12人の怒れる男(2007)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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12人の怒れる男(2007)

[ジュウニニンノイカレルオトコ]
12
2007年上映時間:160分
平均点:5.44 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-08-23)
ドラマサスペンス法廷ものリメイクTVの映画化
新規登録(2008-08-11)【M・R・サイケデリコン】さん
タイトル情報更新(2021-10-13)【イニシャルK】さん
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監督ニキータ・ミハルコフ
キャストニキータ・ミハルコフ(男優)陪審員2
アレクセイ・ペトレンコ(男優)陪審員5
ヴィクトル・ヴェルズビツキー(男優)陪審員11
勝部演之陪審員2(日本語吹き替え版)
廣田行生陪審員3(日本語吹き替え版)
伊井篤史陪審員4(日本語吹き替え版)
宝亀克寿陪審員5(日本語吹き替え版)
石住昭彦陪審員6(日本語吹き替え版)
長克巳陪審員7(日本語吹き替え版)
伊藤和晃陪審員8(日本語吹き替え版)
仲野裕陪審員9(日本語吹き替え版)
小島敏彦陪審員11(日本語吹き替え版)
脚本ニキータ・ミハルコフ
音楽エドゥアルド・アルテミエフ
製作ニキータ・ミハルコフ
字幕翻訳古田由紀子
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5.《ネタバレ》 オリジナルと間違って、先にこちらを観てしまったのですが・・・。だからこそ、こちらをとても面白いと思いました。でもやっぱり、ちゃんと、オリジナルを先に観た上でロシア版を観たかった(泣)。少年たちの踊り、本当にすばらしかった。魂を揺さぶられる感じ。民族舞踊や音楽には、それぞれ意味とか歴史とか、深い背景があると思う。少年の生い立ちや現在の境遇、心情が痛いほど伝わってきた。あのシーンが途中で入るからこそ、「なんとか無罪へ」という感情移入が出来るような気がします。あとは、陪審員のおじちゃんの、若い彼女の話に、爆笑。だから筋トレしてたんだ・・・。
おおるいこるいさん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-01 12:32:42)
4.リメイクではあるけれど、本歌取りというか、その塑型を利用した変奏であって、こういう試みはもっとあっていい。優れた原作は、映画の宝として積極的に再利用すべきだ。三谷幸喜の「12人の優しい日本人」が、この型を利用して優れた日本人論になったように、本作では現在のロシアが検証されていく。旧共産党系の鬱憤、残るユダヤ人への偏見、成り上がり社長の脆弱さ、などなどが、討論の中であぶり出されてくる。それぞれのドラマのほうが討論対象の事件より濃密なのがバランス上どうかと思うところもあったけど、俳優が語った「みんなまじめになるのが怖いんだ」という発言なんか、ロシアを越えて今の日本にも当てはまりそう。体育館に閉じ込められた小鳥が、討論の合い間に飛び回っているのもいい(オリジナルの狭い暑苦しさとこちらの広い寒々しさの対比に米露の違い。女性を含まないところは50年代のアメリカと現代のロシアとで共通)。終盤に、まさに現在の社会の厳しさを反映したひとひねりがあって、それによって12人にさらに現実と摩擦を起こさせている。ロシアの現実を大量に流し込んだため、オリジナルの、「民主主義はどうあるべきか」というテーマに集中していく姿勢は薄れたかに見えたが、このひねりが21世紀の映画として、「第三者の責任」という別方向からの民主主義の問題を突きつけてきた。
なんのかんのさん [DVD(吹替)] 7点(2009-04-25 12:18:21)
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3.《ネタバレ》 ロシアというお国柄なのか、テンポの悪さと脚本のクドさが気になってしょうがなった。ナイフにまつわるどうでもいいエピソードや、個々の「イイ話だがクドい長さ」も聞いていてしんどい。  しかし、取っ付き難そうなロシアの現状や人間像を見せる演出、ロシア(チェチェン)情勢と「12人の怒れる男」を融合させたセンスは賜物で、原作に突っかかるような後半の展開、落下地点も面白かった。カメラワークも格好いい。  なんで学校の体育館で?と感じながら観ていたが、否、結構悪くない設定なのかも。  ベタながら、迷い込んだ小鳥に話しかけるラストシーンも美しい。
aksweetさん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-27 17:22:10)
2.《ネタバレ》 「ギルティ、オアノットギルティ」と歯切れのよい英語の響きがしたルメット版のに比べ、こちらの演出はそんなに歯切れは良くないです。でも自分的には良かった。最後、無実で釈放されても殺されてしまうのでは?と判決が無罪でも悲劇の起こりうる可能性がある事をまとめ役の人が言ったとき、みんな尻込みする。ちょっと忙しくて・・・と皆、言い出す。テレビ用に創られた「12人の怒れる男」もそうだが、アメリカのは、「俺たちは正義を行った」と誇らしく、分かれるときに清々しい顔で帰路につく。観ているほうも清々しくなる。でも「正義」とは「責任」もついてくるのでは?自分にはそうミハルコフが言っているように感じた。ルメットもミハルコフも両方尊敬しているので、どちらが良いとは言いたくないが、時代が変わって、社会が映画に求めるものが違うようになったからではないか?社会派映画でも十分娯楽映画として通用するルメットのに比べ、ミハルコフは言いたいことがあるから、この映画を創った。作家性の強い映画だったように思う。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-27 21:15:54)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 シドニー・ルメット版の「12人の怒れる男」に思い入れがあるので、相当面白くないと評価は低くなりそうだなと思いつつ観ましたが、結構良い出来だったと思います。12人の陪審員はオリジナル版と同じく全員個性に溢れているし、ストーリーの運び方もスムーズで良い。問題はそのストーリーの要所要所がワンシーンにかなり時間を取っている点で、それが原因で上映時間が2時間半を超えたのだと思います。やっぱり基本的に密室劇な映画でこの長さは結構キツかったです。あと評議を重ねてゆく内に陪審員達の素性が独白によって明らかになってゆくのですが(当然裁判に一応絡めつつですが)12人の内、殆どそれをしちゃうのはやり過ぎな気がしました。オリジナル版の様に二、三人に留めておけば良かったのだと思います。あとこの独白シーンにメインテーマ?が毎回流れるのが凄く鬱陶しく感じました。何たって映画中に十数回も流れるんですから。 最後の長い長い評議が終わった直後の爽快感もオリジナルには遠く及ばなかったなぁといった印象でした。
民朗さん [映画館(字幕)] 7点(2008-10-01 19:44:07)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 5.44点
000.00%
100.00%
2318.75%
3212.50%
400.00%
500.00%
6425.00%
7531.25%
8212.50%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 2.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 3.00点 Review1人
chart

【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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