ゴジラ-1.0のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。5ページ目

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ゴジラ-1.0

[ゴジラマイナスワン]
(モノクロ版タイトル:ゴジラ-1.0/c)
GODZILLA MINUS ONE
2023年上映時間:125分
平均点:7.26 / 10(Review 110人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-11-03)
公開終了日(2024-05-01)
SF戦争ものシリーズものパニックもの特撮ものモンスター映画
新規登録(2023-07-13)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-03-13)【イニシャルK】さん
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監督山崎貴
キャスト神木隆之介(男優)敷島浩一(戦争から生還するも、両親を失い、荒廃した日本で、典子と出会う。)
浜辺美波(女優)大石典子(焼け野原の戦後日本を単身で強く生きる女性。戦争帰りの敷島と出会う。)
山田裕貴(男優)水島四郎(戦後処理の特殊任務を請け負う船・「新生丸」に乗り込む見習い)
青木崇高(男優)橘宗作(戦時中、海軍航空隊の整備部にいた人物)
吉岡秀隆(男優)野田健治(戦時中、海軍工廠で兵器の開発に携わっていた人物)
安藤サクラ(女優)太田澄子(敷島の家の隣人。戦争で子どもを亡くしている。)
佐々木蔵之介(男優)秋津淸治(戦後処理の特殊任務を請け負う船・「新生丸」の艇長)
遠藤雄弥(男優)齋藤忠征
飯田基祐(男優)板垣昭夫
阿南健治(男優)
水橋研二(男優)
奥田誠治(男優)
マイケル・アリアス(男優)
橋爪功(男優)(ノンクレジット)
金田明夫(男優)(ノンクレジット)
篠井英介
笠井信輔
早織
脚本山崎貴
音楽佐藤直紀
伊福部昭(「ゴジラ」/「モスラ対ゴジラ」/「キングコング対ゴジラ」)
撮影柴崎幸三
製作市川南〔製作〕
東宝
プロデューサー阿部秀司〔製作〕(エグゼクティブ・プロデューサー)
山内章弘(協力プロデューサー)
制作TOHOスタジオ(制作プロダクション)
ROBOT(制作プロダクション)
配給東宝
特撮山崎貴(VFX)
渋谷紀世子(VFXディレクター)
白組(VFXプロダクション)
美術上條安里
龍田哲児(装飾)
編集宮島竜治
照明上田なりゆき
その他阿部秀司〔製作〕(献辞)(ゴジラ-1.0/c)
あらすじ
戦後間もない焼け野原となった東京。特攻隊の生き残りである復員兵の敷島浩一は、空襲で両親を失い、悲しみに暮れながらも一部が焼け残った実家で、偶然出逢った大石典子と赤ん坊のアキコと3人、ギリギリの生活を送っていた。それでも浩一の収入が安定し典子も働き始め、日々の暮らしに明かりが差し始めた矢先、突如東京湾から巨大な怪獣が出現、復興し始めていた東京を蹂躙する。そしてその怪獣は、かつて浩一が南の島で襲われたゴジラに他ならないのだった。軍備も失い、米軍の十分な協力も得られない中、日本国民とゴジラの凄絶な闘いが始まる…。 第96回アカデミー賞では邦画・アジア映画史上初の視覚効果賞を受賞するとともに、山崎貴監督は55年ぶり、史上2人目の同賞受賞監督となった。
ネタバレは禁止していませんので
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30.《ネタバレ》 この映画は人間ドラマに重きを置いているように感じた。 しかし、そこに微妙な感情表現や行間を読ませるといった演出は皆無。 登場人物はいきなり激高したり、いきなり暴力を振るったりと感情表現が過剰で、その後何事も無かったかのように話が進展するのには驚かされた。 私には登場人物が皆情緒不安定に見え、現実離れで不自然に感じた。 過剰な演技を分かり易いと捉える人が多いのだろうか?、ゴジラの登場以外の細部にも現実味を持たせたほうがゴジラに対する恐怖感が増すと思うのだが。 反面、映像は美しく満足できるものだった。 ゴジラとの距離感や角度からも迫力が伝わってきた。 また、終戦後の街の描写もリアリティがあり良かったと思う。 多少ツッコミどころもあったが、「シン・ゴジラ」の芋虫ゴロゴロと比べたら雲泥の差。
Gang10さん [映画館(邦画)] 5点(2023-11-11 19:07:10)(笑:1票)
