DUNE デューン/砂の惑星(2021)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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DUNE デューン/砂の惑星(2021)

[デューンスナノワクセイ]
Dune
2021年上映時間:155分
平均点:6.30 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-10-15)
アクションSFアドベンチャーシリーズもの小説の映画化
新規登録(2021-08-05)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【イニシャルK】さん
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監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ
キャストティモシー・シャラメ(男優)ポール・アトレイデス
レベッカ・ファーガソン〔女優〕(女優)レディ・ジェシカ
オスカー・アイザック(男優)レト・アトレイデス公爵
ジョシュ・ブローリン(男優)ガーニイ・ハレック
ステラン・スカルスガルド(男優)ウラディミール・ハルコンネン男爵
ゼンデイヤ(女優)チャニ
シャーロット・ランプリング(女優)ガイウス・ヘレネ・モヒアム
ジェイソン・モモア(男優)ダンカン・アイダホ
ハビエル・バルデム(男優)スティルガー
チャン・チェン(男優)Dr.ユエ
デヴィッド・ダストマルチャン(男優)パイター・ド・ヴリース
デイヴ・バウティスタ(男優)ラッバーン
入野自由ポール・アトレイデス(日本語吹き替え版)
皆川純子レディ・ジェシカ(日本語吹き替え版)
森川智之レト・アトレイデス公爵(日本語吹き替え版)
大塚芳忠ガーニイ・ハレック(日本語吹き替え版)
勝部演之ウラディミール・ハルコンネン男爵(日本語吹き替え版)
内田真礼チャニ(日本語吹き替え版)
野沢由香里ガイウス・ヘレネ・モヒアム(日本語吹き替え版)
安元洋貴ダンカン・アイダホ(日本語吹き替え版)
大塚明夫スティルガー(日本語吹き替え版)
津田健次郎Dr.ユエ(日本語吹き替え版)
立木文彦ラッバーン(日本語吹き替え版)
本田貴子リエト・カインズ博士(日本語吹き替え版)
高木渉ジャミス(日本語吹き替え版)
木村雅史フィルムブック(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣庭師(日本語吹き替え版)
間宮康弘使者(日本語吹き替え版)
かぬか光明ハルコンネン兵士2(日本語吹き替え版)
原作フランク・ハーバート
脚本ドゥニ・ヴィルヌーヴ
エリック・ロス
音楽ハンス・ジマー
製作総指揮トーマス・タル
ハーブ・ゲインズ
ジョン・ハリソン
リチャード・P・ルビンスタイン
制作東北新社(日本語版制作)
配給ワーナー・ブラザース
衣装ジャクリーン・ウェスト
編集ジョー・ウォーカー〔編集〕
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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33.《ネタバレ》 原作小説や先行映画は知らないのですが、元ネタ的にはSF大河作品とのコトで、今作もつくりとしては娯楽作 or SF作とゆーよりはまずは「史劇」のよーな雰囲気が全体に強く保たれていますね。そーなると、あまりテンポが好すぎると却って重厚さが損なわれてしまうので、今作もやはりかなりゆったりとしたスピードで話は進みます(+そして長尺)。そこら辺、史劇系の映画(或いはレオーネ的西部劇とか)を観慣れてない人だと、率直に少しかったるいとなってしまうコトも大いにあるかとゆーのは確かですね(今作はそれにプラスして「続編に続く!」で終わってしまうヤツですし)。  それでも個人的には、テンポの緩慢さはあまり気にならないとゆーかむしろ心地好くさえありました。雰囲気自体はかなり好かったと思いますよ。SF・宇宙ものではあるので当然ハイテクな要素も含まれるのですが、それ以上に中世封建社会の様な古風でアナログな世界観が強いのに加えて、とにかく舞台となる砂漠惑星の(明るく淡くは在りながらも)冷徹で空虚な感じとか、全部ひっくるめるとかなり独特なモノにも感じられましたね(少し文学的と言っても好いかも)。