GODZILLA ゴジラ(2014)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。5ページ目

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GODZILLA ゴジラ(2014)

[ゴジラ]
Godzilla
2014年上映時間:123分
平均点:5.58 / 10(Review 128人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-07-25)
SFシリーズものパニックもの特撮ものモンスター映画3D映画
新規登録(2014-06-08)【M・R・サイケデリコン】さん
タイトル情報更新(2023-09-25)【Сакурай Тосио】さん
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監督ギャレス・エドワーズ〔監督〕
キャストアーロン・テイラー=ジョンソン(男優)フォード・ブロディ大尉
渡辺謙(男優)芹沢猪四郎博士
ブライアン・クランストン(男優)ジョー・ブロディ
エリザベス・オルセン(女優)エル・ブロディ
サリー・ホーキンス(女優)ヴィヴィアン・グレアム博士
ジュリエット・ビノシュ(女優)サンドラ・ブロディ
デヴィッド・ストラザーン(男優)ウィリアム・ステンズ提督
ブライアン・マーキンソン(男優)ウィーラン
テリー・チェン(男優)隊員
宝田明(男優)日本人入国審査官(クレジットのみ。登場シーンはカット)
小松史法フォード・ブロディ大尉(日本語吹き替え版)
渡辺謙芹沢猪四郎博士(日本語吹き替え版)
原康義ジョー・ブロディ(日本語吹き替え版)
波瑠エル・ブロディ(日本語吹き替え版)
高橋理恵子ヴィヴィアン・グレアム博士(日本語吹き替え版)
山像かおりサンドラ・ブロディ(日本語吹き替え版)
佐々木勝彦ウィリアム・ステンズ提督(日本語吹き替え版)
佐野史郎検査官(日本語吹き替え版)
乃村健次ハンプトン(日本語吹き替え版)
金尾哲夫ウィーラン(日本語吹き替え版)
塩田朋子ローラ(日本語吹き替え版)
石住昭彦ボイド(日本語吹き替え版)
楠見尚己ウォルシュ(日本語吹き替え版)
根本泰彦ウォルツ(日本語吹き替え版)
阪口周平降下指揮官(日本語吹き替え版)
御沓優子アキオの母(日本語吹き替え版)
多田野曜平バスの運転手(日本語吹き替え版)
原作東宝(東宝株式会社が創造しかつ保有するGODZILLAキャラクターに基づく)
脚本マックス・ボレンスタイン
音楽アレクサンドル・デスプラ
作曲ジョルジ・リゲティ「レクイエム」より
撮影シーマス・マッガーヴェイ
製作トーマス・タル
ジョン・ジャシュニ
ボブ・ダクセイ
東宝
ワーナー・ブラザース
製作総指揮坂野義光
制作東北新社(日本語版制作)
配給東宝
特殊メイクリチャード・レドルフセン
トビー・リンダラ
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
ウェタ・デジタル社(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
美術オーウェン・パターソン(プロダクション・デザイン)
エリザベス・ウィルコックス〔美術〕(セット装飾)
振付アンディ・サーキスゴジラ(モーションアクター)
衣装シャレン・デイヴィス
編集ボブ・ダクセイ
録音グレッグ・ランデイカー
字幕翻訳川又勝利
日本語翻訳川又勝利
スタントエド・アンダース
その他アレクサンドル・デスプラ(指揮)
あらすじ
日本の原子力発電所で働くジョーは、異様な振動に危険を感じて原発の運転を停止する。だが、発電所は崩壊し、一緒に働いていた妻サンドラが亡くなる。それから15年後、米軍爆発物処理班の息子フォードは、日本で暮らす父ジョーを訪ねる。原発崩壊事故の原因を調べようと侵入禁止区域に足を踏み入れた二人は、そこで思いも寄らぬ光景を目にする。メルトダウンとされていた事故の原因は、何と、そこで飼育されていた不気味な怪獣の行動が原因だった。やがて怪獣が暴れだす。
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48.《ネタバレ》 「真面目か!」だから、こんな新人監督にまかせないで、もっと娯楽のツボの仕事をこなすベテランにお願いすれば・・・。監督は、ゴジラよりムートーの方を愛してるのが、にじみでてるし(前作の「モンスターズ」の怪獣に似てる)。ストーリーやキャラも、ザ・ハリウッド的な方がよかったなぁ。あと地下鉄のドアが閉まるシーンと、冒頭の母親のドアが閉まるシーンとかぶらせて、あの男の子を守ったのか?と考えすぎのかぁ。どちらにせよあの男の子のエピソード、いるの?  なーんて怒っても、所詮 私はジェットジャガーで育った世代なので、ゴジラにそんなに求めません。これだけちゃんと作ってくれて、全世界でヒットさせたんだから、この監督はエライ。次回も頼みます。余談ですが、同じ映画館でトランスフォ-マーに若いカップルがどっと流れて行き、ゴジラには中年のおじさま達ばかりでした。
とりのすけさん [映画館(字幕)] 7点(2014-08-23 11:54:51)
