ワールド・トレード・センターのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。5ページ目

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ワールド・トレード・センター

[ワールドトレードセンター]
World Trade Center
2006年上映時間:129分
平均点:5.24 / 10(Review 100人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-10-07)
ドラマ実話もの
新規登録(2006-05-15)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
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監督オリヴァー・ストーン
演出ダグ・コールマン(スタント・コーディネーター)
キャストニコラス・ケイジ(男優)ジョン・マクローリン
マイケル・ペーニャ(男優)ウィル・ヒメノ
マリア・ベロ(女優)ドナ・マクローリン
マギー・ギレンホール(女優)アリソン・ヒメノ
スティーヴン・ドーフ(男優)スコット・ストラウス(緊急救助隊)
ウィリアム・メイポーザー(男優)デイヴ・トーマス(救出に入る海兵隊)
ダニー・ヌッチ(男優)ジラルディ巡査
ジェイ・ヘルナンデス(男優)ドミニク・ペズーロ
フランク・ホエーリー(男優)チック
マイケル・シャノン〔1974年生〕(男優)デイヴ・カーンズ二等軍曹(救出に入る海兵隊)
ジュード・チコレッラ(男優)フィールズ警視
トム・ライト〔男優・1952年生〕(男優)レイノルズ巡査
ドナ・マーフィ(女優)ジュディ・ジョナス
ニッキー・カット(男優)ボランティアの消防隊員
グレッグ・コリンズ(男優)救助消防隊員
ゲイリー・ストレッチ(男優)救急救命士
ヴィオラ・デイヴィス(女優)病院の母親
ジョン・バーンサル(男優)クリストファー・アモロソ
山路和弘ジョン・マクローリン(日本語吹き替え版)
塩田朋子ドナ・マクローリン(日本語吹き替え版)
小森創介ウィル・ヒメノ(日本語吹き替え版)
横島亘スコット・ストラウス(緊急救助隊)(日本語吹き替え版)
浦山迅(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣(日本語吹き替え版)
星野貴紀(日本語吹き替え版)
脚本アンドレア・バーロフ
音楽クレイグ・アームストロング
編曲クレイグ・アームストロング
撮影シーマス・マッガーヴェイ
デヴィッド・ノリス〔撮影〕(空中シーン撮影監督)
製作オリヴァー・ストーン
デブラ・ヒル
マイケル・シャンバーグ
モリッツ・ボーマン
ステイシー・シェア
パラマウント・ピクチャーズ
製作総指揮ドナルド・J・リー・Jr
配給UIP
特殊メイクスタン・ウィンストン・スタジオ
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
アニマル・ロジック社(視覚効果)
美術ヤン・ロールフス(プロダクション・デザイン)
編集デヴィッド・ブレナー〔編集〕
録音スコット・ミラン
ワイリー・ステイトマン
字幕翻訳戸田奈津子
スタントリック・エイヴリー
エリザ・コールマン
アレン・ロビンソン
その他ピート・アンソニー(指揮)
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20.《ネタバレ》 9.11から5年。巷で囁かれているとおり、この事件はあまりに謎が多すぎる。社会派のストーン監督なら、このあたりを鋭く突いてくるのかと思いきや、そのような疑惑や政治的メッセージは極力排除して、港湾警官ふたりの生還のドラマに絞ったつくりであった。はて、なぜストーンはこの映画を今撮ろうと思ったのだろうか。もしかすると米国人が観れば違った感想を抱くのかもしれないが、日本人の僕から見ると(もちろん日本人も多く犠牲になっているのだが)、「あなた達は勇敢で善良な市民であることは間違いないのだが、それだけでこの事件を語ってしまって良いのだろうか」と思ってしまうのである。
ロイ・ニアリーさん [映画館(字幕)] 6点(2006-11-10 20:33:43)
19.思ってたとのと大分違ったから、期待はずれかなと思いましたが、視点を変えてみることでした。題材がアレなだけに、どうしても先入観で観てしまっていました。
政治色はない、ワールド・トレード・センターを媒介にした家族愛の物語ですね。
アルテマ温泉さん [映画館(字幕)] 7点(2006-11-01 00:15:29)
18.WTCの倒壊の所はすごいと思った。圧倒されたし、リアルだなって思った。
でもやっぱり9.11の映画で、オリバー・ストーンが描いたのに期待はずれというか
視点が狭すぎて、がっかりしたというか、私にはアメリカのヒーロー映画としてしか
見れませんでした。うーん、ちょっと残念。もっと9.11の社会的背景とかも描いてほしかった。最後の9.11の犠牲者に捧げるみたいなテロップは、なんでこの映画を?って思いました。
あささん [映画館(字幕)] 6点(2006-10-29 20:04:23)
17.ドキュメントなのか,映画としてミセモノにしてしまうのか,そのへんの線引きが曖昧やったように思う。確かに,事実に基づいてるんはわかる。。ケド,メリケンから遠く離れたここジャパンで過ごす,第三者の女子の目からこの映画を見たトコロで,なんか物足りんのよな‥。。もっと劇的に見せろとか,そうゆう変な意味やなくてね。あ!でも,カーティスが出てきたのはほんっまビックリした(笑)CTUの仕事で,潜入捜査してるんかと思った。‥‥なんでやねんっ!!
