日本語吹き替え版)
小形満スティーブ(日本語吹き替え版)
檀臣幸ベータ(日本語吹き替え版)
朝倉栄介AJ(日本語吹き替え版)
多田野曜平(日本語吹き替え版)
原作トーマス・マッカーシー(原案)
脚本ボブ・ピーターソン〔声〕
ピート・ドクター
音楽マイケル・ジアッキノ
編曲ティム・シモネック
製作総指揮ジョン・ラセター
アンドリュー・スタントン
制作ピクサー・アニメーション・スタジオ
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
美術スーザン・ブラッドリー(美術監督 / タイトル・デザイン)
録音オムニバス・ジャパン(日本語吹き替え版)
トム・マイヤーズ(録音)
字幕翻訳石田泰子
その他ジョン・ラセター(シニア・クリエイティヴ・チーム)
ゲイリー・ライドストロム(シニア・クリエイティヴ・チーム)
アンドリュー・スタントン(シニア・クリエイティヴ・チーム)
リー・アンクリッチ(シニア・クリエイティヴ・チーム)
ダーラ・K・アンダーソン(スペシャル・サンクス)
スティーブ・ジョブス(スペシャル・サンクス)
ジョー・グラント(献辞)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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19.《ネタバレ》 奥さんと結婚~死別までサイレントで展開する場面が秀逸。
ただ・・・肝心のじいさんになってからの内容がいまいち。。。

脇を固めるキャラクターに助けられた感じ。。。
ナラタージュさん [DVD(吹替)] 6点(2010-05-29 23:29:30)
18.《ネタバレ》 皆さんの言うとおり、出だしは最高なんだけどね。カール爺さんの憧れの冒険家マンツが、カワイソすぎて後味がちょいと悪かった。世間から疑いをかけられ孤軍奮闘して人間不信に陥ってるマンツの最後があれじゃ、救われない。カール爺さんよりももっとジジイなのに。ピクサーの王道らしいストーリーを期待していたのでちょっとがっくり。映像は、素晴らしいね。3Dで見たいとはおもわなかったけど。
パオ吉さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-21 00:09:36)(良:2票)
17.《ネタバレ》 個人的な話になるが、結婚をして半年が経とうとするまだまだ「新婚」と堂々と言える頃合いに、普段映画を観ない妻と珍しく二人で鑑賞した。

結婚してからというもの、すっかり“夫婦愛”を描いた物語に弱い。
映画の中で描かれるちょっとした夫婦の繋がりの描写に涙が出てくる。
それに加えて元来僕は、老人の涙にめっぽう弱く、長い人生を生きてきたキャラクターが心情を吐露するシーンにはいつも胸が詰まる。

そんなわけでこの映画。まさに感動ど真ん中!の映画であることは容易に想像できた。
そして、主人公が最愛の妻と出会い、共に生き、別れるまでの年月をノスタルジックに描いた冒頭15分で、想像通りに目柱が熱くなった。

正直なところ、この冒頭15分間を自分の妻と観られたことだけでも、とても良かったと思うし、それだけでこの映画の価値は充分だとも言える。(なのでこの点数以下はつけられない)

しかし、15分を過ぎ、主人公のじいさんが妻と過ごした家ごと数百個のカラフルな風船で飛び上がっていくシーンをピークにして、この映画の感動は、皮肉にも徐々に下降していく。

決して映画が面白くなくなっていくということではない。敢えて言うならば、映画の種類自体が変わってしまう印象を覚える。
冒頭15分が最愛の妻に先立たれた老人の切なさを温かく描いた作品であることに対し、それ以降は、老人があまりに現実離れしたアドベンチャーをこれでもかと繰り広げる作品となっている。

もちろん全編通して、妻と妻と過ごした大切な家に対する愛情が尽きることはないのだけれど、展開される「冒険」の内容があまりに突飛過ぎて、ファンタジックなアニメーションであることを考慮しても、その非・現実さに対して感動を覚える暇が無くなってくる。

