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シリアナ

[シリアナ]
Syriana
2005年上映時間:128分
平均点:4.98 / 10(Review 52人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-03-04)
ドラマサスペンス政治もの
新規登録(2005-07-08)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2022-06-27)【イニシャルK】さん
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監督スティーヴン・ギャガン
キャストジョージ・クルーニー(男優)ボブ・バーンズ
マット・デイモン(男優)ブライアン・ウッドマン
アマンダ・ピート(女優)ジュリー・ウッドマン
クリス・クーパー(男優)ジミー・ポープ
ジェフリー・ライト〔男優〕(男優)ベネット・ホリデイ
クリストファー・プラマー(男優)ディーン・ホワイティング
マックス・ミンゲラ(男優)ロビー・バーンズ
ジェイミー・シェリダン(男優)テリー
ティム・ブレイク・ネルソン(男優)ダニー・ダルトン
ロバート・フォックスワース(男優)トミー・バートン
ピーター・ゲレッティ(男優)リーランド・"リー"・ジャナス
トーマス・マッカーシー(男優)フレッド・フランクス
デヴィッド・クレノン(男優)ドナルド
ウィリアム・ハート(男優)スターン・ゴフ
リチャード・リンターン(男優)ブライアンの上司
マーク・ストロング〔男優・1963年生〕(男優)ムサウィ
アムール・ワケド(男優)ムハンマド・シーク・アギザ
ヴィオラ・デイヴィス(女優)(ノンクレジット)
小山力也ボブ・バーンズ(日本語吹き替え版)
浅野まゆみジュリー・ウッドマン(日本語吹き替え版)
大塚芳忠ジミー・ポープ(日本語吹き替え版)
大木民夫ディーン・ホワイティング(日本語吹き替え版)
田中正彦スターン・ゴフ(日本語吹き替え版)
家中宏ダニー・ダルトン(日本語吹き替え版)
桐本琢也(日本語吹き替え版)
星野充昭フレッド・フランクス(日本語吹き替え版)
小島敏彦トミー・バートン(日本語吹き替え版)
一柳みる(日本語吹き替え版)
脚本スティーヴン・ギャガン
音楽アレクサンドル・デスプラ
挿入曲レッドマン"Let Da Monkey Out"
撮影ロバート・エルスウィット
製作マイケル・ノジック[製作]
ジョージア・カカンデス
ジェニファー・フォックス
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ジョージ・クルーニー
ジェフ・スコール
スティーヴン・ソダーバーグ
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクキース・ヴァンダーラーン(ノンクレジット)
特撮グレッグ・ストラウス(視覚効果スーパーバイザー)
コリン・ストラウス(視覚効果スーパーバイザー)
衣装ルイーズ・フログリー(衣装デザイン)
編集ティム・スクワイアズ
その他ジョージア・カカンデス(ユニット・プロダクション・マネージャー)
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2.《ネタバレ》 「トラフィック2」と言ってもいい構成。今後もこのスタイルで「3」なり「4」を続けて行くんだろうか。
とにかくこの映画の中では、黒人弁護士にしろ、CIAにしろ、クルーニーの諜報員バーンズにしろ、イラン自由化委員会にしろ、マットの経済コンサルタントにしろ、カザフの第一王子にしろ、特攻となったアラブの青年にしろ、「自分の正義」に向かってひたすら突き進んでいるのであーる。中には「不正こそが自分にとっての正義だ」みたいなことを言う奴すら出てくる。とにかく「正義」を描いた話なんだ。(How to be a ムジャヒディンの情景を説得力をもって描いた西側の映画としても評価できる。)
そして「What is 正義?」と問い続ける。「人の数だけ正義(の種類)があったら、〝正義〟は無いのと同じ」っていう矛盾した世界のありようを見せつけるのである。
それと「中東」には「魔物」がいる。それにとりつかれた男達はなかなか帰ってこれない(らしい)。
バーンズがホワイティングとのサシの会見で「あんたも84年にベイルートに居たのか」って言いますね。