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29.《ネタバレ》 初めに言っておきますが、評価低いです。理由は後述。 まず普通にいいところ。 ゴジラの造形。無機質でシン・ゴジラよりも無気味。意味は分からないが熱戦を出す前のひれの変化もかっこいい。無造作に人々を踏み潰すのが怖い。 海上の戦いが迫力十分。どうやって撮って、いや作っているのだろう。艦船の無力感がすごい。 あとは、子役の女の子が上手、終戦後の銀座の風景がすてき、浜辺美波がきれいなど。 普通に悪いところ。 何を考えているかわからないのがゴジラの怖いところなのに、なぜ蚊のような戦闘機の攻撃であれほど激高するのか。目的(そもそもわからないけど)を忘れて海に戻っていくのが不思議。 神木隆之介はなぜ大戸島で機関砲を打たなかったのか。脚本上の都合としか思えない。撃ったところで意味がなかったのは青木崇高にもわかるはず。 フロンガス攻撃で本当に倒せると思ったのか。浮上作戦はより意味不明。オキシジェンデストロイヤーは偉大だった。 吉岡秀隆の「脱出装置もない戦闘機」のセリフと青木崇高のコクピット説明の場面は、どちらかもしくは両方が不要だった。直前でラストが分かってしまう脚本はいかがなものか。 浜辺美波が不死身すぎ。SISUの主人公と同じくらい。生きているんだろうなと思ったら、案の定だった。脱出装置と同じくらい意外性がない。さらに言うなら浜辺美波と何年も一緒に暮らして手を出さない男はこの世にいない。  で、それだけなら評価6くらいでもいいが、どうしても嫌なのは全編に漂う戦争礼賛の空気。 「戦争っていいもんですなあ」「まったく! 人材育成には欠かせません」「戦争に行ってなくても役に立つでしょう」「戦争に行ってないやつでも出来ることはあるんだ」…。登場人物のそんなセリフが聞こえてきそう。 ほかに方法がないことの説明が不十分なままでの神風特攻隊再現は、さすがにやめてほしい。脱出装置があったからいいというものではない。お国のためなら命はいらないという考え方は、我慢できない。神木隆之介が特攻から逃げたのは、結局いけないことなの?
漣大五郎さん [映画館(邦画)] 3点(2023-11-09 23:27:35)(良:4票)(笑:3票)
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28.《ネタバレ》 国民に情報を伝えず働かない政府という皮肉がいい 昔も今もこの先も変わらないかな? 命の大切さを訴えていて最後にみんな再会するのもよかった 可愛い子役が泣く度ウルウルしてしまった(-_-;)
オマリさん [映画館(邦画)] 7点(2023-11-08 21:15:55)
27.《ネタバレ》 ゴジラが大好きなカミさん(ゴジラシリーズほぼ制覇)の御要望により事前情報ゼロで鑑賞致しました。まず、開始早々すぐゴジラ現れる!早!! 正直もっと引っ張るかと(勝手にw)思ってた~。で時代設定が終戦後というのもちょっと意外。まぁアレと被っちゃうしね。何か都合がいいよなぁ&突っ込みどころもありつつも概ね面白かったです。見終わって帰りながら「首の跡?傷?)について話したりして有意義な時間を過ごせました、ありがとうございました。
Kanameさん [映画館(邦画)] 6点(2023-11-08 18:30:06)(良:1票)
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26.《ネタバレ》 まずはよくぞここまでやってくれました山崎監督!という気持ちです。 ゴジラはこうあるべき、と長年思っていた根幹の部分が自分の思いとかなり一致しています。 ただここまでやってくれたのなら、もう少しここは…という惜しい部分も随所にありますが、 まあ、これまでの和製怪獣映画のレベルからすれば革新的と言えるでしょう。 シン・ゴジラももちろん評価していますが、自分の中ではあれはちょっと別物というイメージです。 こっちはまさに最初のゴジラを現在の総力で作った、本来のゴジラという気がします。 伊福部音楽と共に逃げ惑う人々。圧倒的な脅威。まさにこれですやん。 欲を言えば、若いゴジラの登場のしかたがいきなり過ぎるかな~と。もう少しためて欲しかった。 人間ドラマも山崎監督らしいですが、大勢のシーンの舞台俳優ぽいセリフの連続は自分的にはイマイチです。 そんな中でも安藤サクラさんはやはりすばらしいですね。この人の演技にはいつも惹き込まれます。 ハッピーエンドでよかったという意見が多いようですが、最後の首筋の被爆痕のようなものは? どう捉えればいいのでしょうかね。 一杯飲みながらあーだこーだやりあうネタとしてはうってつけですが…笑