流石に年イチクラスの超大作だけあって映画自体のクオリティはまた細部まで行き届いてましたし、俳優陣の雰囲気や演技も手堅かったかと思います。   ※PARTⅡ鑑賞後追記: PARTⅡ鑑賞前に観直しまして、かつ分り難かった部分も情報を入れ直しました。すると、原作の深い世界観と、映画としての娯楽性・芸術性がかなり高度に並立されて居るな、という感覚がより強くなりましたね。強いて言うなら映像の力と、そして芸術性の方面により「寄っている」という感覚はありますが、PARTⅠの時点でも(=最初に観た時点でも)もっと評価しておくべき作品だったと素直に思いました。1点アップしておきます。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 8点(2024-03-16 12:22:44)(良:1票)
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32.《ネタバレ》 ダニエルボンド観ようと思ったら、レイトショーでは吹き替え4DXしかなくスルーし、キャンディマンと迷ってこちらを選択、予備知識はほぼ無しです、旧作の存在は知っていたけど評判が良くないのでずっとスルーしておりました、最新の3DCGに期待して鑑賞。  嫁ともども選択を失敗したなぁという感想ですので、お勧めしかねますね。前半1時間ぐらいだらだらと状況説明で正直眠くなったし、話が展開し始めたら、物語は始まったばかり!とかってセリフで終了です。エンドロールで余韻を楽しむと思うんですけど、殆どの人が見ずに席を立っていました。  この終わり方は肩透かしですね。でも映像は奇麗ですばらしかった。。。砂って空気を送り込んだり、振動させたりすると水の様になる現象があるんですけど、まさにそんな感じなのが表現されてて、お!と思いました。。。トンボメカとか、防御フィールドリストバンドつかってチャンバラとかいい感じなんだけどぁ、勿体ないお化け出そう。  初めて原作等を調べてみたんですけど、ドラマ向きに思えました、じっくりやってくれたら面白そうなんだけどなぁ、続きが気になりますね、でもコケて続編無さそうな予感するけど、やり切って欲しいな。  【追記】興行的には良いみたいで続編に期待できそうですね。4点と低得点なのに次回作に期待するという矛盾ですけども、こんなの初めてかもしれないですね、なんか不思議な魅力があるのかもしれません、中国嫁に続編も観に行こうって言ったら「もうええわ!」とバッサリ終了でした。 【再追記】嫁を騙すに続編と分らないタイトルとトレーラーも派手目な面白そうなの希望です。  【追記】平均点めちゃあがってる!期待して観たら騙されるやつですね(僕的には6点以上あれば大体面白い、7点に近い方なので確実)、評価点数の分布が独特ですね。wikiで賞罰を調べてみると、音楽関連、映像関連、等では受賞してますがそれ以外は獲っていませんね。このあたりが評価が分かれている所かもです、時間たっちゃったけどどんな奴が居たのか何も覚えてないね。  【追記】追記ばっかであれだけど、ジョン・カーターに似たものを感じましたね。  【再鑑賞】嫁が居ない隙に2を劇場鑑賞しようかと思って予習の為再鑑賞しましたら、不思議な事に意外と面白い。。。陰鬱なSWだなってのは変わりませんが悪くないです。。。初見は4点でしたが6点に変更します(珍しいパターン) 何の先入観も無く観たいと思っていてCMや映画館のトレーラーだけですが、本作に関しては予備知識ゼロだと良くないかもです過去作やあらすじぐらいは知っておいた方が良いかもしれませんね。
ないとれいんさん [映画館(字幕)] 6点(2024-03-11 11:38:27)
31.《ネタバレ》 SFアドベンチャー、シリーズ第1弾。続編観賞に向けて観賞。砂の惑星を舞台にした帝国軍を倒すための冒険。ほとんど入り込めなかった。駄作。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 5点(2024-01-03 03:59:46)
30.無駄に長い。それなりのSFXは使ってるけど、欧米人が中東で大冒険ってイメージしか残らなそう。こんなに時間かけて、1作で完結しないのも無能な感じがする。
♯34さん [インターネット(吹替)] 4点(2023-12-24 01:11:06)
