30.テンポよく進んでいくので体感時間がとても短く、終演時には「え、もう終わり?」と驚きました。それでいて決して駆け足にならず、必要なことがしっかり盛り込まれていてとても満足。イーストウッドはこの年齢でこのペースで作品を発表してなぜこれほどのクオリティを保てるのか。ただ敬意を表するしかありません。アメリカの大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』に少し通じるところのある内容なので、あの系統の作品が好きな方には特におすすめです。 【クリロ】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-12-22 15:15:44) |
《改行表示》29.いや~なかなか面白かったですよ。 87歳のクリント・イーストウッドがシンプルに仕上げた、誰が見ても理解できるドラマです。 87歳で娘と孫がいるなんて設定がおかしいんじゃないかと思ったのですが、娘役はアリソン・イーストウッドだったんですね。 私は吹き替えで見たのですが、いくらイーストウッド=山田康雄だからって、それを無理やり波多野洋平さんに担当させるのは 少々強引だったように思います。 上手かったですけどね。 まだまだ現役で頑張ってもらいたいなぁって思いました。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2019-12-02 09:52:50) |
《改行表示》28.《ネタバレ》 実話がベースになっているんですね。 麻薬カルテルとDEAが出てくる割には緊迫感はなく、始終のんびりした雰囲気なんですよね。 高齢の運び屋アールという人のキャラを楽しむような映画でした。 「伝説のじーさん」昔、こんなじーさんがいて・・・と語り継がれるような人の話。 イーストウッド自身、すでに伝説の人なんだけれども、まさにイーストウッドならではのキャラクターで ニタニタしながら観てました。 監視役になったフリオも無事に生き延びれば年を取った時、アールのことを語るようになるんだろうなと 思わずにはいられない。 頑固で毒舌で、いいカッコしいで外面は良く家族は蔑ろ。孤独になる要素満載のじーさんなんだけれども 基本善人で頭も柔らかい、フリオもサルもいつのまにか一緒にいるとどことなく癒される存在のようになっていく。 イーストウッドは男同士の共感、男から慕われる男を描くのが抜群に上手いと思う。 脇役もすごいね、ダイアン・ウィーストもアンディ・ガルシアも年取っちゃったな~~ 結局12回だったかな?イリノイ州からメキシコあたりまで往復したんですね、 高齢者には長距離過ぎで話の筋よりそっちにハラハラしてしまいました。 イーストウッド監督の新作が年明けに公開されるのかな?たのしみです。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-30 14:09:05) |
27.飽きさせない感じのストーリーではあるけど、さすがに地味。とくに感動のストーリーというわけでもなく、見なかったら見なかったで済む程度。意外に評価が高くてビックリ。 【mohno】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-11-22 22:33:40) |
26.やっぱり俳優イーストウッドいいわー。映画としてメッセージ性もありますし、ストーリーもシンプルで引き込まれますね。危ない事を綱渡りをして観客はハラハラしてるのに平常心。捜査官側も犯罪者側も翻弄されている様子が爽快でした。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-10-09 13:53:13) |
25.《ネタバレ》 90歳にしてアメリカ最大の麻薬密売組織の運び屋となった男を実話を基にして描くクライム・サスペンス。監督・主演を務めるのは、もはやハリウッドの生ける伝説と言っても過言ではない御大、クリント・イーストウッド。名作『グラン・トリノ』で名実ともに俳優業からは引退と思っていましたが、まさかこんな役でカムバックするとは嬉しい驚きですね。沢山の家族に囲まれ枯れた余生を謳歌するような幸せな老人ではなく、ひりひりするような綱渡り生活を続ける麻薬の運び屋役というのがまた彼らしい。ストーリー自体は極めてシンプル。でも、無駄を削ぎ落したその物語はとてもサスペンスフルで最後まで引き込まれて観ることが出来ました。ここらへんは長年の経験がなせるベテランの技なのでしょう。いつ、この爺さんが事故っちゃわないか、いつ警察にバレて窮地に陥ってしまわないか、あるいはいつヘマをして麻薬組織から酷い目に遭わされはしまいかと終始ハラハラしっぱなしでした。その中で、最初は反発し合っていた監視役のチンピラと、何気なく一緒にポークサンドを喰ったことでほのかな友情が芽生えるというエピソードはなかなか微笑ましい。そして終盤、長年連れ添った元妻の危篤を知った主人公が葛藤の末に取った行動には、本当に胸が締め付けられる思いでした。ここには90年がむしゃらに生きてきた老人の生き様がしっかりと詰まっている。ブラットリー・クーパーやアンディ・ガルシアといった、油の乗った俳優たちも彼の前では単なる引き立て役になっていたのも凄いことだと思います。人生の深い哀歓を感じさせる、渋みに満ちた人間ドラマの佳品でありました。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-09-26 22:28:24) |