47.《ネタバレ》 いや~久しぶりのゴジラ!賛否あると思いますが、こうやって映画になるのは単純に嬉しいです。3Dは苦手なので2Dで見てきました。迫力は流石の一言。日本版は単一視点で怪獣の巨大さがあまりよく分からない事が殆どでしたが、人間と怪獣の圧倒的な大きさの違いが色々な方法で再現されいて感動でした。海からゴジラの背びれが見えるだけで、なんかワクワクしましたよ。次回作も決定しているとの事ですので、絶対また映画館に見に行きます。ただ、好きだからこそ気になった点もありまして、①やっとゴジラの戦闘シーンが見れる!と思ったらフェードアウト・・・の繰り返し。1度ならまだしも、何度もされるとフラストレーションが溜まります。②やっぱり、昼の戦闘シーンが見たいです。正直、今回は最後の夜の戦闘シーンより、ゴジラが海を泳いでいる姿の方がずっと感動しました。③やっぱり音楽は伊福部昭にして~東宝さん使用許諾をお願いします!あと、これは希望なんですが、やっぱりゴジラは、昭和の日本がしっくりきます。ハリウッドの技術でやってくれないかなぁ(絶対無理か・・・)
はりねずみさん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-22 20:03:06)
46.思えばエメリッヒ版『ゴジラ』なんて、ずいぶんマトモな作品で、ゴジラを生き物として捉えている。だもんで、生き物が口から熱線吐くワケもないし、生き物が近代兵器で攻撃されりゃひとたまりもないから必然的に足を速くして弾を避けさせることになる。物語だって荒唐無稽でバカバカしいけれど筋は通している。エメリッヒ版のそういったこと一切が、豪快な映像のせっかくのスケール感を損なわせて、映画を小さくまとめてしまい、評判の悪さにもつながっているのでしょう。一方、今回のゴジラ。ストーリーはまとまりが無く、破綻してると言ってもよいでしょう。主人公フォードの、父との関わりと、妻子との関わりとが、物語の中心なんでしょうが、両者の関連はあまり感じられないし、そもそもこういう市民的な家族の物語を背景に一応は入れておきながら、途中からはフォードの軍人としての行動がメインに描かれ、まるで両立していない。でもでもでも。この、圧倒的な、とにかく圧倒的な、怪獣の戦い、これだけでも充分。というか、物語が破綻するほどに、人間はチッポケで、怪獣はデカイのです。主に登場するのは、ムートーという不気味な怪獣。主に暴れるのはコチラであって、ゴジラの雄姿はなかなか存分には拝めない。こういう、出し惜しみというか、ちょっと食い足りないくらいに留めるのって、本家東宝ではできなくなっていたことでもあります。で、この程度かと思っているととんでもない。クライマックスの怪獣対決の物凄さ。鬼神ともいうべきゴジラの怒りの形相、耳をつんざく咆哮。ひや~すごい、これはもう地獄の光景。それを前にした人間という小さな存在は、圧倒されるしかないのです。ゴジラは神か悪魔か、少なくともマトモな生物ではないので口から熱線も出すし、そこには理由づけも不要。熱線を出す前にはちゃんとセビレを光らせてみせるのだけど、その場面だけとっても、ゴジラのデカさがこれでもかと伝わってくる。怪獣の巨大さをこれほど見事に描いたのには、本当に驚かされます。で、長い地獄の一夜が終わって、夜が明けると、戦いの凄惨な爪痕がそこには残されている一方で、再会、そして再生への希望も感じさせる。いやはやスゴイ映画を作ってくれたと思います。 (なお、パラシュート降下のシーンで流れる音楽は、2001年宇宙の旅でも使用されたリゲティのレクイエム。まさに異界への入り口。)
鱗歌さん [映画館(吹替)] 8点(2014-08-20 21:01:49)(良:1票)
45.《ネタバレ》 総じて残念な感じ。低予算映画のような「煽り→寸止め」の繰り返しで、ひたすらストレスが溜まる。そのうえ、最後の決戦のシーンは暗闇で何がなんだか。さらにドラマ部分も退屈きわまりない。とはいえ、暗闇のなかでチラリと光るモンスターの見せ方、バスから見たゴジラの描き方、人間視点の落下シーンなど、スリルある映像の数々から、この監督の才能も感じたのは確か。ただ、その才能が最もいきるのが、「ゴジラ」であったのかどうかは、やはり疑問だ。
ころりさんさん [映画館(字幕)] 5点(2014-08-18 12:00:20)(良:1票)
44.《ネタバレ》 10年の時を経て、スクリーンに蘇ったゴジラ! しかもハリウッド大作として復活! もうそれだけでワクワクドキドキ。ズシンズシンとゴジラが歩き、火炎放射をぶっ放す。ゴジラはイイ! 最高! だけど、なんだか物語は??? とってつけたようなセリザワ博士の存在・・・。苦虫を噛み続けているような顔ばかりのセリザワ博士。頭の中もずっと???みたいだし、助手のオネーサンもババアだし・・・。とにかくババアはダメだ!
ようすけさん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-15 22:44:49)
43.「期待しすぎちゃったな」というのが見た後の印象です(会員ポイント使って3回も見ちゃったけどね 笑)。今となっては、ローランド・エメリッヒ版はいくら批判しても構わないサンドバック状態ですが、ギャレス・エドワーズ版も、個人的にはどっこいどっこいでした。この2作を足して2で割ればちょうどいいバランスかな、と思ってます。