小星さん [映画館(字幕)] 5点(2006-10-29 01:00:37)
16.恐らく、観ている人の大半が感じたことだと思う。あの同時多発テロを扱った割には重みが無い。政治的背景が殆ど描かれてないから、単なる感動映画になってしまっている。確かに感動もしたし、2人が生きているとの連絡が家族の元に入ったときは泣けてきたのだが、観終わった後には『なんだか違う感じがするな~』という印象が残った。オリバー・ストーン監督の映画という事で、もっと無骨な映画だと思っていたが少々拍子抜けした感じだった。
みんてんさん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-25 21:33:06)
15.《ネタバレ》 別に「狙ってる」感じは受けなかったし題材が題材なだけに真面目に作ったんだろうけど、やっぱ映画として伝えるべき事も伝わってこなかったしわざわざ「9・11」を取り上げる必要性も感じられませんでした。確かにあんな状況から苦しみながらも家族の思って助かった事は素晴らしいと思う。だけど、結局は生き埋めになった何百人の内の「2人」にしか焦点が当てられていない訳で、「この映画で伝えたかったのは何なの?」って思わざるを得ない。どんなに真面目に作ったとしても単なる「悲劇」だとか「悲劇の中の奇跡」だとかでのレベルにとどまっていたなら、それが所詮「ハリウッド映画」と呼ばれても仕方がない。
たいがーさん [映画館(字幕)] 5点(2006-10-24 22:26:43)
14.《ネタバレ》 とりあえず閉所恐怖症には辛すぎる映画ということで… NYの警官、しかもアイリッシュとヒスパニックで、ヒスパニックの妻がイタリア&ドイツ系なんて事実じゃなかったら出来すぎ、って設定なのにまず驚き。思ってたよりも淡々とした構成になってたので感心。でもね、ストーンが宗教的情熱で動いている元海兵隊員を描くとは思わなかった、実話であってもね。それに、不覚にも涙した自分自身にも減点です。それにしても、McLaughlinはマクラクリン、マクラクランまたはマクラフリンでしょ。配給会社の要求かも知れないけど、戸田奈津子の面子丸つぶれ× ドナ・マーフィ観れたので1点おまけ。
shintaxさん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-23 16:29:02)
13.《ネタバレ》 これは、ストーリーを楽しむ作品というよりは、「9.11」に起こった事実を記録し伝えるための作品だと思います。(事前に思っていたより、非常に淡々としたストーリーでした。)

 当時の状況が迫力ある映像で描かれているのですが、これがフィクションでは無く実際に起こった話であることを考えると非常に恐ろしく感じました。

 できれば、劇場の画面で見てもらいたい作品ですね。
TMさん [映画館(字幕)] 8点(2006-10-22 20:10:14)
12.《ネタバレ》 オリバー・ストーンをもってしても、この9.11がアメリカにとってどれだけデリケートで慎重な扱いを要するテーマかということを実感させられた作品です。政治的背景も現場の状況もそのほとんどを排除し、実在する3名の港湾警察官の運命と残された家族の姿を淡々と描いていきます。それゆえ、派手なアクションなど微塵もなくそういったスペクタクル映像を期待する向きには本当につまらない映画かもしれません。そしてそれは同時にあの日、私たちがテレビに釘付けになったWTC崩壊という信じられないような報道映像がどれだけ凄まじかったかを物語っているといっても良いでしょう。    穏やかな日常がテロによって覆される、身近な家族のことをただただ想い続ける…そういったマクロな視点であの日起きたことを紡ぎだしていきます。ただただ生き埋めになった3人と安否を気遣う家族の姿を重ねながら。    その単調さ、工夫のなささゆえに「つまらない」と思う方が多いのも当然です。決して「おもしろい映画」ではないでしょう。しかし、実際にあのワールド・トレード・センターに訪れたことある私にとっては胸の痛む映画ではありました。『ユナイテッド93』と一緒に見ると、考えさせられるものがあります。    4K Pure Cinema映写で観ましたが、まだまだフィルムには及びませんね。