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29.《ネタバレ》 ホドロフスキー案は途中で中止され、リンチ作は大コケしたDUNE。その壮大なSFの世界観を映像として立ち上げるに、当代随一の映像センス監督ヴィルヌーヴは適役でした。 もともと湿度高めの画を撮る人なので、砂の惑星が舞台でもなんだかしっとりした印象を受けます。落ち着きすぎて「陰気なスターウォーズ」の感もあります。冒険活劇のわくわくは抑えめでも、陰謀・謀略が宇宙規模で展開する政治ドラマは見ごたえあります。 ちゃんと超能力(フォース?)を扱う場面もあって、SFなんだと思い出させてくれますし。 それにティモシー・シャラメが美しい。彼の端正な斜めシルエットはギリシャ彫刻のようで、作品の神話味までアップしました。 もともと2部に分けての制作・公開が決まっていたという本作。賢明な判断だと思うな。20時間もの映画作品(ホドロフ案)に付き合える客はそういないですもん。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-11-09 23:21:13)
28.この監督の映画が好きで、この映画の雰囲気も悪くないと思いましたが、ストーリーに少し付いていけない部分がありました。次回作もあるとの事ですが、無料視聴が出来るようになってからで良いかなという感じです。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-09-04 08:44:18)
27.2部作ってことなので、次回作を期待して待とうと思う。
センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 6点(2023-09-01 08:56:47)
26.リンチ版よりもスタイリッシュで丁寧に作られているけど、なんか理屈っぽいセリフ回しが多く、いまいちのめり込めない。ここで終わり?っていうのも、ちょっと残念。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-18 17:45:21)
25.《ネタバレ》 冒頭の表示に嫌な予感を感じつつも序盤のハイテク機器たちにワクワクさせられ、期待に満ちた出発であったのにも関わらず、途中から退屈になり、最後はやっぱり終わらなかったのかという虚無感に襲われました。次に続くようですが、短めでお願いします。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-06 23:40:48)
24.《ネタバレ》 自分ではヴィルヌーヴ監督との相性はいいほうだと思います。代表作『ボーダーライン』『メッセージ』『ブレードランナー2049』はどれも複数回見て、見た年のベストテンにも入ってます。しかし、この作品はダメでした。ダメだった理由ははっきりしていて、一つは「終わらなかった」という点。公開直後から「終わらないらしい」という話は聞いていたのでわかっていたことではありますが、ヴィルヌーヴ監督作品って見てる最中は、退屈というか苦行に感じる部分もあるのですが、物語がきちんと「終わる」ことで、その苦行が昇華するというか、そういう作品がいいのです。『メッセージ』なんか、あのラストで大感動が押し寄せるわけで、それがなければやっぱり退屈な設定勝負のハードSFって感じだったわけで。今作、事件らしい事件も起きない、というか起きてるんだけどアンチクライマックスな作りと終始鳴りっぱなしのハンス・ジマーの音楽が、映画としての抑揚を失わせてしまい、その苦行にたえても最後にカタルシス不足。自分は『ロード・オブ・ザ・リング』は『旅の仲間』が一番好きで、冒険がはじまるぞという高揚感で終わってもぜんぜん楽しめるタイプの人間だと思ってましたが、たいして盛り上がりを見せることなく、ゼンデイヤのあの台詞で興ざめて終わってしまう本作では、さすがの私も頭にきてしまいました。二つ目のダメな理由は私の個人的なものなので点数には反映させていませんが、映画館で見られなかったことです。それなりの大画面テレビ+音響で見たとはいえ、暗い画面が多く、とくかくスローに画が展開する本作はやっぱり映画館で見るためのものでした。全編これは映画で見なきゃいけなかったとひたすら思いながら、2時間半以上を過ごしました。結局のところ、この作品は、「終わらない」とわかっていて、いつものカタルシスを味わえないのに、わざわざ映画館に見に行くのか、という壮大なジレンマを抱えてしまっているというわけです。次作を観に行くかどうか。二部作なら行ってみようかなと思うけど、三部作だったらもういいかな、という気分です。
