赤線地帯のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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赤線地帯

[アカセンチタイ]
1956年上映時間:86分
平均点:7.06 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(1956-03-18)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-11-01)【イニシャルK】さん
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監督溝口健二
助監督増村保造
キャスト京マチ子(女優)ミッキー
若尾文子(女優)やすみ
木暮実千代(女優)ハナエ
三益愛子(女優)ゆめ子
菅原謙二(男優)栄公
川上康子(女優)しづ子
進藤英太郎(男優)田谷倉造
見明凡太朗(男優)野々村巡査
田中春男(男優)セールスマン
沢村貞子(女優)田谷辰子
加東大介(男優)宮崎行雄
十朱久雄(男優)塩見
多々良純(男優)ゆめ子の客
丸山修(男優)佐藤安吉
町田博子(女優)より江
浦辺粂子(女優)おたね
春本富士夫(男優)青木
入江洋佑(男優)門脇修一
宮島健一(男優)ハナ江の客
小川虎之助(男優)ミッキーの父
高堂国典(男優)門脇敬作
三好栄子(女優)門脇さく
小原利之(男優)
ジョー・オハラ(男優)
目黒幸子(女優)
脚本成沢昌茂
芝木好子「洲崎の女」より(篇中一部分)
音楽黛敏郎
撮影宮川一夫
製作永田雅一
大映(東京撮影所)
配給大映
美術水谷浩
後藤岱二郎(美術助手)
編集菅沼完二
録音長谷川光雄
照明伊藤幸夫
あらすじ
舞台は東京・吉原。売春禁止法が制定される直前の吉原を、リアルタイムで描いた、溝口健二の遺作。吉原で身を売る女性たちの実態を、繊細に描いた。売春禁止法は是か非か?それを観る者に問う、社会派現代劇。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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12
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13.《ネタバレ》 そのものズバリ!戦後の赤線地帯フリーク、昭和2,30年代の昭和の東京街並みフリークとしては(そのわりに、この作品の存在すら知らなかった)、もう、たまりませんでした!オープニング!から浅草、吉原あたりの俯瞰の東京!それにかぶさる、なんやらこれ?の不思議ちゃん音楽!(昔風、おばけ屋敷音楽)すぐに“音楽”黛御大のテロップにびっくり!その事ににやけるやら、なつかしいやら、なんやらで、超不思議な気持ち。ただ、この気持は何物にも代えがたい、超気持イイ雰囲気でした。この音楽、マッチしているか?といわれれば、マッチしてないし、これでイイのか、ときかれれば、これでイイんではないか?とおもうのです。いいかえると、どのような、音楽でもよかった。という、不思議な結論に達しました。というより、これ観たのは、映画館なんですけど、当然、観客みんながみているわけですけれども、何かこう、自分一人しかいない。というか、だれもいない一人の世界に入って観ている。というか、秘密の不思議世界にはいりこんだような、とても不思議でいて、そして、心地のよいものでした。ただ、旧赤線地帯フリークとしては、惜しむらくは、吉原なんてえ超有名な土地ではなく、洲崎パラダイスとか、鳩の街とか、東京パレスとかその辺だとさらに雰囲気倍増なのでした。それにしても若尾文子きれいだなあ。京マチコ、若い時も年とってもかわんねえなあ。個人的に、カフェエのドクダミ社長の演技と最後の新人売春婦の化粧をされる場面、その表情、から、地獄の、恐怖のラスト!そして、息子に棄てられて、発狂してしまう、かわいそうなゆめ子さん!そして、そして、職変えして颯爽とサッパリと仕事に精出す、若尾文子の演技!!!!
