ゴールデンスランバー(2009)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ゴールデンスランバー(2009)

[ゴールデンスランバー]
GOLDEN SLUMBER
2009年上映時間:139分
平均点:6.18 / 10(Review 121人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-01-30)
ドラマサスペンスコメディ犯罪もの小説の映画化
新規登録(2009-12-01)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2022-08-28)【イニシャルK】さん
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監督中村義洋
キャスト堺雅人(男優)青柳雅春
竹内結子(女優)樋口晴子
吉岡秀隆(男優)森田森吾
劇団ひとり(男優)小野一夫
濱田岳(男優)キルオ
渋川清彦(男優)岩崎英二郎
柄本明(男優)保土ヶ谷康志
ベンガル(男優)轟静夫
大森南朋(男優)樋口伸幸
貫地谷しほり(女優)凛香
相武紗季(女優)井ノ原小梅
永島敏行(男優)小鳩沢
石丸謙二郎(男優)近藤守
伊東四朗(男優)青柳一平
香川照之(男優)佐々木一太郎
ソニン(女優)鶴田亜美
でんでん(男優)児島安雄
滝藤賢一(男優)青柳雅春(整形後)
鈴木福(男優)鶴田辰巳
松山愛里(女優)カナエ
汐見ゆかり(女優)病院スタッフ
坂田聡(男優)コメンテーター
安藤玉恵(女優)岩崎美千代
波岡一喜(男優)田中徹
上田耕一(男優)雑居ビルオーナー
芦川誠(男優)大串
木内みどり(女優)青柳照代
竜雷太(男優)宮城県警本部長
岩松了謎の整形外科医
中村義洋ニュース番組のナレーション
原作伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」(新潮社刊)
脚本中村義洋
鈴木謙一
林民夫
音楽斉藤和義
作詞ジョン・レノン「Golden Slumbers」
ポール・マッカートニー「Golden Slumbers」
斉藤和義「幸福な朝食 退屈な夕食」
作曲ジョン・レノン「Golden Slumbers」
ポール・マッカートニー「Golden Slumbers」
斉藤和義「幸福な朝食 退屈な夕食」
編曲斉藤和義「幸福な朝食 退屈な夕食」
主題歌斉藤和義「Golden Slumbers」/エンディングテーマ「幸福な朝食 退屈な夕食」
撮影小松高志
相馬大輔(Bカメラ)
製作宇田川寧
島谷能成
東宝(「ゴールデンスランバー」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「ゴールデンスランバー」製作委員会)
朝日新聞社(「ゴールデンスランバー」製作委員会)
ショウゲート(「ゴールデンスランバー」製作委員会)
プロデューサー宇田川寧
市川南〔製作〕(エグゼクティブプロデューサー)
山内章弘(協力プロデューサー)
制作東宝映画(制作協力)
配給東宝
美術磯見俊裕
編集阿部亙英
照明蒔苗友一郎
その他バンダイナムコゲームス(映像協力)
あらすじ
青柳雅春は大学時代の友人である森田に会いに行くが、それをきっかけに、総理大臣を殺した殺人犯として追われることになり・・・。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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1
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20.《ネタバレ》  過程はすごく面白い。でも結末はものすごく気に入らない。
 森田は青柳をはめたわけですから、あのような結末になっても仕方がありません。自分の家庭の金銭トラブルを解決するため、早い話友人を売ったわけです。
 それに対し青柳は善良な一般市民。理不尽なトラブルに巻き込まれるのは良いとして、そのまま報われない結末を迎えるとはいかがなものか。
 こーゆー理不尽系サスペンスってのは最後に大逆転してカタルシスを得られるから良いのです。最後まで理不尽なままで終わってどーする。
 だいたいあんな形で生き残っても社会的には死んだも同然。顔を変え、戸籍を失い、身分を証明するものは何もないのに、これから先どうやって生きていくのでしょう。仕事も失い、家族や友人に会いに行くことさえできません。
 好きだった人は別の人と結婚し、幸せな家庭まで築いています。
 冒頭のシーンと最後のシーンがつながっているからってそれがどうした。ただ辛いだけです。そんな辛いだけのサプライズなんていらないです。
 『大変よくできました。』をもらったって全然嬉しくない。『よくできました』のほうで良いから、竹内結子と2人で生きていくほうがずっと良いに決まっています。
 壮大なカタルシスを期待して2時間以上も我慢して見続けた結果がこれか。期待させるだけ期待させておいてこれはないです。
 こんなに怒りを抱えてしまうということは、それだけ作品に没入できたわけですから、映画としては悪くないんでしょう。
 でも『私も見たかった』という妻には『見なくていーよ。』と言っときました。
たきたてさん [DVD(邦画)] 5点(2021-08-15 14:51:11)
19.《ネタバレ》 原作は知らないのだけど、少々予備知識があった(宣伝で大体のあらすじは分かる)状態で観賞した。
違和感が多い。 何かすっきりしない。 確かに面白いが、しかし煮え切らない感じ。