ころりさんさん [インターネット(字幕)] 5点(2022-07-16 10:32:54)
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23.雰囲気はいい。トンボ型の飛行機とか、保湿スーツとか、砂漠の要塞とか…。しかし、SFっぽさがない。テンポがゆっくりすぎる。内容がいまいちよく分からない。うーん、私の理解力や感性の問題なのか? 他の人のレビューの長さを見たら、きっとこれはマニア向けなのね。うん、そうに違いないと思うことにした。だから、面白いと思えなくても、それは仕方がないのだ。うん。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2022-07-10 21:08:08)
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22.《ネタバレ》 原作未読・リンチ版未見・特にこの映画やスターウォーズなどに思い入れがある訳でもなく、あくまでSF映画好きという立場でレビューいたします。2時間半の長枠でしたが何だか早送りでダイジェスト版を見ているような印象を受けました。映像は素敵なのですが、このスケール感と重厚感を推したいのであれば20話程度のTVドラマのほうが向いていたかもしれません。悪人が戦いを仕掛けてくるまでの動機付けが1時間少々ではあまりにも短すぎました。  全体的にダイジェスト感が出てしまっているので、話のスケール感の割にはとても小さくまとまってしまったように見えます。あまりにも話がとんとん拍子に進みすぎて、主人公(黒髪ですが赤い彗星シャアのようなジャニーズ系)などはまるで取って付けたようにしか見えません。動画で見た砂漠の歩き方を実践するシーンも滑稽すぎるし、毒針を手で取るのも失笑。終盤のスティルガー(ハビエル・バルデム)率いるフレメンの戦士との決闘も明らかにご都合主義的でイビツでした。父アトレイデス(オスカー・アイザック)もかなり勿体無い最期だったし、ダンカン(ジェイソン・モモア)も同様にほとんど無駄死にのようにしか見えませんでした。  最初からパート1と出すくらいなら思い切ってパート1とパート2の二本立てで上映したほうが良かったと思います。こんなところで終わられたんじゃ観客は到底納得できないし、むしろ2部作に分離して徹底的に静の流れのパート1、徹底的にやられるパート2の二部構成のほうが面白かったと思います。 SF映画大好き人間ですので密かに期待して鑑賞しましたが、まあ、やはり、まだスターウォーズのほうがマシかなといった感想でした。(つくづくヴィルヌーヴ監督とは相性が悪いと痛感します)
アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-04-15 00:38:05)
21.《ネタバレ》 広大な銀河を支配する帝国の片隅にある、砂漠に覆われた小さな惑星デューン。宇宙空間の高速移動に欠かせない香料を唯一算出するこの惑星を巡り、強大な権力を有する皇帝とこの地を新たに統治することになった地方貴族アトレイデス家の間にきな臭い空気が漂い始める。やがて皇帝と結託したこの地を今まで支配していたハルコンネン家の陰謀により、アトレイデス家の当主は暗殺されてしまうのだった――。残された彼の一人息子であるポールは、命からがら母とともにデューンの砂漠地帯へと逃げ延びることに。そしてその地には、砂漠の中に住む強大な砂蟲を神とあがめる誇り高き先住民族たちが暮らしていたのだった……。壮大な世界観を有するSF小説の古典的名作を、独自の手法でこれまでにないSF映画を幾つも手掛けてきたドニ・ヴェルヌ―ヴ監督が実写化したという本作、何かと話題だったので今回鑑賞してみました。いやー、この監督の演出は相変わらずくどい!!重厚で細部まで作り込まれた独自の世界観やスタイリッシュながら重々しいアクション・シーンなどは確かに見応えありましたけれど、ストーリーが余りにも静かに淡々と進んでゆくため自分は途中で何度かうつらうつらとしてしまいました。面白いっちゃ面白いんですけど、退屈っちゃ退屈。ヴェルヌ―ヴのこれまでの作品ってその両者のせめぎ合いの中で、最後まで観ると結果面白さの方が勝つというのがパターンだったんですけど、今回はぎりぎり退屈さの方が勝ったかなという印象。壮大なシリーズの幕開けということで仕方ないのかな。まあ次作に期待ということで。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2022-03-24 06:55:40)