場面場面はそれぞれ緊張感も迫力もあり面白いんですが、全体を通して見れば、ワンパターンの繰り返しのように感じました。焦らしてドカーン→次の場面へ、焦らしてドカーン→次の場面へ、の繰り返し。「色んなタイプの予告編を繋ぎ合わせました。」という感じで、場面と場面の間に「ゴジラ!(鳴き声が響きながら)近日公開!」ってテロップを入れられそうです。

まあ、ゴジラの動く姿が見られるだけでも幸せなので、その点では満足です。不満な点は一杯あるけれど、エメリッヒ版とは違い、ゴジラをただ単に退治すべきモンスターとして描かなかった点も好きでした。
ゆうろうさん [映画館(字幕)] 7点(2014-08-14 16:27:30)
42.残念ながら、ちょっと期待はずれだったなぁ。 人間ドラマは最低限でいいよ。オリジナルゴジラの頃とは時代が違うし、何より期待して観に行ったのは「今の」怪獣映画なんだから。 前半でゴジラを見せず、焦らすのはいい。「ジョーズ」もそうだったもんね。けど、「ジョーズ」が前半はホラーサスペンス、後半で大冒険活劇を見せてくれたように、この映画も後半は「怪獣(ゴジラ)」をきちんと見せてくれないと!
チャップリ君さん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-14 09:06:17)
41.《ネタバレ》 2D字幕版で鑑賞。正統派のモンスター映画で、かなり楽しめました。ただ、タイトルがゴジラなのにムートー中心でゴジラの出番が少ないことが、やや不満。そのせいかどうか、「これ、別にゴジラでなくてもいいんじゃない?」とも思えます。ムートーとは逆に、生態がほとんど説明されていないので、実質「正体不明の存在」ですが、デウス・エクス・マキナとしては、それでもいいかと思います。あっさり核爆弾を使うのがいかにもアメリカ的で、正直いい気持ちはしませんが、これは特にゴジラ映画だからというわけではなく、どんな映画でも一日本人としてそういう思いを抱くことでしょう。