舞台は現代、2010年ころか。 主人公たちの学生時代は、その10年位前、2000年くらいかな。
そんな時代の学生たちはビートルズを聴いたりしたのだろうか。 聴いてもおかしくはないけど、ビートルズの解散時期にポールがどうしたとか熱く語り合うような熱烈ファンだったりしたのであろうか。

古い黄色のカローラ。よく覚えていないけど、相当古いよね。 たぶんほとんど初代に近いくらいの車種じゃないか。 そしてあのコマーシャルソング。
1970年代じゃないか? 今の30代の人ってそんな古いコマーシャルを覚えているのか、ってまだ生まれてないじゃない。

それとも舞台設定は1980年代くらいなのだろうか。 だったらあんな携帯電話は存在しない。
原作ではどうなのだろうか。

日本の首相暗殺とか現実味のない話を本当らしく描くならその舞台設定などは徹底してリアリティを追及しないと破綻してしまう。
映画として成立しない。

街中で警官が拳銃をいきなり撃ったり、黒服のおっさんがショットガンを撃ちまくるというのも、まー映画だから良いけど、ショットガン、撃ったらもっと反動があるんだからもう少し本物らしく撃ってほしかった。

あと、相変わらず無意味無駄な映画の効果音。 銃を持ち出すたびにカチャカチャさせる。 いい加減やめてほしい。
メモ用紙とかを動かしただけで大仰な紙の音を付け加えるのも相変わらずだけど。 実にくだらない。 この映画に限ったことではないけど。

犯人に仕立て上げられた主人公がわけの分からぬまま逃げ回る。 面白くなる要素が詰まった話だ。 しかしこの映画では煮え切らない。
わずか2日間で友人、通り魔、芸能人、同僚などさまざまな人が主人公を助ける。 それも命に関わるような危険を冒して。 そんなに都合よく次々と助けが得られるのか。
そもそもマスコミが犯人だと決め付けて報道しているのだ。 普通の人ならその情報に影響されるだろう。
2年も前にちょっと助けた芸能人が彼を助ける。 なんだそりゃ。 どうやって連絡したんだ。