男ザンパノさん [映画館(邦画)] 8点(2011-09-29 23:07:56)
12.普段は職場でイジラレ役の新人クンが、宴会の席で、実は風俗の常連だということを暴露された途端、先輩達から尊敬の眼差しで見られる、ってのはよくある(?)話ですが、まあそういう、みんなが知ってるようで知らないようでホントはどっちなんだよ、という風俗産業、売春宿が本作の舞台。ん~。正直、この雰囲気、苦手だなあ、こうもアタリマエのように、まるで健全であるかのように、描かれちゃうと。そりゃま、悲惨一辺倒ではないところがポイントではあるのですが、ヘンタイ性の部分には触れずにアッケラカンと描いているのには、どうも違和感というか何というか、納得いかんのです。ヘンタイ性も描くべきです(キッパリ)。とは言え、娼婦たちそれぞれの人生が多層的に描かれていく様は、映画が進むに従い、目が離せないものとなってゆきます。映画の尺が短いこともあって、なかなかに濃密な映画世界です。注目は、女優たちの演じる娼婦たちそれぞれの生きざま、に加えて、黛敏郎の不安をさそう音楽、な訳ですが・・・アヴァンギャルド全盛の時代に、最前衛の電子音楽を取り入れた割には、曲想自体は比較的落ち着いたものだと思います。ぽよ~ん、ひゅるひゅるひゅる。いっそ『天地創造』でも、ヤっちゃえばよかったのに。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-08-06 21:32:50)
11.「夢の里」の人間模様。遊郭モノにありがちな、殊更おどろおどろしく描かれる男女の絡みや同性の取っ組み合いはありません。そのようなものが無くとも、個性がそれぞれ際立っている五人から共通して「生き抜いてやる」意志を感じた見応えのあるドラマでした。ですから、ゆめ子には何としても快復して欲しいと思うのです。余韻が残るラストシーンの演出が見事です。
The Grey Heronさん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-28 15:02:21)
10.情緒あふれる人間ドラマ。売春せざるを得ない状況がうまく描かれています。
すたーちゃいるどさん [DVD(邦画)] 7点(2008-08-12 22:53:38)
9.生きることの難しさや苦しさを、初めて知ったかのように教えられる。まるで現代のワーキングプアのようだった。がんばってもがんばっても報われず、現実の前ではやりたくなくてもやり続けなければならない。全ての人間の事情を考慮して全ての人間を描く辺りに、溝口監督の人間に対する慈愛の精神を強く感じる。人間の優しさや奥ゆかしさを強く感じた。時代の急な変化や流れに適応しきれず苦しむ人々と、それをはたから見ている一方的かつ断定的な人々。全て人。それぞれ生まれてきた場所がちがっただけ。みな、人間。それを最も強く感じた。
ボビーさん [DVD(邦画)] 8点(2008-06-29 19:04:24)
8.当時天才と謳われた音楽担当黛敏郎氏、挑戦的というか実験的といおうか、この作品でも賛否両論を巻き起こしそうな音楽を作曲されてますね~。小菊さんや↓他多数の賛同者の方と同じく、私もどちらかといえば否定派。まるで怪談映画のような♪ヒュ~ドロドロドロ~♪確かにインパクト大だけど、果たしてこのストーリーとリンクしてるかどうか甚だ疑問。この黛氏、小津安二郎監督「小早川家の秋」のラストでも荘厳な音楽を流し観客の不安をやたら煽っていましたけど。(←この作品では効果的でした)80年代に五社監督の映画等で、女優さんが娼婦や芸者を嬉々と演じていた映画が数多くあったけど、何か「娼婦を演じる事が演技賞への早道」みたいな悪しき慣習がこの作品あたりからすでに出来上がっていたような気がしてちょいと歯がゆい・・・もちろん女優の質も演技も、この頃の方が段違いに上なのは間違いないけれど。ミッキー=京マチ子の「八頭身やっ!」では場内一斉に笑いの渦。同じタイミングで他のたくさんのお客さんと笑えるって、映画館ならではのすごく幸福な気分。京マチ子は楊貴妃じゃダメ、ミッキーみたいな役どころこそが本筋だと思います。今回はスケジュールが合わず見逃しましたが、同監督同系列作品「夜の女たち」も機会があれば映画館で観てみたい。
放浪紳士チャーリーさん [映画館(邦画)] 7点(2007-09-22 11:23:11)
7. 今は亡き「赤線」を舞台にした様々な人間模様を描いています。非常に悲惨でやるせない話なんですが、時折ユーモアを交えたりすることによって暗くなりすぎず、登場する女性たちのたくましさ等も感じさせる作りになっています(実際、上映中笑いが起きることも度々ありました。)。
TMさん [映画館(邦画)] 8点(2007-08-26 00:26:47)
6.《ネタバレ》 昔の役者は存在感はあるものの、ナチュラルな演技はできないと思っていました。
ところが・・・これはすごい。京マチコ、若尾文子など、女優陣の演技のなんと
ナチュラルなことか。これは監督の手腕でしょうか?