以下余談。当サイトでの低評価のレビューを読んで、ゴジラ映画が日本でダメになった理由がなんとなくわかりました。ゴジラというものに固定観念を持ちすぎなんですね。どうも近年、60年前の第1作をことさらに持ち上げる、ある種神格化するような気配が感じられますが、個人的には賛同しかねます。たしかにあの映画は傑作だと思いますが、それがゴジラのすべてではない。日本のシリーズ自体、『キングコング対ゴジラ』以降の娯楽路線や、東宝チャンピオンまつりでのヒーロー化など、時代と状況に合わせてゴジラ像が変化してきました。それが当然でしょう。だから、いつまでも第1作にこだわっているというのは、いいことなのか。ミレニアムシリーズはことごとく第1作を前提とした物語になっているようですが、それは大きな問題ではないのかと思います。
やはり2010年代には、その時代にふさわしいゴジラ映画が作られるべきでしょう。本作は、その一つの例をきちんと示してたという点で、高く評価したいと思います。

原発の崩壊や津波の場面など、製作側としては日本での公開にいろいろ思うところがあるのかもしれませんが、こういう映画を作ってくれてありがとう。東宝チャンピオンまつりで育った世代の日本人から、お礼を申し上げます。

*東宝チャンピオンまつり世代というのは、1969年から1975年までの間に、昭和ゴジラ映画の大半を劇場で見たわけで(リバイバルは短縮版ですが)、今振り返るととすごい経験をしたものだと思います。
アングロファイルさん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-13 22:22:12)(良:2票)
40.《ネタバレ》 べつに反核である必要はないんだけど、まがいなりにもゴジラを描くわけだから、核兵器を使用することに対するメッセージ性を、もっと明確に描くべきだろう。方向性は二つある。
「やったー!核兵器使ったからモンスターをやっつけられたぞ!核兵器は必要だー!」または
「だめだー、核兵器なんかがあるからモンスターが現れて、世界は破滅するんだー、、、」
繰り返すが、前者でぜんぜん構わない。むしろ前者の映画を観てみたい。『G』は、このどっちでもなかった。核兵器に対する思想がない。オープニングは、かつての水爆実験が、実はゴジラをやっつけるための攻撃だったんだよーというはなしが語られる。ナイスなアイデアだが、監督らは、核兵器を攻撃目的で使ってよいとお考えのようだ。
「核兵器は絶対使ってはいけない」というジレンマが無いからつまらない。かろうじて渡辺謙が唯一の被爆国の代表者として、核兵器使用を反対するけど、なよなよしてるんだよな。そもそもあの深刻な作戦会議の場で誰か一人「あのー、相手って核兵器をエサにしてるんですよね、そんな奴に核兵器を使っても、おいしく召し上がって終わりなんじゃないっすか?」と気づかなかったのか?
使ったら使ったで、それによって被る終局がぜーんぜん描かれない。それは『インデペンデンスデイ』でもそうだった。ただ、『イ』については、核兵器使用を大統領が結構躊躇していて、ジレンマが描けていて、あげく核兵器が相手にぜーんぜん通用しないことで、核兵器否定を描いている。『G』はそれが無い。いまいち。

