自転車泥棒のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。3ページ目

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自転車泥棒

[ジテンシャドロボウ]
Bicycle Thieves
(Ladri di biciclette)
1948年上映時間:93分
平均点:7.44 / 10(Review 121人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-08-30)【イニシャルK】さん
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監督ヴィットリオ・デ・シーカ
キャストランベルト・マッジォラーニ(男優)父 アントニオ
エンツォ・スタヨーラ(男優)息子 ブルーノ
此島愛子(日本語吹き替え版)
石井敏郎(日本語吹き替え版)
松島みのり(日本語吹き替え版)
富田耕生(日本語吹き替え版)
原作ルイジ・バルトリーニ
脚本チェザーレ・ザヴァッティーニ
スーゾ・チェッキ・ダミーコ
音楽アレッサンドロ・チコニーニ
撮影カルロ・モンテュオリ
製作ヴィットリオ・デ・シーカ
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【クチコミ・感想】

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81.《ネタバレ》 なかなか良かった。が、激しく憂鬱になる。

逃げ場のない人生という雰囲気がたまらない。今の日本と比べてどうだろう。終戦直後なんだろうが、この職のなさには脂汗が出るような重圧感がある。日本の職のなさも結構キている。この父親のように、職能が無く職業安定所でも仕事が全く得られる見込みがないような、こう言う状況に自分が陥ったらもう自殺のような選択肢しかないかもしれない。自分だったらこの先でがんばることは出来ずに心が折れてしまうだろうと思うと、胸が締め付けられる。

自転車がないと出来ない仕事中に、自転車が盗まれてしまい、その後の流れに少々イライラしてしまったのは事実だが、あまりこう言う映画を観るだけのゆとりが心にないせいかもしれない。自転車を盗んだ男や、あの老人を見ていると憎悪が生まれてしまい、感情移入どころか追体験のようにストレスに押しつぶされてしまった。それくらいのクオリティだ。

様々な寓意と教訓を含んだ話だが、それ以上に表現された人間達の貧しさと心のゆがみには全く共感が出来ない。私とここに出てきた父親との紙一重の違いに恐ろしくなってしまった。彼には仕事もバックボーンも知恵もない。私には仕事も、出来ることも、先のことを考えたりすることもある。だけどそういうものって言うのは、明日崩れるかもしれない。なんという恐ろしさだろうか。

ホントは自分は社会的に必要とされない存在であったらどうしよう・・・
黒猫クックさん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-03 04:10:05)
80.どうしてもあの非効率さが気になります。出来ない人の仕事を見せられているようでした。
色鉛筆さん [地上波(字幕)] 3点(2010-01-02 15:25:12)
79.《ネタバレ》 これからの人生を左右するほどに重要な自転車を盗まれてしまった父親の怒りと焦りは察するに余りあります。父親が追い詰められた末にとった行動は決して致し方ないでは済みませんが、見逃してもらえたのは何ともやるせない展開の中でのせめてもの救いでした。
TAKIさん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-23 20:50:43)
78.《ネタバレ》 さぁクライマックスに至る瞬間この後どうなるか、手に汗握る展開!!と思った30秒後にこの映画は堂々と大きなFINの字を出して終わる。なんという肩透かし!この後の親子が見たいんじゃん!!この時代の映画って本当さっぱりした終わり方が多いね。邦画もそう。
映画が最後の最後まできっちり見せるようになったその後には、この手の映画に慣れていた人々は「余韻がなく蛇足で助長で余計だ」という感想を持ったのだろうか聞いてみたい。
りんすさん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-20 02:07:36)
77.人間の弱さがよく描かれている秀作だと思います。善人が罪をおかす、罪を憎んで人を憎まずって事ですね。
東京ロッキーさん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-16 00:58:16)
76.《ネタバレ》 DVDを見始めてすぐに「あー、これ昔NHKで見たわぁ」と思い出しました。おいちゃん、もう何を見てるんだか見てないんだか判らなくなってきてます。さて、この映画「貧すれば鈍する」というワケで。今回じっくり見て、父ちゃんの問題は信仰心だ!って映画なのかなと思いました。預言おばさんに対する感謝を否定し、教会では謙虚になる事なく周囲に迷惑をかけ、子を大切にできず、神の教えに背くような生き方してる父ちゃん、貧乏はつらいけれど、貧乏であるがゆえにお金や物に執着して人間性を捨てちゃダメですよ、と。父ちゃんは協調性に欠ける人のように思え、それは仕事を求めて集まっている人々の一団から一人離れて座り込んでいて仲間に手間をかけさせるという物語の始まりで既に人間性が描かれているようで。映画中、二度の割り込みをしてみせる利己的な父ちゃん、最後に罪を犯しながら赦され、人の流れの中に溶け込んだ事で変化が彼に訪れたと願いたいところですね。そうでないと全く救いのない映画ですから。
あにやん‍🌈さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-14 00:20:25)
75.《ネタバレ》 この作品が映画史において、どんな位置付けなのかとかは私にとってはあまり意味がなく、09年の現在の私が見てどう思うかが重要なのであって、だから、全くトンチンカンなレビューなのは重々承知なのだが、ハッキリ言って、私はこの父親のマヌケぶりばかりが目に付き、怒りに近い感情が湧いて来た。表現としては優れているのは分かる。バカにしていた神頼みにさえすがってしまったり、金持ち家族の側で気が大きくなって食事してみたり(当時のイタリアでは子どももワインを飲んだのか?)、人間の滑稽さが実にうまく描かれているわけで。さらに秀逸なのは、父親が思いあまって自転車泥棒になってしまってからラストに至るまで。自分が被害に遭った時は違って、泥棒になったら大勢に追いかけられるという不条理。最後に、老人が見逃してくれたことと、息子が泣きながら帽子を手渡しそっと手を握るシーンに、少しホッとするのも事実。しかし、それ以上に、そもそもそれほど大事な自転車探しに幼い息子を連れて行くのが解せないうえに、犯人に似た男を見かけて絶対追いつけっこないのに追い掛けてみたり(最初から老人を掴まえればいいじゃないの、と思って見ていたら、その後、老人を追いかけ出して呆れた)、教会で手がかりになりそうな老人に撒かれたり、老人に聞いた番地を訪ねることなく犯人かどうか分からないのに勝手に背格好が似ているだけで犯人と思い込んで問い詰め逆襲にあったり、子どもが溺れているという声が聞こえれば息子の居場所を確認もせずに川縁に走っていったり、こんな父親、息子になじられても仕方ない。そんな細かいことに気を取られるってことは、私にとっては本作がそこまで「圧倒的」でない、ということ。だから、高評価の中、若干後ろめたいがこの点数で。
すねこすりさん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-10 15:00:20)
74.日本とともに敗戦国イタリアの余りにも厳しい現実生活。やっとのことでありついた大事な仕事のために奥さんが寝るのに必要な毛布まで質入れして手に入れた自転車(当時は高価で貴重品)を初日からアッサリ盗まれて!・・・それからの展開は一生涯この親子には忘れることのできない実に惨めでつらいラストへ。将来はどうなるか?あの幼い息子さんが不憫でなりません。


