16.《ネタバレ》 「不味いラーメン屋を行列のできるラーメン屋に変身させる」というわかりやすいストーリーに、色々な食にまつわるエピソードをからめた傑作。脇役にこれでもかと出演する大物俳優や個性俳優を見ているだけでも楽しめます。ですが、食通向けの映画なら、細部もキッチリ描いて欲しかったです。(例えば加藤嘉のラーメンの食べ方、大滝秀治が注文した天ぷらそばに、天ぷらが入ってないのでは?と見える所など) 【カロ】さん [地上波(邦画)] 8点(2004-06-04 12:46:52) |
15.生きて行く上で絶対的に必要な“食”を、個々のエピソードで対比させる演出は実に見事だ。同時に“食の定義”をこれだけの構成をもって描いている作品は無いでしょう。食への執着とこだわりをタンポポ(宮本信子)を主軸として主観的に描き、そして一方では客観的に…そして淡々と描く本作は、伊丹作品の中で最も素晴らしい。“食欲と性欲は同じだ”…と誰かが昔言ってましたが、エロティックな描写も上手に演出しています。食のマナーに対するアイロニー表現も加わって、伊丹作品の中でもそのレーゾンデートルは高い。更に、名の有る俳優陣の演技を余す所なく活かしている作品も滅多にありません。劇中での食への追求はそのまま伊丹監督の作品創りへの追求と見て取れますね。 【_】さん 8点(2004-03-13 00:29:16) |
14.伊丹作品で一番の傑作だと思う。当時ブームとなったグルメ、食に対する執着の浅ましさを、色々な形で皮肉っているのだが、それで終わりにせずに、食べるという行為がいかに人生を豊なものにしているのか、という部分も表現しているところが好き。なんだかんだ言っても、最高の食事はお母さんの母乳だ、という終り方も最高。 【なおてぃー】さん [地上波(字幕)] 8点(2004-03-09 23:45:36) |
13.《ネタバレ》 ラーメン西部劇。パロディ精神満載ですごくいい。 唐突に意味もなくハチの巣になる役所広司もいい。 【MASH】さん 8点(2004-01-10 08:37:54) |
12.伊丹作品の中では一番すき。本編に関係ないシーンも好き。特に役所広司と情婦のエロっぽいシーンが好き。 【MORI】さん 8点(2003-08-07 14:07:29) |
11.これ、下手くそな映画だよ。つまんないオムニバス風作品って人もいるでしょう、そりゃ。だけど、キュートなんだな。原泉がいい味出してますよ。臨終真際の奥さんに炒飯つくらせるシーンもなかなか印象的ですよ。北京ダックもうまそうだし。こういう映画があってもいいのではないか、と。 |
10.上質のシンデレラストーリーを観た感じです。宮本信子って本当に上手い!想像ですけど踊りもプロ級?なのか所作が流れるようで、観ていて全く無駄な動きが無いと思うのです。最後に店がピカピカになって女主人が光り輝くところ何度観てもワクワクする。伊丹十三さん、返す々も惜しい監督を邦画界は無くしましたね。 【Rei】さん 8点(2003-05-27 22:48:23) |
9.ラーメンに限らず食全般に対するこだわり具合が実に楽しかった。現在のラーメンブームの下地作りをした作品と言っていいと思う。 山崎努、役所広司、桜金造、ノッポさん、ホームレスのみなさん、みんないい味出してます。印象に残ってたせりふ「ツルツルのシコシコでっしゃろ?」(by 桜金造) 【じゃん++】さん 8点(2003-05-21 03:39:14) |
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【午後のコーヒー】さん 8点(2003-05-04 19:23:44) |
7.僕はこれを見た後、どうしてもラーメンが食べたくて眠れず真夜中にラーメンを食べに出掛けました。 【イサオマン】さん 8点(2003-01-14 22:04:29) |
6.ラーメン屋の話でここまで面白いってのも良い映画ということでしょう。ところどころ本筋と関係ない話も笑えたりして良いです。最後のみんなでスープ飲むシーンとか分かっちゃいるんだけど、ちょっと観てて力入ったりして・・・。 【恥部@研】さん 8点(2003-01-08 19:09:36) |
【ビッケ】さん 8点(2002-08-07 20:42:41) |
4.なかなかのラーメン道でした。やっぱあの卵のトコがいいですね。役所さんいいかんじです。おもしろかったです。 【バカ王子】さん 8点(2002-05-19 18:08:32) |
3.サブキャラクターの役所広司が笑えます。黒田福美との生卵の口移しのシーンは何とも不条理でエロティックでサイコーです。他にもこの作品には本編にはあまり必要がないながらも印象的なシーン満載でなんですが、本編が面白くないというわけではありません。可愛くておかしくて情熱的で山崎努に宮本信子をはじめ愛すべきキャラクタいっぱいで楽しませてくれます。電車で突然シュウマイ売りがくるなんて(しかもそれを食べる人は歯周病)伊丹監督のセンスにはお手上げです。 【さかQ】さん 8点(2002-01-05 03:46:42) |
2.どういうわけか、シーンシーンが記憶に残っている。ラーメン映画の頂点ってことで(笑) 【あろえりーな】さん 8点(2001-10-15 13:34:56) |
1.楽しめて、一般性のあるテーマをもった優れた日本映画である。けっしてラーメンの映画ではない。「食」の映画である。「食」をあらゆる角度からみつめ、人生を描いている。役所浩司の死ぬところ、また、彼が生牡蠣を食べるところ、愛すべき人生のひとこまです。 【阿佐ヶ谷】さん 8点(2000-11-01 00:24:24) |