jetter3さん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-08 11:46:24)
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25.《ネタバレ》 監督が山崎貴だから、本当は見るつもりなくいたのだが友達に誘われて見てきた。映画代も出してくれると言うから仕方なく見たけど、いつもの山崎貴作品と同じです。無駄に長い台詞、説明口調、更にゴジラが主役であるはずなのにゴジラよりも人間が主役みたいな内容のオンパレード!突っ込み所満載です。 あれだけゴジラが近くに来てるのにも関わらず何故見てる?逃げろよ!馬鹿者!て気になるし、浜辺美波、何故生きかえる?死んだ人間を無理矢理生きかえらして、ああ、良かった。良かったてか?相変わらず無理矢理に泣かせようてする演出にウンザリさせられる。 怪獣映画に、余計な感動メッセージなんか要らない。ゴジラを見せ物にして、感動の大安売り!こんなんもんが大絶賛されるようじゃ本当に日本映画は終わりです。 少なくとも本家本元のゴジラには全くもって足元にも及ばず。他にもまだまだ言いたいことは有る。スピルバーグの傑作!ジョーズを彷彿させるシーンもあるけど、ジョーズがやりたいなら、他でやれ!タイトルに−1.0て有るけどマジでマイナス付けたいぐらいだ。 問答無用の0点です。
青観さん [映画館(邦画)] 0点(2023-11-07 20:24:40)(良:1票)(笑:5票)
24.《ネタバレ》 時代を戦後間もない頃に設定した理由について山崎監督は単純にゴジラに似合うという他に、武器も満足に無い中でどうやって立ち向かうかが面白く、また怖さにも繋がると述べた。これが功を奏していて一発目の放射熱線を見たときの絶望感たるや凄まじいものがあった。「これ倒すの無理じゃん…」っていう。ネタバレになってしまうが、この時代設定はもう一つ、命を粗末にしすぎた過去との決別というドラマも生んでいる。生まれ変わった新時代を生きることが英霊への慰めだ。共感できる結末に安堵。さて映像だが、戦闘機が出てくれば「永遠の0」を、戦艦が出てくれば「アルキメデスの大戦」を思い出した。日本のVFXを牽引してきた山崎組の集大成ともいえるような迫力ある映像にお馴染みの音楽や効果音が添えられ「新しいけど懐かしい」そんな感覚に浸れた。米国産ゴジラも全然悪くないけど、本家の誇りを感じさせたマイナスワン、申し分ない出来であった。
リーム555さん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-07 18:45:24)(良:1票)
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23.《ネタバレ》  初日に観ました。   正直まったく期待しておらず観る気はなかったのですが、ネット上の感想が非常に良くタイミングも良かったので。  国内実写版ゴジラは「シン・ゴジラ」が大好きで6日間連続視聴とかしてました。もうあそこまでのものはできないだろうと思ってました。  本作に至るまでにアニメ版(TV版、劇場版)海外版もいくつか出ており海外版ゴジラはCG表現などド迫力で良かったですしアニメ版もTV版はSF的な非常に凝った仕掛けが面白く、楽しませてもらってた感じです。   で、今回は日本の実写映画でまさに王道を突っ切るゴジラもので、いやおうなく「シン・ゴジラ」と比較されるだろう状況でどこまで行けるだろうか? って認識でした。   結論としては、すごい良かった。   科学考証は微妙にゆるくツッコミどころがなくはないものの、創意工夫にあふれてワクワクする展開はとても楽しかった。  湿っぽい人間ドラマも、もともとゴジラ映画の初代からそうなので、個人的にはまあこれもアリと思い、いちおう価値観なり設定は、二次大戦の事情をあまり知らない人にもわかりやすくかみ砕かれ、かつ現代的価値観に刷新されたストーリーになってて、ハッピーエンドになるのもエンタメ娯楽映画だからなー、というので普通に受け止められました。というかめっちゃワクワク、ハラハラして、最後うまく行って良かったー! と気持ちよく終われる映画でした。   以下、個人的に特に気に入った点を書きます。  ・水中ゴジラ!  その手があったか! とのけぞりました。  ・ゴジラは核兵器の脅威の象徴的怪獣であることをきちんと描いている  海外ゴジラって「核兵器」の表現が生ぬるいと思うんですよね。  