《改行表示》24.家族が大事というメッセージは伝わってきたけど、クリント・イーストウッドも老いたなと思ってしまった。 まぁ、あんな爺さんになれたら凄いけどね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-09-16 00:04:56) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 イーストウッドの映画は、大きく分けて3つに分かれると思う。 まず、売れっ子の頃の西部劇、ダーティハリーもののアクション映画。 次が監督をし出して、自分を投影させたような人物を自身で演じる映画。 そして自身は出演せず、アメリカの歴史を描いた映画。 この「運び屋」は2番目の自分を投影させた映画だ。 まだ壮年の頃は、「目撃」のように絶体絶命の場面から逃げ切る映画もあった。 だから僕も、この映画も最後はうまく逃げ切るのではないかと思ってた。 でも、イーストウッドは無理をしない。 派手なカーチェイスもなく、あっさり幕である。 最後の刑務所で喜々と花を育てるイーストウッド演じる老人が幸せそうなのが、嬉しかった。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-09-14 16:22:12) |
22.《ネタバレ》 雰囲気としてはグラントリノに似ている部分がありますね。おっさんの陽気さと運ぶ物のヤバさのバランスが少し気になりました。いくらんなんでもそんなものを運んで陽気にはいられんだろうと思ったり。でも見てる間は楽しめました。クリントイーストウッドの映画は映画の雰囲気が良いんですよね。 【珈琲時間】さん [レーザーディスク(字幕)] 7点(2019-09-10 12:48:14) |
《改行表示》21.《ネタバレ》 外では人気者で家では厄介者。自由気ままな旅暮らし。あれ?まるで寅さんじゃん。でも唯一違う点は、寅さんは決して悪事に手は染めない。とはいえテキヤ稼業も3割はヤクザみたいなもんだけど。(^_^;) 実話を元にしているし、いくらなんでもこのまま何事もなく終わるわけないっていうのは分かってはいても、それでも感情移入しすぎて、なんとか逃げおおせてくれって、真面目な話何度も何度も祈っちゃいましたよ。いやぁ~恐るべし、イーストウッド様。 ただ、一度黒いトラックがやたら止められている光景を目撃しておいて、そのまんま黒いトラックを使用した点が気になって気になって仕方なかった。そもそもあれだけの組織なんだから逆に警察無線の傍受や、スパイや情報屋がいてもいいと思うんだけど、なんか悪い奴らにエールを送るわけじゃないけど、もうちょっと頭使えよな!て思っちゃいました。 いろいろと良いシーンはあるんだけども、個人的に一番好きなのは、ナチ総統閣下呼ばわりしていたフリオに旨いチキンバーガーを食べさせてあげたところ。年代や人種や多様な弊害があったとしても、旨いものを分かち合うことで生まれる連帯感や信頼感みたいな、もうね言葉なんかいらないんですよ。ああいうのホント好きです。 ただなぁ~なんだろう、めっちゃ良い映画なんだけど、ラストの法廷での家族の対応。特に娘さんは散々嫌っていたんだから今までのお金が実は犯罪で得たお金だって知ったら、もっと嫌いになってもいいはずなんだけどな~。それとも悪いことしてでも家族のために頑張った、とでも脳内変換しちゃったんだろうか。あの園芸農園だって汚いお金で買い戻したんだし、それって世間にバレちゃうんじゃないの?そんな農園のお花を買ってくれる人や評価してくれる人たちが現れるんだろうか。てまあ余計なことまで妄想させられちゃいました。恐るべし、イーストウッド様。 |
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20.《ネタバレ》 どうってこともないシンプルなお話だが、老人の悲哀や周囲の人々とのふれあい、家族との復縁を描いて、しみじみと見れる。あんなやばい仕事に手を染めていたら、いずれパクられるかトラブルに巻き込まれ、結局家族を悲しませることになるのは予想できそうなものだが… 最初のほうの受賞式のスピーチでのジョークはまだ意味がわからない。 【エンボ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-08-18 00:12:24) |
19.ストーリーが単純かつ分かりやすくて気軽にみられて楽しめた。映像や音楽も良かった。 【ホットチョコレート】さん [DVD(吹替)] 8点(2019-08-17 16:23:03) |
18.《ネタバレ》 「グラン・トリノ」がもう10年以上前の作になるんですか。彼の作でも、こういう風に年をとったらいいじゃん(困難だけど)という人生の手本をいただいたような気がしていましたが、本作でもそう。「チクショー」って言いながら、車転がして「あちこちに行く」。年齢と戦わず、年齢を味方につける。クリント・イーストウッドの佇まいがカッコいいのが説得力だとは思います。しかし、とにかく。健康第一。病床の奥さんとのシーンも良かった。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-07-25 22:26:35) |