話もおもしろい。しかし、みなさんが指摘してるように、音楽だけは困ったもんです。できるなら差し替えてほしいくらいです。
うさぎさん [地上波(邦画)] 9点(2007-04-19 03:00:55)
5.女優陣の見事な演技(特に木暮実千代と京マチ子)があり、無駄なシーンをあげるのが難しいような密度の濃い構成があり、数々の印象に残るセリフがあり、そしてそれらすべてをぶち壊しにしかねないほど映像と乖離した怪談映画みたいな音楽があり、と自分としては評価の難しい作品でした。
KYPAさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-02-14 22:02:18)
4.溝口健二監督の遺作!売春防止が成立される直前の赤線の女達の戦い、人間ドラマとして描いたこの作品、女性達の美しさ、流石は溝口健二監督らしく美しく描く。しかし、作品の出来としては、それまでの溝口作品の代表的な傑作と比べてしまうと、どうしても見劣りしてしまいます。どの女優にしても、本当に美しく撮られているのには感心させられるし、中でも若尾文子の可愛さは圧倒的です。これだけ可愛い若尾文子を当時、この作品の助監督でもあり、後に若尾文子とのコンビで多くの作品を手がけることになる増村保造が近くで観てれば、それは間違いなく若尾文子に惚れるのも解る気がする。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-09-02 16:40:33)
3.《ネタバレ》 売春防止法が施行されるか否かという政治的な背景をバックに娼婦として生きる女たちの日常を描いた溝口健二監督の遺作。実際に売春防止法が施行される以前に作られているので題材としては当時非常にタイムリーな作品だと思う。ドラマとしての見ごたえも充分でインパクトもあるし、決して完成度は低くないと思うけど、それでも溝口作品としてはちょっと物足りない気がする。(こちらの求める要求が高すぎるのかもしれない。)ラストの女の子がちょっと怖かったのと黛敏郎の音楽が印象に残る。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-09-01 22:34:46)
2.《ネタバレ》 溝口健二の遺作で最後まで女を描けばこの人って作品だと思う。赤線地帯ってのはある程度知ってはいたけど想像以上のもの。この映画自体まだ売春防止法施行以前のものだからそう思うと納得というか。なんか北朝鮮見てるみたいな世界でこれが日本なのかと思った。それに京マチ子・若尾文子・木暮実千代・三益愛子...、これが一つのシーンに収まってるのを見るとほんと圧巻。既にしたたかな若尾ちゃんも良かったし、どこか幼く見える京マチ子も良かった。ラストカットの川上康子も印象的。
バカ王子さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-02 23:31:39)
1.売春防止法成立以前の吉原に生きる女たちのドラマ。騙し騙され、泣きながら叫びながらも強かに生きていく娼婦、女の数だけそれぞれの事情があり、生きていく上で仕方なく身を堕とす女たち。そして新たな少女がこの世界の中に堕ちて行こうとしている。やがて少女は一人前の娼婦へと変身していくんだろう。
亜流派 十五郎さん 7点(2005-03-19 22:28:05)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 7.06点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
526.06%
6721.21%
71339.39%
8927.27%
926.06%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review4人
4 音楽評価 5.25点 Review4人
5 感泣評価 7.50点 Review4人
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