12.《ネタバレ》 去年の暮れに、NHkの硫黄島のドキュメントを見たので、少しものたりなかった。主人公のパン屋まで死んでしまったのでは、あまりに暗くなるので、生き残れて、やったあと思いました。やっぱり、玉砕を義務付けられた戦場では、いろいろなことが起きるのですね。潔いやつや卑怯なやつ。いろんな日本人を描いていて、これがアメリカ映画であることを忘れそうになりました。英雄が一人も出てこなくて、よかった。 【ジブラルタの星】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-10 17:20:52) |
11.《ネタバレ》 映画を鑑賞して当時の日本兵が感じた数100分の一の恐怖を感じました。その恐怖を味わった後に渡辺謙演じる栗林中将による「何年も経った後皆が君たちの事を思い出し君たちの事を祈ってくれる」と言う台詞に涙が出ました。とても痛い映像の連続だったと思います。中村獅童演じる伊藤大尉が生き残ってしまったシーンでほっとしたと言う方がいらっしゃいましたが私も同感です。笑ってしまいましたがほっとするシーンでした。 【AIRS】さん [映画館(吹替)] 7点(2007-01-04 02:43:44) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 手榴弾での集団自決のシーン。もし私がそこにいたならば、かちんと安全装置をはずし、ヘルメットにごちんとぶつけた後、その手榴弾を上官に向かって「とりゃあああー」投げつけます。だって死にたくないもん。 「生きたい」という人間として至極もっともな気持ちが、通用しない戦争って本当に恐ろしい。 セピア色に抑えた色調の中、「天皇ばんざーい」とか「靖国で会おうっ」とか言う度に、ギラリと光る役者の狂気じみた瞳が印象的でした。 【豆治】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-01-02 15:35:31) |
9.《ネタバレ》 二部作の前作に当たる『父親たちの星条旗』を観たがために今作の期待が大きかったというのもあるが、観終わった後は少し残念であった。二部作である以上、二作品を通して、あるいは比較して観てしまうのである。そうした場合に前作よりどうしても見劣りしてしまう感があるし、訴えかけたり考えさせられたりすることが少なく、私が期待するものではなかった。だからといって決して観て損をしたわけではないし、他人にもお勧めできる映画であることは間違いない。もちろん、「戦争とは何か?」、「誰のために?」、「何のために?」と考えさせられるのではあるが、それはこの映画を観たからではなく映画を見る前から戦争を放棄した私たち日本人に与えられているテーマであり、考え続けていかなければいけないテーマなのである。この映画を観ることによって新たに与えられたテーマがない以上、点数は少し低めにつけさせていただくことにする。が、アメリカ人であるクリント・イーストウッドが監督であったということを加味して+1点。二部作でなければさらにもう1点献上できる良作である。 【いっちぃ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-31 23:05:14) |
8.《ネタバレ》 「父親達の星条旗」のキャストとのクロスオーバーを期待していたけど確認できず。「父親~」で途中地下に引きずり込まれた米兵とか続編の伏線になってると思ったけどな~。外では敵と見方がひたすらドンパチ殺しあう音が絶えず聞こえるさなかミクロな視点で描かれていくこの映画には、現実感が薄れていくような違和感を感じる場面が多々あった。でも実際そんな感じだったのかもしれないなぁ。 【チヤルカ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-29 23:24:32) |
7.日本人は戦争映画でアメリカに日本を描かれるとキレる傾向があるけど、そうさせないんだからクリントさんは偉いですね。観て気分がおも~~くなったので、個人的にはこの点数。 【えむぁっ。】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-12-24 22:32:34) |
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6.現代に生まれて本当によかったと思うが、自分の子供達が心配だ。 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-24 12:52:47) |
5.延々と硫黄島のシーン。うんざりするほど延々と戦闘前後戦場を追いかけ続けます。途中でしんどくなるほど・・・。クリントイーストウッドの、敵をミステリアスに描く手法は本当に反戦メッセージを含ませているんだなあと思いました。ほとんどオール日本人キャストで知っている役者なので、誰が誰か分からなくなる事はなかったです。ちょっと主役の二宮さんがイマイチだったかなあ・・・。映画館で見たのですが、隣に座った男が、爆撃シーンや砲撃シーン等、笑っていて、「なんでここで笑う?」って気になって仕方なかったです。 【february8】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-17 20:59:11) |
4.まず、激しい銃撃戦をとても期待している方はお勧めできません。この映画は、銃撃戦をメインに持ってくる戦争映画ではないと思います。クリの語る言葉が、印象に残りました 【doncdonk】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-15 17:32:14) |
3.《ネタバレ》 シアターには50人位いたかな。エンドクレジットの終了までほとんど誰もしゃべらず席を立たなかったのが印象的。ハリウッドだけにプライベートライアンの様な戦闘シーンが迫力。短かったけどね。全体に盛り上がるわけでなく淡々と綴られる36日。多分事実だろう手榴弾で自決をするエピソード。今の私の感覚では「もったいない、敵に全部投げつければいいのに」と思ってしまう。当時と現在とは当然だけどその感覚が違っていて当時の感覚というのは兵隊はみな侍つまり武士であると。だからハラキリ。この辺テーマがラストサムライとかぶる。「今の日本には誇り高き侍がいないね」と外人から言外にいわれたような気がした。中村獅童の汚れ役お疲れ様。 【stratos】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-12-14 00:53:07) |
2.《ネタバレ》 硫黄島2部作の2作目という位置づけのため、1作目である「父親たちの星条旗」を先に見ておいた方が良い。「父親たち~」では、いつものアメリカ映画に登場する(不気味な)ステレオタイプの日本兵しか出てこないが、本作は、その日本兵側に視点を移し、その独特の思想にもとづく心理背景が冷静に活写されている。この恐らくは映画史上初めてといってよいアプローチに対し、特にアメリカ映画界で高い評価を得ていることに加え、現代においてこの作品自体に大きな意味があることは確かだ。しかし、惜しむらくは硫黄島での過酷な状況をもっとリアルに描いて欲しかった。トンネル内でうまそうに飯を喰っていたり、全体的に妙に涼しげだったり、「臭い」「暑い」「水が少ない」といった硫黄島での苦しみに加え、味方こそが最大の敵だった、という人間同士の葛藤がもう一歩伝わってこない。自分自身が戦争映画を数多く観てきて残酷描写に慣れてきたせいもあるが、期待したほどの感傷を得ることはできなかった。しかし、現代日本を我がもの顔で闊歩して歩く10代20代の若者こそ観るべき作品。 【田吾作】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-13 17:06:43) |
1.アメリカ軍の予想に反して日本軍の決死の抗戦で戦闘を長引かせたというところが終始生きて帰ることを考えて行動した主人公の為に薄れた様に感じた。 最後の栗林中将のセリフはとても良かった。日本を守る。そのために逃げたい、帰りたいという気持ちをふりきって戦い続けた兵隊さんたちに畏敬の念を抱きました。 【srprayer】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-13 16:15:40) |