沈黙の艦隊(2023)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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沈黙の艦隊(2023)

[チンモクノカンタイ]
2023年上映時間:113分
平均点:5.50 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-09-29)
アクションドラマサスペンス戦争もの漫画の映画化
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タイトル情報更新(2023-11-23)【イニシャルK】さん
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監督吉野耕平
キャスト大沢たかお(男優)海江田四郎
玉木宏(男優)深町洋
上戸彩(女優)市谷裕美
ユースケ・サンタマリア(男優)南波栄一
中村倫也(男優)入江蒼士
中村蒼(男優)山中栄治
水川あさみ(女優)速水貴子
手塚とおる(男優)
酒向芳(男優)影山誠司
笹野高史(男優)竹上登志雄
橋爪功(男優)海原大悟
夏川結衣(女優)曽根崎仁美
江口洋介(男優)海原渉
原作かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」(講談社「モーニング」)
音楽池頼広
作詞稲葉浩志「DIGNITY」
作曲松本孝弘「DIGNITY」
主題歌Ado「DIGNITY」
プロデューサー大沢たかお
配給東宝
特撮白組(VFX)
編集今井剛
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2.《ネタバレ》 俳優陣やVFXなどは頑張っていたと思います(とくに水川あさみの好演が光っていた)。しかし、脚本がイマイチでした。


まずストーリー展開のテンポが悪い。始まって20分ぐらい経っても、まだシーバットは出航せずにグダグダやっていて、こんな調子で話がどこまで進むのかと懸念を持ちましたが、最後はその懸念が当たりました。いくら続編予定としても「ここで?」というところで終わりました。


次に、セリフが共感できない。たとえば、海江田が自分の真意を初めて明らかにするシーン。「世界をひとつにする」と宣言しますが、心の中で思わず「ハァ?」と言ってしまいましたw。まったくリアリティがない。それは実写映画のせいだったかもしれませんが、そうであればもっと別の言葉(たとえば、せめて「新しい秩序を構築する」とか「世界の抑止力を更新する」ぐらい)を語らせる必要があったかと。海江田の行動に観客が共感を覚えられるかどうかのキモの部分なので、あれでは深町の言うように「狂っている」とか見えません。


また、細かい部分の演出も気になりました。米空母ロナルド・レーガンとのチキンレースのシークエンスで、海江田のこめかみから汗が流れるシーンが描写されましたが、まったくの失敗です。この作品で海江田に躊躇や弱さを見せてはダメ。完全なる確信のもと完全なる計算によって動いているマシーンのような人物像でなければなりません。ほんの1秒ほどの短いシーンでしたが、めちゃくちゃ興ざめしました。


ほかにも、閣僚会議がレベル低すぎとか、米第7艦隊をもっと完膚なきまで翻弄しなければならなかったとか、海江田の部下があまりにも盲目的とか、いろいろと突っ込みどころが目につき、到底「どっぷりと浸る」ということになりませんでした。


現実社会ではロシアによるウクライナ侵攻が起こっており、戦争ものの描き方にデリケートさが求められる部分はあったでしょうが、やまとがあまりにも戦わなさすぎるのも不自然だし、現実に戦争が起こっているからこそ、こういう映画を通じて「武力」や「自衛」「平和維持」のあり方を実効的に問い直すためにも、戦闘のリアルをもっと伝える必要があったのではないかと感じました。そのあたりは『空母いぶき』などのほうがよく描かれていました。


説得力ある世界観が構築できておりず、また細部の煮詰めも甘いので、内容的にはガッカリでした。俳優陣の頑張りに敬意を表してこの評価とします。もし、同じ素材でハリウッドがつくったら(あるいはいまや韓国や中国でも)、もっと見応えのある映画になったであろうと想像すると、現在の日本映画界のレベルは相当低くなっているのだなと妙なかたちで再確認してしまう結果になりました。いい素材だっただけに残念な一作です。
delft-Qさん [映画館(邦画)] 6点(2024-04-26 13:08:41)(良:3票)
1.《ネタバレ》 大沢たかお主演の潜水艦サスペンス。もう一度観る。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 6点(2023-10-07 03:17:44)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 5.50点
000.00%
100.00%
2112.50%
300.00%
4112.50%
5112.50%
6225.00%
7337.50%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
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