37.まったく飽きさせない映画の腕力がすさまじい。特に前半。めまぐるしくストーリーが進んでいくのに一切めんどくさくならない。終始ドキドキハラハラ。これはこの時代にしか撮れない大傑作だと思う。 【コダマ】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-05-05 20:11:27) |
36.権藤の葛藤、伝説の身代金受け渡し、警察の地道な努力と巧妙な戦略、最後の面会シーン。どれをとっても非常に見ごたえがあって満足できた。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-03-13 11:03:17) |
35.《ネタバレ》 三船敏郎初めとした俳優陣が豪華でした。前半の被害者、後半の犯罪者と二部構成で人が追い込まれていくがまったく長さを感じない。最後の犯人の様が壮絶でした。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-03-16 01:09:13) |
【なたね】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2008-10-19 12:39:53) |
《改行表示》33.白黒の2時間半もの長編サスペンスですが、今見てもなんら物足りなさを感じません。最初から最後まで、同じテンションですが、ある程度の高さをキープしていて、キャラクターの描写もわかりやすいため、退屈さは一度も感じません。 それほどストーリーや演出としてここが凄いとかを感じるわけではないんですが、全体的な完成度の高さは流石です。渋い名作ですね。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-06-18 18:25:03) |
《改行表示》32.この手の犯罪映画は、警察がダメダメだったりして、やきもきさせられたりするものが多いのですが、この警察は珍しく優秀でした。『新幹線大爆破』の警察と比較してみると天地の差。犯人の動機が浅かったのが少し拍子抜けしましたが、実際犯罪を犯す人の動機なんてこんなものなのかな。 【カタログ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-02-17 00:37:02) |
31.《ネタバレ》 麻薬街のシーンが、妙に印象に残ってます。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-26 13:05:45) |
《改行表示》30.前半の三船 後半の仲代 見事に2部構成となっていた作品。 テンポも良く、長く感じさせない映画だった。 特にラストの山崎努の演技と三船の見せる表情が 題名そのものであった。 【ナラタージュ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-22 22:09:15) |
29.黒澤作品では、これだけ何故か未見だったので、今更ですが、観てみました。プロットのおもしろさは完璧ですね。特に、捜査会議のシーン、省略なしで描かれていて、すごい緊張感でした。一方で、ほとんどのセリフが物語を進行させるための人工的なものに感じられて、無駄がなさすぎて、特に前半の、人物の感情の動きが中心の場面で、不自然さが目立ってしまいました。部屋の中で、セリフのない人がそれぞれの方向を向いて、顔を下に向けているのも、下手な演劇の舞台を観てるみたいで、作り物っぽすぎたように思います。 【かねたたき】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-02 13:29:38) |
28.初見は20年以上前だが、邦画で、これだけ上質なサスペンスがすでに作られていたのかと、感嘆したものだ。レビューするに当たり見直したが、もう少し尺を短くし、犯人逮捕の過程をスピーディに展開すれば、と感じた。英語のタイトルを誉めたりすることはめったに無いが、「ハイ・アンド・ロー」は実に良いタイトルだと思う。 【ジャッカルの目】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-01-01 17:09:40) |
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27.《ネタバレ》 凡百で野暮ったいサスペンスになってしまいそうな物語だと思うんですが、これは黒澤明の手腕ですよね。キャスティングの豪華さも、ケ程の嫌味すら持たせない。男臭く、人間臭く、硬派であるにもかかわらず、切れ味も緊張感も流石の黒澤節。文句無しの傑作誘拐サスペンス。シャッターの降りるラストシーンは、流石です。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-06-02 23:06:07) |