それにクライマックスの花火の打ち上げ。 どうやって短期間にあんな大掛かりな準備をしたんだ。

そんなこんなでどうもすっきりしない映画である。
称えよ鉄兜さん [ビデオ(字幕)] 5点(2014-10-02 02:51:18)
18.序盤の展開では、逃げながら巨悪をあぶりだす「逃亡者」的なストーリーを期待したのですが、さにあらず、逃げ続けること自体を描きたかったようですね。おかげで主人公をオズワルドに仕立てた連中には一矢も報いないままで消化不良気味です。それに、いくら主人公が圧倒的不利な状況にあるとはいえ、ご都合主義な助っ人登場が何回もありため息が出ました。香川氏を始めとする陰謀者側の話の通じなさは不気味でよかったと思います。チョイ役でしたが、伊東四朗氏のマスコミ批判も的を射ていたですね。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 5点(2012-11-04 01:57:08)(良:1票)
17.《ネタバレ》  この手の映画を観ると「一発くらいやり返せ!」って思うのが普通なんだけど、そうさせないのは堺雅人というキャスティングのおかげなんだろうな。無様に逃げ続ける姿が絵になってた。
池田屋DIYさん [DVD(邦画)] 5点(2012-10-17 14:41:12)
16.《ネタバレ》  「アヒルと鴨」は自分のベスト10に入る作品、フィッシュストーリーもまあまあ好き、重力ピエロもそこそこなんである程期待して見たが……
 まず他の作品で感じられたような嬉しい意外感がまるでなし。花火とか「ああ、そう来たか」位のレベルだし。それからテーマもあやふやですよね。多分どんな境遇になっても、人と人との間に結ばれる信頼関係だと思うんだけれど、どうしてそんなものが通り魔とか初対面の人との間に結ばれる?全く無関係の人間を殺す人間がたまたま自分の味方してくれたから信頼関係とかw。それから細かいところのいい加減さ。皆さんのレビュー見てて感じたんだけれど、「ファンタジー」って決して、適当さ、いい加減さのエキュスキューズにはならないんじゃないかな?現実の世界と違った別の世界をきちんと作り上げるのがファンタジーだと思われ。(ロードオブザリングとか紅の豚を観て、いい加減とか適当とか思わないでしょ?)
 何年もあってない元恋人同士が、ほぼ同時に一台の車のことを思い出すのは、ある種のファンタジーとしてありかなと。しかし、何年も放置してあった自動車がバッテリー代えただけで動き出すとか?何にも説明なしにそんなことがあり得たらほとんどルールの何にもない適当な世界じゃないですか?何か所も何か所も検問の前で急に引き返す、異常にボロな車に警察が気がつかないのも以下同文。
 あと、これを言っちゃ原作にも映画にもアンフェアかもしれないけれど、残念ながら現在から考えれれば「権力」の描き方が粗雑でリアリティに欠けますね。
 既得勢力に不都合な政治家が表れれば、何も爆殺しなくてもいくらでも抹殺されてしまう現在から見れば。(例えば、ありもしない汚職事件で検察庁に犯罪を捏造させ、全マスコミあげてその人物が不潔極まりない人物であるような情報操作とか、原発全廃に真剣に取り組んだ総理大臣を、これまた全マスコミ上げて馬鹿、無知、無能扱いして引きずり落とすとか)
 あまりに現実の権力が巧みなだけに、爆殺して犯人を適当な民間人に押し付けるとか、たるくてたるくて。
 フィクションが現実に負けてちゃダメですね。
rhforeverさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-01 20:32:19)(良:1票)
15.《ネタバレ》 とりあえずタイトルに関しては
「それ言いたいだけやろ」としか。
見てて恥ずかしくなるぐらいに関係ない。
大好きなんだろうけどね、ビートルズが。
何もしていないのに犯人にされてしまう、という設定だけが良く
途中まで面白かったが最後がダメすぎる。
広げた風呂敷を畳まずに終わらせてしまった。
これ最後どうなるの、と思わせた所まではいいが
最後どうにもならないまま終わるのであれば誰にでもできる。
(原作がちゃんとした終わり方なら読みたいが)
途中まで7点、ラスト減点2で甘口の5点。
4点にしてもいいぐらいに最後がダメダメ。
虎王さん [DVD(邦画)] 5点(2012-03-26 17:46:31)(良:2票)
14.原作は未読ですが、伊坂幸太郎らしいというか、面白いけど力技的な感じで、中身はないっていうそんな内容でした。娯楽映画としてはそこそこでしょうか。
なこちんさん [地上波(邦画)] 5点(2011-12-04 00:53:47)
13.『アヒルと鴨・・』『重力ピエロ』に続いてこの原作者の映画を見るのは3本目。先の2本は雰囲気がいいし、キャストもいい。まあまあ面白くて飽きさせない。でも登場人物に共感できる部分は少なく(あるいはまったく無く)、起きる事件や設定があざとく酷くて現実味が薄い・・・なので場面によっては心を動かされる部分もあるが作品としては心に残らない。
こういう感想を持ったのだけれど、本作も同じ感想。そして加えて、あまりにもお伽噺チック。でもそれは原作のせいで、映画として昇華した技術は高いものなのだろう。それぞれの役者の良さが存分に引き出されていて、それぞれのファンには満足のいく作品になっているのではないか。
フラミンゴさん [地上波(邦画)] 5点(2011-11-09 21:41:26)
12.流石演劇人だけあって上手いですね。予算もあまりかかっていないように見えますが話の作り方が上手です。なかなか面白い作品でした。ただやっぱり、着地点、ラストがだめですねぇ。結局黒幕やらなんやら何も解決せずはいかんね。
たかちゃんさん [地上波(邦画)] 5点(2011-10-09 17:47:20)(良:1票)
11.《ネタバレ》 ミステリアスな展開に引き込まれるも、ちょっと惜しい結末に。そりゃそうなんでろうけど、やっぱりスカッとしたかったですね。濱田岳さん、永島敏行さんが良かった。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-02-07 01:05:55)
10.細かい突っ込みどころはあるが、それなりに楽しめる。
だが、なぜ首相は殺されたのか?なぜ青柳が犯人に仕立て上げられたのか?相武紗季がやってた役はいったい何だったのか?その辺が全く触れられずに、中途半端なラストを迎えている。
真相を解明する続編があればよいが、なければあまりにも消化不良。
のははすひさん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-17 00:07:54)
9.盛り上がらないな~・・・ 首相暗殺犯の逃走劇でも盛り上がらないなら、宇宙人が襲来してくるとかいうレベルじゃないと無理。香川照之、永島敏行、濱田岳が演じた役もそれぞれ面白い存在なのに活かしきれていない。事の真相は明らかにされないし、どんでん返し等も無し。これではきつい。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-12-13 18:37:13)
8.《ネタバレ》 シリアスな逃亡劇かと思いきや、原作者を見れば伊坂さん