開き直って、相変わらずクオリティーが高いピクサーのアニメ映画として、その娯楽性のみを楽しめば問題は無いのだろう。
しかし、多くの人がこの作品に対して求めた世界は、やはり違うと思う。


P.S.実は何よりもマイナスポイントなのは、映画の大部分において、カールじいさんは家に乗って空を飛んでおらず、浮かんだ家を背負って歩いている……という点かもしれない。
鉄腕麗人さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-05-10 00:20:53)
16.《ネタバレ》 カールとエリー2人のストーリーは極めて秀逸。 冒頭部分だけで一気に泣けてしまった。 物凄く丁寧に繊細に描かれていて素敵だった。 でも、アドベンチャーに突入してから、どんどんテンションが下がっていく。 展開や設定があり得なさすぎて、なんかどうでもよくなっちゃったなぁ。 妙にウケ狙いな部分も鼻についちゃうし。 「妻への想い」や「少年との友情」や、情熱だとか青春だとか色々、そういう部分を表現するのに、あんな大冒険である必要なんてないんだけどねぇ。 「子供向け」を意識しすぎちゃったのかもしれないね。 まあ、ここらがディズニーの哀しいところかもしれないなぁ。
とっすぃさん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-07 02:38:01)
15.《ネタバレ》 冒頭部の主人公と奥さんとの出会いの部分、特に結婚してからの夫婦生活をセリフなしのサイレントで処理しているのがうまく、思わず引き込まれ、この部分だけで感動してしまった。妻に先立たれた老人が妻の叶えられなかった夢を叶える物語の導入部としては最高だと思う。しかし、後半は夫婦二人が出会う前から憧れていた冒険家がなぜか悪人で、主人公がそれに立ち向かうという方向に行ってしまい、主人公も一度は憧れた冒険家と殺し合いをしているというのに全く葛藤というものが描かれてないので、ほとんど感情移入できず、ただの勧善懲悪アドベンチャーと化してしまい、前半と後半で違う映画を見ているかのような印象。別に悪役はこの冒険家でなくても良かったような気がする。(普通に考えてそういう設定にしてしまうと脚本が波状してしまう。)それにそもそもこの話に悪役が登場する必然性をあまり感じない。(別に悪役がいなくても物語としては成立するのではと思う。)後半で話が変な方向にいかなければ夫婦愛を描いたもっと深い作品になっていただろうと思うと非常に残念。結局この映画は主人公の妻との出会いから死別までを描いた導入部がすべてという感想になってしまう。さっきも書いたが、ここは本当に素晴らしかった。
イニシャルKさん [DVD(吹替)] 6点(2010-05-01 16:26:56)(良:1票)
14.《ネタバレ》 最初の15分だけなら10点評価も惜しくはないのだが、後半の迷走ぶりはどうしたことか?夫婦の愛の物語だと思っていたら、いつの間にか老人同士の殺し合いになっており、そのあまりにもブラックな冗談は笑うに笑えない(実際にはちょっと笑っちゃったけど)。最後に冒険家を殺し(?)ちゃったのもやりすぎだろう。あのまま風船の浮力で無人島に漂着するくらいの展開にしておいてもストーリーに支障はなかったはず。何となく後味の悪いものがあり、「あ~面白かった」で終わるいたって普通のアニメになってしまっている。