《改行表示》26.いろんなシーンがおもしろかった。列車内でのお金の受け渡しとか、ピンクに煙。 犯行動機が、豪華映画のわりにおとなしい気がするけど、それでもすばらしい映画になっている。自分よりいい暮らしの人と比べて、自分の暮らしを地獄と蔑むのは悲しい。 【Michael.K】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-02-25 14:58:55) |
《改行表示》25.《ネタバレ》 登場人物の演技から脚本までサスペンスとして本当に良く出来てる。 ですが、警察がわざと犯人を泳がせたあげくに犠牲者を増やしてしまっては元も子もないですよね。(この辺は当時と現在の犯罪に対する警察の意識の違いかもしれませんが) 【寺 梅斗】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-01-14 12:47:34) |
【ゆきむら】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-09-09 08:39:56) |
23.《ネタバレ》 本当に黒澤明って人は偉大なんだなと今更ながらに思います。144分という尺の長さを全く感じさせないし、一寸の無駄も感じませんでした。前半の誘拐犯との交渉、後半の神奈川県警の執拗な捜査、どちらも全く緊張感が途切れる事はありません。結局身代金はほとんど戻ってきたけど(ヘロインを買った2万円以外)、世論から同情を買うも権藤は会社を追われるという完全なハッピーエンドではない辺りもリアルで良かったです。印象的だったのは、自分の地位と全財産を投げ打ってまで身代金を払うか苦しむ権藤の葛藤、特急こだまの車内で身代金のカバンを投げ捨てるシーン、煙突からパートカラーのピンクの煙があがった決定的な場面、竹内をハメる為に執拗に足取りを追う街の場面、あらゆる側面から犯人を追う県警の捜査場面と、幾度のシーンでも鳥肌が立ち、「手に汗握る」とはこういう事かと感動しました。見せ場がこんなに多い刑事ドラマを観たのも初めてでした。また黒澤オールスターズとも言える超豪華キャストゆえ、「あ!あの人たったこれだけの役?」とかって楽しみ方も出来ました。また子役2人の演技力も忘れてはいけないと思います。不祥事を起こしてばかりいる警察に見てもらいたいですね。1人の金持ちにここまで同情的なのはドラマっぽい感じもしますが、この結束力と捜査への取り組み方は学ぶべき点も多いのではないでしょうか。 |
【ホットチョコレート】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-21 07:16:11) |
《改行表示》21.一時も退屈させないシーンの連続でおもしろかったです。 権藤が感じの悪い人からいい人になっていく過程も面白かったです。 しかし、犯人の誘拐した動機がいまいちだったかなぁと。 【すごろく】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-18 22:08:17) |
20.《ネタバレ》 犯人の目星がつくまでの一連の流れがスゴイ。怒濤の展開ってこれのこと。とにかく登場人物の感情がぶつかりまくって、目を離す暇がないのだ! また、犯人逮捕への焦燥感に追い打ちする盛夏のジリジリ感も好きですねえ。中盤以降、三船敏郎が画面に映らなくなって、ガチガチの犯人逮捕編になるのですが、これがシリアス過ぎて後半にのめり込めない要因かも。僕はDVDシリーズで鑑賞しているのですが、「天国と地獄」のDVD特典「創るということは素晴らしい」はかなり唸りました。「そこまでするんかい!!」って。この映画は限界を超えてます…。今度観るときは9分50秒の長回しシーンをじっくり堪能しよう 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-17 23:52:16) |
19.一級のサスペンス映画でしょう、これは。かなり長い映画なのに全然緊張感が跡切れないところが凄いです。公衆電話の位置の割り出しや身代金の受け渡し、そしてピンクの煙など、印象に残るシーンは多い。ただこのあたりから三船敏郎が「動」から「静」へとシフトしてしまい、その辺がちょっと寂しかったりする。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2005-11-20 19:01:24) |
18.本作品は,私にとってはじめての黒澤作品でしたが,特別違和感を感じることなく,作品にのめりこむことができました.なかなか良質のサスペンスだと思います.特に印象に残ったのは,既に↓で他の方も指摘されてますが,汗水たらして頑張る神奈川県警です.近年の不祥事があっただけに,この頃はまだ真面目だったんだな,と思わせてくれます.警察に対する信頼が損なわれている今日だからこそ,本作品での神奈川県警の頑張りは新鮮に見えてくるのかもしれません. 【オデュッセウス】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-04 15:28:52) |