君の膵臓をたべたい(2017)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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君の膵臓をたべたい(2017)

[キミノスイゾウヲタベタイ]
2017年上映時間:115分
平均点:6.20 / 10(Review 56人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-07-28)
ドラマラブストーリー青春もの学園もの小説の映画化
新規登録(2017-05-14)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2022-05-06)【イニシャルK】さん
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監督月川翔
キャスト浜辺美波(女優)山内桜良
北村匠海(男優)「僕」(学生時代)
大友花恋(女優)恭子(学生時代)
小栗旬(男優)「僕」(現在)
北川景子(女優)恭子(現在)
矢本悠馬(男優)ガム君
桜田通(男優)委員長
上地雄輔(男優)宮田一晴
長野里美(女優)桜良の母
関ゆみ子ニュースキャスター
原作住野よる「君の膵臓をたべたい」(双葉社刊)
脚本吉田智子
音楽松谷卓
北原京子(音楽プロデューサー)
作詞桜井和寿「himawari」
作曲桜井和寿「himawari」
編曲Mr.Children「himawari」
主題歌Mr.Children「himawari」
製作市川南〔製作〕
細野義朗(共同製作)
東宝(「君の膵臓をたべたい」製作委員会)
博報堂DYミュージック&ピクチャーズ(「君の膵臓をたべたい」製作委員会)
双葉社(「君の膵臓をたべたい」製作委員会)
博報堂(「君の膵臓をたべたい」製作委員会)
S・D・P(スターダストピクチャーズ)(「君の膵臓をたべたい」製作委員会)
東宝映画(製作プロダクション)
プロデューサー山内章弘(エグゼクティブ・プロデューサー)
配給東宝
あらすじ
ある日、病院の待合室で「共病文庫」と名付けられた一冊の日記を拾った「僕」は、人気者のクラスメート、桜良の秘密を知ってしまう。彼女は膵臓の重い病で余命僅かだというのだ。そして、その日から始まる二人の不思議な関係。他人との関わりを避け続けて来た僕は、天真爛漫な彼女に振り回されるばかりだったのだが…。住野よる原作。感涙のベストセラーの映画化。
ネタバレは禁止していませんので
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36.《ネタバレ》 もちろん泣きました。でもそれは死に直面してもひたすら前向きなヒロイン浜辺さんの可憐さと北村君の抑えた演技があってこそ。内心ではもっと号泣できるせりふ回しとか脚本や展開も期待してたし、作れそうな気もした。恭子と北村君のくだりはもっと伏線張れるような気もしたし。ふとみせる桜良の弱さの場面最後の共病文庫の場面は泣き所。ちょっとリアリティに欠けたように感じたのは北村君のルックスが男前過ぎたのかもしれない。あれを矢本悠馬にやらせていたらもっと感情移入できたかも。浜辺美波の可愛さや声に1点加点。
18/11/30 映画が良かったのでいまさらのあとから原作読破。すると、原作の一番いいところがカットされていて、しかも営業用に小栗北川が投入されていた!衝撃。原作のがもっと泣ける。原作もかったるいところもあったし伏線利かせすぎという面もあったけどそれを踏んでのラストの怒涛の仕上げは素晴らしかった。原作読めば浜辺の表現は大殊勲に相当するのは実感。北村君も難しい役どころ演じきった。二人に2点加点。脚本演出制作に1点減点以上の大喝。点数は変えないけど。小栗北川には罪はない。この作品に関しては映画先行原作後読みのがいいかも。原作読んでいるとき浜辺さん北村君をイメージして読むことができるから。
タッチッチさん [DVD(邦画)] 7点(2018-12-21 10:37:19)
35.上手に作られていて見ている間は楽しめました。話は別に特別なところはないので「感動する」とかはありませんが、この監督の作品を他にも見てみたいです。
紫電さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2018-12-17 17:27:57)
