1.《ネタバレ》 草彅剛はミスキャストだと思う。醜くすぎるのだ。
女性ホルモン治療を受けているはずなのに、このゴツゴツした顔、汚い肌はなんだ。髭の生々しい剃り跡も何とかならなかったんだろうか。これではリアリティがまったく感じられない。ストーリー的にもトランス女性の「あるある」をただ並べ立てた印象だし、最後、凪沙の体の状態も医学的にどれだけ妥当性、蓋然性のある話なのか、かなり白けてしまった。そもそも手術をして戸籍上も女になれば一果の母親になれるとかあまりに独り善がりな発想だし、飛躍がありすぎる。
映画で唯一の救いは一果のバレーの美しさだった。(私はこんなに美しいものを見たことがない。)
しかし、「草彅剛」というゲテモノをさんざん食わされた後では、お口直しにもなりえなかった。