最近、映画化多いし人気ですね~

ちなみに俺も結構好きだったりする

いきなり首相の殺人犯ですが

結局、誰がなんのためにかは分からず…

大きい力と言われたら間違いないけど、見終わっても街で張られてる逃亡犯と一緒になってもうてると感じてしまった

分かりやすい伏線が、分かりやすい形で表現されていく後半

プラスに働いているように演出されているが、気休めしか感じない

絶望的な不幸の中の、気休め程度の幸いといったところ

この世の中、首相暗殺の容疑がかかる中でも友人から『信じてもらえる』ということが感じられれば、それは非常に幸せかもしれないが…

殺人犯にも助けてもらえるし、関わりの薄い人にも助けてもらえて、車も動く

ご都合すぎる場面も多々あって、気軽な気持ちで見ないと痛い目みる作品

逆に気軽~な気持ちやったら、楽しめるのかも?

ダレにくいし見れるけど、おもしろいとは言えない

伊坂原作作品では最下位かも…
コショリンさん [DVD(邦画)] 5点(2010-11-28 06:35:35)
7.堺雅人でなければならない理由はなに?とまず問いたい。

伊坂幸太郎作品に主要なキャストで出ている人が
また同作品にしかも主要で出ている事が納得できない。

個人的に内容は原作を読んでいない人にとっても
わかり易い内容になっていると思う。

ただ、キャストがいただけない。
頼むから以前伊坂作品に出た人は今後同作品の
出演はご遠慮願いたい。



ナラタージュさん [DVD(邦画)] 5点(2010-10-11 23:33:06)
6.《ネタバレ》 時代背景がよくわからなかった。首相が凱旋運動するってことは未来の話?
その割には初代カローラの歌をオートバックスの若い店員が歌えたりする。
しかし長年放置されていた車がバッテリー替えただけで何事もなかったかの
ように動き出すのは相当違和感あります。まず500%エンジンかかりません
万が一かかったとしても、車が動くことは奇跡ですね。さすが映画。
K2N2M2さん [DVD(邦画)] 5点(2010-09-28 18:21:16)
5.《ネタバレ》 今の日本で首相暗殺とか国家の陰謀とかってのがかなり無理のある設定なので一種のファンタジーと割り切って見るべきなのだが、小説ではそれが出来ても映画では映し出される映像がそこを目指していなければそこに辿り着けない。それでもなんとかファンタジーとして消化できたのは現実感の無いキルオと無表情でショットガン撃ちまくる永島の存在のおかげだろう。この二人の映画への貢献度は非常に大きい。一方、表情豊かな堺雅人、力入りすぎの吉岡秀隆、あからさまに意味ありげな表情の劇団ひとり、この主要3人が足を引っぱる。友情ものなんだけど、そこの部分がしつこい。セリフもくどいけどシーン自体がくどい。竹内結子の重要な役どころにあっての出番の少なさ、控えめなセリフは好感度大(ロマンチックな流れへと行くことをガマンしたのが何よりも良かった)。学生時代のシーンはノスタルジックな雰囲気をうまく出せていて良かったと思う。最後に生きていることの証しが3つあったが1つ目の両親宛のはあざとい。
R&Aさん [DVD(字幕)] 5点(2010-09-27 14:58:52)
4.キャストは結構好きな人がそろってたんだけどな~
アスモデウスさん [映画館(邦画)] 5点(2010-02-20 22:19:11)
3.原作既読です。
登場人物が多いので、特定の人物を時間内に十分表現しきれないのはわかるんですが、森田の人物像が・・・森田を誰か…誰か助けてください!!
ところかわって、岩崎英二郎は何もしゃべんないうちから一発で特定できるくらいキャスティングが合ってて思わず笑った(笑
SAKURAさん [映画館(邦画)] 5点(2010-02-18 00:44:39)