そんなんだから、このゴジラは、渡辺謙がこだわった日本語発音の「ごじら」ではなく、やっぱりアメリカの価値観によって構築された「ゴッジーラ」である。

ただ、良かった点もある。映画館の音響によるゴジラの咆哮はそうとう痺れる。特に悪いモンスターをやっつけた直後の咆哮は最高。僕も一緒に映画館で「ぎゃあああああご!」って(小声で)叫んだ。
no_the_warさん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-12 23:43:38)(良:1票)
39.《ネタバレ》 IMAX 3Dで鑑賞。物語の丁寧さが目立った。ムートー同士がキスするところはグっときた。あとはヒッチコック「鳥」へのオマージュでニヤリ。 伊福部昭の音楽が一切ないのが残念。
reitengoさん [映画館(字幕)] 7点(2014-08-10 18:36:18)
38.《ネタバレ》 単純に面白かった。ストーリーは微妙だけどゴジラの迫力だけで十分楽しめる映画でした。まぁそもそも日本のゴジラをあんまり観てないから何とも言えないけどアメリカ版のゴジラは人間の味方なんだなぁと知った。そして主人公のフォードの見せ場もそんなにな無いことにも驚きです。渡辺謙もゴジラ好きのおじさんにしか見えん。ただ敵のモンスターがアップになるとすごい気持ち悪かったな。
ぷるとっぷさん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-10 01:08:13)
37.《ネタバレ》 神々しくそびえ立つ巨躯。体の髄にまで響き渡る咆哮。
満を持してスクリーンに甦ったそれは、まさに「怪獣の王」と呼ぶに相応しく、その存在感は圧倒的だった。
この極めて完成度の高い映画が、映画史上最高クラスの「怪獣映画」であることは、間違いないと思う。
日本が誇る「怪獣」と「特撮」を、ハリウッドの最前線の精鋭である映画人たちが、多大な“リスペクト”をもって甦らせてくれたことに、先ず感謝したい。

「怪獣映画」として、絶賛は惜しまない。
しかし、絶賛の上で、ただ言いたい。

これは……、「ゴジラ映画」ではない。


最大の違和感は、ゴジラが「何もの」であるかということに対する認識のズレだろう。
今作では、絶対的な存在感を誇るゴジラが、その存在感のまま神格化され、文字通りの地球の「守護神」として描き出されている。
この映画単体においてみれば、ストーリー的な違和感はない。
しかし、これが「ゴジラ映画」というのならば、その描かれ方は致命的な欠陥と言わざるを得ない。

ゴジラという怪獣は、“核の化身”でなければならない。
他の怪獣がどうであろうとも、ゴジラだけは決して“古代生物”などであってはならない。
人類自身が生み出してしまった災厄である「核」。その「権化」でなければならないと思う。

ゴジラはいくらその姿が強烈な畏怖の対象であり神々しくあろうとも、決して神格的なものなどではないし、あってはならない。
なぜならば、ゴジラは人類の「業」そのものであり、愚かな人類にとっての合わせ鏡の如き存在でなけらばならないからだ。

だからこそ、人類は圧倒的な力の差を見せつけられようとも、強大なゴジラに立ち向かい続けなければならない。
だからこそ、時に己の身を賭してでも、ゴジラ(=人類)の暴走を止めなければならない。

「ゴジラ映画」におけるスペクタクルとは、圧倒的で悲劇的な「破壊」と、その破壊を生み出してしまった人類が自戒を礎にし、己に打ち勝とうとする様にこそ生まれるべきだと思うのだ。
それこそが、“戦争”と“核”、そして自らの“驕り”によって一度叩き潰された国が、再び進み出すために生み出した“エンターテイメント”だったと思う。

