3.《ネタバレ》 うっわ、微妙な映画だなぁ・・・。テーマはとっても判り易いんですよ、親子の対話を大切にしましょうね、子供の可能性を潰しちゃいけませんよ、って。だけど、その肝心の親子に親しみを抱けるだけの魅力がないんですよね。特に主人公のリトルは、自我の可能性を盲信するばかりで実力は全く伴わないという、現実に存在したらひたすら迷惑なだけのタイプ。その迷惑タイプの行動全てを最終的に肯定してしまう、っていうのはどうなんでしょ?と。まだ子供である彼に対してそんな事に拘るのはおかしいのかもしれませんけれど、どうも独善的に思えて仕方ありません。明らかにギャグがスベってる箇所も多く、タイミングや演出におかしな部分が散見されたのもマイナスですし、「宇宙戦争」とめちゃネタかぶりの『うひゃあ、ディズニー映画でそこまでやっちゃうか?』と思ったのも束の間、やっぱり結局激しく甘く脱力系なオチもマイナス。中盤にタナボタ的成功を与えてしまう脚本にも激しく疑問を抱きました。だけど、カートゥーンとしてのCGはモデリングや動きでそれなりに上手く表現できてましたし、リトルのガールフレンドがヘンにミョーに魅力的なキャラクターだったのでまだ救われております。でも、ディズニー本体の力がこの程度、ってのはマズいでしょ・・・。