これ、私の耳には「あんたも〝あの〟女と寝たのか」と同じように聞こえたのだ。つまり、中東は、西側の男にとって「どうしても忘れられない性悪女」のようなものなんだろう。「あんたもあの女にイカれたわけかい。そりゃ、しょうがねえな。」と嫉妬まじりで同病相哀れむような口調になるわけよ。
デスクワークになってビル内に閉じ込められたバーンズの姿は、まるで陸に上がった魚のように哀れだ。「ここは俺の居場所じゃない。」って顔に書いてある。彼は「性悪女」にとりつかれて、元に戻れなくなってしまったのね。マットのブライアンですら純情な少年のように、急に瞳に星が入っちゃってさ、マジに第一王子に「夢」を見出してしまう。あれを「とりつかれた」と言わずして何という。
その中東の魅力がなんなのか、52度もある外気温なのか、迷信深い異形の人々なのか、「資源」なのか、貧困と猥雑なのか、たぶん全部なのだろうが。
それにしてもなぜか地球上で最も資源が集中しているという中東、「別れたいのに別れられない」「見下しているのに捨てられない」「忘れたいのに忘れられない」その姿は「憎みきれない性悪女」そのものだ。そしてこのタイトル、「SYRIANA」。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 9点(2006-08-05 00:03:54)
1.《ネタバレ》 ストーリーも演出も、石油版「トラフィック」という感じである。最近はノンフィクションばかり観ており、本作もノンフィクションだと思い込んでいたのだが、基本的にはフィクションらしい。このテの話は好きなので、結構面白かった。同時進行するストーリーが収束していく複雑な脚本はなかなかお見事である。とは言え、アメリカ製の武器がテロリストの手に渡ったり、ダミーの政治団体が利用されたり、友好国の王子を暗殺したりと、いかにもありそうな話ばかりで、ショッキングな事実は特に出てこない。何せドキュメンタリーというか、リアリティタッチの演出脚本ゆえに、普通なら何らかの手段でわかりやすく説明すべき点も、あえて婉曲にほのめかすだけだったりする。実はいまだによくわからない部分がある。それでも実際に映像で見せられると、ショック以上に何とも言えない不気味さを感じる。ソダーバーグお得意の「自然な」演技の俳優陣を、ブレブレのハンディカメラで追い回す演出が余計に不安感を煽るのであろう。ドキュメンタリーですらなく、神の視点というべきか、その場で事実をそのまま見ているような気分になる。表情一つ変えずに、暗殺だの陰謀の話をするCIA、特に美人の女性幹部が怖い(実はちょっと好み)。弁護士の父親の存在が印象的だ。我々も陰謀とは無関係ではない、ということだろうか。複数のストーリーの中でも、失業した出稼ぎ労働者の青年がテロへと至る過程が秀逸。そしてその彼らの武器はクルーニー様が流出させたミサイルで、そのクルーニー様を殺したのは、テロの標的となった石油会社と政府の陰謀である。結局金持ち同士で陰謀をめぐらし、貧しい者たちを搾取するという構図に、アラブもアメリカも関係ないのかもしれない。確かに問題作ではあるが、良くも悪くもスマートなのはさすがソダーバーグ一派である。
わいえすさん [映画館(字幕)] 9点(2006-03-20 03:30:04)
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【点数情報】

Review人数 52人
平均点数 4.98点
011.92%
100.00%
235.77%
3713.46%
4713.46%
51528.85%
61121.15%
735.77%
835.77%
923.85%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.33点 Review6人
2 ストーリー評価 3.25点 Review8人
3 鑑賞後の後味 3.28点 Review7人
4 音楽評価 4.25点 Review4人
5 感泣評価 0.50点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
助演男優賞ジョージ・クルーニー受賞 
脚本賞スティーヴン・ギャガン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2005年 63回
助演男優賞ジョージ・クルーニー受賞 
作曲賞アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 

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