17.《ネタバレ》 このタイミングで見たので、配給会社の広告を喰らわなくて済んだからかどうか知らないけれど、映画自体の雰囲気がなぜか居心地良くて、結構楽しめた。島や施設の作り、美術・映像効果、ベン・キングズレー始め、マックス・フォン・シドーやパトリシア・クラークソン(艶っぽい!)らベテラン勢の存在感、ザ・バンドのロビー・ロバートソンの音楽など、素敵なポイントはいくつもある。使い古された『エンゼル・ハート』落ち(あえてそう言わせてもらう)ではあるが、そういうジャンルです、ということでOKにしたい。まぁ、ラストの意味を、43番の「あろえりーな」さんのコメント見てやっと分かった程度なので、偉そうなことは言えないのだが。 【麦酒男爵】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-12 00:01:23) |
16.スコセッシ監督の映画ではじめて最後まで観れました。「救命士」、「ギャング~」などは途中でどうしようもない睡魔に襲われ最後まで観れなかったので、彼の作品は敬遠していたのですが、今作は大丈夫でした。それに結構面白かったです。ラストは皆さんおっしゃるように大体想像できましたが、デカプリオ君の迫真の演技とスコセッシ師匠の重量感ある演出で最後まで一気に観れます。スコセッシ師匠の次回作も観てみようかなと思わせる映画でした。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2011-05-07 09:26:06) |
15.《ネタバレ》 あら、みんな厳しいのね。 アタシはけっこう楽しめたわよ。 最後、本当は現実を受け入れているだろう「アンドリュー・レディス」は、まだ妄想状態の「テディ」である振りをすることで、ロボトミー手術を自ら受け入れる決心をするのね。 3人の子供を失い、妻を殺したという事実を背負ってこれからずっと生き続けるよりは、ロボトミー手術を受けて自我を失ったほうが幸せだと思ったんでしょうけど…許容できないほどの悲しみを乗り越えるため、防衛本能によって精神異常をきたしてる人にこうして「事実」をつきつけるのって、実は一番残酷なことよね。 そう思うとなんだか本当にやるせなかったわ。 ところで…若い頃のディカプリオって童顔アイドル系だったから、うまく年を重ねるのが難しそうねーと思ってたけど、案外いいオッチャン俳優になっててアタシは嬉しかったわ。 『タイタニック』あたりからなんとなく避けてたんだけど、彼の他の映画もちょっと見てみようかしら。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-06 11:30:33) |
14.《ネタバレ》 冒頭の船上の映像からして、わざとスクリーン・プロセスみたいな非現実的な撮影になっていて、まあ作為たっぷりだなあと思うわけだけれども、みていて、ああこれは夢野久作の「ドグラ・マグラ」なんだなあと、気づくわけである。そうするとこのスコセッシの演出は雰囲気たっぷりで、つまりはすこぶる面白いわけで、監督の手腕をみせつけるわけである。ただ残念なのはこの結末の「モンスターとして生きつづけるか、善人として死ぬか」という選択肢の提示で、このあたりにスコセッシという監督の、カルトになれない限界もまたあらわれているように思うのだけれども、つまりこういうところに理性というか、理性による二元論を持ちこむのがスコセッシの悪いクセで、そんなことはことばで説明しないでみせるのが映画というものではないのか、ということになる。そこに、たとえばキューブリックの「シャイニング」や「時計じかけのオレンジ」などとの差異が生ずるわけだろう(キューブリック作品を手放しで賛美するわけではないけれども)。 【keiji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-26 12:03:29) |
13.《ネタバレ》 映像はきれいで、謎に包まれた絶海の孤島という設定は、諸星大二郎っぽくてよい。途中で落ちがもろばれになるので、最後の最後にまたどんでん返しがあるのかと期待したが、あっさりと終わってしまった。デカプリオの精神的に追い詰められていく演技はなかなか秀逸。 【エンボ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-19 23:49:02) |
12.《ネタバレ》 確かに、宣伝がミスリードした例になるかもしれない。原作は未読なんですが、失踪した患者を捜し病院の秘密を暴くために島を訪れるという設定では、あの宣伝方法も仕方ないという感じもする。例えば、異常な事件で逮捕した犯罪者を患者として送り届けるというような設定だったらどうだろう。宣伝も違った形になるだろうし、あのラストが生きてくるんじゃないかな。それでも、現実と記憶のコントラストの描写は見事だし、強制収容所のシーンは気分が悪くなるぐらい凄惨さが出ていた。秘密めいた島の雰囲気や謎解きのわくわく感も味わえる。レオをはじめとして役者の演技も見事だ。見て損はしないよ。 【もがみとくない】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-11-09 14:38:09) |
11.好きだなぁ、こういうジメ~っとした胡散臭さ漂うサイコサスペンス。ディカプリオ上手い。何度でも観たくなる。 【にしきの】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-11-08 13:34:52) |