トトさん [映画館(字幕)] 6点(2006-10-21 03:15:03)
11.まず、こんなんで「本年度アカデミー賞最有力」とか宣言しちゃうその神経を疑います(そして、もし万が一受賞でもしてしまおうものなら、アカデミー賞に対する信頼なんぞ全て放棄です)。 いや、勿論、911テロ事件で犠牲になった方々や命をかけて救助活動を行った人、その家族、友人達。。。そういう人達への思いは俺も同じです。 でもね、その「鑑賞する我々が持つ、当事者達への痛切な思い」に甘え切っている点で、「映画として」全くの三流だと思う。 ハッキリ言って「世界仰天なんとか」とか「九死に一生なんとか」ってなテレビ番組の15分くらいの生還エピソードの方がよっぽど胸に突き刺さる。 なぜ、これほどまでの事件を(しかも2時間も使って)ここまでミクロな視点でしか捉えないのか? 「2人の救出劇を軸に」ではない。 「2人の救出劇しか」描かれていない(それも極めてありきたりな見せ方で)。 たとえば20年後、こんな映画一本でかほど重大な事件の全容を伝えられると思いますか? 政治的な云々ではない、某かの陰謀がどうこうではない。そういうことを伝えろと言うのではないんです。ただ「旅客機を高層ビルに体当たりさせて罪もない多くの人々を殺めた凄惨なテロ行為」という「基本的な状況説明」ですら観る側に頼り切っている。 「旅客機の激突シーンやビルの崩壊シーンなどの衝撃的な(もしくは事件の全体像を把握できる)シーンは、貴方がニュース番組で観た(相当数の)映像を観客の側それぞれで補完して、自分で完成させてください」というスタンス。 こんな手抜き、許されるのだろうか??? たとえば「これが阪神大震災の現場です」って言っても区別がつかないだろう。 記録映画としては使い物にならない。 ヒューマンドラマとしては深みがない。 パニック映画とも呼べない。 「タイムリーであること」転じて「みんなが知ってる流行り物」みたいな扱いだ。 こんなので何が伝わるのだろう。 オリバー=ストーンともあろう監督が、なんという駄作を。。。 もっともっと「渾身の力を込めて」制作すべき題材ではないのか? そういう意味で、あの壮絶な現場で苦しんだ多くの人々に対する冒涜にすら値するのではないかと思えてくる。 2点。
とっすぃさん [映画館(字幕)] 2点(2006-10-18 23:18:18)
10.自分も生き埋めにあった感覚で重かった。しかし内容的には同時多発テロじゃなくて災害パニック映画でも撮れる感じがした。
ギニューさん [映画館(字幕)] 6点(2006-10-14 20:43:20)
9.事実に基づいているとはいえ、どうしても「ハリウッド」の香りがただよってきそうで入り込めませんでした。(個人的にニコラス・ケイジが苦手なだけかも)9.11関連なら「ユナイテッド93」の方を薦めます。
芦毛牝馬さん [試写会(字幕)] 5点(2006-10-13 01:17:04)
8.相変わらずの正義っぷりの良さの裏に潜むキナ臭さで、どうも鼻白んじゃうんだよねこの監督は。9.11の悲劇に便乗しちゃった感アリアリ。
mimiさん [映画館(字幕)] 5点(2006-10-12 00:55:56)
7.《ネタバレ》 ……。なんですかね?確かに感動はしたんだけど、何か物足りないような気がするのはみなさんのレビューを見る限り僕一人だけではないようですね。あの映画からは、911がどれほど悲惨で、重大な事故だったのかは伝わりません。なぜなら話があの2人だけを中心に進むから。もっと、他の犠牲者だとか、家族とか、警察・消防の四苦八苦やらを描いてもよかったはず。だって、実際そうだったんだから。
しかも話が一本道というか、救出される前に2人でいろいろ話してるときに過去を振り返ったり、未来を想像したり、もっと何かできたはず。