あの恐怖と絶望と根本的に受け入れ不可能な決定的断然がしっかり描かれてました。  ・就業状況がホワイトで、あるべき理想の組織論として素晴らしい  二次大戦の教訓として一番受け継ぐべき事項の一つとして、とにかく組織のリーダーが無謀で無計画で、無茶な命令ばかり出すので現場の人間が何万人も死んだ、しかもその責任をだれも取らない、という悲惨な状況があって、それは二度と繰り返すまい、って話があると思います。  「シン・ゴジラ」や本作では、理想のあるべき組織が描かれるのが良いと思うのですが「シン・ゴジラ」で唯一気に入らなかったのが、ブラック企業的ブラックな就業状況を「がんばってる」と礼賛する場面です。それは倫理観が壊れてるだろうと。  本作では、まずきちんと計画を立てます。絶対とは限らないが少なくとも成功する可能性のある計画を立てる。この時点でスゲエって思うんです。作中「生還する可能性があるんだよな? それなら戦中よりましだ」って笑う場面がありますが、わりとマジメに切迫した問題だったりして、たまりませんでした。  あと、絶対確実に生還できるか問われて「未知の挑戦なので、やってみないとわからない。可能な限り尽力し生還できる可能性はある」と説得する場面が、とにかく素晴らしいと思いました。新しい試みをする時って、当然やってみないとわからないことがある。数多のリスクや危険があるが、いっしょに協力してやってくれないだろうか、と正直に説明する。そして有志のみを募って計画を実行する。  問題組織では、無茶な計画を立て、担当にリスクなど何も説明せず、たまたまうまく行ったら上の手柄にし、うまく行かなかったら担当者の頑張り不足と現場の責任にし、上の問題が全く問われない状況がいっぱいあった。  それが本作では、上の人間は素直に窮状を包み隠さず公開し、それでもやってくれる有志を募る。現場の担当と上の指示者が一体のチームとなって、それぞれ「今やれることをやって」問題解決する。そういう姿勢が描かれて、全俺が泣いた感じです。素晴らしい、そう、そうですよって。  ・技術者が技術者としての矜持を見せる  オチの部分が伏線があからさま過ぎるとか、さんざん煽ってひっくり返すんかとか批判されてるようですが、個人的には、ちゃんとした技術者だったら必ずそうすると思うんですよ。自分の仕事に誇りをもった本物のプロフェッショナルであるならば。戦時中様々な事情でちゃんとした仕事ができず無念なことがいっぱいあったと思うんです。あの時こそ、今度こそ、ちゃんとした仕事ができるっていう悲願の時だったと思うんです。なので回想シーンで主人公以前の着陸してきた特攻隊員の思い出話のエピソードなどあると良かったと思うんですよね。……てところが足りないと思うものの、私自身が、そういう技術者的仕事をしてるのであそこは非常に共感した部分でした。   そんな感じで、非常に良いエンタメ作品で、邦画もやるなあ! って思いました。  以上です。
simさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-07 15:20:20)(良:3票)
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22.《ネタバレ》 記憶に新しい監督の『ユア・ストーリー』も、私自身は途中まではかなり楽しんで観れていたのですが、最後の最後に妙な捻りを入れるから台無しに…という感じだったのですよね。んで、今作もそもそもタイトルの『-1.0』がどーにもその手の(余計な)捻りにも最初から見えてしまってたので、正直言って鑑賞意欲がイマイチ湧かなかったのです…が観てみると思いの外非常に楽しめました。娯楽作として、ドラマ部分はごくベタだったと思いますが、それも含めて全体としてごく非常に手堅く・かつ好く纏まった作品だったと思います(怪獣映画としても)。その怪獣映画としての側面においては、特に『シン・ゴジラ』でも根幹であった(+何なら初代ゴジラから受け継ぐ「原点」とも言える)戦争の象徴=人類の敵としてのゴジラをどうやって倒すか、というコンセプトの部分はまたそのまま使って⇒それでもその倒し方&状況設定の部分に更にユニークなアイデアも十分に積めていたと思いましたし、加えて怪獣映画としてのビジュアルの部分が邦画としてこれ以上無い位に好く出来ていた・迫力満載だった、というコトで、重ね重ね楽しくハラハラと観終われました。是非大スクリーンの映画館でどーぞ。  評点自体は、それでも『シン・ゴジラ』よりは一点下げてまして、理由の一つは超・単純に私自身があの「庵野節」がごく好みだというトコロの個人的嗜好の問題ですね。