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20.《ネタバレ》 カッコイイ!  リンチのデューンを先に観てたので、筋は分かっていたから、 ヴィルヌーブの演出を堪能できた。 話もかなり練りに練って、絞った話にしており、 彼の世界観を損なうことなく、見事なまとめ方だった。  ただ、続編へと続くのね。 こっから先がリンチのデューンは、ぱっぱと話が片付くので、 ヴィルヌーブの続編が、腰を据えて、じっくりとこの物語をどう料理するかが楽しみだ。
トントさん [DVD(字幕)] 9点(2022-03-19 23:58:17)
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19.《ネタバレ》 古代遺跡を思わせるようなセット。各民族を参考にしたような衣装。砂漠の世界をひびきで表現する音楽。 そしてこの監督さんの映像センスが光る見事な世界観の構築。どれも一級品であることは間違いなのですが、 んじゃあ面白かったかと言われるとどうなんだろう。 本番の前の屈伸運動が済んで、さぁこれからってところで終わるので一つの作品としては厳し目になります。 ただ、今の時代に再びこの題材を巨額の費用かけて制作されたのは実にチャレンジングで、それ自体は賞賛したいです。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-03-07 15:02:15)
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18.《ネタバレ》 デビッド・リンチ版のレビューに「現在なら3部作にしてもう少し分かり易い映画になったかも…」とか書きました。それくらいに、何がやりたいのか分からない映画だったのですよ。それに比べてとてもよく分かりました。ストーリーを含めた内容が。その前提で、SFの世界観が吟味できる映画に仕上がっていると思います。現代的にはかなり偏った技術レベルの表現やオブジェクトのスケール感、舞台ごとに変化する湿度、等々。緻密でレベルの高い仕事を見せてもらいました。 キャラの感情が表情からは読み取りにくかったです。たぶん意識してそのように演出されている。でも、それがストレスになる程では無く、作品を文学調に持ち上げている印象でした。 原作は未読ですが、既読の方のレビューによると原作通りとのこと。だとしたら、リンチ版はやっぱりゲテモノを見せられたのだと云う結論に至りました。 続編、期待しております。
アンドレ・タカシさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-02-19 03:27:28)(良:1票)
17.砂漠ってなんで見てるだけでワクワクしちゃうんやろ。それだけで、最初からこの映画に対するワクワク感が止まりません。それに加えて世界観が不気味な宗教チックな雰囲気で、とにかく魅力的。退屈感全くなし。早く、続きが観たいです。
なにわ君さん [インターネット(吹替)] 10点(2022-01-20 22:18:10)
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16.《ネタバレ》 リンチ版、原作、TVドラマ版、ホドロフスキー(?)を通ってきた自分にとってにとってこの映画は・・・完璧な作品でした。今まで想像で、あるいは脳内補完でしか見られなかった風景、それ以上のものが眼前で展開されている!  それまで断片的にしか表現されてこなかったカラダンの自然、ジェディ・プライムの禍々しさ、サルダウカー(サーダカー)の恐ろしさ、アラキスの広大さ・・・etc。そして「コンピューターのない未来世界」といういびつなテクノロジーの表現が素晴らしい。  省略されているプロットもあるとはいえ、話運びはとにかく丁寧。できるだけ解説を避けて映画的表現で世界とキャラクターを説明していくのでとにかく時間がかかる。