34.《ネタバレ》 序盤はあまりにも青春してて、おっさんの自分には中々にして耐え難いものがあった。我慢して見ていたら、いやいやこれはおっさんが見るべきドラマなんだなと感じた。終わったはずの時間がまだ終わっていない、おっさんとなる主人公の未来をも思い続けていたヒロインに最後まで和み続ける映画。これはまずいですね、浜辺美波のファンになってしまったよ。ずるい映画だ。ファンにならない訳がない。8点9点あげてもいいくらい良い映画だと思うが、いかんせん浜辺美波を好きになり過ぎてしまって死別が辛い。視聴後感的には「世界の中心で、愛をさけぶ」に近いものがあるが、死に方が衝撃的過ぎてこっちの方がより引きずる。ちょっと辛すぎてまた見ようって気になれそうもないので、軽く引いて7点。
にしきのさん [地上波(邦画)] 7点(2018-12-02 04:53:33)
33.37歳のおっさんが涙無くして観ることができなかった。ということで。
原作には無い設定も含めて、原作の良さがしっかりと感じられた。
ババロンさん [地上波(邦画)] 8点(2018-11-22 10:20:18)
32.原作未読。難病ものは、あまり得意ではないけど、それなりに面白かった。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 6点(2018-10-08 22:18:05)
31.《ネタバレ》 原作未読。リア充の学生向けかな? 日蔭者が人気者のヒロインに突然好かれる、ライトノベルのような世界観。難病ものにありがちな結末を外す展開は意外でも、全体的に手垢に塗れたラブストーリーで、それ以上のものはない。ヒロインの親友とその夫の件も、期間限定の恋愛で得た主人公の件も、予想できてしまい白けるばかり。好かれる理由がヒロインと適度に距離を置くからで顔も良かっただけの話。共病文庫を拾って読んだ人がお局なオバサンだったらどうするのだろう? どこか遠い目で見てしまった。
Cinecdockeさん [地上波(邦画)] 4点(2018-09-08 01:27:06)
30.《ネタバレ》 佳作。ただし、原作から大きく改変されているせいで若干無理が生じているように見える。【ネタバレ注意】主なストーリー展開は高校で原作はその時代の話として描写されるのだが、実写映画では主人公が成長し教師になったところで過去を振り返る形で表現される。(小説やアニメと違って)実写というリアルさと心理描写を自然に表現するための工夫かもしれないが、そこで「教師が生徒に語る」という形をとっている。しかし、共病文庫にも書かず、(原作によれば)親にも話さなかったことを、そんな軽々しく生徒に話すかね、という印象がある。とくに最後の結婚式での展開は、かなり違和感があった。高校生の役者たちはみな適役だったと思うので、大人パートを作って小栗旬やら北川景子を入れたのは興行的な必要性だったのかと勘ぐってしまうくらい。
mohnoさん [地上波(邦画)] 6点(2018-09-07 01:59:03)
29.《ネタバレ》 これをもう少し若い頃に見たら多分「チマチマ、ウジウジしたペランぺランの妄想青春ラブストーリー」の感想で終わっていたと思うが、オッサンになった今は不覚にも目から涙があふれていた(苦笑)例えばホテルの一室で二人きりになったシーンなどは、今の自分だったら「神様ありがとー!朝までとことん楽しみまっせー」となるのだが、主人公は全く手を出すこともなく朝を迎える。そういえば昔の自分もクラスの可愛い女の子に話しかけてビビりまくってカミカミになったり、初デートではド緊張の余り固まってしまいなんともマヌケな情けない結末を迎えたこともあった(涙)この映画は世俗の垢にまみれて薄汚くなったオッサンが失った、かつて純粋で輝いていた清らかな心を思い起こさせてくれる。そのノスタルジーが涙を誘うのだろう。ただ通り魔に女の子が殺されたってのは感心しない。死期を早めるのなら膵臓が遠因のアクシデントによる死とかでいいだろう。通り魔なんて設定は単なる雑味でしかない。あと、主人公の今は小栗旬ではなくてますだおかだの岡田でも良かった。
イサオマンさん [地上波(邦画)] 6点(2018-08-26 09:55:52)
28.《ネタバレ》 今時こんな映画が流行るのか?と驚くぐらいのベタなストーリーなのですが、所謂「他者論」的に考えると、それなりに見所はあるように思います。他人とは関わらずに、本読んだり、映画みたり、ネットやったりしている方が基本的に楽なわけです。傷つく事はないから。じゃあ、「それで生きてるの?」って言われて、「余計なお世話!」と思える人はそれで人生終わればいいし、「我思う故に我あり」に他者の存在を前提とするか否かで、人生は違ったものになるのだろうと思います。「他者とは何か?」というのは結構難問です。原作未読ですが、12年後の世界を描かずに「友達になってください」の台詞もないんじゃ、かなり味気ないんじゃないのかと。
東京50km圏道路地図さん [地上波(邦画)] 6点(2018-08-23 01:46:55)
27.《ネタバレ》 若い世代向けの映画です
多いに涙を流し、命について考え、ヒロインの可愛さに良いしびれてほしいと思います