2.《ネタバレ》 原作は未読です。まず堺雅人の主人公のとぼけた、人のいい役は良かったです。展開も次から次へと起こるので退屈はしませんでした。特に総理暗殺の前後の下りはなかなかで『これは期待できるぞ』と思いました。しかし釈然としないものも残りました。まず通り魔少年の行動と挙動の物語上の不自然さ・・それまではこの映画の現実社会は我々の現実社会と同じリアルさとして描かれていたと感じましたが、彼の登場で『あれ?同じじゃないの?この映画独自の特殊な現実世界?』と感じるほど違和感がありました。一種のコメディとして割り切らないと肯定出来ません。しかも、怪しい男が白昼の込み入った街中で堂々とショットガンを乱射するという異常な出来事がその後の展開で一切、触れてませんし(あっもしかして情報操作?じゃあそれも描けよ)・・その上、逃走中の主人公に数々の人が手を差し伸べて事態を切り抜けますが、その描き方が唐突で雑!柄本明の自称『裏稼業』のじいさんの遣い方は、ちょっとあまりにも都合良過ぎでしょう。そして最大のなんじゃこりゃ?はクライマックスです。主人公がテレビカメラの前で投降しますが、良く考えますと事態解決に関しては『何の意味もなかった』ですね。だってあれによって結局は陰謀が明るみにも出ませんし、別に陰謀側に一矢を報いた(長島敏行の役が死んでも痛くも痒くもないでしょう)訳でもなく主人公は疑いは何も晴れず、そのまま犯人として逃走し、身代わりが死体となって陰謀側は何らダメージは食らってません。花火のシーンの派手さと何かいい雰囲気に一瞬、ごまかされましたけど。やはり陰謀側の描写があまりに少なかったのも問題ですね、ですからサスペンスとしての緊迫感はいまひとつ希薄です。主人公周りの描写含めた『美しい過去、交友関係』と陰謀側の残酷な思惑がくっきり対比出来たら、より深みが増したのでは?と思いました。一つの例ですが長島敏行のイカれたいいキャラや通り魔少年がいるんですから、そこの異常性をクローズアップしてバイオレンスものとして針を振り切れれば、多少の違和感も吹っ飛ばせたと思うのですが・・そういう面での思いっきりもバランスも悪いので彼らのような特殊キャラがこの映画で大して成り立たず、浮いているんです。悪くはないですけど、とにかくあらゆる面での『雑』さがこの映画の足を引っ張っていると思います。もったいない、本当にもったいない。
まりんさん [映画館(邦画)] 5点(2010-02-13 15:18:34)(良:2票)
1.《ネタバレ》 「アヒルと鴨~」レベルのラストへの話の繋がりやオチを期待していたのでイマイチな感想です。キルオが出て来るまでまでは結構、緊張感もあったのですが、そこから少しづつダレダレな感じで、リアリティも無くなってきました・・・どうせ現実離れした話なら、ちゃんと悪は裁かれて終わってほしかったです!
よりさん [映画館(邦画)] 5点(2010-02-07 19:21:20)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 121人
平均点数 6.18点
000.00%
100.00%
221.65%
3108.26%
464.96%
52016.53%
62319.01%
73730.58%
81613.22%
954.13%
1021.65%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.66点 Review9人
2 ストーリー評価 5.92点 Review14人
3 鑑賞後の後味 5.69点 Review13人
4 音楽評価 6.33点 Review12人
5 感泣評価 5.00点 Review11人
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