白い男さん [地上波(字幕)] 10点(2008-12-18 16:05:07)
73.《ネタバレ》 冷静さを失ったアントニオが、犯人と思い込んだ青年に詰め寄る場面からの見せ場。予防線を張って生き抜くすべもない境遇、引っ込みがつかない状況、大勢に罵倒され、そして情けなく惨めな感情がうごめくこの見せ場。この後、この一家はどうなっていくねやろ?何とか生きていけるやろ、と能天気な考えは全く浮かばない。アントニオとその家族には、したたかに生きて行って欲しいと願う。それだけだ。僻み根性丸出しで書くと、小金を失っても痛くも痒くもないであろう、あのレストランに居たような金持ちから、多少の金をくすねてでも生き抜いてほしいと願う。それにしても時代を切り落とした、暗く地味なこの映画が持つテーマの普遍性には脱帽する。
よし坊さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-09 23:09:45)
72.《ネタバレ》 大型液晶テレビで鑑賞なんかしちゃいけませんねこの映画は(汗)。とにかく貧乏なんですこのやろうという映画。仕事も自転車も手に入って、さあこれから頑張るぞ!という時でも、とにかく暗くて悲しいBGM。徹底的に貧乏。雨の中自転車探す場面や自転車を盗む場面はサスペンス映画として見ても一級のハラハラ感。自分の自転車が盗まれたときは殆ど誰も助けてくれないのに、自分が盗んだら群がるように市民が追ってくる。なんでオレばっかり!一見救いの無い展開だけど、もしあそこで逃げ切っていたら、もっと救いの無い人生になってたかも。最後にオジサンは許してくれたけど、あれは単純に「子供がいたから」という理由だけでは無さそうですね。多分オジサンも、貧乏な生活の中で頑張っていたんだろう。
ゆうろうさん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-06 00:16:40)
71.《ネタバレ》 ラスト、群集に迫られる父を追うブルーノの鋭い眼差しにやられた。俺なら、警察がいるとはいえ集会場前に停められた大量の自転車の中からおひとつ、あふれ出てきた人並みにまぎれて盗むなぁなどと考えてしまった。 許されたアントニオにかけられる「神に感謝しろ」というセリフに、宗教や社会に対し強烈な皮肉が含まれているように思う。
njldさん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-23 01:39:57)
70.《ネタバレ》 一緒に市場で探してくれた友人たちから、自転車を借りることはできないものだろうか。食事をするお金があるくらいなら、中古自転車を買うことはできないのだろうか、など、ついつい現代的な感覚で疑問を感じすぎて、どうも入り込めなかった。イタリアなまりの英語が耳障りだったが、これも、貧しいイタリアがアメリカに売り込んでいたからなんだろうか。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-14 21:47:04)
69.言いたいことはわかるんですが、映画としてはちょっと退屈すぎるかと。
個人的にはこの内容なら1時間以内にまとめたほうがよかったかな、と思ってしまいました。
すべからさん [DVD(字幕)] 4点(2008-05-07 17:57:00)
68.《ネタバレ》 人間の感情は今も昔もそう変わらないので、社会や環境が変わっていても、この映画には普遍的な感動がある。戦後イタリアにおける自転車は、今の時代の車や携帯電話、パソコンといった物だろう。それがあるかないかで仕事にありつけるか否か、といえば今で言う資格みたいなものでもあろう。富裕層との差をまざまざと感じながらも生きていかなければいけない。ブルーノにはわかっていたのだろう。自転車を盗まれるという被害者から一転して加害者になってしまう、なんとも暗くて、虚しくて、切ない話だが、息子の前で警察に連れて行かれるという最悪の展開だけは免れた辺りは、監督の優しさであり、主人公たちにとっての救いではあろう。しかし、行く末の見えない後姿のエンディングは強烈なインパクトを残し、社会への大きなメッセージとなっている。今先進国でも、これに似た暮らしをした人はいくらでもいるわけで、自分がそうなるかもしれないと思うとこの状況を早く何とかしてほしいと切に願うばかりである。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-23 10:16:35)