一方で若い世代にこそ、良質のエンターテイメントの醍醐味を味わってもらいたいのできつめの点です
ヒロインは「もし私が死んだら」というセリフを連発します
難病(結果通り魔)、高校生、親友、秘密……といったものに頼りすぎない邦画に期待です
LOISさん [地上波(邦画)] 4点(2018-08-22 08:44:13)
26.《ネタバレ》 12年後の「僕」ですか、原作にはなかったんですが、この二人の「僕」のキャスティング、特にツラが原作を読んだ時のイメージにイマイチ合いません。映像から受ける印象の方が勝ってしまうので、現実感の乏しさは原作以上でしたが、ヒロインの死期が迫っている切なさはしっかりと伝わってきます。「僕」が耐えに耐えてヒロインの母親の前で号泣するシーンには思わず涙ですが、最後の結婚式場でのヒロインの親友だった女性とのやり取りは随分野暮ったいものでした。
ProPaceさん [地上波(邦画)] 7点(2018-08-21 23:38:49)
25.《ネタバレ》 リアリティの皆無のヒロイン、ラノベや萌えアニメのようなキャラクターとストーリー、ご都合展開、ダメ脚本のお手本のような退屈な映画。泣けるどころか呆れてため息しか出ない。無駄な二時間を浪費して泣きたくなるレベル。主人公とヒロインの会話が違和感しかなく、とにかく気持ち悪い。陰キャの童貞男が、かわいい女の子とこんな会話したいな~あんなことしたいな~、あんなことしてくれたらいいな~、こんなこと言ってくれたらいいな~、こんなこと言ってやりたいな~、カースト上位のやつを見返してやりたいな~、こういう青春送りたいな~っていう妄想を延々見せられてる感じで耐えられない。セカチューを観たオタクが「俺だったらこうする」って書いた脚本って感じ。主人公、何回「えっ」って言ってんだよ。本ばっか読んでるわりに思慮が足りなすぎだろ。ラノベばっかり読んでたのかな。ヒロイン、とても死期が近い重病人とは思えねぇよ。で、結局通り魔ですか……もう、何でもありですな。とにかくヒロインが死にゃストーリーが成立するしね。なんか病気や死をなめ腐ってるような扱い方してるのも気に入らない。泣ける要素詰め込んで線で繋いだらこんなんできました~ってか。こんなのじゃ泣けません。共病文庫ね~……勘弁してください……。
似たような話の映画で、こちらは原作がラノベだが、池松壮亮と忽那汐里が演じた「半分の月がのぼる空」(2010)とは雲泥の差。
全部小栗旬の妄想でした、っていうオチだったら2点つけても良かったかな笑。
eurekaさん [地上波(邦画)] 1点(2018-08-21 06:56:06)
24.《ネタバレ》 原作既読です。
元々ラノベとして書かれた原作は「孤高を気取るただのコミュ障の僕」と「秘密を抱えたクラス一の人気物女子」が仲良くなるというラノベありがち定型フォーマットで書かれた凡庸な小説なんですが、「四月は君の嘘」あたりに通ずる(これもパターンの)「死んじゃうヒロインのお涙頂戴感」が一般にちょうどいいツボを突いた事で、予想外にヒットしたんだと思います。

という事でアニメ映画が先に進行していたところに、人気便乗で後から製作された実写版が先に完成し公開となったわけですが…この実写版は「大人パート」という原作に無い要素を入れた事が作劇的にかなり大きな影響を与えていて、原作を知っている身からすると「あぁこう処理したんだ」というある意味宝探しのような面白さがありました。