「パート1」と言うからにはそろそろ終わりかな?と途中(たぶん半分ほど)で思ったら甘かった。僕は基本的に長い映画は苦手なのだが、これはなぜか浸っていられる。とにかく圧倒的な映像と音響の世界。それでいて満腹にはならない。この長さがないと途中の展開があっけなく感じられるだろう。  原作と映像化2作で観てきた『デューン』だが、個人的には中盤の展開で初めて喪失感を感じた。それはこの長さと丁寧な描写あってこそ。予備知識なしで観た人にはさぞかしショックなのではなかろうか。  キャスティングはすべて完璧なのだが、特にジェシカ役のレベッカ・ファーガソンが素晴らしい。公爵妃の高貴さ、人外の能力を持つ修道女、その中で自分の意思を貫く勇敢さ、母親、「女」・・・すべてを併せ持ってそれでいて超人ではない絶妙のバランス。ただ純粋な悪の塊であるキャラクター”ビースト”ラッバン役にデイヴ・バウティスタというのはどうなんだろう?なんとなく良い奴というか「実はちゃんと考えてる人」に見えてしまいそうで不安なのだが。  個人的にはこんなに長い映画を飽きずに観続けられたのは初めてなのだが、それはもちろんサウンドの力が大きい。以前からハンス・ジマーは作曲家と言うより音響クリエイターだと思っていてその安直な「楽曲」があまり好きではなかったのだが、今回の「音響作品」は凄い。それこそ作中の設定のように音で人間の精神を操ってくる。  この映画は後で配信やメディアで観た人に長すぎるだの退屈だの話のテンポが云々と言われてしまうのだろう。この映画を「感じ」られたのは映画館で見ることのできた我々の特権だ。
tubirdさん [映画館(字幕)] 10点(2021-12-12 21:01:23)(良:1票)
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15.映画史における伝説や逸話が、何十年にもわたって先行し、流布し、世界中の映画ファンの「期待値」があまりにも大きく肥大したこの映画企画に挑み、“作品”として創造してみせたことを、先ずは称賛すべきだろうと思う。  ドゥニ・ヴィルヌーブ監督は、「メッセージ」や「ブレードランナー2049」でも見せたその芸術性の高さと、芳醇なイマジネーションを最大限発揮し、“DUNE”の世界観を見事にクリエイトしている。 この映画監督の素晴らしさは、ただ単に芸術的な画作りができるということではなく、絵画のように研ぎ澄まされた映像表現が、ストーリーを紡ぐ登場人物たちの感情や人生観にきちんと直結していることにある。 どこかのインタビューで、ヴィルヌーヴ監督自身が力を込めて話していた通り、映画製作における最優先事項は、映像の美しさや音響の素晴らしさではなく、その根幹に存在すべき人間の“ストーリー”なのだ。 そういう映画作りにおける本質を、圧倒的な創造性の中で表現できるこの映画監督の立ち位置は、今後益々孤高のものとなっていくだろう。  そして、本作も、そのヴィルヌーヴ監督の孤高の創造性に裏打ちされた見事な映画作品だった……とは思う。  ただし、この映画が、映画史における複雑に入り組んだ文脈、そこに深く絡む期待と宿命、それによるあまりにも高くそびえる“ハードル”を超える作品であったかと言うと、そこは「否」と言わざるを得ない。     僕自身は、本作で初めて“DUNE”の世界観に触れたのだが、1965年に発表されたSF小説「デューン 砂の惑星」と、その「映画化」への挑戦の歴史が、その後に創造されたあらゆる作品に多大な影響を与えていたことはよく理解できた。  製作開始直前にとん挫した1970年代の映画化企画による“遺産”が、その後の「スターウォーズ」や「エイリアン」に大きな影響を与えたことは言わずもがなだろうし、映画の構造としては、「マトリックス」や「ロード・オブ・ザ・リング」や「アバター」も、その系譜の上にあることは間違いない。 日本の作品に目を向けると、「風の谷のナウシカ」がその筆頭だろう。 描き出された未来世界のビジュアル、文化、慣習、人々の価値観や相関図に至るまで、あらゆる側面が色濃く影響していたことは明らかだった。  今回の映画化作品が、上述の歴史的大作の数々に匹敵するポテンシャルと魅力を備えていること自体は疑いようもない。  ただ、それらの作品が映画史上において果たしたような「革新」が、本作そのものに備わっていたかと言うと、残念ながらそれは無かったと思える。 