17.7点かな~ あまりにも、「家族が大事」って言いすぎ..物語としても、中途半端で 物足りない(特に後半)..期待してただけに 残念... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-07-13 10:41:56) |
16.《ネタバレ》 ボスが変わるのをスイッチにしてガラリと緊張感が出てくる。それまでは、ヤバいことをしながら楽しんでいるような。その後はいつどうなるか分からない展開になるかと思いきや・・・・ 違いました、これは家族の話です。観終わった後、あのオープニングからの数分を思い出す。そして、イーストウッドの映画は、印象に残るセリフがいつも多いですね。 【ラグ】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-06-24 22:31:41) |
15.《ネタバレ》 もう90歳に近いのに監督して主演するバイタリティは何処から。その存在感はB・クーパーもすっかり脇役扱い。ただ、やっぱりお年を取りましたね。ブレーキとアクセルを間違えて踏まないかとハラハラして観てました(失礼!)。にしても、イーストウッド映画はいつも音楽がいいなあ。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-06-21 23:33:59) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 これはイーストウッド御大による、人生の教訓、教えですね。 とは言っても、決して目新しいことを言ってるわけではなく、至極普通の教えなんですけどね。 でもそれを目上の人にいちいち口で言われても、全然響かない。 それどころか、「ま〜た老人が若い人にグチグチ言ってるよ」みたいなね、そういう気持ちが私は湧いてきちゃうんですけど、 こうやって物語としてそれを伝えてくれると、全く押し付けがましくないんですよね。すっと心に染み込んでいく。 苦味はあり芳醇なコーヒーを寒い日に飲んで、それが体に染み渡っていくように、御大の伝えたいことが心地よく入っていく。 見終わった後のこの満足感。イーストウッド御大、今回もまた素晴らしい映画と良き教えをありがとうございます、と手を合わせて感謝致しました。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-06-20 20:07:46) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 グラン・トリノ以来となるイーストウッド監督主演の作品。90歳近くなったイーストウッドだが、その老いに抗おうとするのではなく、受け入れて作品に生かそうとする姿勢はさすが。丸まった背中や、足を引きずる姿が印象的。 ストーリーとしては、家族とは険悪な関係という監督お決まりの設定。しかし、今作品では擬似的な関係ではなく、本当の夫婦・父娘を描いている。そして、最後には互いに分かり合えるというのも、これまでの作品にはなかった展開。 【アクアマリン】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-06-04 00:12:26) |
《改行表示》12.平日のシネコンにて9:20からの回を鑑賞。貸切と思いきや意外に10人以上いたかな。うーんイーストウッド老けたな〜88歳か。志ん生の落語聞きに行ってるわけじゃないんだから、やっぱここは点数辛くなるわな。体力なくなったかな、なんかあっさりしてるんだ。掘り下げない、ひねらない、暴力描写もさらりとしてる。まあでも老人らしさっていうか、淡々とマイペースを崩さず何かあってもアクションじゃなく機知で切り抜ける、なかなか「やるなあ」ってのは感じる。老人相手だからかな、密売組織の若衆もなんだかんだいいながら親切なもんだ。そういう演出なの? イーストウッド監督作だからって期待すると肩透かし食らう。それなり良い映画なんだけどね。 【ごりちんです】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-05-02 21:31:09) |
11.《ネタバレ》 最近のイーストウッドは、史実ばかりを描いているせいなのか歳のせいなのか、悪い意味でアクがなくなりおとなしくなったような気がする。さて今作、家族再生の物語としてはなかなか上質ではあるのだが、破たんの原因の描き方が甘かったり、険悪期間の長さの割には和解があまりにもあっさりしすぎていたりと要所要所でリズムが狂う。なにより、彼の運んだ麻薬により多くの人間が不幸になっているであろうことを考えると、手放しで感動もできない。一般的標準はクリアしているが、イーストウッド監督作品という高めのハードルはクリアしていない。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-03-31 16:18:45) |