というところで主に原作との違いで気になったところを。

まず一番大きな違いは、こちらには大人パートがある事で「彼女は間違いなく死んでる」というのが観ている側にあからさまにわかってしまう点。
原作であれば「死ぬ死ぬ言いつつも実は違う展開もあるかも…」と読んでいる途中で先が読めない感があるんですが、この映画だと前半から死んでるのがあからさますぎますよね。
だからもう死んでるのを前提で映画を観るしかないっていう。
あと彼女が死ぬ直前の「今から全力で事故かなんかにあいますよ」的な撮り方もいかがなものかと…あそこはそれを匂わせないようにして撮らないとだめでしょ。
実際、ストーリーを全く知らない嫁があのシーンで「これ交通事故にあうの?」と言ってましたし。あれはあまりにもセンスがない撮り方だったと思います。
そもそも通り魔の伏線も原作より弱いので、あれそんな伏線あったっけ?くらいの感じになっちゃってますよね。

ラストのまとめ方も大人パートが存在しない原作とはだいぶかわってくるわけですが、映画オリジナルとしてわりとまとまってましたし、特に最後の「君の膵臓を食べたい」は綺麗にまとまっててよかったと思います。
総じてありがちなラノベ原作の雰囲気をそれほど壊さずよくまとまっていたと思います。

後追いのようでいて実は実写より先に製作に入っていて原作者がシナリオに参加しているというアニメ版がさてどうなるか…というところでしょう。
あばれて万歳さん [地上波(邦画)] 7点(2018-08-20 01:14:05)
23.原作からして小星の好みではなかったので、映画もあまり好きではなかった。まず、北村さんイケメンすぎ浜辺さんあざとすぎ演出過剰すぎで、嫌いな部分をさらに際立たせていた気がした。死による喪失感で人が泣くことを、感動ものだと安易にうたわないで欲しい。誰かが死ねばかなしいよね。
それより小星は、矢本悠馬のガムが食べたい。
小星さん [地上波(邦画)] 4点(2018-08-19 23:51:08)
22.《ネタバレ》 始まってすぐ、「なんだ、ラノベ原作か。ちっ」って思った。
だって、男はなんの行動もせず、女子がなんでも提案してくれる(そしてそれは男の願望だったりする)話だから。
でもこれ、原作は実はラノベじゃないみたいだけど、でもお話はラノベそのものだ。

その後もラノベっぽい展開は続く。
そして親友にも言えない秘密を共有し、二人だけで行動するが、「恋愛関係ではない」と言い切る。
それってどうなの?
女子は明らかに恋愛関係になりたがっているのに、それは断固として否定し、でも二人だけの行動は続ける。
「ずいぶん卑怯な男だなあ」って思った。
そこまで「恋愛関係ではない」で通したんだから、日記なんか読もうとするなよ。甘えすぎだろ。
百歩譲って、それを「若き日の強がりによる過ち」だったとしよう。
大人になったとき、そのとき発した言葉や行動を後悔し続けないか?
ましてヒロイン死んじゃってるんだぜ?
最後に「友達になってください」って、そうじゃないだろ。
そもそも、あんなに親切にしてくれたガム君とは友達にならなかったってことだよな?
ただのクズじゃん。

とまあ、ケチョンケチョンに書いたけど、この映画のヒロインはとてもかわいい。
そこは非常に楽しい。
だから、クライマックスシーンでは、ちょっと泣けたし。
でもやっぱり、男がクズすぎるから、もう一度見たいとは思えないなあ。
まかださん [DVD(邦画)] 5点(2018-08-18 17:33:56)
21.《ネタバレ》 あまーーーーーーーーーい!