もう一つは、娯楽映画的な観易くハイ・クオリティな質感の映像が出来ていたとは思うのですが、一方でやや小綺麗すぎてリアリティに欠ける部分があって、コレだとちょっと(怪獣映画としては好いケド)戦争映画には見えない…と思ったのですね⇒その上で、内容的に戦争映画側にかなり深く足を突っ込んでいる感じだったのでそれがちょっと違和感に…というコトです。そこを踏まえてのこの点数としてます。     ※蛇足:とは言え、書くかどうか迷いましたがもう一つダケ、上記のとおり私も今作、途中からは完全に娯楽映画として観るコトに徹して居たので敢えて気にしない様にもしていたのですケド、それでもやはり描かれる最大の「テーマ」に関しては、正直あまりしっくり来なかったのですよね。生き残るのが何より大事、とゆーて、一つの考え方として別にそこに異論はありませんが、それでも今回はかなり高度に「たまたま」生き残るコトが出来たダケであって、だから今作はそれを「結果で語ってる」様にしか私には見えんのです。私は、それは「理念」ではなくて「綺麗事」だと、どーしてもそう思ってしまうのでありますね。
Yuki2Invyさん [映画館(邦画)] 7点(2023-11-07 13:52:56)(良:3票)
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21.監督との相性が悪いので、興味はありつつ、あまり観る気はなかったのだが、本来観たかった映画の時間が合わなかったため、こちらを鑑賞した。 結論から書くと、観てよかったと思う。時間が立つのがあっという間だったし、それなりに楽しめたからだ。 「シン・ゴジラ」大好きだが、こっちはこっちでありだなと思う。大仰な台詞や、食傷気味の神木浜辺コンビなど文句を言いたくなる点が多いものの、観終わってみれば満足してる不思議な映画でした。
おとばんさん [映画館(邦画)] 7点(2023-11-06 22:29:33)
20.《ネタバレ》  VFXに関して良い評判が多かったので、これは観なければと行って来ました。期待どおり、というかそれ以上の物を観させられ震えました。一方、人間の描き方については、主人公の性格が後ろ向き過ぎてイライラする、というような声も聞いていたので、おーこれが巷で有名な後ろ向きで演技が微妙な神木君か、確かに後ろ向きだねえ、と思いました。帰還兵って、金銭的補償とかは何も無いのでしょうか。ふらっと帰ってきていきなりホームレスみたいになって、憎まれ口をたたかれる。そりゃあきついでしょう。トラウマとか多くの人の死とか貧乏とかで、とにかく生きていたくなくなった訳です。金の為に危険な仕事に就き、過去のトラウマと再会するというご都合主義も、これは運命と受け止めます。今度こそアイツと戦って前に進むぞっってなって、砲撃の腕前も生かされます。銀座のアイツはとにかく絶望的に恐ろしく、戦争からは難を逃れた街並みが、無惨に破壊されます。それがアメリカの原爆が投下されたのと同じように、木っ端みじんなのです。ようやく戦後復興に向けて歩み始めた当時の敗戦国日本人と、平和にのほほんと日々暮らして大画面で映画を鑑賞している私たち現代人の前に、その絶望感が一気に押し寄せ、辛く悲しくなりました。せっかく戦争を終わらせたばかりなのに、まだこの国に大きな試練が与えられるのか。そこで立ち上がった元海軍兵と技術者、学者が奮闘します。先の戦争では、特攻だお国のためだと命を無駄にし過ぎた。戦闘機には脱出装置さえ装備されていなかった。今度は生きる為に戦おう。彼らにとってのゴジラが、得体のしれない怪物から、打倒すべき敵になりました。海神(ワダツミ)作戦も、現代のヤシオリ作戦と比較すると断然力業で、これまたかっこ良かった。東洋バルーンの人達も、好きでした。とまあ、ゴジラの凄みのある造形と、それが迫り来る恐怖感などはもちろん素晴らしい出来栄えでしたが、一般に微妙といわれる人間物語の方も、とても良かったと思います。昔の人って現代人とは違うんだから、きっとああいう喋り方してたんでしょ、って思えば。他にも書き尽くせばきりがない程ですが、三丁目にT-REXが突如現れたみたいな感じが、とても良かったです。褒めてます。
ちゃかさん [映画館(邦画)] 10点(2023-11-06 20:30:37)(良:2票)