壮大で果てしない映像表現も、体の奥底まで響き渡るような音響表現も、その上で息づく人物たちの深い生き様も、映画作品として最高水準のものであったことは間違いないけれど、そこに、心が沸き立つような映画的革新を感じることはできなかった。  「革新」を宿命づけられるなど、そもそもが無理難題なのだとは思う。 「スターウォーズ」にしたって、「マトリックス」にしたって、時代の中でふいに誕生したからこそ、その驚きと共に「革新」に至るのであって、予定調和の上の革新などあるわけがないのだ。 そういう意味で本作は、もしかするとたとえ「傑作」だったとしても「失敗作」という寸評から逃れられないあまりにも重い宿命を背負った作品だったのかもしれない。  だからこそ、その無理難題に果敢に挑み、映画作品として仕上げて見せたこと自体が素晴らしい成果だったと思う。 そして、その成果は、この後製作される“PART 2”によっていかようにも転じるだろう。 大きく上方修正されて、改めて革新的な「名作」として映画史に残るかもしれないし、逆に「駄作」として人々の記憶に残る結果に終わるかもしれない。  めでたくも続編の製作は決定しているらしいので、映画ファンとしては引き続き心待ちにしたい。 ラスト、主人公本人の台詞で明言された通り、この“伝説”は「始まったばかり」なのだから。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 7点(2021-11-09 21:49:44)
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14.《ネタバレ》 過去にリンチ版にチャレンジしたけど中盤で挫折した経験あり。本作はじっくり展開しているためか、分かる…分かるぞ!あれだけ分かりにくかった砂の惑星が分かる!と喜びを噛み締めておりました。 さすがヴィルヌーヴ、映像が素晴らしい。こういう映画体験は貴重だ…。そしてティモシーシャラメくんが美しい。 じわじわストーリーが進み、さぁ面白くなってきたどうなるんだ!?というところで終わってしまうのが残念。聞くところによると公開するまで続編の制作は未定だったらしく、無事続編が決定して良かった。 スター・ウォーズにズブズブの自分にとってはだいぶ既視感があったけど、これが元ネタか~と思えば楽しめないこともない。すごい神話っぽい話だし、今となっては若干時代遅れ感のある主人公だが、こういうクラシックなストーリーを最新の映像技術で楽しむのもなかなか良いもんです。
eurekaさん [映画館(字幕)] 7点(2021-11-07 21:30:10)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.30点
000.00%
100.00%
200.00%
313.03%
426.06%
5824.24%
6721.21%
71030.30%
826.06%
913.03%
1026.06%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review2人
2 ストーリー評価 4.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review4人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 4.50点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

2021年 94回
作品賞 候補(ノミネート) 
撮影賞 受賞 
作曲賞(ドラマ)ハンス・ジマー受賞 
視覚効果賞 受賞 
音響賞 受賞 
美術賞 受賞 
衣装デザイン賞ジャクリーン・ウェスト候補(ノミネート) 
脚色賞エリック・ロス候補(ノミネート) 
脚色賞ドゥニ・ヴィルヌーヴ候補(ノミネート) 
編集賞ジョー・ウォーカー〔編集〕受賞 
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2021年 79回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
監督賞ドゥニ・ヴィルヌーヴ候補(ノミネート) 
作曲賞ハンス・ジマー受賞 

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