《改行表示》172.初めから終わりまで、素晴らしく、感動したSF作品。 当然ながら今宇宙人と遭遇すれば、現代人と類人猿との技術以上の差は歴然。 人がペットに接するがごとくか。少しずつ存在を知らせパニック、敵愾心を起こさせず・・・ その布石をベースに最後までの展開とその未知との遭遇のクライマックス。 未知の物体と生命体の優雅さ、美しさ、やさしさ、気配り・・・ 人類の驚きから驚き、そして驚愕から感動。 これほどSFを善意に、美しく、理想に近い形で描いた作品は稀有だ。 個人的には子供と言うより幼児のなんとも言えない可愛らしさ、愛くるしさが素晴らしい。 また最後の場面での奏者の感動の表情も特筆もの。 '09.9/21 何度目かの鑑賞。また感動を覚えた。今回はファイナル・カット版です。 初版(1977)の上映時間135分、特別編(1980)132分、ファイナル・カット版(2002) 137分。全て観ているが細かな違いが判らない。宇宙船内部のほかは・・。 【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-07-12 17:22:44) (良:1票) |
171.「ジョーズ」の監督がUFOの映画を撮っているという話と、断片的に聞こえてくる情報に、あれほど公開が待ち遠しかったことはない。そして予告編の緊迫感。私が劇場で観た予告編の最高かもしれない。固唾を呑んで見入った画面。UFOの美しさ。実際の事件を基にしている分、ストーリーは単純で、娯楽性が乏しいが、未知なるものへ対する科学的かつ歴史的な興味が一層膨らんでいった。有史以来、人類が体験した不思議な出来事への1つの答えを、当時、最高だったハリウッドの技術とアメリカの科学、そして、天才監督の夢で解釈を試みた作品である。夢だけは30年経っても決して色あせない。 【パセリセージ】さん 9点(2004-06-28 19:18:21) (良:1票) |
【ピルグリム】さん 2点(2004-06-28 15:03:28) (笑:1票) |
《改行表示》169.まさにわけわからん映画です。いや、映像は良いですよ?特撮も凄く良くできてると 思います。映像も美しかった。音楽でコミュニケーションとるのも、なるほどな~ って感じで納得してましたが……だから何? まさに未知と遭遇したものが陥る状況を客にも与えるわけですよ。情報が足りない。 まさに情報が足りない。この映画は情報を客に与えていない。音楽で何か会話にも なってない“話し合い”が成されたことしかわからない。劇中の人間も観客も目の 前に起きてることがつまりどんな意味合いをもっているのかまったく分かって無い。 分からない。なんとなくそうなんじゃないかとしか思えないし、周りが笑顔なら なんとなく友好的な気分になれる……本当にそうか?冷静に考えるとなにひとつ わかっちゃいないぞ。 もしも客をそんな状態に陥れる事が狙いなのなら、スピルバーグは一休さんで、 客はとんち喰らった殿様ですかね。 【マンダム】さん 4点(2004-06-28 11:56:18) (良:1票) |
《改行表示》168.いまいち何が言いたいのか分からん作品。文字通り「未知なるもの」を映像化するスピルバーグのセンスは確かに素晴らしいが、相変わらず、この頃から見られる、「万人受けを狙った無難なヒューマニズム」でまとめようとする感覚はどうしても受け付けない。 音楽や手話であっさり宇宙人とコミュニケーションが取れたり、素直に誘拐した人間を帰したり、研究のための人間にやたら協力的だったりと、まるで「愛さえあれば世界はハッピー、ラブ&ピース」と言わんばかりの能天気な内容。 まあ宇宙人に限らず、人間でも見知らぬ者同士の意思疎通では、相手を敵と見なして警戒するも信用するも、色々な偏見を含めた第一印象の良し悪しに左右される点では同じだけど、そんなことは分かりきってるワケで、やはり基本的に作品としての問題提起が弱いと言わざるを得ない。 そうかと言って、エンターティメント性が高い訳でもなく、全体的にダラダラしている割に、登場人物にこれといった活躍も無いし、ラストの終わり方もえらく唐突であっけない。途中に出てきた牛や羊の死体がキャトってあったら笑えたんだけど。どうもこの作品も自分の感覚からすると、少し神格化され過ぎているように思えてなりません。 PS.関係ありませんが、個人的には「宇宙人はいても宇宙船を建造して地球にまでやって来ることはないだろう」派です。 【FSS】さん 4点(2004-06-28 11:31:44) (良:1票) |
167.見てから一週間考えましたが、やはり結論は面白くない。未知の生物が地球にやってきて、交信することができて、ここから何か始まるのかと思ったらエンドクレジット。これだけの映画なら、そこに何か問題点やら考えさせられるものが潜んでいると期待していたのですが、どうやらただのエンターテイメントだったようです。その上、今となっては似たような映画が多く作られてしまっているので、視覚を満足させることも、おそらくはできないでしょう。 【マクドウェル】さん 4点(2004-06-28 10:24:59) (良:1票) |