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19.《ネタバレ》 IMAXで見るべきかと思ったけど、どうしても手が動かず一般の劇場の最も大きなスクリーンで見ました。 その結果、大画面の迫力とか言う以前の違和感がどうしても拭えなかったです。IMAXで見なくて正解だったと思う。  戦後間も無いと言う設定だけど、キャラクターがみんな現代人にしか見えない。反面、安藤サクラの登場シーンは「そこ、怒るとこじゃ無いだろ」としか思えない。 その後の人間ドラマも何だか非常に現実離れしている。ゴジラが巨大化して再登場してから少し面白くなったが、これもゴジラの強さの度合いが良く分からない。 木造船一隻を捉えられず、反面軍艦を一撃で破壊する。銀座襲撃シーンが唯一良くできていた。ラストは「ああ、やっぱし」でしたね。 山崎貴監督としてはモヤモヤは多いものの余計なことをしなかったと言う点で精一杯の出来かと思う。  ただ、これ配信されたら銀座のシーンしか再生しないだろうと言う不届きな考えが頭をよぎった。
ぴのづかさん [映画館(邦画)] 6点(2023-11-06 15:41:49)
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18.《ネタバレ》 お国に命を捧げて死ぬことが美徳とされていた時代。そんな時代へのアンチテーゼみたいな映画でした。主人公が神風特攻隊のパイロットで、命大事さに虚言で特攻から逃れ、さらに突然出現したゴジラに怯えて攻撃することが出来ずに多くの犠牲者を出してしまう。そのことがいつまでも主人公にとって悪夢となり、終わらない戦争として取り付いてしまう。そしてゴジラ討伐の作戦に参加し、その命で自分自身の戦争に決着を付けようとする。「ゴジラ-1.0」のこの「-1.0」は「戦後」ともう一つ、この主人公の「終わらない戦争」のことも表しているのかも。  命を捨てる覚悟の強さももちろんあると思う。しかし、生きることへの執着心の強さもあると思う。ゴジラ映画でこんなにも人間ドラマが上質で、ゴジラが脇役みたくなった作品も珍しい。本当に良く出来た作品でした。  熱線の発射の仕方が格好良かった。その熱線を発射した後の二次災害の描き方が非常に素晴らしかった。赤の他人の子供をわが子のように育てる件はなんか三丁目の夕日ぽかった。木製の小型船になかなか追いつけないゴジラ...(;´∀`) 1作目のゴジラへのオマージュも散りばめられててニンマリ。あの橋爪さんは「東京家族」の橋爪さん?(笑)   ただ本当に素晴らしい作品ではあったのですが、最後のあの実はまだ・・・みたいなのは正直言ってこの作品の作風には蛇足でしかなく、いらないと思えた。はい。
Dream kerokeroさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-06 14:49:39)(良:1票)
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17.《ネタバレ》 少しオリジナルゴジラに回帰し、シン・ゴジラではほとんど描かれなかった、怪獣に蹂躙される一般の人たちにスポットを当てた本作。(とはいえ、ほとんど主人公周りだけしか描かれませんが) 「この題材はどう頑張ったって多少派手なディザスタームービーにしかならないよな」という鑑賞前の先入観を大きく覆してくれました。 多少のあざとさと、俳優陣のオーバーアクトがあったような気もしますが、それでもまあ、めちゃめちゃ泣かされました。ゴジラ映画でこんなに泣けるとは! 大規模に海外公開されるようですが、ぜひ海外の人にも受け入れてほしいですね。  次は、ゴジラvsものでも傑作をものにしてもらいたいです。
Northwoodさん [映画館(邦画)] 9点(2023-11-05 17:36:33)
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16.《ネタバレ》  『ユア・ストーリー』で山崎貴監督許さん!状態なのだけど、それはそれとして『シン・ゴジラ』よりずっと楽しませて頂いたわ。モブ以外は政治家と役人と自衛隊員だけな『シン・ゴジラ』よりも民間人視点で怪獣を描いたこちらの方が好み、それはもう子供の頃から一貫した嗜好だしね。まあ主役は特攻隊の生き残りの復員兵だけれども。   今回のゴジラは基本『もののけ姫』よね。ゴジラは巨大生物と言うよりも化け物、妖怪、もののけ、タタリ神のような感じ。背びれを立てながら海をやってくるその顔、その目は微妙に生物感に欠けていて、大入道とかダイダラボッチみたいなイメージ。戦争を起こす人間に怒る破壊神ね。  一方で怪獣映画にしては妙にたっぷり描かれる生活描写。戦後の焼け跡のミニマムな地点から再スタートする人の営み。  