だから、そういう「精神」が根本的に欠けていたこの映画は、少なくとも僕にとっては、「ゴジラ映画」とは言い難い。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 7点(2014-08-10 00:13:46)
36.《ネタバレ》 結局シリアスに作りたいのか、ただのヒーロー映画にしたいのかわからない。
ゴジラって人間の完全なる味方じゃないでしょ。なんか出てきて、人間襲って、そこにたまたま敵がいたから戦って、それで傷ついたから帰るってな話ジャン。なんで敵と戦ってるからって米軍はゴジラほっとくの・・・?ハワイであんなに襲ってたのに。ゴジラは愛憎するべきであって、ヒーローじゃないと思うんですけどね。
あとみなさんいってるけど、メガトン級(?)の核を爆発させたらもうサンフランシスコ住めないですよね。はだしのげんでもスピンオフでやるきですか?
大体、ゴジラが戦うぞー!、ピンチだぞー!っとなるたびに、テレビの画面に映ったり、子供の寝てる姿見せられたり、わけわからない。そりゃあゴジラはただの怪獣映画じゃないのかもしれないけど、エンターテイメントあってのメッセージ性じゃないの?それにメッセージも核爆発させちゃうぐらいだからあんまり無いし。結局ブライアンクランストンいなくなってからはたるんだ映画でしたね。ゴジラが暴れた後の映像はすごいけど、暴れてる映像がつまらないってのはよくないとおもう。ああ今思い出したけど、ゴジラ光線全然効いてる感がないよ。あれじゃあX線あびせてるみたいじゃん。火花飛ばせよ火花!なんかふわーーっとかけてるみたいで、むしろきもちよさそうだよ!あとさ、今回のゴジラって今までで一番大きいサイズらしいんだけど、下から見上げる映像ほとんどないから大きさ伝わんなかったんですけど。むしろ今までのゴジラのが大きく見えるわ!最後になるけど、CGが荒くみえてもいいから、もうちょっと明るい場所で戦ってくださいお願いします。
ronronvideoさん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-09 12:12:38)(良:2票)
35.何から何まで良くない映画です。演技、演出、カメラワーク、ストーリー、どれも今一つです。それにCGまでだめでした。不要な登場人物が多く、ゴジラ出現により、誰が何を成し遂げるのか、まるで描かれていません。渡辺謙の役なんか、ただの解説役にしかなってませんし。
shoukanさん [映画館(字幕)] 3点(2014-08-08 23:28:07)(良:3票)
34.《ネタバレ》 ん~期待したよりは楽しめなかった。前作のハリウッドゴジラは酷評されてるけど個人的には結構好きです。今作は前作での失敗を踏まえてゴジラファンにも喜ばれるように作ってるとは思いますが…。敵モンスターのデザインは微妙でした。やっぱりゴジラってBGMも重要だと思うんです。耳に残るような音楽はなかった。その点前作のゴジラは斬新なデザインだしあっさり米軍のミサイルにやられちゃったり、ハリウッドのやりたい放題感が個人的には好きなのだけど…。
南雲しのぶさん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-08 21:37:49)
33.《ネタバレ》 むかーし子供の頃に見たゴジラを、アメリカが本気で作ったらこうなるんだろうな、というような作品。良くも悪くもゴジラ。予想を裏切るようなストーリの意外性はありませんでしたし、冷静に考えるとなぜそんなことを?という不可解な点もいくつか。この辺はSF怪獣ものだからですかね。ツッこむほうが野暮かもしれません。あと日本の描写がおかしかったな、という印象もあります。前半のテンポ良く、緊張感を保ってストーリーが展開していった点は良かったなと思います。
Keytusさん [映画館(吹替)] 6点(2014-08-07 01:17:58)
32.良くも悪くも「まぁまぁ」な映画でした。こういう映画を作るときは人間ドラマとスペクタクルシーンの両立が重要だと思うのですが、これが「おざなり」でギャレス監督はあまり人間を撮るのが得意ではない監督なのかな?と感じました。一方のスペクタクルシーンも、1つ1つ取り出せば印象的な画が幾つもあったのですが、観客にこれをどっぷり楽しませるというより、盛り上げて盛り上げて今だ!という瞬間に別のシーンに移る「出し惜しみ」があったため不満に思いました。ここまで書くと悪い映画みたいですが、予算の制限内で面白い映画を作るぞ!という制作者の意気込みを感じましたし、何より小学生時代見て育ったゴジラを復活させてありがとうと素直に思います。次作の制作が決定したようで、今度も是非映画館で見たいですね
がんばれ阪神タイガースさん [映画館(字幕)] 6点(2014-08-05 03:39:34)
31.《ネタバレ》 
オープニングからハワイぐらいまでは、緊張感のもとぐいぐい引っ張ってくれた。
展開のテンポもいいし、身近な人が災害に巻き込まれていく恐怖・悲しみも伝わってきた。
これは!
第一作までとは言わないが、脱・残念ゴジラするのではとわくわく引きこまれていった。


だ・け・ど、
ハワイの空港で虫の足元に向かって走る鉄道あたりからは見せたいシーンへの予定調和の連続
車両から落ちそうになってたよね~その後は?
空港ではぐれた男の子は、とても運よくご両親と再会できたね
あれ~ガメラがギャオスを追いかけてる
蓋が開けられないって、お前らプロじゃないの?
結果、ミサイルわっしょい。「60秒で開ける(キリッ」って言ってたじゃん。
思い出したかのように振り返って卵を燃やす主人公
(優先順位違うでしょ2匹で大変なんだから)
主人公はとてもタイミングよくヘリが迎えに来てくれるね~2回もw
息子とどこで再会できたのかなぁw
あんなに大きなスタジアムで奥さんと偶然出会えてよかったねw