67.映画をみて、働けることがいかにありがたいことか実感した。善良な人でも不運な境遇になると、うっかり罪人になってしまうんだな。
ホットチョコレートさん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-03 19:13:31)
66.《ネタバレ》 当時のイタリアの状況をまさにリアルに感じることができて興味深かったです。いくら貧しくなっても心まで貧しくなってはいけないな、と主人公を見て思いました。あと、子役の演技が上手だなと感じました。
まいったさん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-10 23:22:48)
65.《ネタバレ》 最後のシーンはちょっと切ないが、さすが名作だけあって良い映画でした。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-03 16:17:47)
64.オヤジの運の悪さ、ほんと見てるだけで可哀想。自転車があれば普通の暮らしができて、なければホームレス同然の生活が待っているこの差っていうのはいわゆる「天国と地獄」。考えるだけでも怖い。チャップリンの「キッド」の本当の親子バージョンみたいな感じだけどオヤジのちょっとした自己中っぷりには耐えられない気分だった。全編にわたって暗いんですが、戦後のローマの貧富の差が痛いほどよく分かるので歴史を知るにはいい内容だったかと思います。救いようがないラストのその後、アントニオ率いる家族がどーなったか、、すっごい気になる。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2007-08-29 10:56:25)
63.《ネタバレ》 名作ですね。この映画、封切が1948年ですか・・・。終戦から三年後で、この作品の制作に係わったスタッフ・出演者はほぼ全てあの戦時下での辛酸をウンザリするほど味わった方達ばかりですね。かなり昔にテレビで観たきりなんですが、あのショッキングなラストは忘れられません。そしてここまで哀れな結末の映画を、わたしは知りません。やるせない終わり方でした・・・。
☆Tiffany☆さん [地上波(字幕)] 7点(2007-08-17 12:33:07)
62.《ネタバレ》 まさか、こんなに古い作品だとは知らずにレンタルしました。でも、その古さをある意味では感じない位に今、観ても十分しっくりくる作品でした。たかが自転車、されど自転車。自転車を盗まれた!!この出来事一つで危機に迫った人の心理の変化を見て取れます。その時代時代で、対象は違えど「生活に不可欠な物」が手に入らない事のやり切れなさ、理不尽さは同じなのではないでしょうか?息子役の少年が、チラチラと父親の顔色を伺う姿、最後には「自分さえ良ければいい」と自ら自転車泥棒となり、息子にその姿を見せてしまう父、とても切なかったです。
うさぎの餅つきさん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-22 16:17:49)
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【点数情報】

Review人数 121人
平均点数 7.44点
010.83%
100.00%
200.00%
310.83%
421.65%
586.61%
62117.36%
72923.97%
82722.31%
91613.22%
101613.22%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.22点 Review9人
2 ストーリー評価 8.09点 Review11人
3 鑑賞後の後味 6.53点 Review13人
4 音楽評価 7.11点 Review9人
5 感泣評価 7.91点 Review12人
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【アカデミー賞 情報】

1949年 22回
脚色賞チェザーレ・ザヴァッティーニ候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞特別賞

【ゴールデングローブ賞 情報】

1949年 7回
外国語映画賞 受賞 

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