それぞれに戦争を引きずるゴジラと一人の男の、戦争を終わらせるための戦い。怪獣よりも人間に寄った分、エンタメ感は不足気味かもしれないけれどレビューに毎度書いてる「怪獣と人間ドラマは水と油」って難点をそれでも両立させた怪獣映画としてこれまでで最高レベルだったと思うわ。  ドラマ部分の演技や映像の昭和感も時代を映してる感じで良かったと思うのだけどX見てると今風じゃないのが不満らしい人が多くてなかなか難しいわね。アタシには『シン・ゴジラ』のあの大量早口セリフの方がよっぽどヘンに思うのだけど。   で、ここからは難点を。山崎貴監督って節操の無さゆえの問題ってのがいつも付きまとう気がするのね。その最悪の結果が『ユア・ストーリー』ではあるのだけど。  連想される作品はいっぱい。『ジョーズ』『ターミネーター2』『ジュラシック・パーク』『インデペンデンス・デイ』『この世界の片隅に』『ファイナル・デスティネーション』『ダンケルク』。そして『すずめの戸締まり』。これは製作時期的に影響された訳ではなくて今の日本に生きる者が持つ共通の感覚から来てるのかしらね。  今回のゴジラはそれまでの自作の要素がたっぷりで(『三丁目の夕日』や『永遠の0』『アルキメデスの大戦』等々)、そこは上手くいってる面もあるけれど、でも『ヤマト』とはラストで決定的に矛盾するわよね? そういうのが彼の信用ならない部分なのよ。今回、自己犠牲を引っ張りながら最後に否定する、けれどそこまでに滅びの美学的なモノを漂わせちゃいませんか?って。日本大好き!っていうのは従来作から一貫してて、帝国主義や旧日本軍を否定するのは正しいとして、でもみんなで立ち上がってこの日本を守りましょう!みたいなナショナリズムの喚起みたいな面はアタシ的にはイヤなのね。もっと外向いていて欲しいわ。  あと多くの怪獣って歩いて移動するのだから「線」なのだけれども多くの怪獣映画が製作費やら脚本やらの問題で「点」になっていて、この映画はその怪獣映画の歴史の中でもかなりな「点」な映画で、そこが残念ね。   浜辺美波さん、以前からちょっと古風な佇まいのある、それゆえ普遍性を持った稀有な役者さんだと思っていたけれど、今回は時代設定にハマっていて彼女の魅力を生かしていたと思うわ。   でもあれこれと言いたいコトはありつつも大画面に映える骨太な、がっしりした映画を見たって感じがして満足したわ。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2023-11-05 10:41:20)
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15.すぐに見に行くほどファン度高めの皆様は高得点が多いですね。 夫も高得点でした。   私はゴジラというか巨大な何か好きなのでゴジラ露出が足りないのと吉岡さん&佐々木さん演技苦手が勝ってしまいました。   ただ山﨑ゴジラのビジュアルは好きでした。動きがもう少しスムーズだとなお良し。
movie海馬さん [映画館(邦画)] 4点(2023-11-05 00:20:00)(良:2票)
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14.《ネタバレ》 残念ながら、私には全然ダメな映画でした。やっぱり「山崎貴は山崎貴のまま」としか思えません。 ゴジラが暴れるシーンは悪くはないのですが、その合間のジメジメしたシーンがまあ長いこと。なぜドラマの部分をあそこまでウェットにしてしまうんでしょう。あと、主人公の敷島が乗り込む機雷処理船の乗組員3名の演技も凄く苦手(特に、ちょこちょこ挟んでくる吉岡秀隆の「おどけ芝居」)。 ゴジラが日本へ上陸して破壊の限りをつくしても、民間で対応するしかないという展開についても劇中で納得できる説明があったとは思えません。 とにかく観ている間中モヤモヤしっぱなしで、全然楽しめませんでした。
ebcdic_asciiさん [映画館(邦画)] 3点(2023-11-05 00:00:47)(良:3票)
13.《ネタバレ》 IMAX で観賞。うーん結構怖かった。。ハッピーエンドだったので甘めの点数ですが、好みの映画ではないですね。でも庵野版よりだいぶ良くできていたと思います。(個人の感想です)
よしふみさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-04 23:21:13)