フライボーイさん [DVD(吹替)] 6点(2010-04-27 23:11:32)(良:2票)
13.《ネタバレ》 導入部は秀逸。冒険家マンツにあこがれる少年と少女が出会い、気球での冒険を夢見る。二人は成長し、結婚。二人で家をリフォームする。壁も椅子も郵便受けも思い出がつまっている。赤子を望んだが、授かることができず、妻は消沈。妻を励ますため夫は冒険を計画するが、頓挫、やがて老境に達し、妻は亡くなってしまう。老人は妻との夢を果たすため、風船の家で冒険に出かける。ここでは「家」がキーワード。少女は、アジトを幻の滝の近くにおくのが夢だった。大人になってからもそれを壁に描いた。だから老人は家が壊されるのに耐えられず、どうしても家を滝にまで運びたかったのだ。だがここからは失速。よくしゃべるデブキャラ少年はかわいげがない。犬が機械を通してとはいえ、しゃべったり、料理をしたり、戦闘機に乗って銃を撃ったりは無理がある。マンツは二人のあこがれだったのに、悪人だったのでは設定が台無しであり、エリーの夢を壊してしまっている。悪人はマンツの成功を横取りしようとする連中などに設定すればよかっただろう。超高齢者が敵では楽しめないし、彼の狂気も理解しがたい。幻の滝への冒険のはずが、幻の鳥の奪い合いとなり、殺し合いとなる展開にはついていけない。戦いも老人らしくソフトで知恵を利用したものにすべきだった。サブストーリーは老人と少年が理解しあうこと。老人にとって家がすべてだったのに、少年を救うために家を手放す。「たかが家だ」の言葉は重い。このあたりの表現はうまい。ただ老人は風船売りだったのに、子供嫌いの偏屈キャラになっているのはどうしたことか。少年は両親が離婚して、心に傷を抱えている。それをまぎらわずためにボーイスカウトの勲章集めに精を出す。少年が鳥に対して特別に感情移入するのは、鳥が子育てしているからだろう。自分の家族とだぶらせているのだ。このあたりはうまく表現できていない。少年が無邪気すぎるのだ。無口で不良っぽいキャラにすればすっきりしただろう。最後に二人は理解しあい、無事帰還し、疑似家族になるのだが、さほどハッピーエンドとも思えない。彼らの幸せが小じんまりとしすぎているから、カタルシスを得ることができない。二人は、冒険家として有名になったくらいにしてほしかった。実際に幻の動物の化石がたくさんあるマンツの飛行船を探し出してきたのだから。老人は妻の思い出よりも大切なものを見つけ出すことができたのだろうか?
よしのぶさん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-24 18:46:47)(良:1票)
12.始まりの回想シーン10分は逸品。
思わずウルウル。
周りもすすり泣く声がちらほら。
一緒に行った隣の相方からも鼻をすする音が。
回想シーンが終わっても、余韻なのか、すする音が鳴り止まず。
というか、ずっと鳴り止まず。
てか、最後まで鳴り止まず。
気になってしょうがない。
盛り上がりって最初よか最後にほしいと改めて思いました。
ひで太郎さん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-24 00:24:16)
11.《ネタバレ》 奥さんの回想シーンに思わず涙。
何度も、貯金箱を割るシーンや、ペンキを塗るシーンが涙腺を刺激しました。

