9.《ネタバレ》 消防士の仕事ぶりと家庭の様子が描かれています。アクションというより、一人の消防士の成長とその生き様に焦点が当てれています。ふつうのハリウッド作品なら、最後は主人公は燃え盛る炎の中から奇跡の生還、をすると思いますが、この作品では、主人公は殉職します。殉職後の告別式の様子などもたっぷりと描くことで、制作者の「多くの名も無き消防士たちに敬意を表する」という意図が十分に伝わってきました。上司役のジョン・トラボルタの好演も光っていました。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2020-12-26 15:02:14) |
8.アメリカ同時多発テロ事件の際に命がけの救助を行った消防士達へ敬意を表して制作された作品ということらしい。消防士という職業を選んだ人々の人生を描くアメリカ万歳ならぬ消防士万歳ムービー。普段平和に生活してると見落としがちだが本当に消防士という職業の過酷さは、こういうプレゼントが贈られてもいいと思いますね。ストーリーとかプロットではない映画の作り、これが彼らの現実なのでしょう。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-19 06:17:48) |
《改行表示》7.いい、よかったー、ジーンときたね。 映画ってのはこうでなくては、人間性、現実、映画を作るお金は、こういう風に使う、見事な映画でした。 映画の内容は、アクションに富むわけでもなく味を重視していてます。誰もが経験する人生の選択や不幸に対して共感してしまいました。人間ってのは考えてしまうから不幸も感じてしまうんすかね。葛藤や、悩み、それを乗り越えるための一つ一つの選択には、『愛』があるんじゃないかと、結局ここに答えが至ってしまう、今日この頃です。 この『愛』がうまくも儚く描かれている映画です。 消防士ってのは、すごい、不思議な職業だね。燃えさかる火を消して、人を助けに行くわけですから。それを選んで仕事につくわけですから、すごいもんだ。 【杉下右京】さん [地上波(吹替)] 8点(2010-01-30 00:51:25) (良:1票) |
6.消防士を題材にした映画と言えば真っ先に「バックドラフト」を思い浮かべますが、今となってはこの作品もそれと同列に感じることが出来ますね。消防士であるが故の現場でちょっとした気の緩みや誰も予想できないようなところから命につながる事態に陥ってしまう消防士たちの壮絶な立場。そんな中で自らの命も顧みずに消火や救助に挑む彼らの姿はとても誇らしげに見えました。最後のトラボルタ演じる署長のスピーチ直後のジャックの奥さんの表情が正にそれを示しているかのようでした。ストーリーは途中までは王道らしい流れで進みましたがラストでは予想外の展開になって驚き、脚本と構成の充実ぶりも伺えましたね。普段、比較的身近にいるのに消防士の職務の過酷さにはこれまで殆ど気がつかなかった俺でしたが、本作を観て彼らに心から敬意を払いたい気持ちになりました。こういった人たちがいるから今日も現場で命が救われている。そういったことをもう一度真剣に考え直させてくれた作品です。 |
5.いい映画だと思います。後々考えてみると順調に事が運びすぎというか、癖のある人物もいないし映画としての質は確かにそこまで良くないのかもしれない。ただそれだからといって幸せいっぱいの主人公を襲うあの炎、そしてそれに立ち向かう彼の姿を見て涙せずにはいられませんでした。日頃からいつ死ぬかもしれないって伝えていた妻のところに消防庁の人間が来たときのあの妻の顔、主人公の救出断念を呼びかけるジョントラボルタの苦痛の表情、映画としてというよりもストーリーとしていい作品だと思います。 【AXL侍】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-13 22:40:46) |
4.《ネタバレ》 とてもいい映画だと思います。先が読めるって言えばそうですが、最後はとても悲しかったです。映画館でボロボロ。ジョントラボルタは、制服が似合う!と再認識。ホアキンフェニックスもかっこよかったです。 【海賊】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-23 21:01:25) |
3.最初から先は読めてしまったけど、感動しました。回想の中での夫婦や親子、同僚とのやり取りが幸せそうだっただけにラストは余計に悲しくなりました。自分を犠牲にしてでも市民を守ろうとしてくれる消防士さんがいるおかげで私達は平和に暮らせているんだな~と改めて実感しました。 【ジョナサン★】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-17 19:26:07) |
2.《ネタバレ》 小細工はいっさいなし、直球ストレートな映画。作品としては「バックドラフト」の方がはるかによく出来ていると思うのですが、この映画の「日常」のリアリティの方が私は泣けました。(年をとったからかもしれませんが・・・)ラストシーン、ハンカチ握り締めて本当に奇跡を願ってました。そして奇跡が起こらなくても、胸にストンとおちて納得してしまえたのは、脚本もさることながらホアキン・フェニックスの演技が本当に自然体だったからでしょう。はじめから泣く気満々で映画館に行って、お約束どおり泣かせてもらって、気持ちよく映画館から出てくることができました。 【HIDUKI】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-09 00:10:02) (良:1票) |
1.メロメロのメロドラマ風ストーリーに、青春モノっぽいストレートな音楽、何ちゅう甘っちょろい映画だ、うはははは・・・・とは笑えなかった私。いや、良かったですよ。確かに正直言って、そんなによくできた映画というわけではないかもしれません。不必要に音楽が多いのがどうも安っぽい印象を招いており、ストーリーも飛び飛びの回想シーンが中心で、人物関係があまり深くは描かれない。でもね、この壮絶なビルの炎上シーン、そして職業として命がけの危険に赴く消防士たちの姿を見ると、やっぱりタマラン気持ちになっちゃうんだな。『タワーリング・インフェルノ』などでも、何度観ても、最初の方で消防士が瓦礫の下敷きになるシーンで泣けてしまう。なぜ、他人の起こした火災のために彼ら消防士は危険に身を曝し、時にはその犠牲とならねばならぬのか? 本作はより日常に直結した話である分、特にそういう思いを強くさせられます。過去の有名な火災映画、『タワーリング・インフェルノ』『シティ・オン・ファイア』『バックドラフト』にはストーリー上の憎まれ役がいましたが、本作にはそのような人はいません。ただ、命がけの仕事を職業に選んだ人々の姿だけがそこにあります。時には思わぬ事故で仲間が犠牲になり、時には危機に陥ったところを仲間に救われる。もう無条件で感動してしまいます。まあ要するに私、災厄に立ち向かう人々の姿に弱いんですな。だからその辺は差っぴいといてください(ちょっと誉めすぎたかもしれない・・・)。あと最後に、主役のホアキン・フェニックスも魅力的でしたが、何と言ってもジョン・トラヴォルタ、入魂の演技という感じで、とにかくシビレました。 【鱗歌】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-22 23:13:10) |