映画館の椅子からズルっと落ちそうになる展開の連続

残念です

頼むから、第一作をちゃんと見て~
まぁまぁさん [映画館(吹替)] 6点(2014-08-04 15:50:49)(良:1票)
30.《ネタバレ》 これは「ダーククリスタルに捧ぐ」と副題を付けてもいいんジャマイカ?ゴジラの下眼瞼に皺を寄せる特殊メイクは日本で1983年に公開されたダーククリスタルのスケクシーだし、敵方のギャオス改もダーククリスタルにおいてキラが呼び寄せる脚長の乗り物動物そのものじゃん。もちろん日本映画のガメラ忘れてはいません、もう一度改めましてギャオスの頭を使ってますねえ。あ、ゴジラについては表情によっては「おいらジーラ」ってばかりに猿の惑星って見方もアリですかね。さて、ストーリーはよく練られていてテンポよく無駄少なく、ラスベガスやシスコや日本と場面が散らばるにも関わらず各場面のつなぎが工夫され、とても見やすい映画だった。細かいところでは、あの高度9000メートルからのアプローチは、もう少しその難易度を表現してほしかった。また、ここは多くの人が感じるところだろうが、ゴジラの着ぐるみがあまりにも「ふなっしー」で、手関節、肘関節、肩関節、膝関節、諸々その長さバランスが人間チック。ただしこれはあえてそこを狙ったという可能性も大いにあると思うけど。
小鮒さん [映画館(字幕)] 9点(2014-08-03 23:14:34)(良:1票)
29.人間ドラマ部分は、冒頭の家族のシーンをはじめとして顔面アップのくどい、
相変わらずの平坦な主流ハリウッド式画面が続く上に、怪獣映画の宿命的な理屈付け
に費やされるのだが、ひとたび特撮シーンになると画面は俄然、密度と奥行きを増す。

退避区域に打ち捨てられた車両のドアミラーに、対岸の風景
つまりカメラの背後の画を映り込ませたショット。
または、バスの窓に映るゴジラの背鰭と、それをバスの中から見上げる子供たちと
を重層化させたショット。etc.
反射物を利用して一つの画面空間に奥行きを生む工夫だ。

対峙する怪獣2体を、間に挟まれた人間が交互に振り返りながら仰ぎ見るショット。
津波に埋もれる街路から、次々と停電していくビルの窓を追いながら上昇し、
屋上から発射された照明弾を追っていくと、
左手に巨大生物の皮膚が黒光りしながら浮かび上がってくるショット。

これらはカットを割らずにカメラを持続的に移動させて空間を広げることで、
立体感と巨大感を生む工夫だ。
その持続的なカメラは、ゴジラの見得切りのタメと外連でもある。

ビル群や粉塵の演出は勿論のこと、海鳥をその周囲に飛ばせること、
チャイナタウンの瓦屋根や
赤い提灯を画面手前に配置しての構図取りなど3Dを意識した芸も細やかだ。

東宝特撮映画には必須の、火薬大爆破シーンも取り入れて抜かりない。

ドラマにかかわるわけでもない、退避地区の野犬や線虫。津波に追われる犬。
東海岸のコヨーテや海鳥など。役割がなくとも何気なく画面に現れる動物たちも
映画を単調にさせないアクセントとして気が利いている。
ユーカラさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2014-08-03 10:45:29)
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【点数情報】

Review人数 128人
平均点数 5.58点
010.78%
121.56%
243.12%
3118.59%
41612.50%
52519.53%
62418.75%
72821.88%
81310.16%
921.56%
1021.56%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.09点 Review11人
2 ストーリー評価 4.89点 Review19人
3 鑑賞後の後味 5.38点 Review18人
4 音楽評価 5.21点 Review14人
5 感泣評価 4.54点 Review11人
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