12.《ネタバレ》 正直「そこまでやるか!?」と思いましたが、これが山崎監督の出した『最適解』なのでしょう。傑作『シン・ゴジラ』の次という『貧乏くじ』を引き受けた監督の並々ならぬ覚悟というか自棄糞というか、兎に角凄い「心意気」をしかと受け取りました。ドラマチックはリアリティを凌駕する。大・大・大拍手です。ただ、オチの付け方に注文を。首筋のアレは個人的には必要なく、エンドクレジット前の数秒のシーンは絶対に要らないです。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 9点(2023-11-04 13:46:24)(良:2票)
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11.《ネタバレ》 シン・ゴジラ後の実写ゴジラを作るのは大変だろうなあと言うのが前作を3回劇場で鑑賞してからの感想だったが、結果としてはシンに勝るとも劣らない出来映えになった。敗戦直後という時代設定、その時代を描くのに三丁目の夕日シリーズで「あの頃」の描写に於いて右に出る者がいない山崎貴監督の起用(三丁目第2作でゴジラは経験済みだし)、朝ドラ主演コンビの再登場(撮影はこっちが先だそうだけど)など、作品作りも話題もシンと同じ土俵で勝負しなかったことが良かった。シリーズものにありがちな「前作から○年後」「主役交代してもあらすじは似たようなもの」というハイハイそうですか的展開は一切無い。明るい映画ではないのでさすがに何回も通えはしないが、余韻にひたりながら劇場を出られる作品であることに疑いは無い。 昭和シリーズなら「東宝自衛隊」が超兵器を携えて出動するところだが、警察予備隊も自衛隊も無い終戦直後、まして旧軍も解体され国民を怪獣災害から守る組織がないから民間中心でゴジラに立ち向かわなければならないという状況こそがこの作品の白眉だ。東京湾のゴジラ掃討作戦の説明を聞いて「降りる」民間人を描いたのはある意味新鮮だった。コロナ禍を経て同調圧力の息苦しさを経験した観客は大義に殉じることが義務、美学、美徳とされることへの反発がある。吉岡秀隆演じる技術者が明日のための戦いだ、全員生きて帰ってくることが大事だ、と説く場面は散華することを美しいとする昭和の価値観との決別だった(それでいて舞台はまごうかたなく昭和なのだけれど)。一方で「(この間の戦争は決死だったけど)対ゴジラ作戦は生き残れる(勝ち目はある)んだよな!」と鼓舞する者、やってやろうぜと気勢を上げる者はお決まりで、こういう方々がいなければ話も進まない(笑)が、このような場で死にたくない、怖い、逃げたいという人も少なからずいることをはっきり描いた最初のゴジラ映画かもしれない、と感心した。 テレビの特撮ものは別として、ゴジラ映画はもうCG無しでは成立しないところまで水準が上がった。それはゴジラ映画が大人の鑑賞にも堪えられるテーマを内包するために欠かせない条件になったからだ。それを支えるのが佐々木蔵之介、青木崇高、安藤サクラなどの助演陣のリアルな演技だった。みんな「この間の戦争」で理不尽に家族を亡くし、やり場のない怒りを押し込めて生きていることが切々と伝わる。戦争に行かなかった若者:山田裕貴が軽率な軽口を叩いて神木:主人公敷島に胸ぐらを掴まれるシーンは象徴的対比だ。ゴジラは滅ぼされていない、という不吉なラストシーンで物語は幕を閉じるが、劇中の世界で生き延びた人たちが今度こそ希望を持って生きていってほしいと思った。
rinzouさん [映画館(邦画)] 9点(2023-11-04 11:23:56)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 110人
平均点数 7.26点
010.91%
100.00%
210.91%
332.73%
454.55%
554.55%
61816.36%
72421.82%
82220.00%
91917.27%
101210.91%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.61点 Review13人
2 ストーリー評価 7.66点 Review21人
3 鑑賞後の後味 7.61点 Review21人
4 音楽評価 8.14点 Review21人
5 感泣評価 7.09点 Review21人
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【アカデミー賞 情報】

2023年 96回
視覚効果賞山崎貴受賞 
視覚効果賞渋谷紀世子受賞 

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