まぁいろいろ突っ込みたくなるところはありますが。
お任せしちゃいました、浜辺さんに。

よくぞ最後までやり通しました。
現実の人生ってのは『雑味』があるからあれだけど、映画はいいですね。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-06-17 01:03:00)
20.《ネタバレ》 この手の作品を何処か敬遠していたが、不覚にも泣いてしまった。
悲しすぎるが、最後は泣かされる。
バッジョさん [DVD(邦画)] 8点(2018-06-11 23:21:12)
19.<原作未読>興行収入30億円超のヒット作。これだけヒットした理由の一つにリピーターの多さが挙げられるらしいが、気持ちがわかった。桜良にもう一度会いたくなるね。わがままではあるけど、死と向き合いながら明るく健気に振る舞う彼女を見ていると、できうる限りのことをしてあげたくなる。恐らくこれは浜辺美波の好演によるところも大きい。「お涙頂戴もの」と言ってしまえばそれまでだが、山内桜良というキャラクターの勝利でガッツリこの映画に浸れた。最後に明らかになる“あの日、天が味方せず聞けなかったこと”、そして手紙… この二つで驚き等々があればさらに良かったと思う。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-06-11 22:31:17)(良:1票)
18.《ネタバレ》 悲しすぎる死に方に泣きました。どうせハッピーエンドにはならないんだから、そこで殺さないでください。
アキラさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2018-04-20 00:33:36)
17.《ネタバレ》 原作は読んでいない。事前の印象としては、奇抜な名前で人目を引いておいてからベタに泣かせようという魂胆が見えるようでまるでライトノベルかと思ったが、実際見ても「膵臓をたべたい」という言葉が物語から自然に導かれたようには思われず、やはりタイトルが先で理屈を後付けした感じになっている。
その一方ではとにかくヒロインの笑顔の魅力が絶大で、どうせラノベ並みの通俗映画だろうと突き放そうとしても抵抗不可能である。というより実はもともとこの人が目当てで見たわけなので、最初に図書館で幻影が現れたところですでに感動してしまった(あまりにも可愛い)。この人なら多少の都合のよさも許容して行動人格全部を素直に受け入れてしまうので、これはキャスティングの大成功と思うしかない。スイパラでのやりとりは脱力するほど可笑しく、またお泊り旅行での楽しげな様子も嬉しくなるが、最初から病気とわかっているので笑いながらも心は痛む。
また全体的にも結構悪くないと思ったのは、主人公男女が互いに「膵臓をたべたい」と思うのがわからなくはなかったからである。特に男の方には個人的に共感してしまうところがあり、「お門違い」という表現を自分はしないが気持ちはわかるので、そんな奴でもちゃんと見ていてくれる相手がいるなら嬉しいだろうと思う。見た目から入るのではなく人として心を通わせるのが先、というのもいい話だが、ただしこの映画ではヒロインが超カワイイ系美少女で男もイケメンのため、外見優先でないという本来のコンセプトから外れてしまっているのが最大の問題点かも知れない。
何にせよ万人が自分のこととして見るような映画ではないだろうが、しかし12年後の図書委員と森下さん(笑顔がかわいい)の関係は一般人に少し近い雰囲気を出している。この2人にはぜひ仲良しになってもらいたいが、ただしそれならそれでちゃんと生きていてもらわなければ困るわけである。

[2018-04-17追記] 原作を読んだ。若年者向けの小説だが、だからこそ人の心を無遠慮に突き刺す(今さら言われたくない)言葉が盛りだくさんのように思われる。個人的には原作で主人公の母親が「私は嬉しい」と言ったところは映画にも入れてもらいたかった。
そのほか原作との比較で残念なのは、省略のせいでいろいろ半端になっていることと、やはり映画で付加した12年後の部分に不自然な点が多く、観客に突っ込みを入れられても仕方ない状態になっていることである(自分は寛容な性格なので見ないふりしたが)。そもそも12年も待たずにすぐ心を入れ替えてもらいたかったものだが、しかし12年後の図書委員と森下さん(演・三上紗弥)にだけは否定的になれない。この2人はかなりいい感じである。
ほか題名の意味に関しては、原作だと誰でも知っている慣用句で端的に言い表せるので誤解のしようがないが、映画では変に深読みを誘うよう改変されているのが好ましく思えない。ただし自分としては、映画を見た段階でも原作と同様に受け取った(その方が解釈として簡明なため)ので、制作側の小細工は自分に対しては無効だったということである。
かっぱ堰さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2018-04-17 22:29:31)
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【点数情報】

Review人数 56人
平均点数 6.20点
000.00%
111.79%
211.79%
323.57%
458.93%
5712.50%
61119.64%
71933.93%
8712.50%
923.57%
1011.79%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 6.42点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.42点 Review7人
4 音楽評価 5.83点 Review6人
5 感泣評価 7.00点 Review7人
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