10.《ネタバレ》 そこそこ楽しむことができたのでこの点数をつけた。しかし,公開前の宣伝の仕方に問題があると思う。私の場合はあの宣伝で「少しも見逃してはならない」「何か裏がある」と最初から疑ってかかってみてしまったので,水を怖がって顔を洗い,初めて合う同僚と話しているシーンで,「多分この初めて合う同僚は頭の中で想像している人物で,精神病院の患者なのだろう」と想像してしまった。ネクタイや指輪,拳銃,それぞれの人々の仕草・・・そういった細かなところが目に入ってきてしまいストーリー全体を堪能することができなかった気もする。つまり,宣伝であまりにも「この映画にはとってもすごい結末がありますよ」って教えてしまうあまりに,想像の範囲を超えない映画になってしまった。たまには,無音で様々なシーンのカットと題名のみの宣伝(予告編)があってもよいのではないだろうか。きっと,ソッチの方がドキドキしてみることができるとおもうのだが・・・。 【蝉丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-03 15:19:46) |
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9.《ネタバレ》 何の先入観も持たず普通に見たので面白かったです. 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-31 16:45:06) |
8.《ネタバレ》 お決まりのタブーなラストではありましたが、雰囲気は良かったです。レオナルド・ディカプリオが役にあっていましたし、ベン・キングズレーやジョン・キャロル・リンチ、ジャッキー・アール・ヘイリー、マックス・フォン・シドーと癖のある面々が揃っています。ドロレス役のミシェル・ウィリアムズも綺麗でした。映画を良く観る人ならオチがすぐに判ってしまって、白けるかも知れないが、一見さんなら楽しめるかも。暗闇の精神病院(C塔)なんかはリアルに不気味。いかれた精神病患者目線で描かれており、現実での患者さんも、あ~いう妄想世界で見えているのかな??ラストの意味ありげな台詞はどっちにでも取れますね。結局、嫁さんが子供3人を殺した動機は何だったんだろう。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-10 02:14:25) |
7.誰もが口を酸っぱくして言っている、この映画のCM?はそんなにひどかったのか? CMを見た記憶がありませんでしたので、予備知識無し。振り回したいように振り回され、最後の最後で「えー!!!」。 思うツボにされました。 みんな頭いいなあ・・・ こんなのが前半で読めてしまうなんて。 私が頭悪いのかな。 違う意味で少し凹みました。 【まいるどへぶん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-09 04:49:15) |
6.練られた脚本とデカプリオの演技に満足。決してオチがわかるとかわからないとかだけが映画の評価ではないと思う。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-27 09:37:35) |
5.インセプションよりもディカプリオの見所が満載で面白かったです。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-09-19 19:10:45) |
4.《ネタバレ》 前評判や宣伝が映画の印象を左右することがあります(でも本当にいい映画はそんなものすら関係ないのですが。)。この映画で使われる手法は多くの人に免疫ができてしまった今、新鮮さや驚きはあまりありませんよね?なぜここまで「謎解き」や「衝撃のラスト」を謳ってしまったのか。本国でもそこを重点的に宣伝してたのでしょうか?この映画の評価を聞いていると、まさにそこで損をしてしまったなと思います。私は口コミや予習一切なしで臨んだものの、そんなふうに気張りすぎなのもかえってダメな気も・・・。前置きは長くなりましたが、面白かったです。日本の配給会社がやたらと前に出している「謎解き」より、一人の男の心の内側を見る映画だったと思います。特にラストシーン、観客が皆あきらめた後のあのアンドリューの台詞。ドキリとしました。そしてそれに対する主治医の表情。このシーンは色々な捉え方ができるし、こういうシーンが残されていたという事がオチでした。映像の色合いは好きだったのですが、途中フラッシュバックや幻覚シーンがちょっと多すぎでちょっと安っぽくなってしまったのが残念だった。ディカプリオは苦悩の表情と二つの人格の演じ分けは凄く旨い。あの渋い目の演技は見所の一つでしょう。なんだか「使い古された手法がイマイチ」な感じの、素直に楽しめない映画になってしまってかわいそうですが、謎解きよりも見るべきポイントはあると思います。何が真実であるかは見る人によるけど、解釈によってはとても怖い。そういう恐ろしさがこの映画のテーマだと思います。とにかく凄く怖くて悲しい映画でした。 【餅】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-05-09 01:15:57) |
3.ストーリーは難しくないけど、 回想シーンや表情、仕草など、やたら伏線が多いからもう1度見たくなるね。 大した話じゃないが、やたら大げさな演出。 でもサスペンス映画として、素直に面白かった。 これは見終わった後、議論したくなるねw 【テツコ】さん [映画館(吹替)] 7点(2010-05-08 19:43:00) |
2.「エクソシスト」のメリン神父こと、マックス・フォン・シドー、 「羊たちの沈黙」でかなりヤバイ役だった、テッド・レヴィン、 そして懐かしや「がんばれ!ベアーズ」のケリー少年、ジャッキー・アール・ヘイリー 脇役の顔ぶれがある意味で豪華な作品だった。 【VIEW-RE】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-05-01 22:53:47) |
1.全然予備知識無しに見ました。始まってすぐ、オチが読めました。けど、後味の悪さもふくめて、意外と面白かったです。ここの点数の低さは宣伝の仕方が悪いせいだと思います。DVDが出たらもう一度見ます。 【木村一号】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-04-19 21:56:36) |