166.《ネタバレ》 平和な映画です。というより、平和を求めた映画です。特撮や音響効果も、全ては、ラストのオーケストラ的クライマックスに集束されていくための道具です。きらびやかな装飾性あふれるマザーシップも、宇宙人との交信も、「何か」を伝える、「何か」を感じる、その体感、つまり大きなコミュニケーションこそが必要だと言ってるような気がします。スター・ウォーズとは対極にある映画です。人類に本当に必要なものは「武器」ではなく「平和」の心。「平和」を愛する心を持ってくださいと、その願いが、エンドクレジットに流れる「星に願いを」に託されていると思います。 【映画小僧】さん 9点(2004-03-01 22:28:32) (良:1票) |
165.分かりきった結末ながら、2時間引っ張っても見どころを作り、見る側を釘付けにするワザはスゴイ。同じ「引っ張る」でも、「この後、すぐです!」「もうすぐ○○○!」などと散々ウソをついて夜中に何時間も引っ張りまくった某テレビ局の「世○陸上」中継とは大違いだ。 【STYX21】さん 6点(2003-11-29 22:43:53) (笑:1票) |
164.言葉では説明できない。ただし、心を大きく揺り動かす何かがある。この映画でしか味わえない、未だかつて味わったことのない心境になる。 |
163.みでじゃさん、全く同感です。ホームシアター環境でDVDを見てさえ、全然物足りません。私はOS劇場(大阪)で何度も見ましたが、あれは「観賞」なんてものではなく「体験」でした。この映画をテレビで見るのは禁止にしたいですね。と言いつつ、私もLDやDVDで繰り返し見てしまっているのですが。 【れお】さん 10点(2003-05-26 00:59:51) (良:1票) |
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162.電子光音でのコミュニケーションのシーンが好きかな(あとマッシュポテトで山作るところも)。 【マサ】さん 8点(2002-12-25 00:48:17) (良:1票) |
161.中学時代、いろんな意味で価値観を変えさせてくれた生涯の一本です。宇宙人は悪者、宇宙船は銀色の固定概念を見事に変えてくれたことは当時スゴイの一言。UFOを追求する過程に彼の他の作品にはあまり見られない強引さがありますが、いかにこの作品に猛進していたかの表れなんだと、当時も今も微笑ましく思います。みんなに見せたくて、というよりも学生時代の思いを形にしたくてという感覚がとても魅力的に感じた事を思い出しました。 【屋敷】さん 10点(2002-11-19 18:49:12) (良:1票) |
160.この映画は他の映画とは比較にならない程、UFOや宇宙といった事象を優しく描いているんです。「2001年宇宙の旅」ほど人類の創世記まで話しをさかのぼったりしていないし、あそこまで哲学的な映画ではない。あまりに眩しく、美しいラストシーンを前に、しばらく会っていなかった母親と再会したかのような錯覚に陥った。スピルバーグといったら、「未知との遭遇」か「E.T.」...と言わすぐらい、この手の題材を描くのがキューブリックなんかより、よっぽど上手。文句なしの傑作。 【チャーリー】さん 10点(2002-03-12 17:36:22) (良:1票) |
159.UFOがとにかく綺麗。母船のUFOも綺麗だが、シャンデリアみたいな感じで、度派手なんだが、それなりにいい感じ。母船のUFOのデザインをした関係者(作った人)は、日系人もいたのが好印象ですね。しかも、本編には本物のUFO研究家の方も出演していて、すごい。(ヒゲをさすりながら、パイプをくわえるご老人です)=UFO研究家。しかし、とにかく5音のメロディが最高にいいです。あの独特なメロディが、最後エンドクレジットで、立派なオーケストラメロディになるのですから、たいしたものです。主人公が、ライトバンで踏み切りで止まっていた時に、後方からやってきた(最初は車かと思ってしまうシーンです)UFOに上空から、強烈な光を当てられて、パニクるシーンは印象的ですね。公開時、ギリギリまでUFOの姿を一切見せないように宣伝した、S・スピルバーグは、やはりすごい人ですね。それにしても夜、UFOが飛び交うシーンは、綺麗な一言につきました。最後、子供が”バーイ”と言うシーンは、最高によかったです。 |