中盤以降は、じいさん強すぎかな???

始めての3D作品でした。
メガネをかけているので、3Dメガネがうまく鼻にかからず、しょっちゅう落ちて来ました。
後ろにひもをつけるか、もう少し大きいメガネにしてもらいたいです。
ブンチュンさん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-23 15:24:38)
10.《ネタバレ》 細やかな愛情にあふれた映画。
ストーリー序盤の、夫婦2人が年をとっていく描かれ方がとても優しくて、早くも涙を誘った。さすがPIXARと感じた。しかし、ピンポイントで虹の滝に辿り着くところや風船十数個程度で子供がふわふわ飛んで移動してしまうところも、別の意味でさすがPIXAR。
今までの作品以上に、「そ、それはさすがに都合が良すぎ…(作為的すぎてテンション下がる)」と突っ込んでしまうシーンが多かったのが残念。が、これからもPIXARにはこういう誰かとの微笑ましい関わり合いを描いた、暖かい映画を作り続けて欲しい。
ルイさん [映画館(吹替)] 6点(2010-02-02 04:19:09)
9.《ネタバレ》 3Dで見る必然性がない映画に2100円も支払う虚しさ。
ぶっちゃけ1000円あたりで観たのならここまで辛口にならなかったかも。
とにかくストーリーに置いてけぼりにされた。
一緒に観た家人は楽しかったと言っていたので、"所詮女にはこの楽しさが奥まで理解できない系の映画”なのかな?と思ったり(スタンド・バイ・ミーとか)
りんすさん [映画館(吹替)] 6点(2010-01-19 23:26:04)(良:1票)
8.3Dで見ました。楽しかった。しかし、何か足りない。いや、全部が中途半端なのかもしれない。不覚にもトイ・ストーリー3の宣伝の方がわくわくしてしまった。
木村一号さん [映画館(吹替)] 6点(2010-01-03 23:37:54)
7.《ネタバレ》 ハードルを高く上げすぎたのか思っていたより楽しめなかったです。冒頭の出会いから死別するまでのシーンは凄く良かったですが、それ以降のドタバタ劇に感情移入も出来ず、ワクワク感もなくエンディングを迎えてしまいました。やはりキャラクターの魅力がないのがキツかったです。
ギニューさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-31 10:34:58)
6.《ネタバレ》 確かに涙腺の緩む箇所はあったが、しかしあのニュアンスが子供にわかるわけがないと思うがどうか。少なくともクソガキ時代の私はてんで理解しなかったと思うが。
【以下バレ】
風船で飛ぶ家を見て「あんなの物理的にありえないよ」とか何とか言ってたと思う。リアリティのないアニメはダメである(特に男の子にとっては)。ストーリーも行き当たりばったりだし、飛行船上での戦闘も『未来少年コナン』のほうがよっぽどおもしろい(と、私の中のガキは言っている)。
まあそういうものを言いたい映画じゃないってことはわかっちゃいるが、冒頭15分についてもさほど斬新な手法とも思えないし、あんまし私の琴線には触れなかったなあ。

アンギラスさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-29 15:55:48)
5.あんな夫婦になりたいと思った。大量の風船で家ごと飛んで大冒険に出るのも夢があって素敵☆最初は階段も降りれなかったおじいちゃんが、どんどん元気になってくのが面白い。家を担いでジャングルを走り回るなんて、まるでアニメである!(アニメなのだが)とにかく足腰の回復力がハンパない!サイや人並の回復力だった。太ったボーイスカウトの男の子も、犬もかわいかった。だが・・子供向けにしてはいくつか恐い部分が・・例えば敵のじいさん。かなり猟奇的というか、精神的にちょっとヤバイよ。あと、若い頃の奥さんがホラー映画「チャイルドプレイ」のチャッキーに似ている気がするのは気のせいかしら(( ゜д゜))?
ましゅまろシナモンさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-25 03:55:41)
4.《ネタバレ》 犬がしゃべった。