この映画を見ながら、ふと「炎のメモリアル」にそっくりな話だと思いましたけど、僕としては炎のメモリアルのほうが感動した。こっちはもっと重大(事故に大小つけるわけではないが)で、世界中で知られている事実を描いてるんだからそれなりの作りを期待してしまった。なんだかなぁ。映画としてはあっけない終わりかたでした。
AXL侍さん [映画館(字幕)] 6点(2006-10-11 19:39:30)
6.《ネタバレ》 これは非常に評価の難しい作品ですね。素直に感涙していまい何度も何度も泣けました。崩れ落ちる衝撃は一般家庭のDTSサラウンドでは音量に限界があるので映画館で見るべし。あの恐怖を少しは体感できるかも。しかし、あの一大事件をあの二人だけに焦点をしぼって作ってしまっていいのだろうか。救われなかったほとんどの人の家族はどう捉えるのだろうか。エレベータのボーイの話をもっと・・・と思いませんでしたか?もっともっとたくさん悲惨な背景があったはずだと思います。長い時間をあの二人だけに割いたのは何らかの理由、意図があってのことかもしれませんが物足りません。確かに感動しましたが、できればイラクやアフガニスタンなどにも空爆の悲惨さや残酷さを訴える同等レベルの映画を作って欲しいものです。一方的じゃあね。
shirasuさん [映画館(字幕)] 6点(2006-10-10 20:53:47)
5.《ネタバレ》 事実に基づいた作品ってことで、最後のテロップは泣かされましたね。生まれてくる赤ちゃんの名づけのトコも。でもねぇ。イエス様にペットボトル持たせないで欲しかったなぁ。あれはいただけません・・。
ゆみっきぃ♪さん [映画館(字幕)] 6点(2006-10-07 20:50:35)
4.《ネタバレ》 ん~?ん~??んん~???なんだか自分、この映画過剰に期待しすぎちゃったかもしれないですねぇ。勝手に己の中で先日公開された「ユナイテッド93」があくまで前座、こっちが9・11映画真打ちだと思いこんでたっていうのもあるんだけど・・・。映画的昂奮みたいなものが意外に稀薄で拍子抜けしてしまいました。もちろんあらかじめ事実というか、結末がどうなるのかっていうのはどちらの映画も知っていた上での鑑賞。地下からの必死の救出劇と、待機してる家族たちの想いっていうのは誇張なく見ごたえはあったんだけど、途中から「なんかこれ別に『ワールド・トレード・センター』じゃなくても良くねえ?」ってついつい余計な考えが頭から離れず・・・すみません!それにしてもマギー・ギレンホールって目元あたり弟のジェイクそっくりですね。
放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 4点(2006-10-07 15:16:47)
3.《ネタバレ》 ちょっと前ですが試写会当たったので兄と観てきました。
正直申し訳ないですがつまらなかったです。
別に9.11に思い入れがある訳でもないのが原因か?
どっちかというと、その後貿易センターで死んだ人の数以上犠牲者出しながら更に4万人殺した戦争と、
おかげさまで欧米とその周りの世界に波及した、テロの実行と都会のど真ん中に住んでる事で危険度が高くなったことのほうが思いいれが強いです。
話は逸れましたけど、初めの30分で結構見所が多くて疲れました。
崩れる貿易センターとそれを見上げる警官達や、情報が錯乱してなにが起こっているのかわからず混乱する様はよく出来てて凄いと思います。
ただ、その後は間眠くなるほど中だるみでした。
崩れた瓦礫に埋もれた警官と、安否を気遣う家族、回想、その後の展開に繋げるシーンがぐるぐる廻るんですが、
世界中の人がテレビで貿易センターの崩れた様子を観て悲しんでるシーンとか、幸せな回想シーンなんかが安っぽく見えて白けまくりです。
救出にかける、後の1時間は「俺たちは正義の為に一丸となって助け合い出来るんだぜ」というのがわざとらしくて更に白けました。
本当にこうだったっていうのをリアルに表現したらしいですが(観た後で知りました)、
悲しかったんだぞー、ドラマにしよう、美化しよう、っていういやらしさが見えるのは気のせいですか?