158.この作品に対するコメントの少なさは、いったいどうしたことだろう?当時「スター・ウォーズ」派か「未知との遭遇」派かって分かれたような事ありましたっけ。僕はもちろん断然この後者のほうで、全編ファンタジックなやさしさに包まれた(母船やUFOすら“女性的”に描かれている)この壮大な“夢”を観せてくれたスピルバーグには感謝しなくてはいけないし、又、この作品をリアルタイムで体験できた自分というものが、実に幸運だったと思います。 【ドラえもん】さん 10点(2000-09-28 11:49:14) (良:1票) |
《改行表示》157.《ネタバレ》 “Close Encounters of the Third Kind”『第三種接近遭遇』。J.A.ハイネック博士が定義した空飛ぶ円盤と遭遇した際の分類。 第一種は“円盤を至近距離で見る”で、第二種は“円盤が周囲に影響を与える”で、第三種が“円盤の乗組員と接触する”ことなんだって。へぇぇ~、ロボット三原則みたい。だけどコレだと意味がわからないから、『未知との遭遇』で正解なんだろう。 子供の頃テレビで観たのは“特別編”だったっけ。UFOというと、ふよん・ふよんと空に浮かぶ円盤状の物体だったのが、この映画で細かくてきらびやかな物体へとイメージが進化したんだよな。大都市の夜景のようなキラキラした宇宙船“マザーシップ”の美しさに目を奪われたわ。そして宇宙人と言えば銀色のピチピチしたスーツを着ているイメージだったのが、頭の大きい子供体型の宇宙人のイメージに。 何よりもウルトラマンに慣れ親しんだ私達には、宇宙人=“地球に侵略に来る者”、もしくは“侵略から守る目的の者”だったのに、“単に友好接触してくるだけの者”は斬新だった。 矢追純一のUFO特番とかで、グレイという宇宙人を知ったのは、この映画の後。当時のSF映画とマッチする、リアリティある宇宙人だなって思えたわ。 そして何より、デビルズタワーが実在しているのが一番驚いた。アメリカ人や地理に詳しい人がどう思ったか知らないけど、あんな奇妙な山が実在するなら、UFOや宇宙人が地球に来ていてもおかしくないよな。って思えたわ。 このような映画を観ていると、アメリカは本当に宇宙人と秘密裏に遭遇していて、そのうち一般に公開された時に、ビックリしないように、この手の映画が創られている。って説も頷けるところ。 そしてこの『未知との遭遇』は、友好的な宇宙人とのファースト・コンタクトものの元祖として、リアルとファンタジーの混ぜ方がとても上手い作品だったと思う。怪現象の一つバミューダ・トライアングルは取り入れ、ビッグフットには失笑を。ミステリーすべてを包括するのではなく、宇宙人をリアルに見せる味付けに使う。さじ加減が上手い。 インドで録音した歌が手話と合わさり(当時としては)未来的な楽器シンセサイザーを介して、宇宙人と最初のコミュニケーションを取る。人類が発展・進化していく中で、宇宙人とのコミュニケーション方法に気がついていく過程としているのが面白い。 子供の頃は、人間に媚を売った可愛い宇宙人の出て来ない、大人な味付けのこの映画が、かなりお気に入りだったわ。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 7点(2023-02-04 20:17:27) |
156.《ネタバレ》 封切り時、ワクワクしながら見に行って、退屈した映画。マニアックすぎる。あのドレイファスの演技は何だ。そして、最後が電気販売店のヤマギワが降りてくるシーンでエンド。トリフォーの演技のみ良し。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 4点(2019-01-08 12:20:41) |
155.未知のものへの期待は共感できるが、単純に面白みがないし、訴えるものが分からなかった。 【さわき】さん [地上波(吹替)] 4点(2016-12-22 18:21:32) |
154.不思議な物語なので、公開当時に映画館で見ていれば、熱狂できたかもしれませんが、映像の面などでは現代の技術に置き換えれば、特に優れているということではありません。少しホラーチックな作りだといえます。誰が何の目的で行動するのか、そういったことが不明瞭ですので、物語としては物足りなさを感じました。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-09 20:06:02) |
《改行表示》153.もちろん何回か観ている映画。 スティーヴン・スピルバーグは日常のちょっとしたことを描くのは上手いんだと思う。そして、彼にとって日常に非現実的な世界が入り込むことを表現することが重要なテーマとして浮かんでいたのだろう。 この作品は物語として考えるものではなく状況としての表現であって、それが不思議な調和をもたらしている。新世紀の始まりか。 終盤への期待とそれに応える展開に対してどう思うか、それが評価に繋がる。 【simple】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-08-24 20:23:03) |