ハウルに似てる。
bokugatobuさん [映画館(吹替)] 6点(2009-12-25 00:36:30)
3.3D映画レビューの第20人者?くらいの自分に言わせてもらえば、それなりに楽しめました。
今年最後の映画としては満足な出来。
ただ、予告編に騙された感は否めない…
bolodyさん [映画館(吹替)] 6点(2009-12-23 22:22:04)
2.《ネタバレ》 じいさん流行りなのか、じいさん主役アドベンチャー。こちらはタイムスリップや妖精が出てくるでもなく、魚や車がしゃべるでもなく、普通のじいさんと普通の少年が、普通じゃない空飛ぶ家で旅をする。この普通じゃない家は、魔法でもなければ生き物でもない、普通のヘリウム風船を大量に取り付けているだけという仕組み。おや?私達は魔法や妖怪は既にすんなりと受け入れられるようになったのに、むしろ普通の仕組みこそありえない、現実離れ、と考えてしまう思考回路になっているのか。風船で家を飛ばそうなんて、某アイドルグループが実験しなくたって不可能と分かるような企画である。その実験的な装置を作っている行程などには一切触れず、突然めりめりと家が地面からはがれ飛ぶ。街の障害物にぶつかりながら飛んでいくさまは妙にリアルに描かれているが、やっぱりありえない。大量の風船を付け大空を飛ぶさまはとても美しいし、雷雨の中でも飛んでいる家は雄雄しくもある、でもやはりありえないと思ってしまう。中盤から出てくる変な鳥やしゃべる犬との掛け合いはかなり楽しめたが、しゃべる犬は科学技術(首輪)によって聞こえるという中途半端にリアルな設定。要所要所で楽しめたが、全体的に無理があるなと感じてしまうのは、その中途半端なリアリティのためか。
ちゃかさん [映画館(吹替)] 6点(2009-12-18 16:23:39)
1.《ネタバレ》 3D字幕版を鑑賞。それなりに楽しむことはできる作品には仕上がっている。妻を亡くし孤独になって旅に出るという少々センチメンタルで感傷的なストーリーになると思っていたのに、いつのまにか“奇妙な鳥を巡る戦い”になってしまったのは物足りないが、子ども向き作品なのでこの辺りは諦めるしかない。ただ、それなりには楽しめたが、それだけで良かったかは疑問が残るところ。ピクサー作品は失敗が許されなくなってしまったためか、ディズニーに完全買収されて歯車が狂ったのか、近年の作品は心に響く作品でもなく、ドタバタ感だけが残るという印象が強い。他のピクサー作品ももちろんドタバタしているが、「メッセージ性」「ストーリー」「アクション・映像」が三位一体となっており非常にバランスが優れていた。しかし、本作は「アクション・映像」の比重が多く、ややバランスが悪いような気がする。小さなお子さまは喜ぶかもしれないが、これでは見終わった瞬間「面白かったね」だけで終わる作品となってしまう。ピクサー初の3D作品だから、「アクション・映像」の比重が多いのかと思ったものの、それほど3Dを活かした作品でもなかった気がする。「カールじいさんがアルバムを眺めるシーン」など、もちろん素晴らしいシーンもあるが、“夢の実現”“冒険への憧れ”“過去の思い出に囚われて生きる希望を見出せない”“孤独か友情か”といったメッセージ性が深く感じ取れないところがある。深く感じ取れないのは、マンツに思い出の詰まった家に火を付けられて、ケヴィンよりも家を守ろうとするシーンと、家を放り出してラッセルやケヴィンを助けようとシーンの対比が上手く働いていないといったところにもあるような気がする。「たかが家だ」というカールじいさんのセリフはカッコいいが、カールじいさんの心境の変化が分かるように、もっと分かりやすく演出した方がよかったのではないか。また、“滝に辿り着いて夢を実現したものの、孤独のままで何も変わらない”というシーンももっと感傷的に描いて欲しかったところ。過去の楽しい思い出ももちろん重要だが、我々は現在を生きているわけであり、現在の仲間たちと過ごす時間もまた重要で楽しいものというメッセージに繋げたい。ケヴィンとラッセルを助けたいというカールじいさんの“情熱”を肌で感じられるレベルまでに仕上げることができたら、もうちょっと高い評価をしたかもしれない。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-05 23:06:48)
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【点数情報】

Review人数 126人
平均点数 6.23点
000.00%
110.79%
210.79%
343.17%
4107.94%
52116.67%
63930.95%
72419.05%
81411.11%
997.14%
1032.38%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.35点 Review14人
2 ストーリー評価 5.31点 Review16人
3 鑑賞後の後味 6.64点 Review17人
4 音楽評価 6.16点 Review12人
5 感泣評価 6.07点 Review13人
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【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
作品賞 候補(ノミネート) 
脚本賞ボブ・ピーターソン〔声〕候補(ノミネート) 
脚本賞ピート・ドクター候補(ノミネート) 
脚本賞トーマス・マッカーシー候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)マイケル・ジアッキノ受賞 
音響効果賞トム・マイヤーズ(録音)候補(ノミネート)音響編集賞として
長編アニメーション賞ピート・ドクター受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2009年 67回
作曲賞マイケル・ジアッキノ受賞 
アニメ映画賞 受賞 

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