キリストがペットボトル持ってるのはリアル?
あとコレはワールドトレードセンターにする必要あったのですかね?9.11を題材にしてるのにこのミクロ感は…逆にそれがいいのかな?
映画見終わった後の二人の第一声が「ただだから許せるよな」。
これに感想が凝縮されてました。
ひで太郎さん [試写会(字幕)] 2点(2006-09-30 13:58:34)
2.あの日の混沌をマクロの視点で「再現」した「ユナイテッド93」に対し、こちらは世界貿易センター・ビルでの救助活動中に生き埋めとなった二人の警察官とその家族にフォーカスし、ミクロの視点で「ドラマ化」した災害映画になってます。オリバー・ストーン作品ながら政治的背景や主張を感じさせず、また、珍しく落ち着いた演出で、正統派映画に仕上がってました。唯、その所為で、題材が「9.11」である必然性は余り感じられませんでした。薄暗い中で身動きの取れない警官二人が励まし合うという、全く動きの無いシーンが映画の半分近くを占めますが、脚本や編集構成が巧みなので、最後まで感情移入して観ることが出来るでしょう。「炎のメモリアル」なんかとは比べものにならない完成度ではあります。そんな訳で、6点献上。
sayzinさん [試写会(字幕)] 6点(2006-09-14 00:05:19)
1.オリバーストーン渾身の一作。グリーングラス監督とは全く別のタッチで9.11を描いた誰にでも勧められる素晴らしい感動作だ。久々に映画を観て泣けた。
本作で描かれる「家族の想い、家族への想い」「生きる希望」「人々が協力して窮地を乗り越える姿」は、創りモノやフィクションではない、リアルな感情に本当に胸を打たれる。
マクローリン(ニコラスケイジ)とヒメノ(マイケルペーニャ)の家族が二人の安否を気遣う悲痛な叫びに呼応するように、マクローリンとヒメノの二人は「家族への想いや愛」を「生きる希望」へと変えていく。ヒメノ夫妻が、近々に産まれてくる娘の名前に希望を見出していく展開は実に感動的だ。次世代という未来に対する明るい希望を託しているように感じられる。
また、本作にはもちろん「テロへの批判」が十分込められていると思う。
罪のない者が味わう地獄のような苦痛、幸せな家族が突然襲われる不条理な悲劇、これらは二家族のみが味わったものではない。本作の背景には約3,000もの家族の姿があるということが忘れられない。そして、「テロに対する屈しない姿」がここには描かれている。これも本作に込められた強いメッセージだろう。
ただの感動作に終わらないのには、もう一つ理由がある。それはオリバーストーンとマギーギレンホールの存在だろう。最近「プラトーン」、「サルバドル」というストーン監督作品を見てみたが、「アメリカの欺瞞」がしっかりと描かれていた。また、ギレンホールはかつて「9.11テロはアメリカにも責任がある」と発言し問題になった。
アメリカもある意味では間接的、直接的に同様のことを他国の人々に経験させているかもしれないと分かっているはずだ。単に「アメリカ万歳」という思想の持ち主ではなく、「アメリカ」という国がどういう国で、どういうことをしてきたのかをしっかり考えている彼らだからこそ、この作品はより光を放つのではないか。
テロへの批判であるばかりでなく、罪のない人々が巻き込まれる全ての争いに対する批判となっていると感じた。アメリカ自身もこのようなことを他国に経験させてはならない。そういう意味では、間接的には「アメリカ批判」と捉えることもできるかもしれない。
ストーンが描くことにより、9.11を利用した商業的な映画でも、単なる感動作でもなくなった。彼が演出することで深みを増した映画になったと思う。
六本木ソルジャーさん [試写会(字幕)] 9点(2006-09-07 00:07:04)
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【点数情報】

Review人数 100人
平均点数 5.24点
000.00%
111.00%
266.00%
31010.00%
41313.00%
52929.00%
61919.00%
71111.00%
877.00%
933.00%
1011.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.91点 Review12人
2 ストーリー評価 3.86点 Review15人
3 鑑賞後の後味 4.07点 Review14人
4 音楽評価 4.84点 Review13人
5 感泣評価 4.61点 Review13人
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